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次世代のテニス界を担う「Next Generation」の選手の一人、アレクサンダー・ズベレフ選手に関する情報をまとめました。
ズベレフ選手の基本情報、選手紹介、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。
基本情報
※更新日:2019年6月12日 現在
名前 | アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev) |
フルネーム | アレクサンダー・”サーシャ”・ズベレフ |
国籍 | ドイツ(GER) |
出身地 | ハンブルク |
性別 | 男 |
生年月日 | 1997年4月20日 |
年齢 | 22歳 |
身長 | 198cm |
体重 | 90kg |
プロ転向 | 2013年 |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手打ち |
コーチ | イワン・レンドル(Ivan Lendl) アレクサンダー・ズベレフ・シニア(Alexander Zverev Sr.) |
※以下、記事内の表現に関して、シングルスに視点を置いたものとなっています。
ダブルスに関する場合は、「ダブルス」と表記しています。
選手紹介
プレースタイル
身長198cmの高い打点から繰り出す強力なサーブと、ストローク力のあるフォアハンドとバックハンドを持つ攻撃的なベースライナー。
ハード、クレー、芝のすべてのサーフェスでツアー決勝に進出するなど、まだ発展途上でありながら、どのサーフェスでも総合的にレベルの高いテニスを見せる。
将来の世界ランキング1位候補
10代でツアー2勝を挙げる活躍を見せ、次世代のNo.1候補として「Next Generation」の選手の中でも注目を集めるアレクサンダー・ズベレフ選手。
2000年以降、10代でツアー2勝以上を挙げた選手を見ると、そうそうたるメンバーが並んでおり、今後のさらなる活躍が期待される。
選手名 | 最高ランキング |
---|---|
レイトン・ヒューイット | 1位 |
アンディ・ロディック | 1位 |
ラファエル・ナダル | 1位 |
ノバク・ジョコビッチ | 1位 |
アンディ・マレー | 1位 |
フアン マルティン・デルポトロ | 3位 |
選手経歴
2013年~2014年 キャリア初期
2013年にプロに転向後、2014年にいきなり活躍を見せる。
2014年7月、ATPチャレンジャーでトップ100の選手を3人倒して優勝。
同月、ワイルドカードで出場したドイツ国際オープン(ATP500)では、2回戦で世界ランキング19位のミハイル・ユージニーを破るなど、トップ100の選手を4人倒して準決勝に進出。
準決勝で同7位のダビド・フェレールに敗れる。
年末の世界ランキングは136位。
2015年 トップ100入り
2015年5月、ATPチャレンジャーを優勝し、5月18日付の世界ランキングで85位となり、トップ100入りを果たす(18歳1ヶ月)。
ATPツアーでベスト4が1回、ベスト8が2回などの活躍を見せ、年間14勝17敗。
年末の世界ランキングは83位。
ATPワールドツアー・アワードで年間最優秀新人賞を受賞。
2016年 10代でツアー初優勝
2016年5月、ニース・オープンでツアー初の決勝に進出。
決勝で世界ランキング15位のドミニク・ティームに敗れ、準優勝。
6月、ゲリー・ウェバー・オープンの準決勝で世界ランキング3位のロジャー・フェデラーを破り、決勝に進出するも準優勝。
9月、サンクトペテルブルク・オープン(ATP250)の準決勝で世界ランキング9位のトマーシュ・ベルディヒ、決勝で同3位のスタン・ワウリンカを破り、ツアー初優勝を果たす(19歳5ヶ月)。
ツアー優勝1回、準優勝2回、年間44勝24敗。
年末の世界ランキングは24位。
2017年 マスターズ初優勝、トップ10入り
2017年2月、南フランス・オープン(ATP250)を優勝し、10代でツアー2勝目を挙げる(19歳10ヶ月)。
5月、BMWオープン(ATP250)を優勝。
BNLイタリア国際でマスターズ初の決勝に進出。
決勝で世界ランキング2位のノバク・ジョコビッチを破り、マスターズ初優勝を果たす(20歳1ヶ月)。
