【2017年】全豪オープン、大会結果(準決勝)


2017年全豪オープンの準決勝。マレー選手とジョコビッチ選手が姿を消す中、ベスト4に顔を揃えたのは、フェデラー選手、ワウリンカ選手、ナダル選手、ディミトロフ選手。

トップハーフは、スイス勢同士の対決。過去の対戦成績は、フェデラー選手18勝、ワウリンカ選手3勝と圧倒的にフェデラー選手が勝ち越しています。
ここまで全盛期を彷彿させるような強さを見せているフェデラー選手と、グランドスラムで爆発力を発揮するワウリンカ選手のどちらが決勝に進むのか注目です。

ボトムハーフは、完全復活を目指すナダル選手と、2017年シーズン現在負けなしで絶好調のディミトロフ選手が激突。
過去の対戦成績では、ナダル選手7勝、ディミトロフ選手1勝と大きくナダル選手が勝ち越していますが、直近の試合となる2016年10月のチャイナ・オープンでディミトロフ選手がナダル選手に初勝利を挙げています。
果たして決勝に進むのは!?

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準決勝「Head 2 Head」

フェデラー vs ワウリンカ

フェデラー ワウリンカ
18勝 対戦成績 3勝
17位(1位) 最新ランキング(最高) 4位(3位)
スイス(SUI) 国籍 スイス(SUI)
35歳 年齢 31歳
185cm / 85kg 身長 / 体重 183cm / 81kg
右 / 片手 利き手 / バック 右 / 片手
1998年 プロ転向 2002年
0勝0敗 2017年成績 2勝1敗
0回 2017年優勝回数 0回
1080勝245敗 通算成績 441勝252敗
88回 通算優勝回数 15回

ナダル vs ディミトロフ

ナダル ディミトロフ
7勝 対戦成績 1勝
9位(1位) 最新ランキング(最高) 15位(8位)
スペイン(ESP) 国籍 ブルガリア(BUL)
30歳 年齢 25歳
185cm / 85kg 身長 / 体重 191cm / 80kg
左 / 両手 利き手 / バック 右 / 片手
2001年 プロ転向 2008年
2勝1敗 2017年成績 5勝0敗
0回 2017年優勝回数 1回
808勝175敗 通算成績 213勝142敗
69回 通算優勝回数 5回

2017年全豪オープン 準決勝の結果

1月26日(木):準決勝トップハーフ
1月27日(金):準決勝ボトムハーフ

2試合とも日本時間の17時30分開始予定

選手名の右の()内の世界ランキングは、2017年1月16日付のランキングです。

準決勝(トップハーフ)

[17] ロジャー・フェデラー(17位) 3 7 6 1 4 6
[4] スタン・ワウリンカ(4位) 2 5 3 6 6 3
試合時間:3時間4分

準決勝(ボトムハーフ)

[9] ラファエル・ナダル(9位) 3 6 5 77 64 6
[15] グリゴール・ディミトロフ(15位) 2 3 7 65 77 4
試合時間:4時間56分

準決勝を振り返って

フェデラー vs ワウリンカ

2セット目までワウリンカ選手も悪くないプレーを見せていましたが、フェデラー選手のサービスゲームで1度もブレイクできず、フェデラー選手が2セット連取。

さすがの試合運びという感じで、フェデラー選手の決勝進出が目の前に見えてきたところで、一転窮地に陥ります。

第3セットは、ワウリンカ選手のストロークに押され始め、フェデラー選手が思うようにポイントが取れなくなると、アンフォーストエラーが目立ち始めました。
ワウリンカ選手の勢いが完全に上回り、第3セットをワウリンカ選手が奪取。

第3セットの勢いのまま、第4セットの第1ゲームをいきなりワウリンカ選手がブレイク。その直後にフェデラー選手もブレイクバックし、何とか踏ん張ります。
その後お互いキープが続き、第9ゲームのフェデラー選手のサービスゲームで、ウィナーを連発したワウリンカ選手がブレイクに成功。
第4セットもワウリンカ選手が取り、完全に流れはワウリンカ選手に。

