ジョー=ウィルフリード・ツォンガ選手に関する情報をまとめました。
ツォンガ選手の基本情報、選手紹介、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。
基本情報
※更新日:2019年6月16日 現在
名前 | ジョー=ウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga) |
国籍 | フランス(FRA) |
出身地 | ル・マン |
性別 | 男 |
生年月日 | 1985年4月17日 |
年齢 | 34歳 |
身長 | 188cm |
体重 | 93kg |
プロ転向 | 2004年 |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
コーチ | ティエリ・アシオンヌ(Thierry Ascione) |
※以下、記事内の表現に関して、シングルスに視点を置いたものとなっています。
ダブルスに関する場合は、「ダブルス」と表記しています。
選手紹介
最速237km/hの強力なサーブと、破壊力抜群のフォアハンドが武器のオールラウンダー。
さらに、ネットプレーでは繊細なタッチのボレーも見せるなど、高い技術も持ち合わせている。
1年を通してプレーに好不調の波があり安定感に欠ける部分もあるが、ビッグ4を倒す爆発力を持っており、調子に乗らせると非常に手強い選手である。
選手経歴
2004年~2007年 度重なる故障
ジュニア時代、2003年の全米オープンのジュニア男子シングルスで優勝するなど、将来を期待されたツォンガ。
しかし、2004年にプロに転向した後は、度重なる故障で年間を通じて活躍できない時期が長く続く。
・椎間板ヘルニア(2004年後半~2005年3月)
・右肩を2度故障(2005年)
・背中と腹部を故障(2005年10月~2006年2月)
・腹部を故障(2006年末)
2007年、これまで悩まされ続けていた故障を克服し、ATPツアーに本格的に参戦。
6月、ウィンブルドンの前哨戦のアルトワ選手権で、予選から勝ち上がり3回戦進出。
ウィンブルドンで、4回戦に進出する活躍を見せ、7月9日付の世界ランキングでトップ100入りを果たす。
その後も結果を残し、年末の世界ランキングは43位。
2008年 全豪オープン準優勝、マスターズ初優勝
2008年1月、ノーシードで出場した全豪オープンでは、1回戦で世界ランキング9位のマレー、4回戦で同8位のガスケ、準決勝で同2位のナダルを破る活躍を見せ、グランドスラム初の決勝に進出(ツアー初の決勝進出がグランドスラムという快挙)。
決勝で同3位のジョコビッチに敗れはしたが、グランドスラム準優勝を果たす。
その後、右膝の故障のため全仏オープンとウィンブルドンを欠場。
9月、タイ・オープンの決勝でジョコビッチを破り、ツアー初優勝を果たす(23歳5ヶ月)。
10月、BNPパリバ・マスターズでは、3回戦で世界ランキング3位のジョコビッチ、準々決勝で同7位のロディックを破るなどの活躍を見せ、マスターズ初の決勝に進出。
決勝で同8位のナルバンディアンを破り、マスターズ初優勝を果たす。
最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズに初出場。
年末の世界ランキングは6位。
2009年 ツアー優勝3回
2009年、2月のSAテニスオープン(ATP250)とオープン13(ATP250)を優勝。
10月、ジャパン・オープン・テニス選手権(ATP500)を優勝し、ツアー5勝目を挙げる。
年末の世界ランキングは10位。
2010年 全豪オープンでベスト4
2010年1月、全豪オープンでは、準々決勝で世界ランキング3位のジョコビッチを破り、準決勝に進出。
準決勝で同1位のフェデラーに敗れ、2年ぶりの決勝進出とはならず。
その後、ツアー決勝進出が0回など結果を残せず、年末の世界ランキングは13位。
2011年 ウィンブルドンでベスト4、ファイナルズ準優勝
2011年シーズン前半も低迷が続いたが、6月のウィンブルドンの前哨戦のクイーンズ・クラブ選手権では、世界ランキング1位のナダルを破る活躍を見せ準優勝。
ウィンブルドンでは、準々決勝で世界ランキング3位のフェデラーを破り、準決勝に進出。
準決勝で同2位のジョコビッチに敗れたが、ウィンブルドンで初のベスト4となる。
8月、全米オープンでベスト8。
9月、モゼール・オープン(ATP250)で優勝し、約2年ぶりとなるツアー6勝目を挙げる。
10月、エルステ・バンク・オープン(ATP250)で優勝し、ツアー7勝目を挙げる。
11月、BNPパリバ・マスターズで準優勝。
最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズで初の決勝に進出。
決勝でフェデラーに敗れ、準優勝。
