ATPランキング試算(2017年11月・パリ後)


2017年10月30日から11月5日にパリ(フランス)でマスターズ1000「ロレックス・パリ・マスターズ(パリ・マスターズ)」が開催されます。

今回はランキング上位20名+αのパリ・マスターズ後の11月6日付のランキング試算を見ていきます。

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2017年11月6日付のランキング試算

はじめに、11月6日付のランキングについて、2016年のパリ・マスターズとのポイントが11月6日に失効日を迎え、2017年の同大会でのポイントと入れ変わる形となります。

同時に2016年のATPファイナルズのポイントも11月6日に失効日を迎えます。

まずはトップ20+αの2016年のパリ・マスターズとATPファイナルズの結果を紹介します。

2016年のパリ・マスターズでは、マレー選手が優勝、イスナー選手が準優勝、チリッチ選手とラオニッチ選手がベスト4という結果でした。

2016年のATPファイナルズでは、マレー選手が全勝優勝、ジョコビッチ選手が準優勝、ラオニッチ選手と錦織選手がベスト4という結果でした。

順位 選手名 10月30日
point
2016
パリ
2016
Finals
1 ナダル 10,465 欠場
2 フェデラー 9,005 欠場
3 マレー 4,790 優勝 優勝
4 A.ズベレフ 4,400 欠場
5 チリッチ 4,185 ベスト4 RR
6 ティエム 3,935 2回戦 RR
7 ジョコビッチ 3,765 ベスト8 準優勝
8 ディミトロフ 3,650 3回戦
9 ワウリンカ 3,360 2回戦 RR
10 ゴファン 2,975 3回戦 補欠
11 C ブスタ 2,650 2回戦
12 ラオニッチ 2,555 ベスト4 ベスト4
13 クエリー 2,525 欠場
14 イスナー 2,505 準優勝
15 ツォンガ 2,490 ベスト8
16 アンダーソン 2,470 欠場
17 デルポトロ 2,435 欠場
18 プイユ 2,235 3回戦
19 ベルディヒ 2,230 ベスト8
20 錦織 圭 2,175 3回戦 ベスト4
21 キリオス 2,010 欠場
22 ソック 1,945 ベスト8
23 B アグート 1,935 2回戦
24 R ビノラス 1,880 2回戦

・RR:ラウンドロビン
・補欠:怪我をしたモンフィス選手に代わってゴファン選手が1試合出場

トップ20+αの基礎ポイント

トップ20+αの基礎ポイントを見ていきます。

順位 選手名 10月30日
point
失効point 基礎
point
パリ Finals
1 ナダル 10,465 0 0 10,465
2 フェデラー 9,005 0 0 9,005
3 マレー 4,790 1,000 1,500 2,290
4 A.ズベレフ 4,400 0 0 4,400
5 チリッチ 4,185 360 200 3,625
6 ティエム 3,935 10 200 3,725
7 ジョコビッチ 3,765 180 1,000 2,585
8 ディミトロフ 3,650 90 0 3,560
9 ワウリンカ 3,360 10 200 3,150
10 ゴファン 2,975 90 0 2,885
11 C ブスタ 2,650 45 0 2,605
12 ラオニッチ 2,555 360 400 1,795
13 クエリー 2,525 0 0 2,525
14 イスナー 2,505 600 0 1,905
15 ツォンガ 2,490 180 0 2,310
16 アンダーソン 2,470 0 0 2,470
17 デルポトロ 2,435 0 0 2,415*
18 プイユ 2,235 90 0 2,145
19 ベルディヒ 2,230 180 0 2,095*
20 錦織 圭 2,175 90 200 1,885
21 キリオス 2,010 0 0 2,010
22 ソック 1,945 180 0 1,765
23 B アグート 1,935 10 0 1,925
24 R ビノラス 1,880 45 0 1,835
  • 10月30日ポイント
  • 2017年10月30日付のATPランキングのポイント。

