ラファエル・ナダル

ラファエル・ナダル選手に関する情報をまとめました。

ナダル選手の基本情報、選手紹介、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。

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基本情報

※更新日:2020年2月5日

名前 ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)
国籍 スペイン(ESP)
出身地 マヨルカ島マナコル
性別
生年月日 1986年6月3日
年齢 33歳
身長 185cm
体重 85kg
プロ転向 2001年
利き手
バックハンド 両手打ち
コーチ カルロス・モヤ(Carlos Moya)
フランシスコ・ロイグ(Francisco Roig)

※以下、記事内の表現に関して、シングルスに視点を置いたものとなっています。

ダブルスに関する場合は、「ダブルス」と表記しています。

選手紹介

19歳2日で全仏オープン初優勝を挙げ、全仏オープン優勝12回を誇る「赤土の王者」。

クレーコート最高勝率、クレーコート81連勝のほか、クレー大会の全仏オープン、モンテカルロ・マスターズ、ローマ・マスターズ、バルセロナ・オープンの最多優勝回数など、クレーコートでの数々の記録を持つ。

ナダルの最大の武器である強烈なスピンボールは「エッグボール」と呼ばれ、ベースライン付近で急激に落下し、そこから高く弾んで伸びる軌道を描く。

ベースラインの後方からでも強烈なカウンターショットとなり、球足が遅く、バウンドが弾むクレーコートとの相性が抜群。

エッグボールを放つための鍛え上げられた上腕二頭筋をはじめ筋肉隆々の体で、速く持久力のあるフットワークを持つ。

また、ネットプレーやサーブを磨き上げ、強固なディフェンスに加えて攻撃的なテニスを取り入れて行くなど、30歳を超えても進化を続けている。

歴代2位となるグランドスラム優勝19回やキャリア・ゴールデンスラムを達成するなど、テニス史上屈指の選手である。

選手経歴

2001年~2005年 19歳2日で全仏オープン初優勝

2001年に15歳でプロに転向。

2003年、4月21日に16歳10ヶ月で世界ランキング100位を突破。
年末の世界ランキング49位。

2004年8月、オレンジ・ワルシャワ・オープンでツアー初優勝を挙げる。

デビスカップでは、スペイン代表として活躍。アメリカとの決勝で世界ランキング2位のロディックを破り、デビスカップ優勝に貢献。

2005年、ナダルの才能が一気に開花する。

4月、モンテカルロ・マスターズでマスターズ初優勝を果たすと、4月25日付の世界ランキングで10位を突破。

全仏オープンでは、準決勝で世界ランキング1位のフェデラーを破り、グランドスラム初の決勝に進出。
決勝でプエルタを破り、19歳2日でグランドスラム初優勝を挙げる。

7月、2週連続でツアー優勝をし、7月25日付の世界ランキングで2位となる。

年間通算79勝10敗、ツアー優勝11回(グランドスラム1、マスターズ4)。

2006年 全仏オープン2連覇

2006年、全仏オープン2連覇、ウィンブルドン準優勝。

最終戦のマスターズ・カップに初出場し、準決勝に進出。

年間通算59勝12敗、ツアー優勝5回(グランドスラム1、マスターズ2)。

2007年 全仏オープン3連覇

2007年、全仏オープン3連覇、ウィンブルドン準優勝。

5月20日、2005年4月から続いていたクレーコートでの連勝記録が「81」で止まる。

年間通算70勝15敗、ツアー優勝6回(グランドスラム1、マスターズ3)。

2008年 全仏オープン4連覇、ウィンブルドン初優勝、世界ランク1位

2008年、全仏オープン4連覇。

ウィンブルドンでは、決勝でウィンブルドン5連覇中のフェデラーと4時間48分の激闘を制し、ウィンブルドン初優勝を果たす。

8月、北京五輪で金メダルを獲得

8月18日付の世界ランキングでフェデラーを抜いて1位を記録。

年間通算82勝11敗、ツアー優勝8回(グランドスラム2、オリンピック金、マスターズ3)。

2009年 全豪オープン初優勝

2009年、全豪オープンの決勝でフェデラーを破り、全豪オープン初優勝。

5連覇を目指した全仏オープンでは、両膝の怪我の影響で4回戦敗退。

怪我によりウィンブルドンを欠場。

年間通算66勝14敗、ツアー優勝5回(グランドスラム1、マスターズ3)。

2010年 全仏・ウィンブルドン優勝、全米オープン初優勝

2010年、全仏オープン優勝、ウィンブルドン優勝。

全米オープンの決勝でジョコビッチを破り、全米オープン初優勝。

キャリア・グランドスラム達成とともに、男子2人目のキャリア・ゴールデンスラムも達成

年間通算71勝10敗、ツアー優勝7回(グランドスラム3、マスターズ3)。

2011年 全仏オープン2連覇

2012年、全豪オープン準優勝、全仏オープン3連覇。

ウィンブルドンの2回戦で敗退すると、膝の怪我により残りのシーズンを欠場。

年間通算42勝6敗、ツアー優勝4回(グランドスラム1、マスターズ2)。

2013年 全仏オープン4連覇、全米オープン優勝

2013年、全仏オープン4連覇、全米オープン優勝。

年間通算75勝7敗、ツアー優勝10回(グランドスラム2、マスターズ5)。

2014年 全仏オープン5連覇

2014年、全豪オープン準優勝。

全仏オープンを5連覇し、歴代2位タイとなるグランドスラム14勝目を挙げる。

ウィンブルドン以降は、手首の怪我でツアーを離脱。復帰後も虫垂炎の手術を受けるなど、結果を残せずシーズンを終える。

年間通算48勝11敗、ツアー優勝4回(グランドスラム1、マスターズ1)。

2015年~2016年 怪我の影響で低迷!?

