ATPランキング試算(2018年5月・マドリード後)


2018年5月6日から5月13日にマドリード(スペイン)で開催されるマスターズ1000「ムチュア・マドリード・オープン(マドリード・オープン)」。

今回はランキング上位30名のマドリード・オープン後の5月14日付のランキング試算を見ていきます。

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2018年5月14日付のランキング試算

はじめに、5月14日付のランキングについて、2017年のマドリード・オープンでのポイントが5月14日に失効日を迎え、2018年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。

ただし、昨年マスターズの大会への出場義務がなくマドリード・オープンに出場していなかった選手は、現在ランキングの対象となっている18大会のうち最も低いポイント(グランドスラム、マスターズを除く)が対象外に繰り下がり、2018年のマドリード・オープンでのポイントが加算されます。

2017年マドリード・オープンの振り返り

まずはトップ30の2017年のマドリード・オープンの結果を簡単に振り返ります。

決勝で第4シードのナダルが第8シードのティエムを7-6(8)、6-4のストレートで破って優勝。

2017年マドリード・オープンの決勝の結果はこちら

第2シードのジョコビッチとクエバスがベスト4。

順位 選手名 5月7日
point
2017年
マドリード
1 ナダル 8,770 優勝
2 フェデラー 8,670
3 A.ズベレフ 5,195 ベスト8
4 ディミトロフ 4,950 3回戦
5 チリッチ 4,780 2回戦
6 デルポトロ 4,470
7 ティエム 3,545 準優勝
8 アンダーソン 3,345
9 イズナー 3,125
10 ゴファン 3,020 ベスト8
11 カレーニョ ブスタ 2,280 1回戦
12 ジョコビッチ 2,220 ベスト4
13 クエリー 2,220
14 バウティスタ アグート 2,175 1回戦
15 ソック 2,155 1回戦
16 シュワルツマン 2,085 2回戦
17 ベルディヒ 2,060 3回戦
18 プイユ 1,995 1回戦
19 フォニーニ 1,840 2回戦
20 錦織 圭 1,835 ベスト8
21 チョン 1,817
22 エドマンド 1,757
23 キリオス 1,720 3回戦
24 ラオニッチ 1,705 3回戦
25 ワウリンカ 1,695 2回戦
26 クライノビッチ 1,616
27 マナリノ 1,585 1回戦
28 コールシュライバー 1,450 1回戦
29 ガスケ 1,430
30 F.ロペス 1,420 3回戦

トップ30の基礎ポイント

トップ30の基礎ポイントを見ていきます。

順位 選手名 5月7日
point
失効
point
基礎
point
1 ナダル 8,770 1,000 7,770
2 フェデラー 8,670 0 8,670
3 A.ズベレフ 5,195 180 5,015
4 ディミトロフ 4,950 90 4,860
5 チリッチ 4,780 10 4,770
6 デルポトロ 4,470 0 4,450*
7 ティエム 3,545 600 2,945
8 アンダーソン 3,345 0 3,300*
9 イズナー 3,125 0 3,125
10 ゴファン 3,020 180 2,840
11 カレーニョ ブスタ 2,280 10 2,270
12 ジョコビッチ 2,220 360 1,860
13 クエリー 2,220 0 2,220
14 バウティスタ アグート 2,175 10 2,165
15 ソック 2,155 10 2,145
16 シュワルツマン 2,085 45 2,040
17 ベルディヒ 2,060 90 1,970
18 プイユ 1,995 10 1,985
19 フォニーニ 1,840 45 1,795
20 錦織 圭 1,835 180 1,655
21 チョン 1,817 0 1,797*
22 エドマンド 1,757 0 1,725*
23 キリオス 1,720 90 1,630
24 ラオニッチ 1,705 90 1,615
25 ワウリンカ 1,695 10 1,685
26 クライノビッチ 1,616 0 1,601*
27 マナリノ 1,585 35 1,550
28 コールシュライバー 1,450 10 1,440
29 ガスケ 1,430 0 1,430
30 F.ロペス 1,420 90 1,330
  • 5月7日ポイント
  • 2018年5月7日付のATPランキングのポイント。