  • 失効ポイント
  • 2017年11月6日に失効日を迎える2016年のパリ・マスターズとATPファイナルズのポイント。

  • 基礎ポイント
  • 「基礎ポイント」=「10月30日ポイント」-「失効ポイント」

この「基礎ポイント」に2017年のパリ・マスターズのポイントを加算すれば、次回発表される11月6日付のATPランキングと同じになります。

※パリ・マスターズに出場予定のデルポトロ選手の基礎ポイントについて、2016年のパリ・マスターズのポイントがない(出場義務なし)ため、現在ランキング対象の18大会の中で一番ポイントが低い大会(20ポイント)がランキング対象外に降格となり、2017年のパリ・マスターズのポイントが加算される形となります。

※パリ・マスターズを欠場するベルディヒ選手の基礎ポイントについて、マスターズ出場義務の免除の条件を満たすため0ポイントの加算ではなく、現在ランキング対象の18大会の圏外となっている45ポイントが繰り上がって加算される形になります。

ロレックス・パリ・マスターズ 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

暫定ランキング

「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。

暫定
順位
選手名 基礎
point
1 ナダル 10,465
2 フェデラー 9,005
3 A.ズベレフ 4,400
4 ティエム 3,725
5 チリッチ 3,625
6 ディミトロフ 3,560
7 ワウリンカ 3,150
8 ゴファン 2,885
9 カレーニョブスタ 2,605
10 ジョコビッチ 2,585
11 クエリー 2,525
12 アンダーソン 2,470
13 デルポトロ 2,415
14 ツォンガ 2,310
15 マレー 2,290
16 プイユ 2,145
17 ベルディヒ 2,095
18 キリオス 2,010
19 バウティスタアグート 1,925
20 イスナー 1,905
21 錦織 圭 1,885
22 ラモスビノラス 1,835
23 ラオニッチ 1,795
24 ソック 1,765

<欠場者の情報>
フェデラー選手、ワウリンカ選手、ジョコビッチ選手、マレー選手、ベルディヒ選手、キリオス選手、錦織選手、ラオニッチ選手は2017年パリ・マスターズを欠場。

1位~3位争い

ナダル選手の1位、フェデラー選手の2位は確定。

ナダル選手は2回戦(初戦)を勝利すれば、年間1位も確定となります。

A.ズベレフ選手は準決勝進出で3位が確定。

ティエム選手、チリッチ選手、ディミトロフ選手が3位になるには、優勝が最低条件となります。

4位~10位争い

ティエム選手、チリッチ選手、ディミトロフ選手で4位を争う形となりますが、ポイント差がほとんどないので、パリ・マスターズとATPファイナルズの結果でまだまだ動きがありそうです。

2018年の全豪オープンの第4シードのことも考えると、まずはパリ・マスターズでポイントを多く加算しておきたいところです。

10位争いを見ると、トップ10争いから一気に抜け出してくる選手がなかなか現れず、ウィンブルドン後にシーズンを終えたジョコビッチ選手がまだトップ10にいる状態となっています。

10位近辺にいるゴファン選手、カレーニョブスタ選手、クエリー選手、アンダーソン選手、デルポトロ選手、ツォンガ選手はATPファイナルズへの出場権をかけた争いにもなっており、今大会では何としても結果が欲しいところです。

錦織選手のランキング

右手首の怪我でツアーを離脱している錦織選手は、パリ・マスターズ後のランキングでは21位以下となります。

現時点で錦織選手の復帰時期はまだ分かりませんが、この先2018年1月にブリスベン国際150ポイント、全豪オープン180ポイントの失効ポイントがあり、もし全豪オープン後に復帰となった場合は、錦織選手のポイントは1,555ポイントとなり、30位あたりになりそうです。

2017年ロレックス・パリ・マスターズの結果

2017年ロレックス・パリ・マスターズの1回戦から決勝までの結果です。

結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。

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