2019年4月14日から4月21日(2019年第16週)にモンテカルロ(モナコ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モンテカルロ・マスターズ)」。
今回はランキング上位30名のモンテカルロ・マスターズ後の4月22日付のランキング試算を見ていきます。
2019年4月22日付のランキング試算
はじめに、2019年4月22日付のランキングについて、2018年のモンテカルロ・マスターズでのポイントが2019年4月22日に失効しますが、他のマスターズの大会と違ってポイントが強制加算ではないため(ATP500の大会と同じ扱い)、選手によってポイントの計算が変わってきます。
2018年モンテカルロ・マスターズの振り返り
まずはトップ30の2018年のモンテカルロ・マスターズの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第1シードのナダルが錦織をセットカウント2-0(6-3、6-2)で破り、モンテカルロ・マスターズ3年連続11回目の優勝を飾りました。
第3シードのA.ズベレフと第4シードのディミトロフがベスト4。
第2シードのチリッチ、第5シードのティーム、第6シードのゴファン、ガスケがベスト8。
順位 | 選手名 | 4月15日 point |
2018年 モンテカルロ |
---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 11,070 | 3回戦 |
2 | ナダル | 8,725 | 優勝 |
3 | A.ズベレフ | 6,040 | ベスト4 |
4 | フェデラー | 5,590 | – |
5 | ティーム | 4,765 | ベスト8 |
6 | 錦織 圭 | 4,200 | 準優勝 |
7 | アンダーソン | 4,115 | – |
8 | チチパス | 3,240 | 2回戦 |
9 | デルポトロ | 3,225 | – |
10 | イズナー | 3,085 | – |
11 | チリッチ | 3,015 | ベスト8 |
12 | ハチャノフ | 2,810 | 3回戦 |
13 | チョリッチ | 2,345 | 2回戦 |
14 | メドベージェフ | 2,295 | 2回戦 |
15 | ラオニッチ | 2,140 | 3回戦 |
16 | チェッキナート | 2,021 | 2回戦 |
17 | バシラシビリ | 1,930 | – |
18 | フォニーニ | 1,885 | 2回戦 |
19 | モンフィス | 1,875 | – |
20 | シャポバロフ | 1,820 | 1回戦 |
21 | ゴファン | 1,765 | ベスト8 |
22 | バウティスタ アグート | 1,680 | 3回戦 |
23 | エドマンド | 1,575 | 1回戦 |
24 | シュワルツマン | 1,485 | 2回戦 |
25 | デミノー | 1,439 | 予選1回戦 |
26 | シモン | 1,385 | 2回戦 |
27 | カレーニョ ブスタ | 1,300 | – |
28 | ディミトロフ | 1,300 | ベスト4 |
29 | ティアフォ | 1,290 | – |
30 | ガスケ | 1,285 | ベスト8 |
トップ30の基礎ポイント
トップ30の基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 4月15日 point |
失効 point |
繰り上げ point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 11,070 | 90 | 0 | 10,980 |
2 | ナダル | 8,725 | 1,000 | 0 | 7,725 |
3 | A.ズベレフ | 6,040 | 360 | 20 | 5,700 |
4 | フェデラー | 5,590 | 0 | 0 | 5,590 |
5 | ティーム | 4,765 | 180 | 90 | 4,675 |
6 | 錦織 圭 | 4,200 | 600 | 90 | 3,690 |
7 | アンダーソン | 4,115 | 0 | 0 | 4,115 |
8 | チチパス | 3,240 | 70* | 0 | 3,240 |
9 | デルポトロ | 3,225 | 0 | 0 | 3,225 |
10 | イズナー | 3,085 | 0 | 0 | 3,085 |
11 | チリッチ | 3,015 | 180 | 0 | 2,835 |
12 | ハチャノフ | 2,810 | 90 | 0 | 2,720 |
13 | チョリッチ | 2,345 | 45 | 0 | 2,300 |
14 | メドベージェフ | 2,295 | 45* | 0 | 2,295 |
15 | ラオニッチ | 2,140 | 90 | 0 | 2,050 |
16 | チェッキナート | 2,021 | 70 | 45 | 1,996 |
17 | バシラシビリ | 1,930 | 0 | 0 | 1,930 |
18 | フォニーニ | 1,885 | 45* | 0 | 1,885 |
19 | モンフィス | 1,875 | 0 | 0 | 1,875 |
20 | シャポバロフ | 1,820 | 10* | 0 | 1,820 |
21 | ゴファン | 1,765 | 180 | 0 | 1,585 |
22 | バウティスタ アグート | 1,680 | 90* | 0 | 1,680 |
23 | エドマンド | 1,575 | 10* | 0 | 1,575 |
24 | シュワルツマン | 1,485 | 45* | 0 | 1,485 |
25 | デミノー | 1,439 | 0* | 0 | 1,439 |
26 | シモン | 1,385 | 45 | 20 | 1,360 |
27 | カレーニョ ブスタ | 1,300 | 0 | 0 | 1,300 |
28 | ディミトロフ | 1,300 | 360 | 0 | 940 |
29 | ティアフォ | 1,290 | 0 | 0 | 1,290 |
30 | ガスケ | 1,285 | 180 | 0 | 1,105 |
