2018年8月6日から8月12日(2018年第32週)にトロント(カナダ)で開催されるマスターズ1000「ロジャーズ・カップ(カナダ・マスターズ)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表、放送予定を見ていきます。
また、本大会に出場予定の錦織圭の過去の成績も紹介します。
ロジャーズ・カップ(マスターズ1000)
ロジャーズ・カップは、カナダで開催されるATPワールドツアー・マスターズ1000の大会です。
また、ロジャーズ・カップは毎年モントリオールとトロントの交互に行われ、2018年は男子がトロント、女子がモントリオールで開催されます。
大会概要
大会名 | ロジャーズ・カップ (Rogers Cup presented by National Bank) |
別名 | カナダ・オープン、カナダ・マスターズ |
カテゴリ | マスターズ1000 |
開催期間 | 2018年 8月6日 ~ 8月12日 |
開催地 | カナダ/トロント |
会場 | アビバ・センター |
サーフェス | ハードコート |
ドロー | シングルス:56, ダブルス:24 |
賞金総額 | $5,315,025 (約5億9,060万円) |
日本との時差 | -13時間 (サマータイム中) |
ロジャーズ・カップでの獲得ポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | 獲得ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 1,000 | $1,020,425 (約1億1,340万円) |
準優勝 | 600 | $500,340 (約5,560万円) |
準決勝 | 360 | $251,815 (約2,800万円) |
準々決勝 | 180 | $128,050 (約1,420万円) |
3回戦 | 90 | $66,490 (約740万円) |
2回戦 | 45 | $35,055 (約390万円) |
1回戦 | 10 | $18,930 (約210万円) |
※賞金(日本円)について、2018年7月27日時点での1ドル111.12円で換算。
歴代優勝者
ロジャーズ・カップの過去10年の優勝者を紹介します。
大会のシングルス最多優勝記録は、イワン・レンドル氏の6回。
・レンドル:1980、1981、1983、1987、1988、1989
2017年は、決勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフが第2シードのロジャー・フェデラーを6-3、6-4のストレートで破り、ロジャーズ・カップ初優勝を飾りました。(2017年の結果はこちら)
年 | 優勝者 |
---|---|
2017 | アレクサンダー・ズベレフ |
2016 | ノバク・ジョコビッチ |
2015 | アンディ・マレー |
2014 | ジョーウィルフリード・ツォンガ |
2013 | ラファエル・ナダル |
2012 | ノバク・ジョコビッチ |
2011 | ノバク・ジョコビッチ |
2010 | アンディ・マレー |
2009 | アンディ・マレー |
2008 | ラファエル・ナダル |
大会日程
8月4日(土)と8月5日(日)に予選が行われます。
本戦は8月6日(月)からの7日間開催で、8月12日(日)に決勝が行われます。
日付 | 男子・女子 |
---|---|
8月4日(土) | 予選 |
8月5日(日) | 予選 |
8月6日(月) | 1回戦 |
8月7日(火) | 1回戦・2回戦 |
8月8日(水) | 2回戦 |
8月9日(木) | 3回戦 |
8月10日(金) | 準々決勝 |
8月11日(土) | 準決勝 |
8月12日(日) | 決勝 |
エントリー選手
ロジャーズ・カップに出場予定の選手(DAの44名)、各選手の2017年の同大会での結果を紹介します。
日本勢では錦織圭と杉田祐一が出場予定。(予選に西岡良仁が出場予定)
ランキング上位16名にシードが与えられ、第1シードから第8シード選手は1回戦が免除され2回戦からの出場となります。
<シングルスの出場枠 56>
・本戦ストレートイン (DA):44名
・ワイルドカード (WC):4名
・予選通過者 (Q):7名
・Special Exempt (SE):1名→SE Spot
<欠場者の情報>
フェデラー、ガスケ、コールシュライバー、モンフィス、セッピ、メイヤー、ベルディヒ、マレーは欠場となりました。
※世界ランキング「Rank」は2018年7月30日付のランキングです。
シード | 選手名 | Rank | 2017年 |
---|---|---|---|
