2019年4月14日から4月21日(2019年第16週)にモンテカルロ(モナコ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モンテカルロ・マスターズ)」の決勝のプレイヤー情報、結果とスタッツ、決勝後のランキング、放送予定を見ていきます。
決勝「ラヨビッチ vs フォニーニ」
ラヨビッチは勝てばツアー初優勝、フォニーニが勝てばマスターズ初優勝となります。
男子シングルスの決勝は、日本時間の4月22日(日)21時30分以降に開始予定。
決勝のプレイヤー情報
ドゥシャン・ラヨビッチとファビオ・フォニーニの「Head 2 Head」、「1回戦から準決勝までの結果」を紹介します。
Head 2 Head
過去に対戦はなく、初対戦となります。
※2019年4月21日時点(決勝前)のデータ
ラヨビッチ | フォニーニ | |
0 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
48位 (42位) | 最新ランク (最高) | 18位 (13位) |
セルビア | 国籍 | イタリア |
28歳 | 年齢 | 31歳 |
1990年6月30日 | 生年月日 | 1987年5月24日 |
183cm / 83kg | 身長 / 体重 | 178cm / 79kg |
右 / 片手 | 利き手 / バック | 右 / 両手 |
2007年 | プロ転向 | 2004年 |
11勝9敗 | 2019年成績 | 8勝8敗 |
0回 | 2019年優勝回数 | 0回 |
110勝132敗 | 通算成績 | 336勝289敗 |
0回 | 通算優勝回数 | 8回 |
1回戦から準決勝までの結果
Round | 対戦相手 | Rank | スコア |
---|---|---|---|
1回戦 | M.ジャジリ | 71 | 6-4 6-4 |
2回戦 | D.ゴファン [16] | 21 | 6-3 6-4 |
3回戦 | D.ティーム [4] | 5 | 6-3 6-3 |
準々決勝 | L.ソネゴ | 96 | 6-4 7-5 |
準決勝 | D.メドベージェフ [10] | 14 | 7-5 6-1 |
Round | 対戦相手 | Rank | スコア |
---|---|---|---|
1回戦 | A.ルブレフ | 90 | 4-6 7-5 6-4 |
2回戦 | G.シモン | 26 | 棄権 |
3回戦 | A.ズベレフ [3] | 3 | 7-6 6-1 |
準々決勝 | B.チョリッチ [9] | 13 | 1-6 6-3 6-2 |
準決勝 | R.ナダル [2] | 2 | 6-4 6-2 |
※[]内の数字はシード、Rankは2019年4月15日付の世界ランキングです。
2019年 モンテカルロ・マスターズ 決勝の結果
モンテカルロ・マスターズの決勝の結果です。
<日程>
・4月21日(日):決勝
日本とモンテカルロの時差:-7時間(日本の方が7時間進んでいます)
男子シングルス 決勝 | ||||
---|---|---|---|---|
ドゥシャン・ラヨビッチ (48) | 0 | 3 | 4 | |
[13] ファビオ・フォニーニ (18) | 2 | 6 | 6 | |
男子ダブルス 決勝 | ||||
R.ハーセ / W.クールホフ | 1 | 77 | 63 | 9 |
[7] N.メクティッチ / F.シュクゴール | 2 | 63 | 77 | 11 |
以下、男子シングルス決勝の簡単な試合の振り返り、スタッツ、ハイライト動画です。(試合後に追記します)
決勝「ラヨビッチ vs フォニーニ」
ドゥシャン・ラヨビッチ (48) | 0 | 3 | 4 | |
[13] ファビオ・フォニーニ (18) | 2 | 6 | 6 | |
試合時間:1時間38分 |
---|
第13シードのファビオ・フォニーニ(31歳・イタリア)がドゥシャン・ラヨビッチ(28歳・セルビア)をセットカウント2-0(6-3、6-4)で破り、マスターズ初優勝を飾りました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
ラヨビッチ | ○ | ● | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
フォニーニ | ○ | ● | ○ | ● | ○ | ○ | – | – | – | 6 | |||
○:キープ、●:ブレーク |
フォニーニのサービスで試合開始。
第1ゲーム、フォニーニがラブゲームでキープ。
第2ゲーム、ラヨビッチがキープ。
第3ゲーム、フォニーニのフォアハンドのクロスへのウィナーとフォアハンドのミス、ラヨビッチのボレーのウィナー(15-30)、フォニーニのフォアハンドの逆クロスへの深いショットでのポイント、ラヨビッチの深いリターンでのポイントがあり、30-40とラヨビッチにブレークポイントが来ます。
フォニーニにフォアハンドのミスが出て、ラヨビッチがブレークに成功。
第4ゲーム、30-15からラヨビッチのフォアハンドの連続ミスがあり、30-40とフォニーニにブレークポイントが来ますが、フォニーニの連続攻撃に対してラヨビッチがすばらしいディフェンスからスーパーショットを決め、デュースへ。
デュース3回目、ラヨビッチにダブルフォルトが出て、フォニーニにブレークポイントが来ます。
ラリー戦で先に攻撃を仕掛けたフォニーニがドロップショットからボレーのウィナーを決め、フォニーニがブレークバックに成功。
第5ゲーム、フォニーニがキープ。
第6ゲーム、30-15からラヨビッチのダブルフォルト、フォニーニのフォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、30-40とフォニーニにブレークポイントが来ます。
チャンスボールでラヨビッチにもったいないフォアハンドのミスが出て、フォニーニがブレークに成功。
