【2019年】全豪オープンテニスの結果(決勝)


2019年1月14日から1月27日(2019年第3、4週)にメルボルン(オーストラリア)で開催されるグランドスラム「全豪オープン」の決勝のプレイヤー情報、結果とスタッツ、決勝後のランキング、放送予定を見ていきます。

決勝「ジョコビッチ vs ナダル」
ジョコビッチが勝てば全豪オープン3年ぶり7回目(グランドスラム15回目)の優勝、ナダルが勝てば全豪オープン10年ぶり2回目(グランドスラム18回目)の優勝となります。

男子シングルスの決勝は、日本時間の1月27日(日)17時30分に開始予定。

女子シングルスの決勝の結果については、『 大坂 vs クビトバ 』の記事をご覧ください。

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決勝のプレイヤー情報

ノバク・ジョコビッチとラファエル・ナダルの「Head 2 Head」、「1回戦から準決勝までの結果」を紹介します。

Head 2 Head

過去の対戦成績は、ジョコビッチの27勝、ナダルの25勝。

ハードコートではジョコビッチの18勝、ナダルの7勝。

直近の対戦は2018年のウィンブルドン(芝)の準決勝で、ジョコビッチがセットカウント3-2(6-4、3-6、7-6、3-6、10-8)で勝利しています。

ジョコビッチとナダルの過去の対戦成績については、『 ビッグ4対決「ナダル vs ジョコビッチ」の対戦成績は!? 』で詳しく紹介しています。

※2019年1月26日時点(決勝前)のデータ

ジョコビッチ ナダル
27 勝 対戦成績 25 勝
1位 (1位) 最新ランク (最高) 2位 (1位)
セルビア 国籍 スペイン
31歳 年齢 32歳
1987年5月22日 生年月日 1986年6月3日
188cm / 77kg 身長 / 体重 185cm / 85kg
右 / 両手 利き手 / バック 左 / 両手
2003年 プロ転向 2001年
9勝1敗 2019年成績 6勝0敗
0回 2019年優勝回数 0回
845勝176敗 通算成績 924勝189敗
72回 通算優勝回数 80回

1回戦から準決勝までの結果

ノバク・ジョコビッチ
Round 対戦相手 スコア
1回戦 クルーガー (230) 6-3, 6-2, 6-2
2回戦 ツォンガ (177) 6-3, 7-5, 6-4
3回戦 [25] シャポバロフ (27) 6-3, 6-4, 4-6, 6-0
4回戦 [15] メドベージェフ (19) 6-4, 6-7(5), 6-2, 6-3
準々決勝 [8] 錦織 圭 (9) 6-1, 4-1(棄権)
準決勝 [28] プイユ (31) 6-0, 6-2, 6-2
ラファエル・ナダル
Round 対戦相手 スコア
1回戦 ダックワース (237) 6-4, 6-3, 7-5
2回戦 エブデン (48) 6-3, 6-2, 6-2
3回戦 [27] デミノー (29) 6-1, 6-2, 6-4
4回戦 ベルディヒ (57) 6-0, 6-1, 7-6(4)
準々決勝 ティアフォ (39) 6-3, 6-4, 6-2
準決勝 [14] チチパス (15) 6-2, 6-4, 6-0

※[]内の数字はシード、()内の数字は2019年1月14日付の世界ランキングです。

2019年 全豪オープン 決勝の結果

全豪オープン決勝の結果です。

<日程>
・1月25日(金):決勝 女子ダブルス
・1月26日(土):決勝 女子シングルス
・1月27日(日):決勝 男子シングルス、男子ダブルス

<コート>
・Rod Laver Arena

男子シングルス
[1] ノバク・ジョコビッチ (1) 3 6 6 6
[2] ラファエル・ナダル (2) 0 3 2 3
男子ダブルス
[12] H.コンティネン / J.ピアース 0 4 61
[5] P.エルベール / N.マユ 2 6 77
女子シングルス
[4] 大坂 なおみ (4) 2 77 5 6
[8] ペトラ・クビトバ (6) 1 62 7 4
女子ダブルス
S.ストーサー / ジャン・シューアイ 2 6 6
[2] T.バボス / K.ムラデノビッチ 0 3 4

