ATPランキング試算(2018年8月・トロント後)


2018年8月6日から8月12日(2018年第32週)にトロント(カナダ)で開催されるマスターズ1000「ロジャーズ・カップ(カナダ・マスターズ)」。

今回はランキング上位30名のロジャーズ・カップ後の8月13日付のランキング試算を見ていきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

2018年8月13日付のランキング試算

はじめに、2018年8月13日付のランキングについて、2017年のロジャーズ・カップでのポイントが2018年8月13日に失効日を迎え、2018年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。

例外の選手については別途補足します。

2017年ロジャーズ・カップの振り返り

まずはトップ30の2017年のロジャーズ・カップの結果を簡単に振り返ります。

決勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフが第2シードのロジャー・フェデラーを6-3、6-4のストレートで破り、ロジャーズ・カップ初優勝を飾りました。

2017年ロジャーズ・カップの決勝の結果はこちら

シャポバロフとハーセがベスト4。

第12シードのバウティスタ アグート、アンダーソン、シュワルツマン、マナリノがベスト8。

順位 選手名 8月6日
point
2017年
カナダ
1 ナダル 9,310 3回戦
2 フェデラー 7,080 準優勝
3 A.ズベレフ 5,665 優勝
4 デルポトロ 5,455 2回戦
5 ディミトロフ 4,610 3回戦
6 アンダーソン 4,355 ベスト8
7 チリッチ 3,905
8 ティエム 3,665 2回戦
9 イズナー 3,490 1回戦
10 ジョコビッチ 3,355
11 ゴファン 3,120 2回戦
12 シュワルツマン 2,470 ベスト8
13 カレーニョ ブスタ 2,290 2回戦
14 フォニーニ 2,190
15 バウティスタ アグート 2,000 ベスト8
16 エドマンド 1,950 1回戦
17 キリオス 1,935 3回戦
18 プイユ 1,870 1回戦
19 ソック 1,850 2回戦
20 チョリッチ 1,745 2回戦
21 チェッキナート 1,720
22 錦織 圭 1,710 2回戦
23 チョン 1,685 3回戦
24 ズムル 1,665
25 マナリノ 1,580 ベスト8
26 シャポバロフ 1,575 ベスト4
27 チチパス 1,534
28 ガスケ 1,525 2回戦
29 ラオニッチ 1,360 2回戦
30 クライノビッチ 1,317

トップ30の基礎ポイント

トップ30の基礎ポイントを見ていきます。

順位 選手名 8月6日
point
失効
point
基礎
point
1 ナダル 9,310 90 9,220
2 フェデラー 7,080 600 6,480
3 A.ズベレフ 5,665 1,000 4,665
4 デルポトロ 5,455 45 5,410
5 ディミトロフ 4,610 90 4,520
6 アンダーソン 4,355 180 4,175
7 チリッチ 3,905 0 3,905
8 ティエム 3,665 10 3,655
9 イズナー 3,490 10 3,480
10 ジョコビッチ 3,355 0 3,355
11 ゴファン 3,120 45 3,075
12 シュワルツマン 2,470 180 2,290
13 カレーニョ ブスタ 2,290 45 2,245
14 フォニーニ 2,190 0 2,100*
15 バウティスタ アグート 2,000 180 1,820
16 エドマンド 1,950 10 1,940
17 キリオス 1,935 90 1,845
18 プイユ 1,870 10 1,860
19 ソック 1,850 45 1,805
20 チョリッチ 1,745 45 1,700
21 チェッキナート 1,720 0 1,720
22 錦織 圭 1,710 10 1,700
23 チョン 1,685 90 1,595
24 ズムル 1,665 0 1,620*
25 マナリノ 1,580 180 1,400
26 シャポバロフ 1,575 360 1,215
27 チチパス 1,534 0 1,489*
28 ガスケ 1,525 45 1,570*
29 ラオニッチ 1,360 10 1,350
30 クライノビッチ 1,317 15* 1,302
  • 8月6日ポイント
  • 2018年8月6日付のATPランキングのポイント。

