トマーシュ・ベルディヒ選手に関する情報をまとめました。
ベルディヒ選手の基本情報、選手紹介、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。
※「トマーシュ・ベルディハ」、「トマス・ベルディハ」などの表記も見られます。
基本情報
※更新日:2019年1月8日 現在
名前 | トマーシュ・ベルディヒ(Tomas Berdych) |
国籍 | チェコ(CZE) |
出身地 | ヴァラシュスケー・メジジーチー |
性別 | 男 |
生年月日 | 1985年9月17日 |
年齢 | 33歳 |
身長 | 196cm |
体重 | 91kg |
プロ転向 | 2002年 |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
コーチ | マーティン・ステパネク(Martin Stepanek) |
※以下、記事内の表現に関して、シングルスに視点を置いたものとなっています。
ダブルスに関する場合は、「ダブルス」と表記しています。
選手紹介
プレースタイル
196cmの身長から繰り出される強力なサーブだけでなく、破壊力のあるフォアハンドと安定感のあるバックハンドを持つオールラウンダー。
フットワークも非常によく、常に高いパフォーマンスを発揮し、どの大会でも安定した成績を残している。
ビッグ4の壁!?
安定した強さは発揮するが、大きな大会での爆発力に欠けるベルディヒ。
2005年にマスターズの初優勝を果たしたが、それ以降はビッグタイトル獲得には至らず、常にビッグ4の壁に阻まれている。
2010年にウィンブルドンで準優勝した際には、ビッグ4のうちフェデラーとジョコビッチの二人を倒しながら、決勝でさらにビッグ4のナダルが待ち構えるという不運に泣かされる。
選手経歴
2002年~2004年 ツアー初優勝
2002年に17歳でプロに転向した後は、下部ツアーのATPチャレンジャーなどで実績を積み、2004年2月2日付の世界ランキングでトップ100入りを果たす。
2004年8月、アテネ五輪のシングルスでは、2回戦で世界ランキング1位のフェデラーを破る金星を挙げ、準々決勝まで進出する活躍を見せる。
10月、シチリア国際でツアー初優勝を果たす(19歳0ヶ月)。
年末の世界ランキングは45位。
2005年 マスターズ初優勝
2005年はツアー準優勝1回の他は、目立った活躍がままシーズンを過ごしていたが、最後にビッグタイトルを手にする。
10月、BNPパリバ・マスターズでは、ノーシードから次々にシード選手を破り、マスターズ初の決勝に進出。
決勝で第8シードのリュビチッチを破り、マスターズ初優勝を果たす(20歳1ヶ月)。
年末の世界ランキングは25位。
2006年~2009年 トップ10入りと低迷!?
2006年、全仏オープンとウィンブルドンで4回戦に進出、ツアー準優勝2回など安定した成績を残し、年末の世界ランキングは13位。
2007年6月、ゲリー・ウェバー・オープンで優勝し、ツアー3勝目を挙げる。
ウィンブルドンでグランドスラム初の準々決勝に進出。
7月9日付の世界ランキングで10位となり、トップ10入りを果たす。
2008年10月、ジャパン・オープン・テニス選手権で優勝し、ツアー4勝目を挙げる。
2008年ではこの他に3月のマイアミ・マスターズでベスト4に進出した以外は目立った成績が残せず、年末の世界ランキングは20位。
2009年5月、BMWオープン(ATP250)で優勝し、ツアー5勝目を挙げる。
2009年もツアー優勝1回以外は結果を残せず、世界ランキング20位前後で停滞。
2010年 ウィンブルドン準優勝
2010年3月、マイアミ・マスターズでは、初優勝した2005年以来のマスターズの決勝に進出。
決勝でロディックに敗れ、準優勝。
5月、全仏オープンでグランドスラム初の準決勝に進出。
6月、ウィンブルドンでは、準々決勝で世界ランキング2位のフェデラー、準決勝で同3位のジョコビッチを破り、グランドスラム初の決勝に進出。
決勝で同1位のナダルに敗れはしたが、グランドスラム準優勝。
11月、最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズに初出場。
年末の世界ランキングは6位。
2011年~2014年 トップ10に定着
2011年10月、チャイナ・オープン(ATP500)で優勝し、ツアー6勝目を挙げる。
11月、2年連続でATPワールドツアー・ファイナルに出場すると、ラウンドロビンで2勝して準決勝に進出。
2012年1月、南フランス・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー7勝目を挙げる。
5月、マドリード・マスターズで準優勝。
8月、全米オープンでは、準々決勝で世界ランキング1位のフェデラーを破り、準決勝に進出。
準決勝で同4位のマレーに敗れ、ベスト4。
10月、ストックホルム・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー8勝目を挙げる。
11月、3年連続でATPワールドツアー・ファイナルズに出場。
デビスカップでは、チェコ代表の中心選手として、デビスカップ優勝に大きく貢献。
2013年、グランドスラムでベスト8が2回、マスターズでベスト4が4回など安定した成績を残し、4年連続でATPワールドツアー・ファイナルズに出場。
また、チェコ代表の中心選手として、デビスカップ連覇を果たす。
2014年1月、全豪オープンで準決勝に進出するも、世界ランキング8位のワウリンカに敗れ、ベスト4。
2月、ABNアムロ世界テニス・トーナメント(ATP500)を優勝し、ツアー9勝目を挙げる。
10月、ストックホルム・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー10勝目を挙げる。
11月、5年連続でATPワールドツアー・ファイナルズに出場。
2015年 キャリア通算500勝達成
2015年1月、全豪オープンで準決勝に進出するも、世界ランキング6位のマレーに敗れ、2年連続でベスト4。
2月、ABNアムロ世界テニス・トーナメントの2回戦でセッピを破り、キャリア通算500勝を達成。
5月18日付の世界ランキングで自己最高の4位を記録。
9月、深セン・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー11勝目を挙げる。
10月、ストックホルム・オープン(ATP250)を連覇し、ツアー12勝目を挙げる。
マスターズで準優勝1回、ベスト4が2回、ベスト8が5回と安定した成績を残し、6年連続でATPワールドツアー・ファイナルズに出場。
年末の世界ランキングは6位。
2016年 イワニセビッチ氏がコーチに!!