2015年、得意のクレーコートでも結果が残せず、6連覇を狙う全仏オープンでは準々決勝で敗退。

グランドスラムとマスターズ優勝0回、マスターズ準優勝1回のみと不調が続き、世界ランキングも一時10位にまで落とす。

年間通算61勝20敗、ツアー優勝3回。

2016年、全豪オープンでは、2013年ウィンブルドン以来2回目となるグランドスラム1回戦敗退。

全仏オープンでは、2回戦でバグニスを破り、グランドスラムでのマッチ通算200勝目を挙げるも3回戦は左手首の怪我により棄権。

怪我でウィンブルドンを欠場し、その後復帰するも、10月に左手首の怪我のリハビリのため残りのシーズンを欠場。

年末の世界ランキングは9位。
年間通算39勝14敗、ツアー優勝2回(マスターズ1)。

2017年 怪我からの復活!全仏オープン優勝、全米オープン優勝

2017年1月、怪我から復帰して迎えた全豪オープン。
2014年の全仏オープン以来となるグランドスラムの決勝に進出。
決勝でフェデラーに敗れ、準優勝。

3月、マイアミ・オープンの3回戦でキャリア通算1000試合を達成。

4月、モンテカルロ・マスターズを優勝し、歴代単独1位となるクレーコートでの通算50回目の優勝を達成。

5月、マドリード・オープンを優勝。
マスターズの優勝回数が30回となり、ジョコビッチと並んで歴代トップタイを記録。

全仏オープンを優勝(3年ぶり10回目、グランドスラム15勝目)。

8月21日付の世界ランキングで2014年7月6日以来となる1位に返り咲く。

9月、全米オープンを優勝(4年ぶり3回目、グランドスラム16勝目)。

11月、パリ・マスターズでは準々決勝を右膝の怪我により棄権。
最終戦のATPファイナルズに出場するも、右膝の怪我が回復せずラウンドロビンの途中で棄権。

年間通算67勝11敗、ツアー優勝6回(グランドスラム2、マスターズ2)、年末の世界ランキングは1位。

2018年 全仏オープン2連覇

2018年1月、全豪オープンの準々決勝で右足を痛め、試合途中で棄権。

2月、メキシコ・オープンでの復帰を予定していたが、1回戦直前で怪我が再発したため棄権となり、その後の3月のインディアンウェルズとマイアミのマスターズ2連戦も欠場。

4月、モンテカルロ・マスターズを優勝(3年連続11回目)し、マスターズの優勝回数が31回となり歴代1位となる。

5月、マドリード・オープンの3回戦でシュワルツマンにストレートで勝利し、同一サーフェスでのセット連続取得50セットを記録(今までの最高記録は1984年マッケンロー氏の49セット)。
次の準々決勝でティエムにストレートで敗れ、セット連続取得の記録更新ならず。

BNLイタリア国際を優勝(5年ぶり8回目)。

6月、全仏オープンを優勝(2年連続11回目、グランドスラム17勝目)。
また、全仏オープンの4回戦でマーテラーを破り、マッチ通算900勝を達成。

7月、ウィンブルドンでベスト4。

8月、ロジャーズ・カップを優勝(5年ぶり4回目)。

9月、全米オープンでベスト4(準決勝で右膝の怪我により試合途中で棄権)。

10月末のパリ・マスターズで復帰予定だったが、腹筋を痛めて欠場。
11月、ATPファイナルズを棄権(腹筋の怪我、右足首の手術)。

年間通算45勝4敗、ツアー優勝5回(グランドスラム1、マスターズ3)、年末の世界ランキングは2位。

2019年 全仏オープン3連覇、全米オープン優勝

2019年1月、復帰戦となった全豪オープンで準優勝。

5月、BNLイタリア国際を優勝(2年連続9回目)。

6月、全仏オープンを優勝(3年連続12回目、グランドスラム18勝目)。

7月、ウィンブルドンでベスト4。

8月、ロジャーズ・カップを優勝(2年連続5回目)。

9月、全米オープンを優勝(2年ぶり4回目、グランドスラム19勝目)。

11月4日付の世界ランキングで1年ぶりとなる1位に返り咲く。

11月、デビスカップでは、シングルス5勝とダブルス3勝をあげる活躍を見せ、スペインの優勝に大きく貢献。

年間通算58勝7敗、ツアー優勝4回(グランドスラム2、マスターズ2)、年末の世界ランキングは1位。

2020年

1月、ATPカップでは、スペイン代表の中心選手として活躍を見せるも決勝でセルビアに敗れ、準優勝。

ツアー経歴(シングルス)

