
2020年1月20日から2月2日(2020年第3、4週)にメルボルン(オーストラリア)で開催されるグランドスラム「全豪オープン」。
トップ30の全豪オープン後の2月3日付のランキング試算を見ていきます。
2020年2月3日付のランキング試算
はじめに、2020年2月3日付のランキングについて、2019年の全豪オープンでのポイントが2020年1月27日に失効日を迎え、2020年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。
例外の選手については別途補足します。
2019年 全豪オープンの振り返り
まずはトップ30の2019年の全豪オープンの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第1シードのジョコビッチが第2シードのナダルをセットカウント3-0(6-3、6-2、6-3)で破り、全豪オープン3年ぶり7回目の優勝を飾りました。
※2019年全豪オープンの決勝の結果はこちら
第14シードのチチパスと第28シードのプイユがベスト4。
第8シードの錦織、第16シードのラオニッチ、第22シードのバウティスタ アグート、ティアフォがベスト8。
順位 | 選手名 | 1月20日 point |
2019年 全豪オープン |
---|---|---|---|
1 | ナダル | 10,235 | 準優勝 |
2 | ジョコビッチ | 9,720 | 優勝 |
3 | フェデラー | 6,590 | 4回戦 |
4 | メドベージェフ | 5,960 | 4回戦 |
5 | ティーム | 5,890 | 2回戦 |
6 | チチパス | 5,375 | ベスト4 |
7 | ズベレフ | 3,345 | 4回戦 |
8 | ベレッティーニ | 2,870 | 1回戦 |
9 | バウティスタ アグート | 2,630 | ベスト8 |
10 | モンフィス | 2,565 | 2回戦 |
11 | ゴファン | 2,555 | 3回戦 |
12 | フォニーニ | 2,310 | 3回戦 |
13 | シャポバロフ | 2,200 | 3回戦 |
14 | シュワルツマン | 2,130 | 3回戦 |
15 | ワウリンカ | 2,045 | 2回戦 |
16 | ルブレフ | 2,004 | 1回戦 |
17 | ハチャノフ | 1,995 | 3回戦 |
18 | 錦織 圭 | 1,930 | ベスト8 |
19 | イズナー | 1,860 | 1回戦 |
20 | ディミトロフ | 1,772 | 4回戦 |
21 | ペール | 1,703 | 1回戦 |
22 | オジェ アリアシム | 1,701 | 予選2回戦 |
23 | デミノー | 1,665 | 3回戦 |
24 | プイユ | 1,600 | ベスト4 |
25 | ペラ | 1,585 | 1回戦 |
26 | キリオス | 1,520 | 1回戦 |
27 | ラヨビッチ | 1,516 | 1回戦 |
28 | チョリッチ | 1,490 | 4回戦 |
29 | バシラシビリ | 1,485 | 3回戦 |
30 | カレーニョ ブスタ | 1,422 | 4回戦 |
トップ30の基礎ポイント
トップ30の基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 1月20日 point |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|
1 | ナダル | 10,235 | 1,200 | 9,035 |
2 | ジョコビッチ | 9,720 | 2,000 | 7,720 |
3 | フェデラー | 6,590 | 180 | 6,410 |
4 | メドベージェフ | 5,960 | 180 | 5,780 |
5 | ティーム | 5,890 | 45 | 5,845 |
6 | チチパス | 5,375 | 720 | 4,655 |
7 | ズベレフ | 3,345 | 180 | 3,165 |
8 | ベレッティーニ | 2,870 | 10 | 2,860 |
9 | バウティスタ アグート | 2,630 | 360 | 2,270 |
10 | モンフィス | 2,565 | 45 | 2,520 |
11 | ゴファン | 2,555 | 90 | 2,465 |
12 | フォニーニ | 2,310 | 90 | 2,220 |
13 | シャポバロフ | 2,200 | 90 | 2,110 |
14 | シュワルツマン | 2,130 | 90 | 2,040 |
15 | ワウリンカ | 2,045 | 45 | 2,000 |
16 | ルブレフ | 2,004 | 10 | 1,994 |
17 | ハチャノフ | 1,995 | 90 | 1,905 |
18 | 錦織 圭 | 1,930 | 360 | 1,570 |
19 | イズナー | 1,860 | 10 | 1,850 |
20 | ディミトロフ | 1,772 | 180 | 1,592 |
21 | ペール | 1,703 | 10 | 1,693 |
22 | オジェ アリアシム | 1,701 | 0 | 1,656* |
23 | デミノー | 1,665 | 90 | 1,575 |
24 | プイユ | 1,600 | 720 | 880 |
