2019年4月14日から4月21日(2019年第16週)にモンテカルロ(モナコ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モンテカルロ・マスターズ)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表、放送予定を見ていきます。
また、出場予定の錦織圭の本大会での過去の成績も紹介します。
ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(マスターズ1000)
ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(以下、モンテカルロ・マスターズ)は、フランスのロクブリュヌ=カップ=マルタンにあるモンテカルロ・カントリークラブで開催されるATPツアー・マスターズ1000の大会です。
コミットメントプレーヤーにはマスターズ1000の大会への出場義務がありますが、モンテカルロ・マスターズは例外として出場義務は課せられていません。
大会概要
冠スポンサーは、スイスの高級腕時計メーカーであるロレックス。
大会名 | ロレックス・モンテカルロ・マスターズ (Rolex Monte-Carlo Masters) |
別名 | モンテカルロ・マスターズ |
カテゴリ | ATPツアー・マスターズ1000 |
開催期間 | 2019年4月14日 ~4月21日 |
開催地 | モナコ/モンテカルロ |
会場 | モンテカルロ・カントリークラブ |
サーフェス | クレーコート |
ドロー | シングルス:56、ダブルス:32 |
賞金総額 | €5,207,405 (約6億5,320万円) |
日本との時差 | -7時間 (サマータイム中) |
モンテカルロ・マスターズのポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 1,000 | €958,055 (約1億2,020万円) |
準優勝 | 600 | €484,950 (約6,080万円) |
準決勝 | 360 | €248,745 (約3,120万円) |
準々決勝 | 180 | €128,200 (約1,610万円) |
3回戦 | 90 | €64,225 (約810万円) |
2回戦 | 45 | €33,635 (約420万円) |
1回戦 | 10 | €18,955 (約240万円) |
※賞金(日本円)について、2019年4月5日時点での1ユーロ125.43円で換算。
歴代優勝者
モンテカルロ・マスターズの過去10年の優勝者を紹介します。
大会のシングルス最多優勝記録は、ラファエル・ナダルの11回。
・ナダル:2005~2012、2016~2018
2018年は、決勝で第1シードのラファエル・ナダルが錦織圭をセットカウント2-0(6-3、6-2)で破り、モンテカルロ・マスターズ3年連続11回目の優勝を飾りました。(2018年の結果はこちら)
年 | 優勝者 |
---|---|
2018 | ラファエル・ナダル |
2017 | ラファエル・ナダル |
2016 | ラファエル・ナダル |
2015 | ノバク・ジョコビッチ |
2014 | スタン・ワウリンカ |
2013 | ノバク・ジョコビッチ |
2012 | ラファエル・ナダル |
2011 | ラファエル・ナダル |
2010 | ラファエル・ナダル |
2009 | ラファエル・ナダル |
大会日程
4月13日(土)と4月14日(日)に予選が行われます。
本戦は4月14日(日)からの8日間開催で、4月21日(日)に決勝が行われます。
日付 | ラウンド |
---|---|
4月13日(土) | 予選 |
4月14日(日) | 予選・1回戦 |
4月15日(月) | 1回戦 |
4月16日(火) | 1回戦・2回戦 |
4月17日(水) | 2回戦 |
4月18日(木) | 3回戦 |
4月19日(金) | 準々決勝 |
4月20日(土) | 準決勝 |
4月21日(日) | 決勝 |
エントリー選手
モンテカルロ・マスターズに出場予定の選手(DAの45名)、各選手の2018年の同大会での結果を紹介します。
日本勢では錦織圭が出場予定。(予選に西岡良仁とダニエル太郎が出場予定)
<シングルスの出場枠 56>
・本戦ストレートイン (DA):45名
・ワイルドカード (WC):4名
・予選通過者 (Q):7名
・Special Exempt (SE):0名
ランキング上位16名にシードが与えられます。
第1シードから第8シード選手は1回戦が免除され、2回戦からの出場となります。
<欠場者の情報>
アンダーソン、ガスケ、カレーニョブスタは欠場となりました。
