ドミニク・ティーム選手に関する情報をまとめました。
ティーム選手の基本情報、選手紹介、選手経歴、ツアー経歴、ランキング推移、グランドスラム成績、ツアー決勝成績、錦織選手との対戦成績です。
基本情報
※更新日:2020年2月7日
名前 | ドミニク・ティーム(Dominic Thiem) |
国籍 | オーストリア(AUT) |
出身地 | ウィーナー・ノイシュタット |
性別 | 男 |
生年月日 | 1993年9月3日 |
年齢 | 25歳 |
身長 | 185cm |
体重 | 79kg |
プロ転向 | 2011年 |
利き手 | 右 |
バックハンド | 片手打ち |
コーチ | ニコラス・マスー(Nicolas Massu) |
※以下、記事内の表現に関して、シングルスに視点を置いたものとなっています。
ダブルスに関する場合は、「ダブルス」と表記しています。
選手紹介
プレースタイル
最速233km/hの高速サーブと、強烈なスピンのかかったショットを繰り出すフォアハンドが武器で、片手バックハンドからもウィナーを取れるキレのあるショットを放つことができる。
ベースラインから1.5~2mくらい下がったポジションでラリーを展開するベースライナーのため守備的に映るが、後方からでもストロークで打ち負けないフィジカルも持つ。
サーフェス別の成績を見るとクレーコートでの勝率が7割を超え、クレーコートを一番得意としているが、ハードコートと芝でもツアータイトルを獲得している。
次世代の出世頭!
22歳9ヶ月でトップ10入りを果たし、錦織らの次の世代の出世頭のティーム。
2017年にマドリード・オープンでマスターズ準優勝、全仏オープンで2年連続ベスト4というすばらしい活躍を見せると、2018年から2年連続で全仏オープン準優勝の結果を残すなど、クレーコートでは赤土の王者ナダルに続く強さを見せる。
2018年までクレーコート以外のサーフェスではなかなか結果を残せずにいたが、最初のビッグタイトルは得意のクレーコートではなく、2019年にBNPパリバ・オープン(ハードコート)でマスターズ初優勝を果たす。
さらに2020年には全豪オープンで準優勝となるなど、ハードコートでも着実に進化を遂げている。
選手経歴
2011年~2015年 ツアー初優勝
2011年に18歳でプロに転向後、下部ツアーで実績を積み、2014年から本格的にATPツアーに参戦。
2014年、2月17日付の世界ランキングで100位を突破。
8月、オーストリア・オープン(ATP250)でツアー初の決勝に進出。
決勝でゴファンに敗れ、準優勝。
全米オープンでグランドスラム初の4回戦に進出する活躍もあり、年末の世界ランキングは39位。
2015年、3月のマイアミ・オープンでマスターズ初のベスト8。
5月、ニース・オープン(ATP250)の決勝でメイヤーを破り、ツアー初優勝を果たす(21歳8ヶ月)。
7月、クロアチア・オープン(ATP250)とスイス・オープン・グシュタード(ATP250)を2週連続で優勝し、ツアー3勝目を挙げる。
年間通算36勝28敗、ツアー優勝3回、年末の世界ランキングは20位。
2016年 全仏ベスト4、初のトップ10入り
2016年2月、アルゼンチン・オープン(ATP250)とメキシコ・オープン(ATP500)を優勝し、ツアー5勝目を挙げる(ATP500初優勝)。
5月、ニース・オープン(ATP250)を2連覇。
全仏オープンでグランドスラム初の準決勝に進出。
準決勝で世界ランキング1位のジョコビッチに敗れる。
全仏オープン直後の6月6日付の世界ランキングで7位を記録し、トップ10入りを果たす。
6月、メルセデス・カップ(ATP250)では、準決勝で世界ランキング3位のフェデラーを破る活躍もあり、ツアー7勝目を挙げる。
最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズに初出場。
年間通算58勝24敗、ツアー優勝4回、年末の世界ランキングは8位。
2017年 マスターズ準優勝
2017年2月、リオ・オープン(ATP500)を優勝し、ツアー8勝目を挙げる。
5月、マドリード・オープンでマスターズ初の決勝に進出。
決勝で世界ランキング5位のナダルに敗れ、準優勝。
BNLイタリア国際では、準々決勝でナダルに勝利するも、準決勝でジョコビッチに敗れる。
6月、全仏オープンでは準々決勝でジョコビッチを破り、2年連続で準決勝に進出。
準決勝でナダルに敗れる。
11月6日付の世界ランキングで自己最高の4位を記録。
11月、最終戦のATPファイナルズに出場。
年間通算49勝27敗、ツアー優勝1回、年末の世界ランキングは5位。