第7ゲーム、40-0からデュースまで行きますが、デュース1回目でフォニーニがキープ。
第8ゲーム、ラヨビッチがキープ。
第9ゲーム、フォニーニのサービングフォーザセット。
ラヨビッチのフォアハンドのミスとバックハンドのミス(30-0)、ラリー戦でのラヨビッチのポイント、フォニーニのバックハンドのミス、ラヨビッチのフォアハンドのクロスへのウィナーがあり、30-40とラヨビッチにブレークポイントが来ます。
フォニーニのフォアハンドの逆クロスへのウィナーが決まり、デュースへ。
デュース1回目、ラヨビッチのバックハンドのミス、フォニーニの見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、フォニーニがキープをして第1セットを先取。
第2セット
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
ラヨビッチ | ● | ○ | ○ | ○ | – | – | 4 | ||||||
フォニーニ | ● | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | – | – | 6 | ||||
○:キープ、●:ブレーク |
ラヨビッチのサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、ラヨビッチのボレーのウィナー、ラリー戦でのフォニーニのポイント、ラヨビッチのバックハンドのミス(15-30)、ラリー戦でフォニーニのフォアハンドのミス、フォニーニのフォアハンドのクロスへのリターンエースがあり、30-40とフォニーニにブレークポイントが来ます。
フォニーニのフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのウィナーが決まり、フォニーニがブレークに成功。
第2ゲーム、フォニーニのファーストサーブでのポイント、ラヨビッチのパッシングショットのウィナーとバックハンドのミス(30-15)、ラヨビッチのスーパーショット(走りながらのバックハンドのダウンザラインへのウィナー)、ラヨビッチのバックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、30-40とラヨビッチにブレークポイントが来ます。
フォニーニにバックハンドのミスが出て、ラヨビッチがブレークバックに成功。
第3ゲーム、ラヨビッチがキープ。
第4ゲーム、デュース1回目、ラヨビッチがフォアハンドのクロスへのショットでポイントを取り、ラヨビッチにブレークポイントが来ますが、ラヨビッチのリターンミス。
デュース3回目でフォニーニがキープ。
第5ゲーム、フォニーニのバックハンドのミス、ラヨビッチのフォアハンドのミス、フォニーニのフォアハンドのクロスへのショットでのポイント(15-30)、ラヨビッチのバックハンドのクロスへのウィナー、ラヨビッチのドロップショットのミス(直後フォニーニが右太もも裏を気にするしぐさを見せます)があり、30-40とフォニーニにブレークポイントが来ます。
ラヨビッチにフォアハンドのミスが出て、フォニーニがブレークに成功。
フォニーニがトレーナーを呼び、右足首に巻いていたテーピングの補強と右太ももにテーピングを巻きます。
第6ゲーム、30-30でのラヨビッチのもったいないボレーのミスにも助けられ、フォニーニがキープ。
第7ゲーム、ラヨビッチがキープ。
第8ゲーム、フォニーニがラブゲームでキープ。
第9ゲーム、40-15からデュースまで行きますが、デュース1回目でラヨビッチがキープ。
第10ゲーム、フォニーニのサービングフォーザチャンピオンシップ。
フォニーニが先に攻撃を仕掛けてのポイント、ファーストサーブでのポイント、ラヨビッチのリターンミスがあり、40-0とフォニーニにチャンピオンシップポイントが来ます。
フォニーニのフォアハンドのミスで40-15となった後、ラヨビッチのリターンミスがあり、フォニーニがキープをして勝利。
スタッツ
フォニーニは第2セット途中で足を痛めるアクシデントもありましたが、マスターズの決勝の舞台でも自分のプレーをしっかりと続け、準決勝のナダル戦同様に最後まですばらしい集中力を見せての見事な優勝でした。
一方、ラヨビッチは良いプレーをしながらも大事な場面でもったいないミスが何度も出るなど、勝負所で流れを手放してしまった感じでした。
ラヨビッチ | Match | フォニーニ |
1 | サービスエース | 0 |
3 | ダブルフォルト | 2 |
62% (37/60) | ファーストサーブ確率 | 63% (41/65) |
59% (22/37) | 1st Serve Points Won | 56% (23/41) |
43% (10/23) | 2nd Serve Points Won | 75% (18/24) |
50% (2/4) | ブレーク / チャンス | 80% (4/5) |
6/11 | ネットポイント | 7/10 |
53% (32/60) | Service Points Won | 63% (41/65) |
37% (24/65) | Return Points Won | 47% (28/60) |
45% (56/125) | Total Points Won | 55% (69/125) |
2135m | Total Distance Run | 2216m |
16 | Winner 合計 | 19 |
8 | フォアハンド | 14 |
6 | バックハンド | 5 |
2 | サーブ | 0 |
36 | Unforced error 合計 | 23 |
21 | フォアハンド | 14 |
12 | バックハンド | 7 |
3 | サーブ | 2 |
ハイライト動画
決勝「ラヨビッチ vs フォニーニ」のハイライト動画です。
ドロー表 (結果)
決勝後のランキング (トップ30)