シード | 選手名 | Rank | 2018年 |
---|---|---|---|
1 | ノバク・ジョコビッチ | 1位 | 3回戦 |
2 | ラファエル・ナダル | 2位 | 優勝 |
3 | アレクサンダー・ズベレフ | 3位 | ベスト4 |
4 | ドミニク・ティーム | 5位 | ベスト8 |
5 | 錦織 圭 | 6位 | 準優勝 |
– | ケビン・アンダーソン | 7位 | – |
6 | ステファノス・チチパス | 8位 | 2回戦 |
7 | マリン・チリッチ | 11位 | ベスト8 |
8 | カレン・ハチャノフ | 12位 | 3回戦 |
9 | ボルナ・チョリッチ | 13位 | 2回戦 |
10 | ダニール・メドベージェフ | 14位 | 2回戦 |
11 | マルコ・チェッキナート | 16位 | 2回戦 |
12 | ニコロズ・バシラシビリ | 17位 | – |
13 | ファビオ・フォニーニ | 18位 | 2回戦 |
14 | ガエル・モンフィス | 19位 | – |
15 | デニス・シャポバロフ | 20位 | 1回戦 |
16 | ダビド・ゴファン | 21位 | ベスト8 |
カイル・エドマンド | 22位 | 1回戦 | |
ロベルト・バウティスタ アグート | 23位 | 3回戦 | |
ディエゴ・シュワルツマン | 24位 | 2回戦 | |
リシャール・ガスケ | 26位 | ベスト8 | |
ジル・シモン | 27位 | 2回戦 | |
パブロ・カレーニョ ブスタ | 28位 | – | |
グリゴール・ディミトロフ | 29位 | ベスト4 | |
リュカ・プイユ | 31位 | 2回戦 | |
ラスロ・ジェレ | 32位 | – | |
ギド・ペラ | 34位 | 1回戦 | |
スタン・ワウリンカ | 36位 | – | |
マートン・フチョビッチ | 37位 | 1回戦 | |
フェルナンド・ベルダスコ | 38位 | 2回戦 | |
ジョン・ミルマン | 40位 | – | |
フィリップ・コールシュライバー | 41位 | 3回戦 | |
ジェレミー・シャルディ | 42位 | 1回戦 | |
ジョアン・ソウザ | 43位 | – | |
ミハイル・ククシュキン | 44位 | 予選1回戦 | |
ヤン レナード・シュトルフ | 45位 | 3回戦 | |
ラドゥ・アルボット | 46位 | – | |
アンドレアス・セッピ | 47位 | 3回戦 | |
ドゥシャン・ラヨビッチ | 48位 | 1回戦 | |
マルティン・クリザン | 49位 | – | |
ピエール ユーグ・エルベール | 50位 | 2回戦 | |
ダミアー・ジュムホール | 53位 | 1回戦 | |
マッテオ・ベレッティーニ | 54位 | – | |
キャメロン・ノーリー | 55位 | – | |
ジョーウィルフリード・ツォンガ (PR) | 114位 | – | |
以下、欠場選手に替わるエントリー (Alternates) | |||
ホベルト・ホルカシュ | 52位 | – | |
アドリアン・マナリノ | 57位 | 1回戦 | |
テイラー・フリッツ | 58位 | – |
PR:プロテクトランキング
Rank:2019年4月8日付の世界ランキング
ドロー表
ドローセレモニー:現地時間4月12日(金)18時30分、日本時間4月13日(土)1時30分からの予定。
ドロー表(PDF版)は、『 2019年ロレックス・モンテカルロ・マスターズのドロー表 』をご覧ください。
第1シードから第8シードまでのドローは下記のようになりました。
<トップハーフ>
[1] ジョコビッチ – チチパス [6]
[4] ティーム – ハチャノフ [8]
<ボトムハーフ>
[3] A.ズベレフ– 錦織 [5]
[2] ナダル – チリッチ [7]
<withdraw>
第14シードのモンフィスがwithdrawとなったため、第14シードの枠にエドマンドが第17シードとして移動し、ジャジリが本戦に出場。(予選前)
コキナキスがwithdrawとなり、ラッキールーザーでダニエル太郎が出場。
ロレックス・モンテカルロ・マスターズの結果
2019年モンテカルロ・マスターズの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。
・モンテカルロ・マスターズ「2回戦」の結果
・モンテカルロ・マスターズ「3回戦」の結果
・モンテカルロ・マスターズ「準々決勝」の結果
・モンテカルロ・マスターズ「準決勝」の結果
・モンテカルロ・マスターズ「決勝」の結果
放送予定
GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンド、Paraviでの放送・配信が予定されています。
