スタン・ワウリンカ選手に関する情報をまとめました。
ワウリンカ選手の基本情報、プレースタイル、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。
基本情報
※更新日:2019年5月14日 現在
名前 | スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka) |
国籍 | スイス(SUI) |
出身地 | ローザンヌ |
性別 | 男 |
生年月日 | 1985年3月28日 |
年齢 | 34歳 |
身長 | 183cm |
体重 | 81kg |
プロ転向 | 2002年 |
利き手 | 右 |
バックハンド | 片手打ち |
コーチ | マグヌス・ノーマン(Magnus Norman) Yannick Fattebert |
※以下、記事内の表現に関して、シングルスに視点を置いたものとなっています。
ダブルスに関する場合は、「ダブルス」と表記しています。
選手紹介
プレースタイル
最高速232km/hの高速サーブと、ツアー屈指の片手バックハンドを持つ攻撃的なベースライナー。
強力なストローク力だけでなく、ネットプレーの技術も高い。
2013年4月に元世界2位のマグヌス・ノーマン氏をコーチに付いてから、2014年の全豪オープン、2015年の全仏オープン、2016年の全米オープンを優勝するなどめざましい成長を遂げる。
2013年から4年間、ワウリンカの成長に大きな貢献を果たしてきたノーマン氏。
家族との時間を優先させるため2017年10月にコーチ関係が終了しましたが、2018年にワウリンカが膝の怪我から復帰した際に、再びコーチとしてチームに加わる。
キャリア・グランドスラムに王手!!
20代後半になって活躍を見せるようになった遅咲きの選手だが、グランドスラム初優勝から3年連続でグランドスラムを優勝(3戦3勝)するなど、大舞台での爆発力はすさまじい。
グランドスラムで好成績を残す一方で、他のツアー大会ではあっさりと初戦敗退するなど安定感に欠ける面があり、好不調の波が激しい選手である。
2017年以降、キャリア・グランドスラムのかかるウィンブルドンに注目。
ウィンブルドンでの通算成績が19勝14敗(2018年まで)と、他のグランドスラムの大会に比べると圧倒的に悪いデータが残っているが、ワウリンカの爆発力が発揮されれば十分に可能性はある。
2017年のウィンブルドンでは左膝の痛みにより満足いくプレーができずに1回戦敗退、2018年は2回戦敗退。
選手経歴
2002年~2006年 ツアー初優勝
2002年にプロに転向後は、下部ツアーで実績を積み、2005年4月25日付の世界ランキングでトップ100入りを果たす。
2005年から本格的にATPツアーに参戦。
2005年7月、スイス・オープン・グシュタードでツアー初の決勝に進出。
決勝でガウディオに敗れ、準優勝。
年末の世界ランキングは55位。
2006年7月、クロアチア・オープンの決勝でジョコビッチを破り、ツアー初優勝を果たす(21歳4ヶ月)。
年末の世界ランキングは30位。
2007年~2008年 北京五輪ダブルスで金メダル
2007年はツアー準優勝1回のみと、思うような結果は残せず、足踏みがしばらく続く。
2008年5月、BNLイタリア国際でマスターズ初の決勝に進出。
決勝でジョコビッチに敗れ、準優勝。
5月12日付の世界ランキングで10位となり、トップ10入りを果たす。
8月、北京五輪では、フェデラーと組んだダブルスで金メダルを獲得。
年末の世界ランキングは13位。
2009年~2012年 低迷!?
