【2018年】BNPパリバ・オープンの大会情報、ドロー表、放送予定(マスターズ1000)


2018年3月8日から3月18日(2018年第10、11週)にインディアンウェルズ(アメリカ)で開催されるマスターズ1000「BNPパリバ・オープン(インディアンウェルズ・マスターズ)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表、放送予定、錦織圭の過去の成績を紹介します。

BNPパリバ・オープンは年間9大会開催されるマスターズ1000の最初の大会で、3月のATPツアーは次のマイアミ・オープンとのマスターズ2連戦になります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

BNPパリバ・オープン(マスターズ1000)

BNPパリバ・オープンは、アメリカのカリフォルニア州インディアンウェルズにあるインディアンウェルズ・テニスガーデンで開催されるATPワールドツアー・マスターズ1000の大会です(男女共催)。

2009年からフランスを本拠とする世界屈指の金融グループ「BNPパリバ」が冠スポンサーを務めていますが、これまでスポンサーによって大会名が何度も変わってきているため、開催地の名前から「インディアンウェルズ・マスターズ」とも呼ばれています。

ATPワールドツアー・アワードで、2014年から2017年に4年連続でマスターズ1000の「年間最優秀トーナメント」を受賞。

大会概要

大会名 BNPパリバ・オープン (BNP Paribas Open)
別名 インディアンウェルズ・マスターズ
カテゴリ マスターズ1000
開催期間 2018年 3月8日 ~ 3月18日
開催地 アメリカ/カリフォルニア州インディアンウェルズ
会場 インディアンウェルズ・テニスガーデン
サーフェス ハードコート
ドロー 96(シングルス)
賞金総額 $7,972,535(約8億5,640万円)
日本との時差 -17時間(サマータイム:-16時間)

※日本との時差について、2018年のサマータイム開始は現地時間の3月11日(日)2時で、サマータイム開始後は日本との時差が1時間縮まり-16時間となります。

BNPパリバ・オープンでの獲得ポイントと賞金を紹介します。

ラウンド 獲得ポイント 賞金
優勝 1,000 $1,340,860 (約1億4,400万円)
準優勝 600 $654,380 (約7,030万円)
準決勝 360 $327,965 (約3,520万円)
準々決勝 180 $167,195 (約1,800万円)
4回戦 90 $88,135 (約950万円)
3回戦 45 $47,170 (約510万円)
2回戦 25 $25,465 (約270万円)
1回戦 10 $15,610 (約170万円)

※賞金(日本円)について、2018年2月22日時点での1ドル107.42円で換算。

歴代優勝者

BNPパリバ・オープンの過去10年の優勝者を紹介します。

シングルス最多優勝記録は、ロジャー・フェデラーとノバク・ジョコビッチの5回。

・フェデラー:2004~2006、2012、2017
・ジョコビッチ:2008、2011、2014~2016

2017年は第9シードのロジャー・フェデラーが決勝で第3シードのスタン・ワウリンカを6-4、7-5のストレートで破り、優勝を飾りました。(2017年の結果はこちら

優勝者
2017 ロジャー・フェデラー
2016 ノバク・ジョコビッチ
2015 ノバク・ジョコビッチ
2014 ノバク・ジョコビッチ
2013 ラファエル・ナダル
2012 ロジャー・フェデラー
2011 ノバク・ジョコビッチ
2010 イワン・リュビチッチ
2009 ラファエル・ナダル
2008 ノバク・ジョコビッチ

大会日程

3月6日(火)と3月7日(水)に予選が行われます。

本戦は3月8日(木)からの11日間開催で、3月18日(日)にシングルスの決勝が行われます。

女子シングルスの決勝は、日本時間の3月19日(月) 午前3時に開始予定。

男子シングルスの決勝は、日本時間の3月19日(月) 午前5時に開始予定(女子の決勝が長引いた場合は午前5時以降になる可能性もあります)。

日程 男子 女子
3月5日(月) 予選
3月6日(火) 予選 予選
3月7日(水) 予選 1回戦
3月8日(木) 1回戦 1回戦
3月9日(金) 1回戦 2回戦
3月10日() 2回戦 2回戦
3月11日() 2回戦 3回戦
3月12日(月) 3回戦 3回戦
3月13日(火) 3回戦 4回戦
3月14日(水) 4回戦 準々決勝
3月15日(木) 準々決勝 準々決勝
3月16日(金) 準々決勝 準決勝
3月17日() 準決勝
3月18日() 決勝 決勝