  • 失効ポイント
  • 2018年5月14日に失効日を迎える2017年のマドリード・オープンのポイント。

  • 基礎ポイント
  • 「基礎ポイント」=「5月7日ポイント」-「失効ポイント」

この「基礎ポイント」に2018年のマドリード・オープンのポイントを加算すれば、次回発表される5月14日付のATPランキングと同じになります。

※デルポトロ、アンダーソン、チョン、エドマンド、クライノビッチの基礎ポイントについて、2017年にマドリード・オープンに出場していないため(出場義務なし)、現在ランキングの対象となっている18大会のうち最も低いポイント(デルポトロ:20、アンダーソン:45、チョン:20、エドマンド:32、クライノビッチ:15)が対象外に繰り下がります。

マドリード・オープン 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

暫定ランキング

「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。

暫定
順位
選手名 基礎
point
1 フェデラー 8,670
2 ナダル 7,770
3 A.ズベレフ 5,015
4 ディミトロフ 4,860
5 チリッチ 4,770
6 デルポトロ 4,450
7 アンダーソン 3,300
8 イズナー 3,125
9 ティエム 2,945
10 ゴファン 2,840
11 カレーニョ ブスタ 2,270
12 クエリー 2,220
13 バウティスタ アグート 2,165
14 ソック 2,145
15 シュワルツマン 2,040
16 プイユ 1,985
17 ベルディヒ 1,970
18 ジョコビッチ 1,860
19 チョン 1,797
20 フォニーニ 1,795
21 エドマンド 1,725
22 ワウリンカ 1,685
23 錦織 圭 1,655
24 キリオス 1,630
25 ラオニッチ 1,615
26 クライノビッチ 1,601
27 マナリノ 1,550
28 コールシュライバー 1,440
29 ガスケ 1,430
30 ルブレフ 1,407

<欠場者情報>
フェデラー、チリッチ、クエリー、キリオス、ワウリンカ、クライノビッチ、ミュラー、ルブレフ、フェレール、ツォンガ、マレーは欠場。

1位争い

ナダルは優勝すれば1位を維持。

ナダルが準優勝以下だった場合、フェデラーの1位が確定します。

3~6位争い

全仏オープンでの第2シードから第4シードの3枠を争っているA.ズベレフ、ディミトロフ、チリッチ、デルポトロの4名。

A.ズベレフは次のBNLイタリア国際で1,000の失効ポイントが待っているため、まずは第2シードで出場する今大会で多くのポイントを稼いでおきたいところです。

デルポトロは約1ヶ月の休養をはさんで今大会からクレーコートシーズンを始動となりますが、今シーズンの好調さがクレーコートシーズンでも続くか注目です。

10位争い

10位のゴファンと11位以下の選手とのポイント差が大きく開いているため、今大会でトップ10メンバーの入れ替わりはないと思われます。

昨年準優勝の暫定9位のティエムは、今大会でナダル山に入る厳しいドローとなり、さらにこの後のBNLイタリア国際で360と全仏オープンで720の失効ポイントが待っているため、このマスターズ2連戦と全仏オープンの結果次第ではトップ10陥落の可能性もあります。

錦織のランキング

暫定ランキング23位の錦織は、ナダルと反対のボトムハーフに入ったものの、1回戦でいきなりジョコビッチと当たる厳しいドローを引いてしまいました。

逆にまだ本来のプレーが戻ってこないジョコビッチにとっても厳しい1回戦となり、お互いにポイントを稼ぎたい大会でどちらかが1回戦で姿を消すこととなります。

2018年ムチュア・マドリード・オープンの結果

2018年マドリード・オープンの1回戦から決勝までの結果です。

結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。

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