・グランドスラム優勝19回(歴代2位)
・キャリア・グランドスラムを達成(グランドスラム4大会すべて優勝)
・キャリア・ゴールデンスラムを達成(グランドスラム4大会とオリンピックを優勝)

ツアー勝利数 84勝
キャリア通算成績 1185戦 985勝 200敗
自己最高ランキング 1位(2008年8月18日)

ランキング推移(年末)

世界ランキング1位通算在位記録は、歴代6位の209週。

順位
2019 1
2018 2
2017 1
2016 9
2015 5
2014 3
2013 1
2012 4
2011 2
2010 1
2009 2
2008 1
2007 2
2006 2
2005 2
2004 51
2003 49
2002 200
2001 811

グランドスラム成績

<グランドスラム最高成績>
・全豪オープン:優勝1回(2009)
・全仏オープン:優勝12回(2005~2008, 2010~2014, 2017~2019)
・ウィンブルドン:優勝2回(2008, 2010)
・全米オープン:優勝4回(2010, 2013, 2017, 2019)

全豪 全仏 ウィンブルドン 全米
2020 ベスト8
2019 準優勝 優勝 ベスト4 優勝
2018 ベスト8 優勝 ベスト4 ベスト4
2017 準優勝 優勝 4回戦 優勝
2016 1回戦 3回戦 4回戦
2015 ベスト8 ベスト8 2回戦 3回戦
2014 準優勝 優勝 4回戦
2013 優勝 1回戦 優勝
2012 準優勝 優勝 2回戦
2011 ベスト8 優勝 準優勝 準優勝
2010 ベスト8 優勝 優勝 優勝
2009 優勝 4回戦 ベスト4
2008 ベスト4 優勝 優勝 ベスト4
2007 ベスト8 優勝 準優勝 4回戦
2006 優勝 準優勝 ベスト8
2005 4回戦 優勝 2回戦 3回戦
2004 3回戦 2回戦
2003 3回戦 2回戦

ATPツアー決勝での成績

決勝:121戦 84勝 37敗

カテゴリ 勝 – 負
グランドスラム 19 – 8
ATPファイナルズ 0 – 2
オリンピック 1 – 0
マスターズ1000 35 – 16
ATP500 20 – 6
ATP250 9 – 5

錦織選手との対戦成績

錦織 2 vs 11 ナダル
2019年:グランドスラム ( 試合結果の詳細 )
全仏オープン 準々決勝 (フランス/クレー)
錦織 圭 (7位) 0 1 1 3
ラファエル・ナダル (2位) 3 6 6 6
2018年:マスターズ1000 ( 試合結果の詳細 )
ロレックス・モンテカルロ・マスターズ 決勝 (モナコ/クレー)
錦織 圭 (36位) 0 3 2
ラファエル・ナダル (1位) 2 6 6
2016年:オリンピック
リオデジャネイロ五輪 3位決定戦 (ブラジル/ハード)
錦織 圭 (6位) 2 6 61 6
ラファエル・ナダル (5位) 1 2 77 3
2016年:ATP500
バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル 決勝 (スペイン/クレー)
錦織 圭 (6位) 0 4 5
ラファエル・ナダル (5位) 2 6 7
2016年:マスターズ1000
BNPパリバ・オープン 準々決勝 (アメリカ/ハード)
錦織 圭 (6位) 0 4 3
ラファエル・ナダル (5位) 2 6 6
2015年:マスターズ1000
ロジャーズ・カップ 準々決勝 (カナダ/ハード)
錦織 圭 (4位) 2 6 6
ラファエル・ナダル (9位) 0 2 4
2014年:マスターズ1000
ムチュア・マドリード・オープン 決勝 (スペイン/クレー)
錦織 圭 (12位) 棄権 6 4 0
ラファエル・ナダル (1位) 2 6 3
2014年:グランドスラム
全豪オープン 4回戦 (オーストラリア/ハード)
錦織 圭 (18位) 0 63 5 63
ラファエル・ナダル (1位) 3 77 7 77
2013年:グランドスラム
全仏オープン 4回戦 (フランス/クレー)
錦織 圭 (15位) 0 4 1 3
ラファエル・ナダル (4位) 3 6 6 6
2012年:マスターズ1000
ソニー・エリクソン・オープン 4回戦 (アメリカ/ハード)
錦織 圭 (16位) 0 4 4
ラファエル・ナダル (2位) 2 6 6
2011年:マスターズ1000
ソニー・エリクソン・オープン 2回戦 (アメリカ/ハード)
錦織 圭 (62位) 0 4 4
ラファエル・ナダル (1位) 2 6 6
2010年:グランドスラム
ウィンブルドン 1回戦 (イギリス/芝)
錦織 圭 (189位) 0 2 4 4
ラファエル・ナダル (1位) 3 6 6 6
2008年:ATP250
アルトワ選手権 3回戦 (イギリス/芝)
錦織 圭 (113位) 1 4 6 3
ラファエル・ナダル (2位) 2 6 3 6
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