<開始時間(現地時間)>
・3月8日~15日,午前11時:Day Session
・3月8日~15日,午後7時 :Evening Session
・3月16日,午後0時:Day Session
・3月16日,午後7時:Evening Session
・3月17日,午前11時:準決勝(男)、ダブルス決勝(女,男)
・3月18日,午前11時:決勝(女,男)

エントリー選手

BNPパリバ・オープンに出場予定のランキング上位の選手と日本人選手、各選手の2017年の同大会での結果を紹介します。

ランキング上位32名にシードが与えられ、シード選手は1回戦が免除され2回戦からの出場となります。

<シングルスの出場枠96>
・本戦ストレートイン (DA):79名
・ワイルドカード (WC):5名
・予選通過者 (Q):12名

<欠場者の情報>
ナダル、ゴファン、ワウリンカ、マレー、ツォンガ、ガスケ、ハーセ、ベデネ、ドルゴポロフ、ロレンツィ、セッピ、マイヤー、ガルシアロペス、ルは欠場となりました。

※世界ランキング「Rank」は2018年3月5日付のランキングです。

シード 選手名 Rank 2017年
1 ロジャー・フェデラー 1位 優勝
ラファエル・ナダル 2位 4回戦
2 マリン・チリッチ 3位 2回戦
3 グリゴール・ディミトロフ 4位 3回戦
4 アレクサンダー・ズベレフ 5位 3回戦
5 ドミニク・ティエム 6位 ベスト8
ダビド・ゴファン 7位 4回戦
6 フアン マルティン・デルポトロ 8位 3回戦
7 ケビン・アンダーソン 9位 2回戦
8 ジャック・ソック 10位 ベスト4
スタン・ワウリンカ 11位 準優勝
9 リュカ・プイユ 12位 3回戦
10 ノバク・ジョコビッチ 13位 4回戦
11 パブロ・カレーニョ ブスタ 14位 ベスト4
12 トマーシュ・ベルディヒ 15位 3回戦
13 ロベルト・バウティスタ アグート 16位 3回戦
14 ディエゴ・シュワルツマン 17位 1回戦
15 ジョン・イズナー 18位 3回戦
16 ファビオ・フォニーニ 19位 3回戦
17 ニック・キリオス 20位 ベスト8
18 サム・クエリー 21位 2回戦
19 アルベルト・ラモス ビノラス 22位 3回戦
20 アドリアン・マナリノ 23位 2回戦
21 カイル・エドマンド 24位 2回戦
22 錦織 圭 25位 ベスト8
23 チョン・ヒョン 26位
24 ジレ・ミュラー 27位 3回戦
25 フィリップ・クライノビッチ 28位
アンディ・マレー 29位 2回戦
26 ダミール・ズムル 30位 2回戦
27 アンドレイ・ルブレフ 31位 予選1回戦
28 フェリシアーノ・ロペス 32位 2回戦
29 ダビド・フェレール 33位
30 パブロ・クエバス 34位 ベスト8
ジョーウィルフリード・ツォンガ 35位 2回戦
リシャール・ガスケ 36位
31 フィリップ・コールシュライバー 37位 3回戦
32 ミロシュ・ラオニッチ 38位
フェルナンド・ベルダスコ 39位 3回戦
杉田 祐一 40位
カレン・ハチャノフ 41位 2回戦
ガエル・モンフィス 42位 4回戦
アルヤズ・ベデネ 43位
デニス・シャポバロフ 44位
ロビン・ハーセ 45位 1回戦
ブノワ・ペール 46位 1回戦
レオナルド・メイヤー 47位
ジャレッド・ドナルドソン 48位 予選1回戦
ボルナ・チョリッチ 49位 1回戦
ペーター・ゴヨブチック 50位 2回戦
西岡 良仁(PR) 255位 4回戦