一時、世界ランキングを22位にまで落としたが、年末の世界ランキングは6位。
2012年 世界ランク5位、ウィンブルドン2年連続ベスト4
2012年1月、カタール・オープン(ATP250)で優勝し、ツアー8勝目を挙げる。
2月27日付の世界ランキングで自己最高の5位を記録。
6月、ウィンブルドンでは準決勝に進出するも、世界ランキング4位のマレーに敗れ、2年連続でベスト4。
9月、モゼール・オープン(ATP250)を2連覇し、ツアー9勝目を挙げる。
最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズに出場。
年末の世界ランキングは8位。
2013年 全仏オープンでベスト4
2013年2月、オープン13(ATP250)を優勝し、ツアー10勝目を挙げる。
5月、全仏オープンでは、準々決勝で世界ランキング3位のフェデラーを破り、全仏オープン初の準決勝に進出。
準決勝で同5位のナダルに敗れる。
その後、膝の故障のため全米オープンを欠場するなど結果が残せず、年末の世界ランキングは10位。
2014年 マスターズ優勝
グランドスラムではツォンガの快進撃は見られず、4大会すべて4回戦止まり。
8月、ロジャーズ・カップでは、3回戦で世界ランキング1位のジョコビッチ、準々決勝で同9位のマレー、準決勝で同8位のディミトロフ、決勝で同3位のフェデラーを破る活躍を見せ、2008年以来となるマスターズ優勝を果たす。
1大会でビッグ4の3人を倒すツォンガの爆発力が発揮された大会となった。
年末の世界ランキングは12位。
2015年 全仏オープンでベスト4
2015年5月、全仏オープンでは、4回戦で世界ランキング4位のベルディヒ、準々決勝で同5位の錦織を破り、2年ぶりに準決勝に進出。
準決勝で同9位のワウリンカに敗れる。
9月、モゼール・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー12勝目を挙げる。
10月、上海ロレックス・マスターズでは、決勝で世界ランキング1位のジョコビッチに敗れ、準優勝。
年末の世界ランキングは10位。
2016年
2016年、ウィンブルドンと全米オープンでベスト8。
2016年はツアー優勝0回と、ツォンガ選手にとっては不振のシーズンとなり、年末の世界ランキングは12位。
2017年 ツアー優勝4回
2017年1月、全豪オープンでベスト8。
2月、ABNアムロ世界テニス・トーナメント(ATP500)とオープン13(ATP250)を優勝。
5月、リヨン・オープン(ATP250)を優勝
10月、ヨーロピアン・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー16勝目を挙げる。
11月、2001年以来となるフランスのデビスカップ優勝に貢献。
年末の世界ランキングは15位。
2018年 怪我でツアー離脱
2018年2月、南フランス・オープンの準決勝で左太ももの肉離れで途中棄権となり、その後ツアーを離脱。
4月に膝の手術を行い、全仏オープンとウィンブルドンを欠場。
9月、モゼール・オープンでツアーに復帰。
年末の世界ランキングは239位。
2019年
2019年2月、南フランス・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー17勝目を挙げる。
ツアー経歴(シングルス)
ツアー勝利数 | 17勝 |
キャリア通算成績 | 659戦 448勝 211敗 |
自己最高ランキング | 5位(2012年2月27日) |
ランキング推移(年末)
年 | 順位 |
---|---|
2018 | 239 |
2017 | 15 |
2016 | 12 |
2015 | 10 |
2014 | 12 |
2013 | 10 |
2012 | 8 |
2011 | 6 |
2010 | 13 |
2009 | 10 |
2008 | 6 |
2007 | 43 |
2006 | 212 |
2005 | 338 |
2004 | 163 |
グランドスラム成績
グランドスラム最高成績
・全豪オープン:準優勝
・全仏オープン:ベスト4
・ウィンブルドン:ベスト4
・全米オープン:ベスト8
年 | 全豪 | 全仏 | ウィンブルドン | 全米 |
---|---|---|---|---|
2019 | 2回戦 | 2回戦 | ||
2018 | 3回戦 | – | – | – |
2017 | ベスト8 | 1回戦 | 3回戦 | 2回戦 |
2016 | 4回戦 | 3回戦 | ベスト8 | ベスト8 |
2015 | – | ベスト4 | 3回戦 | ベスト8 |
2014 | 4回戦 | 4回戦 | 4回戦 | 4回戦 |
2013 | ベスト8 | ベスト4 | 2回戦 | – |
2012 | 4回戦 | ベスト8 | ベスト4 | 2回戦 |
