2017年10月30日から11月5日(2017年第44週)にパリ(フランス)で開催されるマスターズ1000「ロレックス・パリ・マスターズ(パリ・マスターズ)」の大会情報(大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表)と放送予定を見ていきます。
最後に本大会前のATPレースランキング(トップ20)も紹介します。
ロレックス・パリ・マスターズ(マスターズ1000)
ロレックス・パリ・マスターズは、年間9大会あるマスターズ1000の最終戦です。
また、本大会は、21歳以下の「Next Gen ATPファイナルズ」、ATPレースランキング上位8名が出場できるATPツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」前の最後の大会となります。
2016年までフランスの大手銀行のBNPパリバがタイトルスポンサーを努めていましたが、2017年からはタイトルスポンサーがロレックスに代わり、大会名が「ロレックス・パリ・マスターズ」となっています。
大会概要
大会名 | ロレックス・パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters) |
通称 | パリ・マスターズ |
カテゴリ | マスターズ1000 |
開催期間 | 2017年 10月30日 ~ 11月5日 |
開催地 | フランス/パリ |
会場 | アコーホテルズ・アリーナ(AccorHotels Arena) |
サーフェス | 室内ハードコート |
ドロー | 48(シングルス) |
賞金総額 | €4,273,775(約5億6,550万円) |
日本との時差 | -8時間 |
ロレックス・パリ・マスターズでの獲得ポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | 獲得ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 1,000 | €853,430(約1億1,270万円) |
準優勝 | 600 | €418,450(約5,530万円) |
準決勝 | 360 | €210,610(約2,780万円) |
準々決勝 | 180 | €107,095(約1,410万円) |
3回戦 | 90 | €55,610(約730万円) |
2回戦 | 45 | €29,320(約390万円) |
1回戦 | 10 | €15,830(約210万円) |
※賞金(日本円)について、2017年10月18日時点での1ユーロ132.08円で換算。
歴代優勝者
過去10年の優勝者を紹介します。
大会のシングルス最多優勝記録は、ノバク・ジョコビッチ選手の4回(2009、2013、2014、2015)。
年 | 優勝者 |
---|---|
2016 | アンディ・マレー |
2015 | ノバク・ジョコビッチ |
2014 | ノバク・ジョコビッチ |
2013 | ノバク・ジョコビッチ |
2012 | ダビド・フェレール |
2011 | ロジャー・フェデラー |
2010 | ロビン・セーデリング |
2009 | ノバク・ジョコビッチ |
2008 | ジョーウィルフリード・ツォンガ |
2007 | ダビド・ナルバンディアン |
大会日程
10月28日(土)と10月29日(日)に予選が行われます。
本戦は10月30日(月)から始まり、決勝は11月5日(日)に行われます。
※()内の時間は日本時間
日程 | ラウンド | 開始時間 |
---|---|---|
10月28日(土) | 予選 | 10:00(17:00) |
10月29日(日) | 予選 | 10:00(18:00) |
10月30日(月) | 1回戦 | 11:00(19:00) |
10月31日(火) | 1回戦・2回戦 | 11:00(19:00) |
11月1日(水) | 2回戦 | 11:00(19:00) |
11月2日(木) | 3回戦 | 11:00(19:00) |
11月3日(金) | 準々決勝 | 14:00(22:00) |
11月4日(土) | 準決勝 | 11:45(19:45) |
11月5日(日) | 決勝 | 12:15(20:15) |
エントリー選手
出場予定の38人の選手と、各選手の2016年の同大会での結果を紹介します。
※38人の選手がメインドローに入り、残り10枠に予選から6人、ワイルドカードで3人、特別な免除の1人が加わります。
<欠場者の情報>
マレー選手は臀部(でんぶ)の怪我、ジョコビッチ選手は右肘の怪我、ワウリンカ選手は膝の怪我、錦織選手は右手首の怪我のため欠場。
ラオニッチ選手、ベルディヒ選手、キリオス選手、ミュラー選手、フォニーニ選手も欠場となりました。
ティエム選手は棄権すると発表がありましたが、どうやら出場することになったみたいです。
欠場を発表した選手には、取り消し線を入れています。
※世界ランキングは、2017年10月23日付のランキングです。
選手名 | Rank | 2016年 |
---|---|---|
ラファエル・ナダル | 1位 | 不参加 |
ロジャー・フェデラー | 2位 | 不参加 |
アンディ・マレー | 3位 | 優勝 |
マリン・チリッチ | 4位 | ベスト4 |
アレクサンダー・ズベレフ | 5位 | 不参加 |
