2017年、グランドスラム「全豪オープン」の4回戦の結果を見ていきます。
4回戦の注目カードは、トップハーフ「錦織 vs フェデラー」とボトムハーフ「モンフィス vs ナダル」の2試合。
トップハーフでは、第7シードのチリッチ選手をはじめシードダウンが目立ち、ノーシード選手が3人。彼らにも勢いがあり油断はできませんが、上位シードの選手にとっては比較的楽な組み合わせです。
そんな中、錦織選手とフェデラー選手の対戦が一番の注目で、この両者がどういう試合を見せてくれるのか非常に楽しみです。
ボトムハーフでは、2回戦で第2シードのジョコビッチ選手が敗れる大波乱がありましたが、それ以外は順当な勝ち上がりとなっています。
シード上位同士の対戦カードが3つありますが、その中で復活を目指すナダル選手と30歳にしてようやく秘めていたポテンシャルを存分に発揮しているモンフィス選手の対戦に注目。
2017年全豪オープン 4回戦の結果
<4回戦の日程>
1月22日(日):4回戦 トップハーフ
1月23日(月):4回戦 ボトムハーフ
選手名の右の()内の世界ランキングは、2017年1月16日付のランキングです。
4回戦(トップハーフ)
ミーシャ・ズベレフ(50位) | 3 | 7 | 5 | 6 | 6 | |
[1] アンディ・マレー(1位) | 1 | 5 | 7 | 2 | 4 | |
[17] ロジャー・フェデラー(17位) | 3 | 64 | 6 | 6 | 4 | 6 |
[5] 錦織 圭(5位) | 2 | 77 | 4 | 1 | 6 | 3 |
[4] スタン・ワウリンカ(4位) | 3 | 77 | 77 | 77 | ||
アンドレアス・セッピ(89位) | 0 | 62 | 64 | 64 | ||
[12] ジョーウィルフリード・ツォンガ(12位) | 3 | 64 | 6 | 6 | 6 | |
ダニエル・エバンス(51位) | 1 | 77 | 2 | 4 | 4 |
錦織選手の4回戦の結果については、『【全豪オープン】4回戦「錦織vsフェデラー」の結果(2017年)』で詳しく紹介しています。
4回戦(ボトムハーフ)
[15] グリゴール・ディミトロフ(15位) | 3 | 2 | 77 | 6 | 6 | |
デニス・イストミン(117位) | 1 | 6 | 64 | 2 | 2 | |
[11] ダビド・ゴフィン(11位) | 3 | 5 | 77 | 6 | 6 | |
[8] ドミニク・ティエム(8位) | 1 | 7 | 64 | 2 | 2 | |
[3] ミロシュ・ラオニッチ(3位) | 3 | 78 | 3 | 6 | 6 | |
[13] ロベルト・バウティスタ アグート(14位) | 1 | 66 | 6 | 4 | 1 | |
[9] ラファエル・ナダル(9位) | 3 | 6 | 6 | 4 | 6 | |
[6] ガエル・モンフィス(6位) | 1 | 3 | 3 | 6 | 4 |
4回戦を振り返って
4回戦は、トップハーフで大波乱。
第1シードのマレー選手がノーシードのミーシャ・ズベレフ選手に敗れ、ジョコビッチ選手に続き、2強の二人が全豪オープンから姿を消してしまいました。
マレー選手を破ったのは、現在のテニス界で数少ないサーブ&ボレープレーヤーのミーシャ・ズベレフ選手。
マレー戦でネットに出た回数は何と118回。ストロークで相手を追い詰めていくマレー選手にとっては、ペースが掴めないまま逆に追いつめられて行きました。
焦れば焦るほどズベレフ選手の術中にはまり、反撃のチャンスも来ず敗退。
試合開始前は、マレー選手が苦戦する姿は想像できても、負ける姿というのは考えられなかったです。
ミーシャ・ズベレフ選手についての情報は、選手名鑑『ミーシャ・ズベレフ』で紹介しています。
錦織選手とフェデラー選手の対戦は、フェデラー選手が想像以上に強かったです。35歳にして、また強くなっていました。恐ろしい・・・。
ボトムハーフの注目カードだったモンフィス選手とナダル選手の対戦。
モンフィス選手が第1セットからミスを連発するなど、エンジンがからず自滅に近い感じでした。ダブルフォルトも10本など、残念ながらこの日は、期待していたようなプレーではなかったです。
マレー選手とジョコビッチ選手が敗れたことで、フェデラー選手とナダル選手の決勝が見たいという声が増えてきました。
ナダル選手の次の対戦相手はラオニッチ選手。ブリスベン国際で負けたばかりで、果たしてここを突破できるか、注目して見ていきたいと思います。
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