アンディ・マレー


アンディ・マレー選手に関する情報をまとめました。

マレー選手の基本情報、選手紹介、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。

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基本情報

※更新日:2019年8月20日 現在

名前 アンディ・マレー(Andy Murray)
国籍 イギリス(GBR)
出身地 スコットランド・グラスゴー
性別
生年月日 1987年5月15日
年齢 32歳
身長 191cm
体重 82kg
プロ転向 2005年
利き手
バックハンド 両手打ち
コーチ ジェイミー・デルガード(Jamie Delgado)

※以下、記事内の表現に関して、シングルスに視点を置いたものとなっています。
ダブルスに関する場合は、「ダブルス」と表記しています。

選手紹介

プレースタイル

コートカバー力の高い守備だけでなく、強力なカウンターショットや安定感と威力抜群の歴代トップクラスのバッグハンド、強力なサーブなど、すべてのプレーにおいて高いレベルにあるオールラウンダー。

また、戦略、戦術に長けており、隙のないテニスを展開する頭脳派のプレイヤーでもある。

ビッグ4の4番手から世界ランキング1位へ!

テニス界に君臨する4人(フェデラー選手、ナダル選手、ジョコビッチ選手、マレー選手)のことを「ビッグ4」と呼ぶようになった頃から長く、その中で4番手に位置する存在だったマレー選手。
フェデラー・ナダル時代からジョコビッチ1強時代と、ビッグタイトル獲得に常に高い壁があったが、2016年のシーズン後半から圧倒的強さを見せ、遂に世界ランキング1位の座を手にする。

読み方は「マレー」と「マリー」どっち?

「Murray」を英語表記通りの読み方だと「マレー」となりますが、スコットランド訛りで発音すると「マリー」となります。
マレー選手がスコットランド出身ということで「マリー」で呼んでいるところもありますが、ここでは「マレー」で呼ぶことにします。

選手経歴

プロ転向~2006年 ツアー初優勝

2005年、プロに転向。
6月、グランドスラム初出場となったウィンブルドンで3回戦に進出。

9月、タイ・オープン(ATP250)でツアー初の決勝に進出。
決勝で世界ランキング1位のフェデラーに敗れ、準優勝。

プロ転向1年目から活躍を見せ、年末の世界ランキングは64位。

2006年2月、SAPオープン(ATP250)の決勝でヒューイットを破り、18歳9ヶ月でツアー初優勝を挙げる。

ウィンブルドンと全米オープンで4回戦進出や、ロジャーズ・カップでマスターズ初の準決勝に進出するなどの活躍を見せ、2年目で世界ランキングを17位まで上げる。

2007年~2008年 マスターズ初優勝、全米オープン準優勝

2007年、ツアー優勝2回、準優勝2回、マスターズでベスト4が2回と活躍を見せたが、5月のハンブルグ・マスターズで手首を負傷。

怪我で約3ヶ月ツアーを離れたこともあり、年末の世界ランキングは11位にとどまる。

2008年7月、シンシナティ・マスターズの決勝で世界ランキング3位のジョコビッチを破り、マスターズ初優勝を挙げる。

8月、全米オープンの準決勝で世界ランキング1位のナダルを破り、グランドスラム初の決勝に進出。
決勝で同2位のフェデラーに敗れ、準優勝。

10月、マドリード・マスターズ優勝。

最終戦のテニス・マスターズ・カップに初出場し、準決勝に進出。

年間通算58勝16敗、ツアー優勝5回(マスターズ2回)。
年末の世界ランキングは4位。

2009年 マスターズ優勝2回、世界ランキング2位

2009年3月、ソニー・エリクソン・オープン(マイアミ)優勝。

6月、ウィンブルドンでベスト4。

8月、ロジャーズ・カップを優勝し、8月17日付の世界ランキングで2位を記録。

年間通算66勝11敗、ツアー優勝6回(マスターズ2回)。
年末の世界ランキングは2年連続で4位。

2010年 全豪オープン準優勝、マスターズ優勝2回

2010年1月、全豪オープンで決勝に進出。
決勝で世界ランキング1位のフェデラーに敗れ、準優勝。

6月、ウィンブルドンでは、準決勝でナダルに敗れ、2年連続ベスト4。

8月、ロジャーズ・カップ2連覇。

10月、上海マスターズ優勝。

11月、最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズに出場し、準決勝に進出。

年間通算46勝18敗、ツアー優勝2回(マスターズ2回)。
年末の世界ランキングは3年連続で4位。

2011年 マスターズ優勝2回

2011年1月、全豪オープンで決勝に進出。
決勝で世界ランキング3位のジョコビッチに敗れ、2年連続で準優勝。

全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンでベスト4(年間での4大大会すべてベスト4入りは男子史上7人目の快挙)。