モンテカルロ・マスターズの決勝後のランキングです。
順位 | 選手名 | 基礎 point |
result | point | 決勝後 point |
|
---|---|---|---|---|---|---|
獲得 | min | |||||
1 | ジョコビッチ | 10,980 | 準々決勝 | 180 | – | 11,160 |
2 | ナダル | 7,725 | 準決勝 | 360 | – | 8,085 |
3 | A.ズベレフ | 5,700 | 3回戦 | 90 | 20 | 5,770 |
4 | フェデラー | 5,590 | 不参加 | – | – | 5,590 |
5 | ティーム | 4,675 | 3回戦 | 90 | 90 | 4,675 |
6 | アンダーソン | 4,115 | 不参加 | – | – | 4,115 |
7 | 錦織 圭 | 3,690 | 2回戦 | 10 | 90 | 3,690 |
8 | チチパス | 3,240 | 3回戦 | 90 | 90 | 3,240 |
9 | デルポトロ | 3,225 | 不参加 | – | – | 3,225 |
10 | イズナー | 3,085 | 不参加 | – | – | 3,085 |
11 | チリッチ | 2,835 | 2回戦 | 10 | – | 2,845 |
12 | フォニーニ | 1,885 | 優勝 | 1,000 | 45 | 2,840 |
13 | ハチャノフ | 2,720 | 2回戦 | 10 | 0 | 2,730 |
14 | メドベージェフ | 2,295 | 準決勝 | 360 | 150 | 2,505 |
15 | チョリッチ | 2,300 | 準々決勝 | 180 | 0 | 2,480 |
16 | ラオニッチ | 2,050 | 不参加 | – | – | 2,050 |
17 | チェッキナート | 1,996 | 3回戦 | 90 | 45 | 2,041 |
18 | バシラシビリ | 1,930 | 1回戦 | 10 | 45 | 1,930 |
19 | モンフィス | 1,875 | 不参加 | – | – | 1,875 |
20 | シャポバロフ | 1,820 | 1回戦 | 10 | 45 | 1,820 |
21 | B アグート | 1,680 | 2回戦 | 45 | 90 | 1,680 |
22 | ゴファン | 1,585 | 2回戦 | 45 | 0 | 1,630 |
23 | エドマンド | 1,575 | 1回戦 | 10 | 45 | 1,575 |
24 | ラヨビッチ | 935 | 準優勝 | 600 | 20 | 1,515 |
25 | シュワルツマン | 1,485 | 2回戦 | 45 | 45 | 1,485 |
26 | デミノー | 1,439 | 不参加 | – | – | 1,439 |
27 | シモン | 1,360 | 2回戦 | 45 | 20 | 1,385 |
28 | ペラ | 1,205 | 準々決勝 | 180 | 10 | 1,375 |
29 | C ブスタ | 1,300 | 不参加 | – | – | 1,300 |
30 | ティアフォ | 1,290 | 不参加 | – | – | 1,290 |
モンテカルロ・マスターズでの獲得ポイントは強制加算ではなく、ATP500の大会と同じ扱いとなります。
<表の補足>
minポイント:ランキングの対象となっている18大会の中で一番ポイントの低い大会(グランドスラムとマスターズを除く)のポイント。
決勝後のポイントは下記の計算となります。
- 「獲得ポイント ≧ minポイント」だった場合
- 「獲得ポイント < minポイント」だった場合だった場合
決勝後ポイント = 基礎ポイント + (獲得 – min)ポイント
決勝後ポイント = 基礎ポイント
基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年4月・モンテカルロ後)』をご覧ください。
1回戦を免除された第1シードから第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
決勝の放送予定
GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンド、Paraviでの放送・配信が予定されています。
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
4月21日(日) | ダブルス決勝 | [生] 18:30~21:20 |
4月21日(日) | シングルス決勝 | [生] 21:20~25:00 |
4月22日(月) | ダブルス決勝 | [録] 6:00~8:30 |
4月22日(月) | シングルス決勝 | [録] 11:30~14:30 |
[生]:生中継、[録]:録画
NHK・BS1
NHKでは、BS1またはサブch102で錦織が出場する試合を中心に2回戦から決勝まで7試合を生中継で放送予定。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
4月21日(日) | 決勝 | [生] 21:30~(24:00) |
4月22日(月) | 決勝 | [録] 9:00~10:50 |
<放送する対戦カード>
・決勝「ラヨビッチ vs フォニーニ」
WOWOWメンバーズオンデマンド
WOWOWメンバーズオンデマンドでは、1回戦から決勝までをライブ配信の予定。(大会1日目は無料配信)
WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。
また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。
Paravi
Paraviで配信予定。
コメント