2018年5月第1週(2018年第18週)に開催されたATP250の3大会「BMWオープン(ミュンヘン)」、「エストリル・オープン(エストリル)」、「イスタンブール・オープン(イスタンブール)」のシード選手の結果、決勝の結果を見ていきます。
BMWオープン(ATP250)
2018年4月30日から5月6日にミュンヘン(ドイツ)で開催されたATP250「BMWオープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
トップハーフでは、第1シードのA.ズベレフが準決勝で第4シードのチョンを破り、2年連続で決勝に進出。
第8シードの杉田祐一はヤニック・マデンに6-4、6-7(9)、2-6のフルセットの末に敗れ、初戦敗退となりました。
ボトムハーフでは、第6シードのコールシュライバーが準々決勝で第2シードのバウティスタ アグートを破るなどの活躍を見せ、決勝に進出。
第3シードのシュワルツマンは初戦敗退となりました。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | アレクサンダー・ズベレフ | 3位 | 優勝 |
2 | ロベルト・バウティスタ アグート | 14位 | ベスト8 |
3 | ディエゴ・シュワルツマン | 16位 | 2回戦 |
4 | チョン・ヒョン | 22位 | ベスト4 |
5 | ファビオ・フォニーニ | 19位 | 1回戦 |
6 | フィリップ・コールシュライバー | 34位 | 準優勝 |
7 | ガエル・モンフィス | 40位 | 1回戦 |
8 | 杉田 祐一 | 46位 | 1回戦 |
※「Rank」は2018年4月30日付の世界ランキング。
決勝の結果
[1] アレクサンダー・ズベレフ (3位) | 2 | 6 | 6 | |
[6] フィリップ・コールシュライバー (34位) | 0 | 3 | 3 | |
試合時間:1時間10分 |
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2018年のBMWオープンの決勝。
第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(21歳・ドイツ)が第6シードのフィリップ・コールシュライバー(34歳・ドイツ)を6-3、6-3のストレートで破り、BMWオープン2連覇を達成しました。
A.ズベレフはツアー7回目の優勝(今シーズン初優勝)。
コールシュライバーは地元ドイツ勢同士の決勝で敗れ、ツアー9回目の優勝とはなりませんでした。
エストリル・オープン(ATP250)
2018年4月30日から5月6日にエストリル(ポルトガル)で開催されたATP250「エストリル・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
トップハーフでは、地元ポルトガルのジョアン・ソウザが1回戦で第8シードのメドベデフ、準々決勝で第3シードのエドマンド、準決勝でステファノス・チチパスを破り、決勝に進出。
第1シードのアンダーソンは2回戦でチチパスに敗れ、初戦敗退となりました。
ボトムハーフでは、フランシス・ティアフォーが2回戦で第4シードのミュラー、準決勝で第2シードのカレーニョ ブスタを破り、決勝に進出。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ケビン・アンダーソン | 8位 | 2回戦 |
2 | パブロ・カレーニョ ブスタ | 11位 | ベスト4 |
3 | カイル・エドマンド | 23位 | ベスト8 |
4 | ジレ・ミュラー | 28位 | 2回戦 |
5 | アルベルト・ラモス ビノラス | 41位 | 1回戦 |
6 | ロビン・ハーセ | 43位 | 1回戦 |
7 | レオナルド・メイヤー | 45位 | 1回戦 |
8 | ダニール・メドベデフ | 50位 | 1回戦 |
※「Rank」は2018年4月30日付の世界ランキング。
決勝の結果
ジョアン・ソウザ (68位) | 2 | 6 | 6 | |
フランシス・ティアフォー (64位) | 0 | 4 | 4 | |
試合時間:1時間18分 |
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2018年のエストリル・オープンの決勝。
ジョアン・ソウザ(29歳・ポルトガル)がフランシス・ティアフォー(20歳・アメリカ)を6-4、6-4のストレートで破り、地元の大会で見事ツアー優勝を飾りました。
ソウザは2015年11月のバレンシア・オープン以来となるツアー3回目の優勝。
一方、20歳のティアフォーは惜しくも敗れ、ツアー2回目の優勝とはなりませんでした。
イスタンブール・オープン(ATP250)
2018年4月30日から5月6日にイスタンブール(トルコ)で開催されたATP250「イスタンブール・オープン」の結果を見ていきます。
シード選手の結果
トップハーフでは、マレク・ジャジリが2回戦で第1シードのチリッチ、準々決勝で第7シードのベセリーを破るなどの活躍を見せ、ツアー初の決勝に進出。
第3シードのセッピは初戦敗退となりました。
ボトムハーフでは、ダニエル太郎が1回戦でマッテオ・ベレッティーニ、2回戦で第4シードのベデネ、準々決勝でロジェリオ・ドゥトラ シルバ、準決勝でジェレミー・シャルディを破る活躍を見せ、ツアー初の決勝に進出。
第2シードのズムルは初戦敗退となりました。
シード | 選手名 | Rank | 結果 |
---|---|---|---|
1 | マリン・チリッチ | 4位 | 2回戦 |
2 | ダミール・ズムル | 32位 | 2回戦 |
3 | アンドレアス・セッピ | 48位 | 2回戦 |
4 | アルヤズ・ベデネ | 63位 | 2回戦 |
5 | パオロ・ロレンツィ | 76位 | ベスト8 |
6 | ビクトル・トロイツキ | 71位 | 2回戦 |
7 | イジー・ベセリー | 84位 | ベスト8 |
8 | ニコロズ・バシラシビリ | 75位 | 1回戦 |
※「Rank」は2018年4月30日付の世界ランキング。
決勝の結果
マレク・ジャジリ (78位) | 0 | 64 | 4 | |
ダニエル 太郎 (114位) | 2 | 77 | 6 | |
試合時間:2時間22分 |
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2018年のイスタンブール・オープンの決勝。
ダニエル太郎(25歳・日本)がマレク・ジャジリ(34歳・チュニジア)を7-6(4)、6-4のストレートで破り、見事ツアー初優勝を飾りました。
日本男子では松岡修造、錦織圭、杉田祐一に次ぐ4人目となるツアー優勝の快挙。
一方、ジャジリはツアー初の決勝で初優勝とはなりませんでした。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット、お互いキープが続きますが、第9ゲームでジャジリがブレークに成功。
第10ゲームでジャジリがサービングフォーザセットを迎えますが、ダニエルが土壇場でブレークバックに成功。
ジャジリはここで集中力が切れたかのようにミスが目立つようになり、ダニエルがストロークで粘ってタイブレークを取り、第1セットを先取。
第2セット、第1ゲームでダニエルがいきなりブレークに成功。
第4ゲームでジャジリがブレークバックに成功しますが、直後の第5ゲームでダニエルがブレークして再びリードします。
第10ゲーム、ダニエルのサービングフォーザチャンピオンシップ。
40-15とダニエルにチャンピオンシップポイントが来ますが、ダニエルにダブルフォルトが出て、40-30。
次のポイントでロングラリーからダニエルのバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、ダニエルが勝利。
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