25 | ペラ | 1,585 | 10 | 1,575 |
26 | キリオス | 1,520 | 10 | 1,510 |
27 | ラヨビッチ | 1,516 | 10 | 1,506 |
28 | チョリッチ | 1,490 | 180 | 1,310 |
29 | バシラシビリ | 1,485 | 90 | 1,395 |
30 | カレーニョ ブスタ | 1,422 | 180 | 1,242 |
・1月20日ポイント:2020年1月20日付のATPランキングのポイント
・失効ポイント:2020年1月27日に失効日を迎える2019年の全豪オープンのポイント
・基礎ポイント:「基礎ポイント」=「1月20日ポイント」-「失効ポイント」
※オジェ アリアシムの基礎ポイントについて、2019年の全豪オープンに出場していないため(予選敗退)、現在ランキングの対象となっている大会のうちグランドスラムとマスターズを除いた最低ポイントの大会(45ポイント)が対象外に繰り下がります。
基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。
ラウンド | ポイント |
---|---|
優勝 | 2,000 |
準優勝 | 1,200 |
準決勝 | 720 |
準々決勝 | 360 |
4回戦 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
暫定ランキング
基礎ポイント順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
---|---|---|
1 | ナダル | 9,035 |
2 | ジョコビッチ | 7,720 |
3 | フェデラー | 6,410 |
4 | ティーム | 5,845 |
5 | メドベージェフ | 5,780 |
6 | チチパス | 4,655 |
7 | ズベレフ | 3,165 |
8 | ベレッティーニ | 2,860 |
9 | モンフィス | 2,520 |
10 | ゴファン | 2,465 |
11 | バウティスタ アグート | 2,270 |
12 | フォニーニ | 2,220 |
13 | シャポバロフ | 2,110 |
14 | シュワルツマン | 2,040 |
15 | ワウリンカ | 2,000 |
16 | ルブレフ | 1,994 |
17 | ハチャノフ | 1,905 |
18 | イズナー | 1,850 |
19 | ペール | 1,693 |
20 | オジェ アリアシム | 1,656 |
21 | ディミトロフ | 1,592 |
22 | ペラ | 1,575 |
23 | デミノー | 1,575 |
24 | 錦織 圭 | 1,570 |
25 | キリオス | 1,510 |
26 | ラヨビッチ | 1,506 |
27 | バシラシビリ | 1,395 |
28 | フルカチ | 1,388 |
29 | チョリッチ | 1,310 |
30 | ツォンガ | 1,295 |
<欠場者情報>
ランキング上位では錦織、デミノー、プイユが欠場。
トップ10の状況を見て行きます。
1位~3位
ナダルは準決勝進出で自力での1位が確定。(ジョコビッチが優勝できなければナダルの結果に関わらずナダルの1位が確定)
1位と2位、2位と3位のポイント差がどちらも1300ポイントほどあり、2位ジョコビッチ、3位フェデラーが順位を上げるには最低でも優勝が必要な状況です。
4位~6位
ティームとメドベージェフが僅差で4位を争っている状況ですが、両選手とも準決勝以上に勝ち進めば3位に上がる可能性があります。
昨年ベスト4だったチチパスは720ポイントが失効するため、暫定ランキングで4位争いから一歩後退。
メドベージェフは昨シーズン後半にマスターズ優勝2回、全米オープン準優勝など一段上のレベルに上がった強さを見せており、今シーズンはビッグ3の対抗馬として全豪オープンでいきなりグランドスラム初優勝を果たすことも予想されます。
昨シーズン、ティームはクレーコートだけでなくハードコートでも結果を残しており、まずは全豪オープンでティームがどんなパフォーマンスを見せてくれるか注目です。(昨年は2回戦敗退)
6位チチパスも昨シーズンのATPファイナルズで初優勝を果たすなどビッグ3に対抗できる強さを見せており、今シーズンこそ世代交代の流れとなるのかこの3選手の活躍に期待です。
10位争い
昨シーズン低迷した7位のズベレフはATPカップでの内容はかなり深刻な状態だったため、全豪オープンでは早期敗退の方が心配されますが、全豪オープンで自信を取り戻すきっかけをつかんで欲しいところです。
10位付近は混戦になっており、トップ10が頻繁に入れ替わりそうな状況ですが、今シーズンは誰が飛躍を遂げてトップ10に定着するのか注目です。
錦織のランキング
錦織は暫定で24位に下がります。
今シーズン、錦織は右肘の怪我の回復が間に合わずにATPカップと全豪オープンを欠場し、2月のニューヨーク・オープンで復帰予定となっています。
今後、シードが付かずにドロー運に左右される大会も出てくるかと思いますが、東京オリンピックに向けて2018年の時のような復活劇をまた見せて欲しいなと思います。
2020年 全豪オープンの結果
2020年全豪オープンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しているので、ランキングの経過については下記の記事をご覧ください。
コメント