1 | ラファエル・ナダル | 1位 | 3回戦 |
– | ロジャー・フェデラー | 2位 | 準優勝 |
2 | アレクサンダー・ズベレフ | 3位 | 優勝 |
3 | フアン マルティン・デルポトロ | 4位 | 2回戦 |
4 | ケビン・アンダーソン | 5位 | ベスト8 |
5 | グリゴール・ディミトロフ | 6位 | 3回戦 |
6 | マリン・チリッチ | 7位 | – |
7 | ドミニク・ティエム | 8位 | 2回戦 |
8 | ジョン・イズナー | 9位 | 1回戦 |
9 | ノバク・ジョコビッチ | 10位 | – |
10 | ダビド・ゴファン | 11位 | 2回戦 |
11 | ディエゴ・シュワルツマン | 12位 | ベスト8 |
12 | パブロ・カレーニョ ブスタ | 13位 | 2回戦 |
13 | ジャック・ソック | 14位 | 2回戦 |
14 | ファビオ・フォニーニ | 15位 | – |
15 | ロベルト・バウティスタ アグート | 16位 | ベスト8 |
16 | ニック・キリオス | 17位 | 3回戦 |
カイル・エドマンド | 18位 | 1回戦 | |
リュカ・プイユ | 19位 | 1回戦 | |
錦織 圭 | 20位 | 2回戦 | |
ボルナ・チョリッチ | 21位 | 2回戦 | |
マルコ・チェッキナート | 22位 | – | |
チョン・ヒョン | 23位 | 3回戦 | |
ダミール・ズムル | 24位 | – | |
アドリアン・マナリノ | 25位 | ベスト8 | |
デニス・シャポバロフ | 26位 | ベスト4 | |
リシャール・ガスケ | 27位 | 2回戦 | |
サム・クエリー | 28位 | 3回戦 | |
フィリップ・コールシュライバー | 29位 | – | |
ミロシュ・ラオニッチ | 30位 | 2回戦 | |
フィリップ・クライノビッチ | 31位 | – | |
ステファノス・チチパス | 32位 | – | |
フェルナンド・ベルダスコ | 33位 | – | |
スティーブ・ジョンソン | 34位 | 1回戦 | |
ガエル・モンフィス | 36位 | 3回戦 | |
カレン・ハチャノフ | 37位 | 1回戦 | |
ロビン・ハーセ | 38位 | ベスト4 | |
アルベルト・ラモス ビノラス | 39位 | 1回戦 | |
ペーター・ゴヨブチック | 44位 | – | |
アンドレイ・ルブレフ | 46位 | – | |
アンドレアス・セッピ | 48位 | – | |
レオナルド・メイヤー | 51位 | – | |
トマーシュ・ベルディヒ | 61位 | – | |
ダビド・フェレール | 68位 | 3回戦 | |
WC | スタン・ワウリンカ | 198位 | – |
WC | アンディ・マレー | 832位 | – |
以下、欠場選手に替わるエントリー (Alternates) | |||
杉田 祐一 | 73位 | 1回戦 | |
ジェレミー・シャルディ | 43位 | – | |
ジョアン・ソウザ | 45位 | – | |
ブノワ・ペール | 55位 | 2回戦 | |
マートン・フチョビッチ | 49位 | – | |
マシュー・エブデン | 50位 | 予選2回戦 | |
フランシス・ティアフォー | 41位 | 1回戦 | |
ジャレッド・ドナルドソン | 62位 | 3回戦 |
ドロー表
ドローセレモニー:現地時間の8月3日(金)
ドロー表(PDF版)は、『 2018年ロジャーズ・カップのドロー表 』をご覧ください。(女子のドロー表はこちら)
第1シードから第8シードまでのドローは下記のようになりました。
<トップハーフ>
[1] ナダル vs チリッチ [6]
[3] デルポトロ vs イズナー [8]
<ボトムハーフ>
[4] アンダーソン vs ディミトロフ [5]
[2] A.ズベレフ vs ティエム [7]
また、日本勢では錦織圭と予選を突破した西岡良仁がトップハーフのデルポトロ山、杉田祐一がボトムハーフのアンダーソン山に入り、1回戦で錦織はロビン・ハーセ(39位・31歳・オランダ)、杉田はイリヤ・イバシカ(125位・24歳・ベラルーシ)、西岡は第12シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(13位・27歳・スペイン)と対戦することが決まりました。
<withdraw>
第15シードのロベルト・バウティスタ アグートがwithdrawとなり、ラッキールーザーでマッケンジー・マクドナルドが出場。
チョン・ヒョンがwithdrawとなり、ラッキールーザーでミルザ・バシッチが出場。
第3シードのフアン マルティン・デルポトロがwithdrawとなり、ラッキールーザーでミハイル・ユージニーが出場。