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
4月15日(月) | 1回戦 (録画) | 14:30~17:30 |
4月15日(月) | 1回戦 | 18:00~27:30 |
4月16日(火) | 1回戦・2回戦 | 18:00~27:30 |
4月17日(水) | 2回戦 | 18:00~27:30 |
4月18日(木) | 3回戦 | 18:00~27:30 |
4月19日(金) | 準々決勝 | 18:00~27:30 |
4月20日(土) | 準決勝 | 20:28~26:00 |
4月21日(日) | ダブルス決勝 | 18:30~21:20 |
4月21日(日) | 決勝 | 21:20~25:00 |
大会初日の4月15日(日)の試合は生中継ではなく、4月16日(月)の昼に録画で放送。
NHK・BS1
NHKでは、BS1またはサブch102で錦織が出場する試合を中心に2回戦から決勝まで7試合を生中継で放送予定。
※放送時間、放送する対戦カードは分かり次第追記します。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
4月16日(火) | 1回戦 | 18:00~(20:00) |
4月17日(水) | 2回戦 | 18:00~(20:00) |
4月18日(木) | 3回戦 | 22:30~(24:30) |
4月19日(金) | 準々決勝 | 22:00~(24:00) |
4月20日(土) | 準決勝 | 20:30~(24:30) |
4月21日(日) | 決勝 | 21:30~(24:00) |
<放送する対戦カード>
・4月16日(火) 1回戦「F.オジェアリアシム vs J.ロンデロ」
・4月17日(水) 2回戦「錦織 vs P.エルベール」
・4月18日(木) 3回戦「F.フォニーニ vs A.ズベレフ」
・4月19日(金) 準々決勝「N.ジョコビッチ vs D.メドベージェフ」
・4月20日(土) 準決勝「D.メドベージェフ vs ラヨビッチ」「フォニーニ vs ナダル」
・4月21日(日) 決勝「ラヨビッチ vs フォニーニ」
WOWOWメンバーズオンデマンド
WOWOWメンバーズオンデマンドでは、1回戦から決勝までをライブ配信の予定。(大会1日目は無料配信)
WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。
また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。
Paravi
Paraviで配信予定。
錦織の過去の成績
錦織のモンテカルロ・マスターズでの過去の成績を紹介します。
最高成績は2018年の準優勝。
年 | ラウンド | 対戦相手 |
---|---|---|
2018 | 準優勝 | ラファエル・ナダル |
2012 | 3回戦 | トマーシュ・ベルディヒ |
2018年の錦織は右手首の怪我から復帰したばかりということで試合勘を取り戻す目的もあり、バルセロナ・オープンではなくモンテカルロ・マスターズからクレーコートシーズンを始動。
ランキングを36位まで下げていたためノーシードでの出場となりましたが、ベルディヒの自滅に助けられる形で1回戦を突破すると、2回戦と3回戦も勝利。
さらに準々決勝で世界ランキング3位のチリッチ、準決勝で4位のズベレフを破る活躍を見せ、大会前には予想もしていなかったマスターズで準優勝というすばらしい結果を残しました。
ラウンド | 対戦相手 | Rank | スコア |
---|---|---|---|
決勝 | ラファエル・ナダル | 1 | 3-6, 2-6 |
準決勝 | アレクサンダー・ズベレフ | 4 | 3-6, 6-3, 6-4 |
準々決勝 | マリン・チリッチ | 3 | 6-4, 6-7, 6-3 |
3回戦 | アンドレアス・セッピ | 62 | 6-0, 2-6, 6-3 |
2回戦 | ダニール・メドベージェフ | 49 | 7-5, 6-2 |
1回戦 | トマーシュ・ベルディヒ | 18 | 4-6, 6-2, 6-1 |
※Rank:対戦相手の当時の世界ランキング
今シーズン、ここ3大会の錦織は試合中のアップダウンが大きく、ドバイでは2回戦、インディアンウェルズでは3回戦、マイアミでは2回戦で敗退と結果を残すことができませんでしたが、クレーコートシーズンの初戦となるこのモンテカルロで良いきっかけをつかんで欲しいところです。
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