ファイナルセットの第3ゲームと第5ゲームで、ワウリンカ選手にブレイクチャンスが来ましたが、フェデラー選手がどちらも死守。
苦しい流れの中、第6ゲームでフェデラー選手が反撃に転じ、見事ブレイクに成功。
息を吹き返したフェデラー選手は、残りの自身のサービスゲームを完璧に締め、決勝進出を決めました。

会場の雰囲気もフェデラー選手を後押しする感じで、それに応えるようにすばらしいプレーを見せてくれたフェデラー選手。
負けたワウリンカ選手も、2セットダウンから大逆転するんじゃないかというところまで、フェデラー選手を追い詰めましたが、あと一歩及ばず。

スイス勢対決となった準決勝第1試合は、見応えのある試合でした。
決勝まで中2日空くので、しっかり休んでまたすばらしい試合を見せて欲しいですね。

ナダル vs ディミトロフ

準々決勝のラオニッチ戦のときより、さらにプレーの質が上がったナダル選手。ディミトロフ選手もストロークがよく、序盤からすばらしいラリーの応酬。

第1セットは、アンフォーストエラーがたった2本と、隙のないテニスを展開したナダル選手が先取。

第2セットに入ると、一転ナダル選手はサービスゲームでピンチの連続。
ブレイク合戦の展開になり、ディミトロフ選手がブレイクを3回するなどストローク戦で若干優位に立ち、第2セットを奪取。

第3セット、ディミトロフ選手は攻めの姿勢を続け、ナダル選手は持ち味の粘りで一歩も譲らず、タイブレークへ。
タイブレークはナダル選手が先にリードする展開で進んだことで、そのままナダル選手が押し切りました。第3セットはどちらが取ってもおかしくないそんな流れでしたが、70分の激闘を制したのはナダル選手。

第4セットは、お互い1度もブレイクチャンスがないままタイブレークへ。今度はディミトロフ選手が先にミニブレイクして優位に進め、第4セットを取り返します。

ファイナルセットの第1ゲームでナダル選手に3本のブレイクチャンス。しかし、ここも凌ぎきるなど、まったく崩れないディミトロフ選手。

終盤になってもお互いスーパーショットを連発するなど、手に汗握る展開が続きます。

第8ゲームで、15-40から2本ブレイクポイントを凌ぐと、今日一番のガッツポーズを見せるナダル選手。そして、会場の雰囲気も最高潮に。

流れがナダル選手に傾き始め、第9ゲームで劣勢に追い込まれるディミトロフ選手。ディミトロフ選手も粘りを見せましたが、最後はナダル選手が攻めきりブレイクに成功。

ナダル選手のサービングフォーザマッチ。最後の最後まで走って、攻めて守ってと粘り続けるディミトロフ選手でしたが、ナダル選手が3本目となるマッチポイントを決め、4時間56分の激闘を制しました。

勝負を分けたとしたら、大舞台での経験の差でしょうか。ディミトロフ選手が押している展開でも、要所を確実にものにして流れを渡しません。
そして、最後にギアを上げて1プレーで会場の雰囲気を自分の方に引き寄せる、最後のあの勝負強さは、強かった頃のナダル選手を見ているようでした。

ディミトロフ選手は、攻撃的なフォアハンドと、スライスを混ぜながら攻撃もできる片手バックハンドで、ナダル選手と互角もしくは互角以上のストローク戦を展開するほど、すばらしかったです。
191cmの長身を生かし、他の選手ではあと一歩届かないであろうショットも、長い腕を伸ばして返球するなど守備力も上がって、簡単に崩れないメンタルの強さも出ていたと思います。

お互い攻める姿勢を最後まで貫く中、凡ミスの少ないラリーの応酬で、準決勝第2試合はさらに凄い試合でした。

まさかフェデラー選手とナダル選手の決勝が実現するとは、全豪オープンが始まる前は想像できませんでした。
これまで数々の名勝負を見せてきた両者の対戦。29日の決勝でどんな戦いを見せてくれるのか非常に楽しみです。

2017年全豪オープン その他の結果