2017年10月30日~11月5日(2017年第44週)、パリ(フランス)で開催のマスターズ1000「ロレックス・パリ・マスターズ(パリ・マスターズ)」の決勝の結果、放送予定、決勝後のランキング(レースランキング)を見ていきます。
・決勝「クライノビッチ vs ソック」
クライノビッチ選手、ソック選手のどちらが勝ってもマスターズ初優勝となり、クライノビッチ選手はマスターズでツアー初優勝ということになります。
そして、ATPファイナルズの出場権争いでは、ソック選手が優勝した場合はソック選手の出場が決まり、ソック選手が準優勝となった場合はカレーニョブスタ選手の出場が決まります。
決勝のプレイヤー情報
フィリップ・クライノビッチ選手とジャック・ソック選手の「Head 2 Head」、「1回戦(予選)から準決勝までの結果」を紹介します。
Head 2 Head
ATPツアーでは過去に対戦はなく、初対戦となります。
チャレンジャーの大会では2014年に1度だけ対戦があり、ソック選手がセットカウント2-1(3-6、6-4、6-4)で勝利しています。
※2017年11月5日時点(決勝前)のデータ
クライノビッチ | ソック | |
0 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
77位(75位) | 最新ランキング(最高) | 22位(14位) |
セルビア(SRB) | 国籍 | アメリカ(USA) |
25歳 | 年齢 | 25歳 |
1992年2月27日 | 生年月日 | 1992年9月24日 |
185cm / 75kg | 身長 / 体重 | 191cm / 84kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 両手 |
2008年 | プロ転向 | 2011年 |
6勝1敗 | 2017年成績 | 35勝19敗 |
0回 | 2017年優勝回数 | 2回 |
22勝31敗 | 通算成績 | 151勝101敗 |
0回 | 通算優勝回数 | 3回 |
1回戦(予選)から準決勝までの結果
Round | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
予選1回戦 | ページャ (64位) | 6-4、6-1 |
予選2回戦 | ジェレ (90位) | 5-7、6-3、6-2 |
1回戦 | 杉田 祐一(38位) | 6-4、6-2 |
2回戦 | クエリー (13位) | 6-4、6-4 |
3回戦 | マユ (111位) | 6-2、3-6、6-1 |
準々決勝 | ナダル (1位) | (W/O) |
準決勝 | イスナー (14位) | 6-4、6-7、7-6 |
Round | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
1回戦 | bye | – |
2回戦 | エドマンド (50位) | 4-6、7-6、7-6 |
3回戦 | プイユ (18位) | 7-6、6-3 |
準々決勝 | ベルダスコ (39位) | 6-7、6-2、6-3 |
準決勝 | ベネトー (83位) | 7-5、6-2 |
※()内の世界ランキングは、2017年10月30日付のランキングです。
2017年ロレックス・パリ・マスターズ 決勝の結果
マスターズ1000「ロレックス・パリ・マスターズ」の結果について、試合結果が分かり次第、更新します。
<日程>
・11月5日(日): 決勝
決勝「クライノビッチ vs ソック」
フィリップ・クライノビッチ (77位) | 1 | 7 | 4 | 1 |
[16] ジャック・ソック (22位) | 2 | 5 | 6 | 6 |
試合時間:1時間58分 |
---|
第16シードのジャック・ソック選手(25歳・アメリカ)がフィリップ・クライノビッチ選手(25歳・セルビア)を5-7、6-4、6-1のフルセットの末に破り、マスターズ初優勝を飾りました。
ソック選手のATPファイナルズへの出場が決定。
また、ソック選手はランキングも9位に上り、初のトップ10入りも果たしました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
クライノビッチ選手のサービスで試合開始。
第5ゲームまでお互いキープの展開が続きます。
第6ゲーム、40-15とソック選手がゲームポイントを握ったところから、ソック選手のダブルフォルトとクライノビッチ選手のウィナーがあり、デュースへ。
デュース後、ソック選手にミスが出て、クライノビッチ選手にブレイクチャンスが来ますが、ソック選手がサーブアンドボレーを決めて凌ぎます。