女子シングルスの決勝の結果については、『 大坂 vs クビトバ 』の記事をご覧ください。

以下、男子シングルス決勝の簡単な試合の振り返り、スタッツ、ハイライト動画です。(試合後に追記します)

決勝「ジョコビッチ vs ナダル」

[1] ノバク・ジョコビッチ (1) 3 6 6 6
[2] ラファエル・ナダル (2) 0 3 2 3
試合時間:2時間4分

第1シードのノバク・ジョコビッチ(31歳・セルビア)が第2シードのラファエル・ナダル(32歳・スペイン)をセットカウント3-0(6-3、6-2、6-3)で破り、全豪オープン3年ぶり7回目の優勝を飾りました。

ジョコビッチは2018年のウィンブルドン、全米オープンに続くグランドスラム3大会連続優勝で、歴代単独3位となるグランドスラム15回目の優勝、ツアー通算73回目の優勝となりました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

第1セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
ジョコビッチ 6
ナダル 3
○:キープ、●:ブレーク

ジョコビッチのサービスで試合開始。

第1ゲーム、ジョコビッチのフォアハンドのダウンザラインへのウィナーやサービスエースなどがあり、ジョコビッチがラブゲームでキープ

第2ゲーム、ジョコビッチのフォアハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、ラリー戦でのジョコビッチのバックハンドのクロスへのウィナー(0-30)、ナダルのフォアハンドのクロスへのウィナー、ラリー戦でのナダルのバックハンドのミスがあり、15-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

ナダルにフォアハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第3ゲーム、ジョコビッチのサービスエースなどがあり、ジョコビッチがラブゲームでキープ

第4ゲーム、30-40とジョコビッチにブレークポイントが来ますが、ナダルがピンチを凌ぎ、デュース1回目でナダルがキープ

第5ゲーム、ジョコビッチのサービスエース2本やバックハンドのクロスへのウィナーなどがあり、ジョコビッチがラブゲームでキープ

第6ゲーム、30-30まで行きますが、ナダルがキープ

第7ゲームジョコビッチがラブゲームでキープ

第8ゲーム、ラリー戦でのナダルのバックハンドのクロスへのウィナーやフォアハンドの逆クロスへのウィナーなどがあり、ナダルがラブゲームでキープ

第9ゲーム、ジョコビッチのサービングフォーザセット
ラリー戦でのジョコビッチのフォアハンドのミス、ナダルのフォアハンドのミス、ラリー戦でのジョコビッチのバックハンドのダウンザラインへのウィナー、ロングラリーでのナダルのバックハンドのミスがあり、40-15とジョコビッチにセットポイントが来ます。

ナダルにフォアハンドのミスが出て、ジョコビッチが第1セットを先取

ジョコビッチは立ち上がりから完璧なプレーを見せ、サービスゲームで失ったポイントはわずか1ポイントだけでした。

ジョコビッチ 第1セット ナダル
4 サービスエース 0
0 ダブルフォルト 0
71% (15/21) ファーストサーブ確率 61% (14/23)
100% (15/15) 1st Serve Points Won 57% (8/14)
83% (5/6) 2nd Serve Points Won 67% (6/9)
50% (1/2) ブレーク / チャンス 0% (0/0)
75% (3/4) Net Points won 60% (3/5)
39% (9/23) Receiving points won 5% (1/21)
12 Winners 6
3 Unforced Errors 11
66% (29/44) Total Points Won 34% (15/44)

第2セット

第2セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
ジョコビッチ 6
ナダル 2
○:キープ、●:ブレーク

ナダルのサービスで第2セット開始。

第1ゲーム、30-30まで行きますが、ナダルがキープ

第2ゲーム、ジョコビッチのサービスエースなどがあり、ジョコビッチがラブゲームでキープ

第3ゲーム、15-30とジョコビッチがポイントを先行しますが、ナダルのフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、クロスへのウィナー、ファーストサーブでのポイントがあり、ナダルがキープ

第4ゲームジョコビッチがキープ

第5ゲーム、ナダルのバックハンドのミスとフォアハンドのミス(0-30)、サービスエース、ナダルのバックハンドのミスがあり、15-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

ラリー戦からジョコビッチがドロップショットを打ち、その後のネット際の攻防でジョコビッチがポイントを取り、ジョコビッチがブレークに成功

第6ゲーム、デュースまで行き、デュース1回目のジョコビッチのアドバンテージでナダルのスーパーショット(コートの外から入れてくるフォアハンドのダウンザラインへのウィナー)がありましたが、次のポイントでラリー戦でナダルにフォアハンドのミスが出ます(ジョコビッチ吠える)。