5月22日付の世界ランキングで10位となり、トップ10入りを果たす。
7月20日、元世界ランキング1位のフアン・カルロス・フェレーロ氏をコーチとして迎え入れることを発表。
8月、シティ・オープンを優勝し、ATP500シリーズ初優勝を果たす。
ロジャーズ・カップの決勝で世界ランキング3位のロジャー・フェデラーを破り、マスターズ2回目の優勝を挙げる。
11月、最終戦のATPファイナルズに初出場。
年間通算55勝22敗、ツアー優勝5回、年末の世界ランキングは4位。
2018年 ATPファイナルズ初優勝
3月、フェレーロ氏とのコーチ関係を解消。
マイアミ・オープンの決勝でジョン・イズナーに敗れ、準優勝。
4月、モンテカルロ・マスターズでベスト4。
5月、BMWオープン(ATP250)を2連覇。
マドリード・オープンの決勝で世界ランキング7位のドミニク・ティームを破り、マスターズ3回目の優勝を挙げる。
BNLイタリア国際の決勝で世界ランキング2位のラファエル・ナダルに敗れ、準優勝(マッチ13連勝でストップ)。
6月、全仏オープンでグランドスラム初の準々決勝に進出。
8月、シティ・オープン(ATP500)を2連覇。
8月21日、元世界ランキング1位のイワン・レンドル氏をコーチとして迎え入れることを発表。
10月、上海マスターズでベスト4。
11月、最終戦のATPファイナルズではラウンドロビンを突破し、準決勝で世界ランキング3位のロジャー・フェデラーを破り、決勝に進出。
決勝で同1位のノバク・ジョコビッチを破り、ATPファイナルズ初優勝を果たす(21歳7ヶ月)。
年間通算58勝19敗、ツアー優勝4回、年末の世界ランキングは4位。
2019年
5月、ジュネーブ・オープン(ATP250)を優勝。
6月、全仏オープン2年連続でベスト8。
ツアー経歴(シングルス)
ツアー勝利数 | 11勝 |
キャリア通算成績 | 300戦 200勝 100敗 |
自己最高ランキング | 3位(2017年11月6日) |
ランキング推移(年末)
年 | 順位 |
---|---|
2018 | 4 |
2017 | 4 |
2016 | 24 |
2015 | 83 |
2014 | 136 |
2013 | 809 |
グランドスラム成績
グランドスラム最高成績
・全豪オープン:4回戦
・全仏オープン:ベスト8
・ウィンブルドン:4回戦
・全米オープン:3回戦
年 | 全豪 | 全仏 | ウィンブルドン | 全米 |
---|---|---|---|---|
2019 | 4回戦 | ベスト8 | ||
2018 | 3回戦 | ベスト8 | 3回戦 | 3回戦 |
2017 | 3回戦 | 1回戦 | 4回戦 | 2回戦 |
2016 | 1回戦 | 3回戦 | 3回戦 | 2回戦 |
2015 | 予選 | 予選 | 2回戦 | 1回戦 |
2014 | – | – | – | 予選 |
ATPツアー決勝での成績
決勝:17戦 11勝 6敗
カテゴリ | 勝 – 負 |
---|---|
グランドスラム | 0 – 0 |
ATPファイナルズ | 1 – 0 |
マスターズ1000 | 3 – 2 |
ATP500 | 2 – 3 |
ATP250 | 5 – 1 |
錦織選手との対戦成績
錦織 圭 | 1 勝 | vs | 2 勝 | アレクサンダー・ズベレフ |
シティ・オープン 準々決勝 (アメリカ/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (20位) | 1 | 6 | 1 | 4 |
アレクサンダー・ズベレフ (3位) | 2 | 3 | 6 | 6 |
ロレックス・モンテカルロ・マスターズ 準決勝 (モナコ/クレー) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (36位) | 2 | 3 | 6 | 6 |
アレクサンダー・ズベレフ (4位) | 1 | 6 | 3 | 4 |
シティ・オープン 準決勝 (アメリカ/ハード) | ||||
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (9位) | 0 | 3 | 4 | |
アレクサンダー・ズベレフ (8位) | 2 | 6 | 6 | |
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