  • 失効ポイント
  • 2018年8月13日に失効日を迎える2017年のロジャーズ・カップのポイント。

    ※2017年のロジャーズ・カップに出場していないクライノビッチは、チャレンジャー大会の15ポイントが8月13日に失効します。

  • 基礎ポイント
  • 「基礎ポイント」=「8月6日ポイント」-「失効ポイント」

    ※フォニーニ、ズムル、チチパスの基礎ポイントについて、2017年のロジャーズ・カップに出場していないため(出場免除または出場義務なし)、現在ランキングの対象となっている18大会のうち最も低いポイント(フォニーニ:90、ズムル:45、チチパス:45)が対象外に繰り下がります。

    また、2018年のロジャーズ・カップの欠場が決まっているガスケは0ポイント加算ではなく(出場免除)、現在ランキングの対象外となっている大会の中で一番ポイントの高い大会(90ポイント)が繰り上がって加算されます。

この「基礎ポイント」に2018年のロジャーズ・カップのポイントを加算すれば、次回発表される8月13日付のATPランキングと同じになります。

※基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。

ロジャーズ・カップ 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

暫定ランキング

「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。

暫定
順位
選手名 基礎
point
1 ナダル 9,220
2 フェデラー 6,480
3 デルポトロ 5,410
4 A.ズベレフ 4,665
5 ディミトロフ 4,520
6 アンダーソン 4,175
7 チリッチ 3,905
8 ティエム 3,655
9 イズナー 3,480
10 ジョコビッチ 3,355
11 ゴファン 3,075
12 シュワルツマン 2,290
13 カレーニョ ブスタ 2,245
14 フォニーニ 2,100
15 エドマンド 1,940
16 プイユ 1,860
17 キリオス 1,845
18 バウティスタ アグート 1,820
19 ソック 1,805
20 チェッキナート 1,720
21 チョリッチ 1,700
22 錦織 圭 1,700
23 ズムル 1,620
24 チョン 1,595
25 ガスケ 1,570
26 チチパス 1,489
27 マナリノ 1,400
28 ラオニッチ 1,350
29 クライノビッチ 1,302
30 ベルダスコ 1,285

<欠場者情報>
ランキング上位勢では、フェデラー、ガスケ、コールシュライバー、モンフィスが欠場。

1位争い

ナダルの1位とフェデラーの2位は確定。

3~4位争い

デルポトロは準決勝に進出すると自己最高の3位が確定。

また、A.ズベレフかディミトロフが優勝できなければ、デルポトロの3位が確定。

A.ズベレフが3位を維持するには優勝が必要で、さらにデルポトロが準々決勝以下での敗退が条件となります。

ディミトロフも優勝すれば3位になる可能性がありますが、4月のモンテカルロ・マスターズでベスト4になって以降、マドリードとローマのマスターズ2連戦でどちらも初戦敗退、全仏オープン3回戦敗退、ウィンブルドン1回戦敗退など、まったく結果を残すことができていません。

この後、翌週のウエスタン&サザン・オープンでは1000の失効ポイントがあり、ディミトロフはそろそろ結果を出していかないと現在のランキングを維持できずにトップ10陥落の可能性も出てくる状況となっています。

10位争い

ウィンブルドンで優勝したジョコビッチがトップ10復帰を果たし、ゴファンがトップ10から落ちてしまいました。

今シーズン、ジョコビッチはロジャーズ・カップ以降の失効ポイントがなく、獲得したポイントがそのまま加算されていくことになるので、10位争いではなく4位争いの方に加わって行くことになりそうです。

錦織のランキング

暫定22位の錦織は今大会ノーシードでの出場となり、2回戦で第3シードのデルポトロと対戦する厳しいドローとなってしまいました。

いきなり山場を迎えることになりそうですが、まずはしっかりと1回戦を突破して欲しいです。

また、錦織は今大会での失効ポイントが10ポイント、翌週のウエスタン&サザン・オープン以降の失効ポイントがなく、獲得したポイントがそのまま加算されていくことになるので、ドロー次第で難しい大会も出てくると思いますが、トップ10復帰に向けてしっかりと結果を残して行きたいところです。

2018年ロジャーズ・カップの結果

2018年ロジャーズ・カップの1回戦から決勝までの結果です。

結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。

コメント