2009年、さらなる活躍が期待されたが結果を残せず、年末の世界ランキングは21位まで後退。
2010年4月、ハサン2世グランプリ(ATP250)を優勝し、約4年ぶりとなるツアー2勝目を挙げる。
9月、全米オープンでグランドスラム初の準々決勝に進出。
年末の世界ランキングは21位。
2011年1月、チェンナイ・オープン(ATP250)でツアー3勝目を挙げる。
全豪オープンでベスト8。
2月以降は結果が残せず、世界ランキングも10位台で推移。
2012年も世界ランキング20位前後で低迷していたが、2013年についに飛躍を遂げる。
2013年 約4年半ぶりにトップ10復帰
2013年4月、元世界2位のマグヌス・ノーマン氏をコーチに招く。
5月、ポルトガル・オープン(ATP250)でツアー4勝目を挙げる。
ムチュア・マドリード・オープンで、約5年ぶりとなるマスターズの決勝に進出。
決勝でナダルに敗れ、準優勝。
6月、全仏オープンでベスト8。
9月、全米オープンでグランドスラム初の準決勝に進出。
1年間を通して活躍を見せ、最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズに初出場。
予選ラウンドロビンで2勝し、準決勝に進出。
年間51勝23敗の成績を残し、年末の世界ランキングは8位。
2014年 全豪オープン初優勝
2014年1月、チェンナイ・オープン(ATP250)を優勝。
全豪オープンでは、準々決勝で世界ランキング2位のジョコビッチ、準決勝では同7位のベルディヒを破り、グランドスラム初の決勝に進出。
決勝で同1位のナダルを破り、グランドスラム初優勝を果たす(28歳10ヶ月)。
1月27日付の世界ランキングで自己最高の3位を記録。
4月、モンテカルロ・マスターズの決勝でフェデラーを破り、マスターズ初優勝を果たす(29歳1ヶ月)。
6月、ウィンブルドンでベスト8。
9月、全米オープンでベスト8。
11月、ATPワールドツアー・ファイナルズで準決勝に進出。
フランスとのデビスカップ決勝でも活躍を見せ、スイスのデビスカップ初優勝に大きく貢献。
年末の世界ランキングは4位。
2015年 全仏オープン初優勝
2015年1月、チェンナイ・オープン(ATP250)を2連覇。
全豪オープンでベスト4。
2月、ABNアムロ・ワールド・トーナメント(ATP500)を優勝(ATP500シリーズ初優勝)。
6月、全仏オープンでは、準々決勝で世界ランキング2位フェデラーを破るなどの活躍を見せ、決勝に進出。
決勝で同1位のジョコビッチを破り、全仏オープン初優勝を果たす(30歳2ヶ月)。
7月、ウィンブルドンでベスト8。
9月、全米オープンでベスト4。
10月、楽天ジャパン・オープン(ATP500)を優勝し、ツアー11勝目を挙げる。
11月、ATPワールドツアー・ファイナルズで準決勝に進出。
年末の世界ランキングは4位。
2016年 全米オープン初優勝
2016年1月、チェンナイ・オープン(ATP250)を3連覇。
2月のドバイ・テニス選手権(ATP500)と、5月のジュネーヴ・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー14勝目を挙げる。
6月、全仏オープンでベスト4。
9月、全米オープンでは、準決勝で世界ランキング7位の錦織、決勝で同1位のジョコビッチを破り、全米オープン初優勝を果たす(31歳5ヶ月)。
11月、ATPワールドツアー・ファイナルズに4年連続で出場。
年末の世界ランキングは4位。
2017年 左膝の怪我でツアーを離脱!?
2017年1月、全豪オープンでベスト4。
5月、ジュネーヴ・オープン(ATP250)を2連覇し、ツアー16勝目を挙げる。
全仏オープンの準決勝で世界ランキング1位のマレーを破り、決勝に進出。
決勝で同4位のナダルに敗れ、準優勝。
8月4日、左膝の怪我により2017年の残りの大会をすべて欠場することを発表。
年末の世界ランキングは9位。
2018年
1月の全豪オープンで怪我から復帰を果たすも、2月のオープン13の2回戦で膝を怪我し、再びツアーを離脱。
5月、BNLイタリア国際からツアーに復帰。
6月11日付の世界ランキングで263位までランキングが落ちるなど、復帰後はなかなか本来のプレーが戻らず、年末の世界ランキングは66位。
ツアー経歴(シングルス)
ツアー勝利数 | 16勝 |
キャリア通算成績 | 785戦 497勝 288敗 |
自己最高ランキング | 3位(2014年1月27日) |
ランキング推移(年末)
年 | 順位 |
---|---|
2018 | 66 |
2017 | 9 |
2016 | 4 |
2015 | 4 |
2014 | 4 |
2013 | 8 |
2012 | 17 |
2011 | 17 |
2010 | 21 |
2009 | 21 |
2008 | 13 |
2007 | 36 |
2006 | 30 |
2005 | 55 |
2004 | 168 |
2003 | 171 |
2002 | 660 |
グランドスラム成績
グランドスラム最高成績
・全豪オープン:優勝
・全仏オープン:優勝
・ウィンブルドン:ベスト8
・全米オープン:優勝
年 | 全豪 | 全仏 | ウィンブルドン | 全米 |
---|---|---|---|---|
2019 | 2回戦 | |||