グランドスラムでは、全豪オープンと全仏オープンでベスト8、ウィンブルドンでベスト4と結果を残したが、マスターズでは最高がベスト8止まりと結果を残せず。
8月、元世界ランキング2位のゴラン・イワニセビッチ氏をコーチとしてチームに迎え入れることを発表。
全米オープンは虫垂炎のため欠場となったが、復帰後、9月の深セン・オープン(ATP250)を連覇し、ツアー13勝目を挙げる。
その後は3大会連続で初戦敗退するなど結果が残せず、ATPワールドツアー・ファイナルズの出場を逃す。
10月31日付けのランキングで11位となり、2010年7月から6年3ヶ月守ってきたトップ10から陥落。
年末の世界ランキングは10位。
2017年 怪我などで低迷
5月、BNLイタリア国際の2回戦でベルロクを破り、キャリア通算600勝を達成。
6月5日、ゴラン・イワニセビッチ氏とのコーチ関係を解消すること発表。
7月、ウィンブルドンでは2年連続でベスト4。
年末の世界ランキングは19位。
2018年 怪我でツアーを離脱
2018年1月、全豪オープンでベスト8。
7月、背中の故障のためウィンブルドンを欠場し、そのまま2018年シーズンを終える。
年末の世界ランキングは71位。
2019年
1月、カタール・オープンで復帰を果たし、準優勝。
ツアー経歴(シングルス)
ツアー勝利数 | 13勝 |
キャリア通算成績 | 964戦 631勝 333敗 |
自己最高ランキング | 4位(2015年5月18日) |
ランキング推移(年末)
年 | 順位 |
---|---|
2018 | 71 |
2017 | 19 |
2016 | 10 |
2015 | 6 |
2014 | 7 |
2013 | 7 |
2012 | 6 |
2011 | 7 |
2010 | 6 |
2009 | 20 |
2008 | 20 |
2007 | 14 |
2006 | 13 |
2005 | 24 |
2004 | 45 |
2003 | 113 |
2002 | 398 |
グランドスラム成績
グランドスラム最高成績
・全豪オープン:ベスト4
・全仏オープン:ベスト4
・ウィンブルドン:準優勝
・全米オープン:ベスト4
年 | 全豪 | 全仏 | ウィンブルドン | 全米 |
---|---|---|---|---|
2018 | ベスト8 | 1回戦 | – | – |
2017 | 3回戦 | 2回戦 | ベスト4 | 2回戦 |
2016 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト4 | – |
2015 | ベスト4 | 4回戦 | 4回戦 | 4回戦 |
2014 | ベスト4 | ベスト8 | 3回戦 | ベスト8 |
2013 | ベスト8 | 1回戦 | ベスト8 | 4回戦 |
2012 | ベスト8 | 4回戦 | 1回戦 | ベスト4 |
2011 | ベスト8 | 1回戦 | 4回戦 | 3回戦 |
2010 | 2回戦 | ベスト4 | 準優勝 | 1回戦 |
2009 | 4回戦 | 1回戦 | 4回戦 | 3回戦 |
2008 | 4回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 1回戦 |
2007 | 4回戦 | 1回戦 | ベスト8 | 4回戦 |
2006 | 2回戦 | 4回戦 | 4回戦 | 4回戦 |
2005 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 3回戦 |
2004 | 2回戦 | 1回戦 | 1回戦 | 4回戦 |
2003 | – | – | – | 2回戦 |
ATPツアー決勝での成績
決勝:32戦 13勝 19敗
カテゴリ | 勝 – 負 |
---|---|
グランドスラム | 0 – 1 |
ATPファイナルズ | 0 – 0 |
マスターズ1000 | 1 – 3 |
ATP500 | 3 – 4 |
ATP250 | 9 – 11 |
錦織選手との対戦成績
錦織 圭 | 5勝 | vs | 1勝 | トマーシュ・ベルディヒ |
ロレックス・モンテカルロ・マスターズ 1回戦(モナコ/クレー) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭(36位) | 2 | 4 | 6 | 6 |
トマーシュ・ベルディヒ(18位) | 1 | 6 | 2 | 1 |
予選ラウンドロビン(イギリス/室内ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭(8位) | 2 | 7 | 3 | 6 |
トマーシュ・ベルディヒ(6位) | 1 | 5 | 6 | 3 |
楽天ジャパン・オープン 準々決勝(日本/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭(17位) | 2 | 7 | 6 | |
トマーシュ・ベルディヒ(6位) | 0 | 5 | 4 | |
モンテカルロ・ロレックス・マスターズ 3回戦(モナコ/クレー) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭(17位) | 1 | 6 | 2 | 4 |
トマーシュ・ベルディヒ(7位) | 2 | 2 | 6 | 6 |
スイス・インドア 1回戦(スイス/室内ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭(31位) | 2 | 3 | 6 | 6 |
トマーシュ・ベルディヒ(7位) | 1 | 6 | 3 | 2 |
ブリスベン国際 2回戦(オーストラリア/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭(61位) | 2 | 79 | 6 | |
トマーシュ・ベルディヒ(20位) | 0 | 67 | 3 |
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