PR:プロテクトランキング

ドロー表

ドローセレモニー:日本時間の3月7日(水)午前8時。

ドロー表(PDF版)は、『 2018年BNPパリバ・オープンのドロー表 』をご覧ください。

第1シードから第8シードまでのドローは下記のようになりました。

<トップハーフ>
[1] フェデラー vs ティエム [5]
[3] ディミトロフ vs アンダーソン [7]

<ボトムハーフ>
[4] A.ズベレフ vs ソック [8]
[2] チリッチ vs デルポトロ [6]

ボトムハーフのチリッチ山に入った第22シードの錦織圭の2回戦(初戦)の対戦相手は、世界ランキング47位のレオナルド・メイヤー(30歳・アルゼンチン)と世界ランキング153位のビクトル・エストレーリャ ブルゴス(37歳・ドミニカ)の勝者に決まりました。

3回戦では第10シードのノバク・ジョコビッチ(30歳・セルビア)との対戦が予想されます。

また、日本人選手の1回戦の対戦相手について、杉田祐一は世界ランキング66位のオラシオ・セバジョス(32歳・アルゼンチン)、西岡良仁は世界ランキング102位のマルコス・バグダティス(32歳・キプロス)、予選を突破したダニエル太郎は世界ランキング111位のキャメロン・ノーリー(22歳・イギリス)との対戦が決まりました。

<withdraw>
第17シードのニック・キリオスが肘の怪我でwithdrawとなり、ラッキールーザーでマッテオ・ベレッティーニが出場となりました。

第22シードの錦織圭が体調不良(風邪)でwithdrawとなり、ラッキールーザーでルベン・ビーママンズが出場となりました。

デニス・イストミンが肩の怪我でwithdrawとなり、ラッキールーザーでドゥディ・セラが出場となりました。

BNPパリバ・オープンの結果

2018年BNPパリバ・オープンの1回戦から決勝までの結果です。

結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しています。

放送予定

GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンド、テニスデイリーでの放送・配信が予定されています。

GAORA

GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。

日程 ラウンド 放送時間
3月9日(金) 1回戦 4:00~12:55
3月10日() 1回戦 4:00~12:55
3月11日() 2回戦 4:00~12:55
3月12日(月) 2回戦 4:00~14:00
3月13日(火) 3回戦 3:00~15:30
3月14日(水) 3回戦 3:00~12:55
3月15日(木) 4回戦 3:00~15:30
3月16日(金) 準々決勝 1 5:00~8:00
準々決勝 2 11:00~14:00
3月17日() 準々決勝 3&4 4:00~9:00
3月18日() 準決勝 1&2 2:58~7:00
ダブルス決勝 7:00~10:00
3月19日(月) 決勝 4:58~8:30

3月9日(金)、3月10日(土) 、3月11日(日)、3月14日(水)の放送予定について、12時55分からプロ野球中継が予定に入っているため、テニスの試合途中で中継が終わる可能性があります。

NHK・BS1

NHKでは、BS1またはサブチャンネルのBS102chで錦織が出場する試合を中心に1回戦から決勝まで12試合を生中継で放送予定。

日程 ラウンド 放送時間
3月9日(金) 1回戦 4:00~(6:00)
3月10日() 1回戦 4:00~(6:00)
3月11日() 2回戦 4:00~(6:00)
3月12日(月) 2回戦 6:00~(7:50)
3月13日(火) 3回戦 12:30~(14:30)
3月14日(水) 3回戦 4:30~(7:00)
3月15日(木) 4回戦 6:30~(8:30)
3月16日(金) 準々決勝 11:00~(13:00)
3月17日() 準々決勝 4:00~(6:00)
3月18日() 準決勝 1 3:00~5:00
準決勝 2 5:00~(7:00)
3月19日(月) 決勝 7:00~(9:00)
※ディレイ放送