デュース2回目、またもソック選手にミスが出て、クライノビッチ選手にブレイクチャンスが来ます。
ソック選手にダブルフォルトが出て、クライノビッチ選手がブレイクに成功。
第7ゲーム、クライノビッチ選手のダブルフォルトやミスなどがあり、15-40とソック選手にブレイクチャンスが来ます。
クライノビッチ選手のショットがアウトとなり、ソック選手がブレイクバックに成功。
その後、キープの展開が続いて迎えた第12ゲーム。
第12ゲーム、30-40とクライノビッチ選手にセットポイント(ブレイクポイント)が来ると、ソック選手のショットがネットにかかり、クライノビッチ選手が第1セットを先取。
第2セット
クライノビッチ選手のサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、30-40とソック選手にブレイクチャンスが来ると、クライノビッチ選手のショットがアウトとなり、ソック選手がブレイクに成功。
第5ゲーム、ソック選手のウィナーやクライノビッチ選手のダブルフォルトなどがあり、30-40とソック選手にブレイクチャンスが来ます。
クライノビッチ選手のショットがネットにかかり、ソック選手がブレイクに成功。
第6ゲーム、ソック選手のダブルフォルトなどがあり、15-40とクライノビッチ選手にブレイクチャンスが来ます。
ソック選手のショットがネットにかかり、クライノビッチ選手がブレイクに成功。
第10ゲーム、ソック選手のサービングフォーザセット
40-0とソック選手にセットポイントが来ると、クライノビッチ選手のリターンがアウトとなり、ソック選手が第2セットを取ります。
ファイナルセット
クライノビッチ選手のサービスでファイナルセット開始。
第1ゲーム、40-0とクライノビッチ選手がゲームポイントを握ったところからデュースまで行きますが、クライノビッチ選手がキープ。
第3ゲーム、クライノビッチ選手のボレーミス、ソック選手の厳しいコースへのリターンや見事なパッシングショットが決まるなど、30-40とソック選手にブレイクチャンスが来ます。
またもソック選手のスーパーショット(パッシングショット)が決まり、ソック選手がブレイクに成功。
第4ゲーム、30-30まで行きますが、ソック選手がしっかりとファーストサーブを入れてポイントを取り、ソック選手がキープ。
第5ゲーム、クライノビッチ選手のミスなどがあり、15-40とソック選手にブレイクチャンスが来ますが、クライノビッチ選手がピンチを凌いでデュースへ。
3回目のデュースとなり、再びソック選手にブレイクチャンスが来ると、ソック選手の見事なパッシングショットが決まり、ソック選手がブレイクに成功。
第6ゲーム、ソック選手がラブゲームでキープ。
第7ゲーム、40-15とクライノビッチ選手がゲームポイントを握ったところから、クライノビッチ選手に連続でミスが出て、デュースへ。
ソック選手のウィナーが決まって、ソック選手にチャンピオンシップポイント(ブレイクポイント)が来ます。
クライノビッチ選手のショットがアウトとなり、ソック選手が勝利。
スタッツ
クライノビッチ | Match | ソック |
5 | サービスエース | 9 |
5 | ダブルフォルト | 3 |
69%(72 / 105) | ファーストサーブ確率 | 54%(39 / 72) |
60%(43 / 72) | 1st Serve Points Won | 79%(31 / 39) |
39%(13 / 33) | 2nd Serve Points Won | 61%(20 / 33) |
75%(3 / 4) | ブレイク / チャンス | 75%(6 / 8) |
17/24 | ネットポイント | 10/11 |
44%(77 / 177) | ポイントの合計 | 56%(100 / 177) |
1,710m | Total Distance Run | 1,813m |
28 | Winner 合計 | 37 |
18 | フォアハンド | 22 |
4 | バックハンド | 4 |
6 | サーブ | 11 |
39 | Unforced error 合計 | 28 |
16 | フォアハンド | 20 |
18 | バックハンド | 5 |
5 | サーブ | 3 |
[スタッツ用語の補足]
1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
決勝のハイライト動画
2017年ロレックス・パリ・マスターズの決勝「クライノビッチ vs ソック」のハイライト動画です。
ドロー表(結果)
決勝後のランキング(レースランキング)
ロレックス・パリ・マスターズの決勝後のランキングです。
また、このポイント(ランキング)はレースランキングと同じものになります。