- 4月15日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2019年4月15日付のATPランキングのポイント。
2019年4月22日に失効する2018年のモンテカルロ・マスターズのポイント。
「*」が付いている失効ポイントについて、ランキング対象の18大会に含まれていないため、全体のポイントに影響はありません。
ランキング対象の18大会に2018年のモンテカルロ・マスターズのポイントが含まれている場合、ポイントの失効に伴い、現時点でランキングの対象外となっている大会の中で最も高いポイントが繰り上がって加算されます。
「基礎ポイント」=「4月15日ポイント」-「失効ポイント」+「繰り上げポイント」
また、ランキング対象の18大会に2018年のモンテカルロ・マスターズのポイントが含まれていない場合、基礎ポイントは4月15日のポイントのままとなります。
「基礎ポイント」=「4月15日ポイント」
暫定ランキング
「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
Min point |
2019 モンテカルロ |
---|---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 10,980 | – | |
2 | ナダル | 7,725 | – | |
3 | A.ズベレフ | 5,700 | 20 | |
4 | フェデラー | 5,590 | – | 不参加 |
5 | ティーム | 4,675 | 90 | |
6 | アンダーソン | 4,115 | – | 不参加 |
7 | 錦織 圭 | 3,690 | 90 | |
8 | チチパス | 3,240 | 90 | |
9 | デルポトロ | 3,225 | – | 不参加 |
10 | イズナー | 3,085 | – | 不参加 |
11 | チリッチ | 2,835 | – | |
12 | ハチャノフ | 2,720 | 0 | |
13 | チョリッチ | 2,300 | 0 | |
14 | メドベージェフ | 2,295 | 150 | |
15 | ラオニッチ | 2,050 | – | 不参加 |
16 | チェッキナート | 1,996 | 45 | |
17 | バシラシビリ | 1,930 | 45 | |
18 | フォニーニ | 1,885 | 45 | |
19 | モンフィス | 1,875 | – | 不参加 |
20 | シャポバロフ | 1,820 | 45 | |
21 | バウティスタ アグート | 1,680 | 90 | |
22 | ゴファン | 1,585 | 0 | |
23 | エドマンド | 1,575 | 45 | |
24 | シュワルツマン | 1,485 | 45 | |
25 | デミノー | 1,439 | – | 不参加 |
26 | シモン | 1,360 | 20 | |
27 | カレーニョ ブスタ | 1,300 | – | 不参加 |
28 | ティアフォ | 1,290 | – | 不参加 |
29 | プイユ | 1,265 | 0 | |
30 | ジェレ | 1,246 | 12 |
- minポイント
ランキングの対象となっている18大会の中で一番ポイントの低い大会(グランドスラムとマスターズを除く)のポイント。
現在ランキング対象の大会数が18未満の選手、および2019年のモンテカルロ・マスターズに不参加の選手については「-」としています。
2019年のモンテカルロ・マスターズで獲得したポイントがこのminポイントを上回った場合、獲得ポイントとminポイントが入れ替わるため、下記計算のポイントが次回発表される4月22日付のATPランキングのポイントとなります。
「4月22日ポイント」=「基礎ポイント」+「獲得ポイント」-「minポイント」
minポイントが0ポイントの選手および現在ランキング対象の大会数が18未満の選手は、獲得したポイントがそのまま加算される形となります。
また、2019年のモンテカルロ・マスターズでminポイント以上のポイントを獲得できなかった場合、基礎ポイントがそのまま4月22日付のATPランキングのポイントとなります。
「4月22日ポイント」=「基礎ポイント」
※ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
ランキング上位ではフェデラー、アンダーソン、デルポトロ、イズナー、ラオニッチ、モンフィス、デミノー、カレーニョ ブスタ、ティアフォ、キリオス、ガスケが不参加となっています。
トップ10の状況を見て行きます。
1位~4位争い
4月15日付の世界ランキングと変わらず、ジョコビッチの1位、ナダルの2位、ズベレフの3位、フェデラーの4位は確定。
全仏オープンに向けた4位争い
今シーズン、ここ2年クレーコートシーズンをスキップしていたフェデラーが全仏オープンに出場する予定ですが、クレーコートシーズンでの失効ポイントがないこともあり、全仏オープン前にはフェデラーが3位に上がることが予想されます。(とりあえず4位以上は濃厚かと思います)
ズベレフはマドリードで1000ポイントとローマで600ポイントの失効ポイント、ティームはマドリードで600ポイント(ローマは10ポイント)の失効ポイントがあるため、両選手がともにフェデラーを上回るのはかなり厳しい状況です。
そして、4位(全仏オープンの第4シード)争いを見ると、ズベレフ、ティーム、アンダーソン、錦織あたりでこの1枠を争う形となりますが、クレーコートでの成績や全仏オープンまでの失効ポイントを考慮したポイント的にもズベレフとティームのどちらかが1枠を取る可能性が高いかなと思います。
錦織としては直近3大会の出来がいまいちということもあり、クレーコートシーズンに入って良い時の状態に戻っていれば可能性があるかなという感じです。
全仏オープン前にあるモンテカルロ、マドリード、ローマのマスターズ3大会で4位争いを含め、上位シードやトップ10を目指す選手たちがどんな結果を残すのか注目です。
2019年 モンテカルロ・マスターズの結果
2019年モンテカルロ・マスターズの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しているので、ランキングの経過については下記の記事をご覧ください。
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