8月、ウエスタン&サザン・オープン優勝。

10月、上海マスターズ2連覇。

年間通算56勝13敗、ツアー優勝5回(マスターズ2回)。
年末の世界ランキングは4年連続で4位。

2012年 全米オープン初優勝、ロンドン五輪金メダル

2012年、元世界ランク1位のイワン・レンドル氏をコーチとして招聘。

1月、全豪オープンでベスト4。

6月、全仏オープンでベスト8。

7月、ウィンブルドンでは決勝に進出するもフェデラーに敗れ、準優勝。

地元開催のロンドン五輪では、準決勝で世界ランキング2位のジョコビッチ、決勝で同1位のフェデラーを破り、金メダルを獲得

9月、全米オープンで決勝に進出。
決勝でジョコビッチとの4時間54分の激闘を制し、悲願のグランドスラム初優勝を果たす。

11月、最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズに出場し、準決勝に進出。

年間通算56勝16敗、ツアー優勝3回(グランドスラム1回、オリンピック金)。
年末の世界ランキングは3位。

2013年 ウィンブルドン初優勝

2013年1月、全豪オープンでは、準決勝で世界ランキング2位のフェデラーを破って決勝に進出。
決勝で同1位のジョコビッチに敗れ、準優勝。

3月、ソニー・エリクソン・オープン(マイアミ)優勝。

5月、腰の怪我で全仏オープンを欠場。

7月、ウィンブルドンで決勝に進出。
決勝で世界ランキング1位のジョコビッチを破り、ウィンブルドン初優勝を挙げる(1936年以来77年ぶりとなる地元選手の優勝)。

全米オープンでベスト8に終わると、9月のデビスカップ後に腰の手術を受けることを決め、シーズン残りの大会を欠場。

年間通算43勝8敗、ツアー優勝4回(グランドスラム1回、マスターズ1回)。
年末の世界ランキングは4位。

2014年~2015年 腰の怪我から復活へ

2014年、グランドスラムでは全仏オープンがベスト4、残り3大会はベスト8。

マスターズも最高がベスト8止まりで、腰の手術明けとなった2014年シーズンは、一時トップ10から陥落するなど完全復活とならず、年末の世界ランキングは6位。
年間通算59勝20敗、ツアー優勝3回。

2015年1月、全豪オープンで決勝に進出。
決勝で世界ランキング1位のジョコビッチに敗れ、準優勝。

3月31日、マイアミ・オープン4回戦でアンダーソンを破り、キャリア通算500勝を達成(オープン化以降46人目)。

5月、マドリード・オープン優勝。

6月、全仏オープンでベスト4。

7月、ウィンブルドンでベスト4。

8月、ロジャーズ・カップ優勝。

デビスカップでは、イギリス代表の中心選手として活躍し、イギリスにとって79年ぶりとなるデビスカップ優勝に大きく貢献。

年間通算71勝14敗、ツアー優勝4回(マスターズ2回)。
年末の世界ランキングは2位。

2016年 ウィンブルドン優勝、リオ五輪金、世界ランキング1位、ATPファイナルズ初優勝

2016年1月、全豪オープンで決勝に進出。
決勝で世界ランキング1位のジョコビッチに敗れ、準優勝。

5月、BNLイタリア国際で優勝。

全仏オープンで初の決勝に進出。
決勝で世界ランキング1位のジョコビッチに敗れ、準優勝。

全仏オープン以降、マレーの快進撃が始まる。

7月、ウィンブルドンでは、3年ぶりに決勝に進出。
決勝でラオニッチを破り、グランドスラム3勝目を挙げる。

8月、リオデジャネイロ五輪の決勝でデルポトロを破り、金メダルを獲得(男子及びシングルス史上初のオリンピック連覇)。

全米オープンでは準々決勝で世界ランキング7位の錦織に敗れたが、その後のチャイナ・オープン、上海マスターズ、エルステ・バンク・オープンで3連勝。

10月、BNPパリバ・マスターズで優勝し、ツアー4大会連続優勝を果たすと、11月7日付の世界ランキングで1位に躍り出る。

11月、最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズで初の決勝に進出。
決勝で世界ランキング2位のジョコビッチを破り、ATPファイナルズ初優勝を挙げる。

年間通算78勝9敗、ツアー優勝9回(グランドスラム1回、マスターズ3回、オリンピック金)。
年末の世界ランキングは1位

2017年 臀部の怪我でツアーを離脱!?