ロジャーズ・カップの結果
2018年ロジャーズ・カップの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では、各ラウンド終了時の暫定ランキングも紹介しています。
・ロジャーズ・カップ「2回戦」の結果
・ロジャーズ・カップ「3回戦」の結果
・ロジャーズ・カップ「準々決勝」の結果
・ロジャーズ・カップ「準決勝」の結果
・ロジャーズ・カップ「決勝」の結果
放送予定
GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンドでの放送・配信が予定されています。
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
8月7日(火) | 1回戦 | 0:00~12:30 |
8月8日(水) | 1回戦・2回戦 | 0:00~12:30 |
8月9日(木) | 2回戦 | 0:00~12:30 |
8月10日(金) | 3回戦 | 0:00~12:30 |
8月11日(土) | 準々決勝 1&2 | 1:30~6:30 |
準々決勝 3&4 | 7:30~12:30 | |
8月12日(日) | 準決勝 1 | 3:58~7:00 |
準決勝 2 | 8:58~12:00 | |
8月13日(月) | 決勝 (D) | 2:30~4:50 |
決勝 (S) | 4:50~8:30 |
NHK・BS1
NHKでは、BS1またはサブチャンネルのBS102chで錦織が出場する試合、準決勝と決勝を生中継で放送予定。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
8月7日(火) | 1回戦 | 放送なし |
8月8日(水) | 1回戦 | [BS1] 0:00~(2:00) |
8月9日(木) | 2回戦 | 放送なし |
8月10日(金) | 3回戦 | 放送なし |
8月11日(土) | 準々決勝 | 放送なし |
8月12日(日) | 準決勝 1 | [BS1] 4:00~(5:50) |
準決勝 2 | [BS1] 9:00~9:50 [102] 9:50~(11:00) |
|
8月13日(月) | 決勝 | [BS1] 5:00~(6:50) |
決勝 (録画) | [BS1] 20:00~21:50 | |
8月14日(火) | [NHK] 1:45~(3:35) |
<放送予定の対戦カード>
・8月8日(水):「錦織 vs R.ハーセ」
・8月12日(日): 1「アンダーソン vs チチパス」、2「ナダル vs ハチャノフ」
・8月13日(月):「ナダル vs チチパス」
WOWOWメンバーズオンデマンド
WOWOWでは、WOWOWメンバーズオンデマンドで1回戦から決勝までを配信予定。(大会1日目は無料配信)
WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。
また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。
錦織の過去の成績
最後に錦織のロジャーズ・カップでの過去の成績を紹介します。
2014年は怪我のために欠場となりましたが、2015年はベスト4、2016年は準優勝の好成績を残しています。
年 | 結果 | 対戦相手 |
---|---|---|
2017 | 2回戦 | ガエル・モンフィス |
2016 | 準優勝 | ノバク・ジョコビッチ |
2015 | 準決勝 | アンディ・マレー |
2014 | – | – |
2013 | 3回戦 | リシャール・ガスケ |
2012 | 2回戦 | サム・クエリー |
2017年は2回戦でモンフィスにフルセットの末に敗れて、初戦敗退となりました。
第2セットとファイナルセットで錦織がサービングフォーザマッチを迎えましたが、どちらもモンフィスに土壇場でブレークバックを許し、ファイナルセットのタイブレークでは錦織が6-2とマッチポイントを握ったところからモンフィスに6連続でポイントを取られての大逆転負けという内容でした。
Round | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
2回戦 | ガエル・モンフィス (22位) | 7-6(4), 5-7, 6-7(6) |
1回戦 | bye | – |
この後、次に出場予定だったウエスタン&サザン・オープンに向けての練習中に右手首を怪我してしまい、この試合が2017年シーズンの最後の試合となりました。
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