ソック選手が見事優勝を飾り、大逆転でのATPファイナルズへの出場が決定。
順位 | 選手名 | 基礎 point |
round | 獲得 point |
決勝後 point |
---|---|---|---|---|---|
1 | ナダル | 10,465 | 準々決勝 | 180 | 10,645 |
2 | フェデラー | 9,005 | 欠場 | 0 | 9,005 |
3 | A.ズベレフ | 4,400 | 2回戦 | 10 | 4,410 |
4 | ティエム | 3,725 | 3回戦 | 90 | 3,815 |
5 | チリッチ | 3,625 | 準々決勝 | 180 | 3,805 |
6 | ディミトロフ | 3,560 | 3回戦 | 90 | 3,650 |
7 | ワウリンカ | 3,150 | 欠場 | 0 | 3,150 |
8 | ゴファン | 2,885 | 3回戦 | 90 | 2,975 |
9 | ソック | 1,765 | 優勝 | 1,000 | 2,765 |
10 | C ブスタ | 2,605 | 2回戦 | 10 | 2,615 |
11 | デルポトロ | 2,415 | 準々決勝 | 180 | 2,595 |
12 | ジョコビッチ | 2,585 | 欠場 | 0 | 2,585 |
13 | クエリー | 2,525 | 2回戦 | 10 | 2,535 |
14 | アンダーソン | 2,470 | 2回戦 | 10 | 2,480 |
15 | ツォンガ | 2,310 | 2回戦 | 10 | 2,320 |
16 | マレー | 2,290 | 欠場 | 0 | 2,290 |
17 | イスナー | 1,905 | 準決勝 | 360 | 2,265 |
18 | プイユ | 2,145 | 3回戦 | 90 | 2,235 |
19 | ベルディヒ | 2,095 | 欠場 | 0 | 2,095 |
20 | B アグート | 1,925 | 3回戦 | 90 | 2,015 |
21 | キリオス | 2,010 | 欠場 | 0 | 2,010 |
22 | 錦織 圭 | 1,885 | 欠場 | 0 | 1,885 |
23 | R ビノラス | 1,835 | 2回戦 | 10 | 1,845 |
24 | ラオニッチ | 1,795 | 欠場 | 0 | 1,795 |
25 | ミュラー | 1,695 | 欠場 | 0 | 1,695 |
※基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2017年11月・パリ後)』をご覧ください。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
※1回戦を免除された第1シードから第16シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。
決勝の放送予定
決勝は、スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送が予定されています。
Sports navi LIVE(スポナビライブ)
スポナビライブでのLive配信について、1回戦と2回戦は無料、3回戦から決勝までは有料になります。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
11月5日(日) | ダブルス決勝 | 20:15~ |
決勝 | 23:00~ |
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
11月5日(日) | 決勝 | 22:50~26:30 |
11月6日(月) | 決勝 (録画) | 14:00~17:00 |
ダブルス決勝 (録画) | 17:30~20:00 | |
11月7日(火) | ダブルス決勝 (録画) | 11:30~14:00 |
NHK・BS1
NHK・BS1では、BS1(サブch102)で2回戦から決勝までの7試合を生中継で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
11月5日(日) | 決勝 | 23:00~(24:50) |
11月6日(月) | 決勝 (録画) | 19:00~20:50 |
11月7日(火) | 決勝 (録画) | 2:25~4:15 ※NHK総合 |
<放送予定の対戦カード>
・決勝「クライノビッチ vs ソック」
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