2011 | 3回戦 | 3回戦 | ベスト4 | ベスト8 |
2010 | ベスト4 | 4回戦 | ベスト8 | – |
2009 | ベスト8 | 4回戦 | 3回戦 | 4回戦 |
2008 | 準優勝 | – | – | 3回戦 |
2007 | 1回戦 | – | 4回戦 | 3回戦 |
2006 | – | – | – | – |
2005 | – | 1回戦 | – | – |
2004 | – | 予選 | – | 予選 |
ATPツアー決勝での成績
決勝:29戦 17勝 12敗
カテゴリ | 勝 – 負 |
---|---|
グランドスラム | 0 – 1 |
ATPファイナルズ | 0 – 1 |
マスターズ1000 | 2 – 2 |
ATP500 | 2 – 4 |
ATP250 | 13 – 4 |
錦織選手との対戦成績
錦織 圭 | 6勝 | vs | 3勝 | ジョーウィルフリード・ツォンガ |
全仏オープン 2回戦 (フランス/クレー) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 (7位) | 3 | 4 | 6 | 6 | 6 | |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (82位) | 1 | 6 | 4 | 4 | 4 | |
BNPパリバ・マスターズ 3回戦 (パリ/室内ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (4位) | 1 | 6 | 3 | 63 |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (13位) | 2 | 0 | 6 | 77 |
全豪オープン 4回戦 (メルボルン/ハード) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 (7位) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
ジョーウィルフリード・ツォンガ (10位) | 0 | 4 | 2 | 4 | ||
全仏オープン 準々決勝 (パリ/クレー) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 (5位) | 2 | 1 | 4 | 6 | 6 | 3 |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (15位) | 3 | 6 | 6 | 4 | 3 | 6 |
BNPパリバ・マスターズ 3回戦 (パリ/室内ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (7位) | 2 | 6 | 4 | 6 |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (12位) | 1 | 1 | 6 | 4 |
BNPパリバ・マスターズ 2回戦 (パリ/室内ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (19位) | 2 | 1 | 77 | 79 |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (9位) | 1 | 6 | 64 | 67 |
上海ロレックス・マスターズ 3回戦 (上海/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (18位) | 0 | 65 | 0 | |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (9位) | 2 | 77 | 6 | |
全豪オープン 4回戦 (メルボルン/ハード) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 (26位) | 3 | 2 | 6 | 6 | 3 | 6 |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (6位) | 2 | 6 | 2 | 1 | 6 | 3 |
上海ロレックス・マスターズ 2回戦 (上海/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (47位) | 2 | 61 | 6 | 6 |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (8位) | 1 | 77 | 4 | 4 |
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