ナダルは突破口を開くことができず、デュース2回目でジョコビッチがキープ

第7ゲーム、15-0からナダルのダブルフォルト、ラリー戦でのジョコビッチのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、ラリー戦でのジョコビッチの見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、15-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

ジョコビッチがバックハンドのダウンザラインへの深いショットでポイントを取り、ジョコビッチがブレークに成功

第8ゲーム、ジョコビッチのサービングフォーザセット
ジョコビッチのフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、連続サービスエースがあり、40-0とジョコビッチにセットポイントが来ます。

ジョコビッチのサービスエースが決まり、ジョコビッチがラブゲームでキープをして第2セットも取ります

第1セットに続いて第2セットでもジョコビッチが完璧なプレーを見せ、アンフォーストエラーはわずか1本でした。(ウィナーは11本)

ジョコビッチ 第2セット ナダル
4 サービスエース 1
0 ダブルフォルト 1
70% (16/23) ファーストサーブ確率 68% (15/22)
75% (12/16) 1st Serve Points Won 40% (6/15)
86% (6/7) 2nd Serve Points Won 57% (4/7)
100% (2/2) ブレーク / チャンス 0% (0/0)
100% (6/6) Net Points won 25% (1/4)
50% (11/22) Receiving points won 22% (5/23)
11 Winners 8
1 Unforced Errors 9
67% (30/45) Total Points Won 33% (15/45)

第3セット

第3セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
ジョコビッチ 6
ナダル 3
○:キープ、●:ブレーク

ナダルのサービスで第3セット開始。

第1ゲーム、30-30まで行きますが、ナダルがキープ

第2ゲームジョコビッチがラブゲームでキープ

第3ゲーム、15-0からジョコビッチのフォアハンドの逆クロスへのリターンエース、ナダルのダブルフォルト、ラリー戦でのナダルのフォアハンドのミスがあり、15-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

ナダルがロングラリーで打ち勝って1本凌ぎますが、ジョコビッチが左右へのストロークの展開からドロップショットでポイントを取り、ジョコビッチがブレークに成功

第4ゲーム、ジョコビッチのフォアハンドの逆クロスへのウィナーとフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのウィナー、ラリー戦でのジョコビッチのバックハンドのクロスへのウィナーなどがあり、ジョコビッチがキープ

第5ゲーム、ナダルのフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、サービスエース、ボレーのウィナーなどがあり、ナダルがキープ

第6ゲーム、ナダルのドロップショットのミス、ジョコビッチのバックハンドのミスとバックハンドのクロスへのショットでのポイント(30-15)、ジョコビッチのバックハンドのミスとフォアハンドのミスがあり、30-40とナダルにブレークポイントが来ます。

ラリー戦でナダルにバックハンドのミスが出てデュースとなり、デュース1回目でジョコビッチがキープ

第7ゲーム、ナダルのサービスエースなどがあり、ナダルがキープ

第8ゲーム、デュースまで行きますが、デュース1回目でジョコビッチがキープ

第9ゲーム、15-0からジョコビッチのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、バックハンドのダウンザラインへの深いショットでのポイント、フォアハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、15-40とジョコビッチにチャンピオンシップポイント(ブレークポイント)が来ます

ナダルが1本凌ぎますが、ナダルにバックハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークをして勝利

ジョコビッチ 第3セット ナダル
0 サービスエース 2
0 ダブルフォルト 1
76% (19/25) ファーストサーブ確率 64% (18/28)
68% (13/19) 1st Serve Points Won 56% (10/18)
83% (5/6) 2nd Serve Points Won 60% (6/10)
50% (2/4) ブレーク / チャンス 0% (0/1)
88% (7/8) Net Points won 60% (3/5)
39% (11/28) Receiving points won 28% (7/25)
11 Winners 7
5 Unforced Errors 8
57% (30/53) Total Points Won 43% (23/53)

スタッツ

決勝までの両選手のプレー内容から決勝はどちらが勝つか分からない接戦の展開になるかなと思っていましたが、第1セットの立ち上がりからジョコビッチが完璧なプレーを続け、ナダルがどうポイントを取って行くかビジョンが見えないくらいジョコビッチの強さが際立つ結果となりました。