<放送する対戦カード>
・3月9日(金) :「杉田 vs セバジョス」
・3月10日(土):「西岡 vs バグダディス」
・3月11日(日):「ティエム vs チチパス」
・3月12日(月):「錦織 vs メイヤー」(「ダニエル vs ジョコビッチ」に変更)
・3月13日(火):「ベルディヒ vs チョン」
・3月14日(水):「ダニエル vs メイヤー」
・3月15日(木):「フェデラー vs シャルディ」
・3月16日(金):「フェデラー vs チョン」
・3月17日(土):「クエリー vs ラオニッチ」
・3月18日(日):「フェデラー vs チョリッチ」「ラオニッチ vs デルポトロ」
・3月19日(月):「フェデラー vs デルポトロ」

WOWOWメンバーズオンデマンド

WOWOWでは、WOWOWメンバーズオンデマンド限定でライブ配信を予定。

THE TENNIS DAILY

テニスデイリーでは、錦織圭出場試合およびATP注目試合をLIVE配信。

錦織の過去の成績

錦織のインディアンウェルズ・マスターズでの過去の成績を紹介します。

錦織はこのコートとの相性が悪いということもあって長い間結果を残せていませんでしたが、それでも年々成績を上げてき、2016年から2年連続でベスト8の結果を残しています。

結果 対戦相手
2017 準々決勝 ジャック・ソック
2016 準々決勝 ラファエル・ナダル
2015 4回戦 フェリシアーノ・ロペス
2014 3回戦 トミー・ハース
2013 3回戦 カルロス・ベルロク
2012 2回戦 サンティアゴ・ヒラルド
2011 1回戦 イゴール・アンドリエフ
2010 出場なし
2009 1回戦 イワン・リュビチッチ
2008 1回戦 マリン・チリッチ

2017年の結果について、錦織は第4シードで出場し、4回戦まではすべてストレート勝ちで順調に勝ち上がって行きましたが、準々決勝で敗退。

この準々決勝では、ソックがインディアンウェルズのボールが跳ねるコートの特性を生かし、キックサーブとフォアハンドのスピンの効いたショットで錦織の良さを上手く封じ込めていました。

ソックの持ち味が生かせる条件と錦織の苦手とする条件が組み合わさった感じの試合でした。

Round 対戦相手 スコア
1回戦 bye
2回戦 ダニエル・エバンス (41位) 6-3,6-4
3回戦 ジレ・ミュラー (28位) 6-2,6-2
4回戦 ドナルド・ヤング (60位) 6-2,6-4
準々決勝 ジャック・ソック (18位) 3-6,6-2,2-6

最後に

今シーズンのここまでを振り返って、昨シーズン怪我で途中離脱したマレー、ジョコビッチ、ワウリンカ、錦織、ラオニッチの復活が期待されましたが、残念ながらマレーは臀部(でんぶ)の手術を行い長期離脱、ジョコビッチ、ワウリンカ、ラオニッチは全豪オープンに出場はしたものの無理して復帰してきた感じで結果を残せず、昨年のフェデラーとナダルのような復活劇とは行きませんでした。

そんな中、錦織は全豪オープンを欠場し、チャレンジャーの大会から1つ1つ階段を登っていくことを選択。
2月のニューヨーク・オープンでの錦織のプレー内容を見る限り、昨年の離脱組の中では錦織が一番順調に来ているかなと思います。

まだ復帰したばかりで結果を求めるのは早いですが、錦織は3月のマスターズ2大会の失効ポイントが合わせて360ポイントあり、今後のシードのことも考えると、このマスターズ2連戦ではいいドローを引いて(運任せですが…)、1つでも上のラウンドに勝ち進んで欲しいところです。

そして、優勝候補に目を向けると、フェデラーがこの大会でも優勝候補の筆頭ですが、全豪オープンを2連覇し、世界ランキングも1位に返り咲くなど、現在誰にも止められない状態になっています。

大方の予想通りフェデラーの2連覇となるのか、それとも波乱が起きて新しいマスターズの優勝者が出るのか注目です。


※ブログの記事について、これまで選手名は○○選手と初期のころに書いた流れでずっと「選手」を付けてきましたが、「選手」を付けないほうが見やすいかなと思い、今後は「選手」を抜いて書いて行こうかと思います。

コメント

  1. 山上 より:

    なぜ、女子のドロー表がないのですか?