2018 | 2回戦 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 |
2017 | ベスト4 | 準優勝 | 1回戦 | – |
2016 | 4回戦 | ベスト4 | 2回戦 | 優勝 |
2015 | ベスト4 | 優勝 | ベスト8 | ベスト4 |
2014 | 優勝 | 1回戦 | ベスト8 | ベスト8 |
2013 | 4回戦 | ベスト8 | 1回戦 | ベスト4 |
2012 | 3回戦 | 4回戦 | 1回戦 | 4回戦 |
2011 | ベスト8 | 4回戦 | 2回戦 | 2回戦 |
2010 | 3回戦 | 4回戦 | 1回戦 | ベスト8 |
2009 | 3回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 1回戦 |
2008 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 4回戦 |
2007 | 3回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 4回戦 |
2006 | 2回戦 | 1回戦 | 3回戦 | 3回戦 |
2005 | 予選 | 3回戦 | 1回戦 | 3回戦 |
2004 | 予選 | 予選 | – | 予選 |
ATPツアー決勝での成績
決勝:29戦 16勝 13敗
カテゴリ | 勝 – 負 |
---|---|
グランドスラム | 3 – 1 |
ATPファイナルズ | 0 – 0 |
マスターズ1000 | 1 – 3 |
ATP500 | 3 – 3 |
ATP250 | 9 – 6 |
錦織選手との対戦成績
錦織 圭 | 4勝 | vs | 7勝 | スタン・ワウリンカ |
ムチュア・マドリード・オープン 3回戦 (マドリード/クレー) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (7位) | 0 | 3 | 63 | |
スタン・ワウリンカ (34位) | 2 | 6 | 77 | |
ABNアムロ・ワールド・テニス・トーナメント 準決勝 (ロッテルダム/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (7位) | 1 | 2 | 6 | 4 |
スタン・ワウリンカ (68位) | 2 | 6 | 4 | 6 |
ウエスタン&サザン・オープン 2回戦 (シンシナティ/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (23位) | 0 | 4 | 4 | |
スタン・ワウリンカ (151位) | 2 | 6 | 6 | |
ブリスベン国際 準決勝 (ブリスベン/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (5位) | 2 | 77 | 6 | |
スタン・ワウリンカ (4位) | 0 | 63 | 3 | |
予選ラウンドロビン (ロンドン/室内ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (5位) | 2 | 6 | 6 | |
スタン・ワウリンカ (3位) | 0 | 2 | 3 | |
全米オープン 準決勝 (ニューヨーク/ハード) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 (7位) | 1 | 6 | 5 | 4 | 2 | |
スタン・ワウリンカ (3位) | 3 | 4 | 7 | 6 | 6 | |
ロジャーズ・カップ 準決勝 (トロント/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (6位) | 2 | 78 | 6 | |
スタン・ワウリンカ (5位) | 0 | 66 | 1 | |
全豪オープン 準々決勝 (メルボルン/ハード) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 (5位) | 0 | 3 | 4 | 66 | ||
スタン・ワウリンカ (4位) | 3 | 6 | 6 | 78 | ||
全米オープン 準々決勝 (ニューヨーク/ハード) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 (11位) | 3 | 3 | 7 | 79 | 65 | 6 |
スタン・ワウリンカ (4位) | 2 | 6 | 5 | 67 | 77 | 4 |
ウェスタン&サザン・オープン 3回戦 (シンシナティ/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (17位) | 0 | 3 | 3 | |
スタン・ワウリンカ (22位) | 2 | 6 | 6 | |
アルゼンチン・オープン 準々決勝 (ブエノスアイレス/クレー) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (17位) | 0 | 4 | 2 | |
スタン・ワウリンカ (26位) | 2 | 6 | 6 |
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