全仏オープンでベスト4、ウィンブルドンでベスト8。

8月、全米オープンを欠場。

9月6日、臀部(でんぶ)の怪我のため、2017年シーズンの残りの大会をすべて欠場することを発表。

年間通算25勝10敗、ツアー優勝1回、年末の世界ランキングは16位。

2018年 臀部の手術

2018年1月、シーズン開幕戦のブリスベン国際で復帰予定だったが欠場。

これまで手術を避けて休養とリハビリ(保存療法)を行ってきたが望んだような状態に回復しなかったため、1月8日に臀部の手術を受ける。

6月、フィーバーツリー選手権からツアーに復帰。

その後、なかなか結果を残せない中、9月の深セン・オープンの準々決勝で足首を負傷。
9月30日にシーズン残りの大会を欠場することを発表。

年間通算7勝5敗、ツアー優勝0回、年末の世界ランキングは240位。

2019年 股関節の手術

2019年1月、ブリスベン国際でツアーに復帰。

これまで臀部の痛みに対して手術を受けるなどできる限りのことを行ってきたが回復するに至らず、1月11日の会見で2019年シーズン限りでの現役引退を示唆。

全豪オープン後に股関節の再手術(股関節を人工関節に置換する手術)を行い、6月のフィーバーツリー選手権でダブルスでのツアー復帰を果たす。

8月、ウエスタン&サザン・オープンでシングルスでのツアー復帰を果たす。

ツアー経歴(シングルス)

ツアー勝利数 45勝
キャリア通算成績 855戦 663勝 192敗
自己最高ランキング 1位(2016年11月7日)

ランキング推移(年末)

順位
2018 240
2017 16
2016 1
2015 2
2014 6
2013 4
2012 3
2011 4
2010 4
2009 4
2008 4
2007 11
2006 17
2005 64

グランドスラム成績

グランドスラム最高成績
・全豪オープン:準優勝
・全仏オープン:準優勝
・ウィンブルドン:優勝(2013年、2016年)
・全米オープン:優勝(2012年)

全豪 全仏 ウィンブルドン 全米
2019 1回戦
2018 2回戦
2017 4回戦 ベスト4 ベスト8
2016 準優勝 準優勝 優勝 ベスト8
2015 準優勝 ベスト4 ベスト4 4回戦
2014 ベスト8 ベスト4 ベスト8 ベスト8
2013 準優勝 優勝 ベスト8
2012 ベスト4 ベスト8 準優勝 優勝
2011 準優勝 ベスト4 ベスト4 ベスト4
2010 準優勝 4回戦 ベスト4 3回戦
2009 4回戦 ベスト8 ベスト4 4回戦
2008 1回戦 3回戦 ベスト8 準優勝
2007 4回戦 3回戦
2006 1回戦 1回戦 4回戦 4回戦
2005 3回戦 2回戦

ATPツアー決勝での成績

決勝:67戦 45勝 22敗

カテゴリ 勝 – 負
グランドスラム 3 – 8
ATPファイナルズ 1 – 0
オリンピック 2 – 0
マスターズ1000 14 – 7
ATP500 9 – 1
ATP250 16 – 6

錦織選手との対戦成績

錦織 圭 2 vs 9 アンディ・マレー
2017年:グランドスラム( 試合結果の詳細
全仏オープン 準々決勝(フランス/クレー)
錦織 圭(9位) 1 6 1 60 1
アンディ・マレー(1位) 3 2 6 77 6
2016年:ATPワールドツアー・ファイナルズ
予選ラウンドロビン(イギリス/室内ハード)
錦織 圭(5位) 1 711 4 4
アンディ・マレー(1位) 2 69 6 6
2016年:グランドスラム
全米オープン 準々決勝(アメリカ/ハード)
錦織 圭(7位) 3 1 6 4 6 7
アンディ・マレー(2位) 2 6 4 6 1 5
2016年:オリンピック
リオデジャネイロ五輪 準決勝(ブラジル/ハード)
錦織 圭(6位) 0 1 4
アンディ・マレー(2位) 2 6 6
2016年:デビスカップ
ワールドグループ 1回戦(イギリス/室内ハード)
錦織 圭(6位) 2 5 66 6 6 3
アンディ・マレー(2位) 3 7 78 3 4 6
2015年:マスターズ1000
ロジャーズ・カップ 準決勝(カナダ/ハード)
錦織 圭(4位) 0 3 0
アンディ・マレー(3位) 2 6 6
2015年:マスターズ1000
ムチュア・マドリード・オープン 準決勝(スペイン/クレー)
錦織 圭(5位) 0 3 4
アンディ・マレー(3位) 2 6 6
2014年:ATPワールドツアー・ファイナルズ
予選ラウンドロビン(イギリス/室内ハード)
錦織 圭(5位) 2 6 6
アンディ・マレー(6位) 0 4 4
2013年:ATP250
ブリスベン国際 準決勝(オーストラリア/ハード)
錦織 圭(19位) 棄権 4 0
アンディ・マレー(3位) 6 2
2012年:グランドスラム
全豪オープン 準々決勝(アメリカ/ハード)
錦織 圭(26位) 0 3 3 1
アンディ・マレー(4位) 3 6 6 6
2011年:マスターズ1000
上海ロレックス・マスターズ 準決勝(中国/ハード)
錦織 圭(47位) 0 3 0
アンディ・マレー(4位) 2 6 6
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