ドミニク・ティエム | 6位 | 2回戦 |
ノバク・ジョコビッチ | 7位 | ベスト8 |
グリゴール・ディミトロフ | 8位 | 3回戦 |
スタン・ワウリンカ | 9位 | 2回戦 |
ダビド・ゴファン | 10位 | 3回戦 |
パブロ・カレーニョ ブスタ | 11位 | 2回戦 |
ミロシュ・ラオニッチ | 12位 | ベスト4 |
ジョン・イスナー | 13位 | 準優勝 |
サム・クエリー | 14位 | 不参加 |
ジョーウィルフリード・ツォンガ | 15位 | ベスト8 |
錦織 圭 | 16位 | 3回戦 |
ケビン・アンダーソン | 17位 | 不参加 |
トマーシュ・ベルディヒ | 18位 | ベスト8 |
フアン・マルティン・デルポトロ | 19位 | 不参加 |
ニック・キリオス | 20位 | 不参加 |
ロベルト・バウティスタ アグート | 21位 | 2回戦 |
アルベルト・ラモス ビノラス | 22位 | 2回戦 |
ジャック・ソック | 23位 | ベスト8 |
ジレ・ミュラー | 24位 | 2回戦 |
リュカ・プイユ | 25位 | 3回戦 |
ディエゴ・シュワルツマン | 26位 | 不参加 |
ファビオ・フォニーニ | 27位 | 1回戦 |
アドリアン・マナリノ | 28位 | 1回戦 |
ダビド・フェレール | 29位 | 2回戦 |
ミーシャ・ズベレフ | 30位 | 1回戦 |
リシャール・ガスケ | 32位 | 3回戦 |
フェリシアーノ・ロペス | 33位 | 2回戦 |
フィリップ・コールシュライバー | 34位 | 1回戦 |
アンドレイ・ルブレフ | 35位 | 不参加 |
パブロ・クエバス | 36位 | 3回戦 |
杉田 祐一 | 38位 | 予選1回戦 |
フェルナンド・ベルダスコ | 39位 | 2回戦 |
ブノワ・ペール | 40位 | 1回戦 |
パオロ・ロレンツィ | 41位 | 2回戦 |
カレン・ハチャノフ | 42位 | 不参加 |
スティーブ・ジョンソン | 43位 | 2回戦 |
ロビン・ハーセ | 44位 | 1回戦 |
ガエル・モンフィス | 45位 | 不参加 |
ヘヨン・チュン | 57位 | 不参加 |
カイル・エドマンド | 63位 | 不参加 |
ジル・シモン | 74位 | 3回戦 |
上位16人にはシードが与えられ、第1シードから第16シードの選手は1回戦が免除され2回戦からの出場となります。
ドロー表
ドローセレモニー:現地時間の10月27日(金) 19時
ドロー表(PDF)は、『 2017年ロレックス・パリ・マスターズのドロー表 』をご覧ください。
第1シードから第8シードまでのドローは下記のようになりました。
<トップハーフ>
[1] ナダル vs カレーニョブスタ [8]
[4] A.ズベレフvs ディミトロフ [6]
<ボトムハーフ>
[3] チリッチvs ゴファン [7]
[2] フェデラー vs ティエム [5]
第2シードのロジャー・フェデラー選手がwithdrawとなり、ラッキールーザーでエフゲニー・ドンスコイ選手が出場。
リュカ・プイユ選手が第17シードとなり、第2シードの枠に移りました。
ガエル・モンフィス選手がwithdrawとなり、ラッキールーザーでペーター・ゴヨブチック選手が出場。
2017年ロレックス・パリ・マスターズの結果
2017年ロレックス・パリ・マスターズの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では、暫定ランキング(レースランキング)も紹介しています。
・パリ・マスターズ「2回戦」の結果
・パリ・マスターズ「3回戦」の結果
・パリ・マスターズ「準々決勝」の結果
・パリ・マスターズ「準決勝」の結果
・パリ・マスターズ「決勝」の結果
放送予定
スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送が予定されています。
Sports navi LIVE(スポナビライブ)
スポナビライブでのLive配信について、1回戦と2回戦は無料、3回戦から決勝までは有料になります。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
10月30日(月) | 1回戦 | 19:00~(無料) |
10月31日(火) | 1回戦・2回戦 | 19:00~(無料) |
11月1日(水) | 2回戦 | 19:00~(無料) |
11月2日(木) | 3回戦 | 19:00~ |
11月3日(金) | 準々決勝 | 22:00~ |
11月4日(土) | 準決勝 | 22:00~ |
11月5日(日) | 決勝 | 23:00~ |
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
10月30日(月) | 1回戦 | 19:00~8:00 |
10月31日(火) | 1回戦・2回戦 | 19:00~8:00 |
11月1日(水) | 2回戦 | 19:00~8:30 |
11月2日(木) | 3回戦 | 19:00~8:30 |
11月3日(金) | 準々決勝 | 22:00~27:00 |
27:30~8:30 | ||
11月4日(土) | 準決勝 | 21:58~27:30 |
11月5日(日) | 決勝 | 22:50~26:30 |
NHK・BS1