ジョコビッチ Match ナダル
8 サービスエース 3
0 ダブルフォルト 2
72% (50/69) ファーストサーブ確率 64% (47/73)
80% (40/50) 1st Serve Points Won 51% (24/47)
84% (16/19) 2nd Serve Points Won 62% (16/26)
63% (5/8) ブレーク / チャンス 0% (0/1)
89% (16/18) Net Points won 50% (7/14)
42% (31/73) Receiving points won 19% (13/69)
34 Winners 21
9 Unforced Errors 28
63% (89/142) Total Points Won 37% (53/142)

ハイライト動画

決勝「ジョコビッチ vs ナダル」のハイライト動画です。

ドロー表(結果)

決勝後のランキング(トップ30)

全豪オープンの決勝後のランキングです。

順位 選手名 基礎
point
round 獲得
point
決勝後
point
1 ジョコビッチ 8,955 優勝 2,000 10,955
2 ナダル 7,120 準優勝 1,200 8,320
3 A.ズベレフ 6,295 4回戦 180 6,475
4 デルポトロ 5,060 欠場 0 5,060
5 アンダーソン 4,800 2回戦 45 4,845
6 フェデラー 4,420 4回戦 180 4,600
7 錦織 圭 3,750 準々決勝 360 4,110
8 ティーム 3,915 2回戦 45 3,960
9 イズナー 3,145 1回戦 10 3,155
10 チリッチ 2,960 4回戦 180 3,140
11 ハチャノフ 2,790 3回戦 90 2,880
12 チチパス 2,085 準決勝 720 2,805
13 チョリッチ 2,425 4回戦 180 2,605
14 ラオニッチ 1,890 準々決勝 360 2,250
15 フォニーニ 2,135 3回戦 90 2,225
16 メドベージェフ 1,820 4回戦 180 2,000
17 プイユ 1,235 準決勝 720 1,955
18 B アグート 1,595 準々決勝 360 1,955
19 チェッキナート 1,860 1回戦 10 1,870
20 シュワルツマン 1,745 3回戦 90 1,835
21 ゴファン 1,740 3回戦 90 1,830
22 バシラシビリ 1,730 3回戦 90 1,820
23 C ブスタ 1,525 4回戦 180 1,705
24 ディミトロフ 1,430 4回戦 180 1,610
25 シャポバロフ 1,395 3回戦 90 1,485
26 ベルダスコ 1,365 3回戦 90 1,455
27 ガスケ 1,445 欠場 0 1,445
28 デミノー 1,353 3回戦 90 1,443
29 エドマンド 1,430 1回戦 10 1,440
30 ティアフォ 1,070 準々決勝 360 1,430

基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年1月・全豪オープン後)』をご覧ください。

全豪オープン 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 2,000
準優勝 1,200
準決勝 720
準々決勝 360
4回戦 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

決勝の放送予定

WOWOW(WOWOWメンバーズオンデマンド)、NHKでの放送・配信が予定されています。

WOWOW

WOWOWでは、1回戦から決勝までを連日生中継で放送予定。

また、WOWOWメンバーズオンデマンドでは、「ピックアップコートチャンネル」にてテレビで未放送の試合もライブ配信されます。

日付 ラウンド 開始時間
1月26日() 決勝 (車いす) 10:10~
1月26日() 決勝 (女子S/MX) 17:15~
1月27日() 決勝 (男子D) 12:50~
1月27日() 決勝 (男子S) 17:15~

・S:シングルス、D:ダブルス、MX:ミックスダブルス
・ナイトセッション:17:15~

NHK(地上波)

NHKでは、1回戦から決勝までを深夜に録画で放送予定。(1試合+デイリーハイライト)

女子シングルスの決勝を生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
1月26日() 決勝 (女子) [生] 17:30~(19:30)
1月26日() 決勝 (女子) 24:05~(26:15)
1月27日() 決勝 (男子) 24:40~(26:50)

<放送予定の対戦カード>
・1月26日(土) 決勝「大坂 vs クビトバ」(生中継、録画)
・1月27日(日) 決勝「ジョコビッチ vs ナダル」(録画)

2019年 全豪オープン 各ラウンドの結果

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