2018年 全仏オープン準優勝
2018年2月、アルゼンチン・オープン(ATP250)を優勝。
5月、マドリード・オープンの決勝で世界ランキング3位のズベレフに敗れ、2年連続で準優勝。
リヨン・オープン(ATP250)を優勝。
6月、全仏オープンでグランドスラム初の決勝に進出。
決勝で世界ランキング1位のナダルに敗れ、準優勝。
9月、全米オープンでベスト8。
サンクトペテルブルク・オープン(ATP250)を優勝し、ツアー11勝目を挙げる。
11月、最終戦のATPファイナルズに出場。
年間通算54勝20敗、ツアー優勝3回、年末の世界ランキングは8位。
2019年 マスターズ初優勝
3月、BNPパリバ・オープンの決勝で世界ランキング4位のフェデラーを破り、マスターズ初優勝を果たす(25歳6ヶ月)。
4月、バルセロナ・オープン(ATP500)を優勝。
6月、全仏オープンの準決勝で世界ランキング1位のジョコビッチを破り、決勝に進出。
決勝で同2位のナダルに敗れ、2年連続で準優勝。
8月、ゼネラリ・オープン(ATP250)を優勝。
10月、チャイナ・オープン(ATP500)と地元開催のエルステ・バンク・オープン(ATP500)を優勝し、ツアー16勝目を挙げる。
11月、最終戦のATPファイナルズで初の決勝に進出。
決勝で世界ランキング6位のチチパスに敗れ、準優勝。
年間通算49勝19敗、ツアー優勝5回(マスターズ1)、年末の世界ランキングは4位。
2020年 全豪オープン準優勝
1月、全豪オープンの準々決勝で世界ランキング1位のナダル、準決勝で同7位のズベレフを破り、全豪オープン初の決勝に進出。
決勝で同2位のジョコビッチにフルセットの末に敗れ、準優勝。
ツアー経歴(シングルス)
ツアー勝利数 | 16勝 |
キャリア通算成績 | 433戦 282勝 151敗 |
自己最高ランキング | 4位(2017年11月6日) |
ランキング推移(年末)
年 | 順位 |
---|---|
2019 | 4 |
2018 | 8 |
2017 | 5 |
2016 | 8 |
2015 | 20 |
2014 | 39 |
2013 | 139 |
2012 | 309 |
2011 | 638 |
グランドスラム成績
<グランドスラム最高成績>
・全豪オープン:準優勝
・全仏オープン:準優勝
・ウィンブルドン:4回戦
・全米オープン:ベスト8
年 | 全豪 | 全仏 | ウィンブルドン | 全米 |
---|---|---|---|---|
2020 | 準優勝 | |||
2019 | 2回戦 | 準優勝 | 1回戦 | 1回戦 |
2018 | 4回戦 | 準優勝 | 1回戦 | ベスト8 |
2017 | 4回戦 | ベスト4 | 4回戦 | 4回戦 |
2016 | 3回戦 | ベスト4 | 2回戦 | 4回戦 |
2015 | 1回戦 | 2回戦 | 2回戦 | 3回戦 |
2014 | 2回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 4回戦 |
ATPツアー決勝での成績
決勝:26戦 16勝 10敗
カテゴリ | 勝 – 負 |
---|---|
グランドスラム | 0 – 3 |
ATPファイナルズ | 0 – 1 |
マスターズ1000 | 1 – 2 |
ATP500 | 5 – 1 |
ATP250 | 10 – 3 |
錦織選手との対戦成績
錦織 | 3 勝 | vs | 2 勝 | ティーム |
Nitto ATPファイナルズ ラウンドロビン (イギリス/室内ハード)
錦織 圭 (9位) | 0 | 1 | 4 | |
ドミニク・ティーム (8位) | 2 | 6 | 6 | |
エルステ・バンク・オープン 準々決勝 (オーストリア/室内ハード)
錦織 圭 (11位) | 2 | 6 | 6 | |
ドミニク・ティーム (7位) | 0 | 3 | 1 | |
全仏オープン 4回戦 (フランス/クレー)
錦織 圭 (21位) | 1 | 2 | 0 | 7 | 4 | |
ドミニク・ティーム (8位) | 3 | 6 | 6 | 5 | 6 | |
BNLイタリア国際 準々決勝 (イタリア/クレー)
錦織 圭 (6位) | 2 | 6 | 7 | |
ドミニク・ティーム (15位) | 0 | 3 | 5 | |
ゲリー・ウェバー・オープン 1回戦 (ドイツ/芝)
錦織 圭 (5位) | 2 | 77 | 7 | |
ドミニク・ティーム (29位) | 0 | 64 | 5 |
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