NHK・BS1では、BS1(サブch102)で2回戦(1回戦)から決勝までの7試合を生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
10月31日(火) | 2回戦 | 25:00~(27:00) |
11月1日(水) | 2回戦 | 19:00~(21:00) |
11月2日(木) | 3回戦 | 19:00~(21:00) |
11月3日(金) | 準々決勝 | 22:00~(24:00) |
11月4日(土) | 準決勝 | 22:00~(24:00) 24:30~(26:30) |
11月5日(日) | 決勝 | 23:00~(24:50) |
11月6日(月) | 決勝(録画) | 19:00~20:50 |
11月7日(火) | 決勝(録画) | 2:25~4:15 ※NHK総合 |
<放送予定の対戦カード>
・2回戦「クエリー vs クライノビッチ」
・2回戦「A.ズベレフ vs ハーセ」
・3回戦「ハーセ vs デルポトロ」
・準々決勝「デルポトロ vs イスナー」
・準決勝「クライノビッチ vs イスナー」、「ベネトー vs ソック」
・決勝「クライノビッチ vs ソック」
ATPレースランキング(トップ20・2017年10月30日付)
今シーズンのマスターズ1000の最終戦となるロレックス・パリ・マスターズ。
ATPレースランキング上位8名が出場できるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」への出場権をかけた最後の戦いとなります。
ナダル選手、フェデラー選手、A.ズベレフ選手、ティエム選手、チリッチ選手、ディミトロフ選手の6名のATPファイナルズ出場は確定。
ボーダー付近のポイント差を見ると、ゴファン選手、カレーニョブスタ選手、クエリー選手、アンダーソン選手の4人で残り2枠を争うことになりそうですが、デルポトロ選手とツォンガ選手がATP250の大会で優勝を果たし、残りのATP500の大会と本大会の結果次第で逆転の可能性があり、最後まで分からない状況となってきました。
<追記:10/30>
パリ・マスターズ前に開催されたATP500の2大会の結果。
スイス・インドア(バーゼル)では、フェデラー選手が優勝、デルポトロ選手が準優勝、チリッチ選手とゴファン選手がベスト4。
エルステ・バンク・オープン(ウィーン)では、プイユ選手が優勝、ツォンガ選手が準優勝し、カレーニョブスタ選手は2回戦、クエリー選手とアンダーソン選手は1回戦で敗退。
この結果、ゴファン選手はファイナルズ出場に向けて大きく前進。
残り1枠を見ると、好調のデルポトロ選手とツォンガ選手はパリ・マスターズで最低でも準決勝進出が必要で、両選手とも連戦の疲れがある中で結果を残せるかどうかという状況です。
一方、カレーニョブスタ選手、クエリー選手、アンダーソン選手は全米オープン以降成績が振るわず、最後のパリ・マスターズで調子を取り戻して1つでも上に勝ち上がっていけるかという感じです。
そして、ウィーンで優勝して勢いのあるプイユ選手は今大会で決勝進出が最低条件ですが、フェデラー選手が棄権したことで第2シードの枠に入るという運もあり、さらにボトムハーフのメンバーを見ると決勝進出の可能性も十分にあります。
果たして誰がファイナルズ出場の残り2つ切符を手にするのか注目です。
順位 | 選手名 | 国籍 | 年齢 | ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | ラファエル・ナダル | ESP | 31 | 10,465 |
2 | ロジャー・フェデラー | SUI | 36 | 9,005 |
3 | アレクサンダー・ズベレフ | GER | 20 | 4,400 |
4 | ドミニク・ティエム | AUT | 24 | 3,725 |
5 | マリン・チリッチ | CRO | 29 | 3,625 |
6 | グリゴール・ディミトロフ | BUL | 26 | 3,560 |
7 | スタン・ワウリンカ | SUI | 32 | 3,150 |
8 | ダビド・ゴファン | BEL | 26 | 2,885 |
9 | パブロ・カレーニョ ブスタ | ESP | 26 | 2,605 |
10 | ノバク・ジョコビッチ | SRB | 30 | 2,585 |
11 | サム・クエリー | USA | 30 | 2,525 |
12 | ケビン・アンダーソン | RSA | 31 | 2,470 |
13 | フアン・マルティン・デルポトロ | ARG | 29 | 2,415 |
14 | ジョーウィルフリード・ツォンガ | FRA | 32 | 2,310 |
15 | アンディ・マレー | GBR | 30 | 2,290 |
16 | リュカ・プイユ | FRA | 23 | 2,145 |
17 | トマーシュ・ベルディヒ | CZE | 32 | 2,050 |
18 | ニック・キリオス | AUS | 22 | 2,010 |
19 | ロベルト・バウティスタ アグート | ESP | 29 | 1,925 |
20 | ジョン・イスナー | USA | 32 | 1,905 |
現在7位のワウリンカ選手は怪我でシーズンを終えているので、現時点では9位のカレーニョブスタ選手がボーダーラインとなります。
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