【2019年】ロレックス・モンテカルロ・マスターズの結果(準決勝)


2019年4月14日から4月21日(2019年第16週)にモンテカルロ(モナコ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モンテカルロ・マスターズ)」の準決勝の結果、準決勝後の暫定ランキング、放送予定を見ていきます。

準決勝「メドベージェフ vs ラヨビッチ」
メドベージェフが勝てばマスターズ初の決勝、ラヨビッチは勝てばツアー初の決勝進出となります。

準決勝「フォニーニ vs ナダル」
フォニーニが勝てばマスターズ初の決勝、ナダルが勝てばモンテカルロ・マスターズ4年連続13回目(マスターズ50回目)の決勝進出となります。

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2019年 モンテカルロ・マスターズ 準決勝の結果

モンテカルロ・マスターズの準決勝の結果です。

<日程>
・4月20日(土):準決勝

日本とモンテカルロの時差:-7時間(日本の方が7時間進んでいます)

※スコアにある各選手の()内の数字は2019年4月15日付の世界ランキングです。

トップハーフ
[10] ダニール・メドベージェフ (14) 0 5 1
ドゥシャン・ラヨビッチ (48) 2 7 6
ボトムハーフ
[13] ファビオ・フォニーニ (18) 2 6 6
[2] ラファエル・ナダル (2) 0 4 2

以下、各試合の簡単な試合の振り返り、スタッツです。(試合後に追記していきます)

準決勝「メドベージェフ vs ラヨビッチ」

過去の対戦成績は、メドベージェフの1勝、ラヨビッチの0勝。

過去1回の対戦は2018年のクレムリン・カップ(室内ハードコート)の2回戦で、メドベージェフがセットカウント2-0(6-2、6-1)で勝利しています。

[10] ダニール・メドベージェフ (14) 0 5 1
ドゥシャン・ラヨビッチ (48) 2 7 6
試合時間:1時間35分

ドゥシャン・ラヨビッチ(28歳・セルビア)が第10シードのダニール・メドベージェフ(23歳・ロシア)をセットカウント2-0(7-5、6-1)で破り、ツアー初の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

メドベージェフのサービスで試合開始。

第2ゲーム、30-40のメドベージェフのブレークポイントはラヨビッチが凌ぎますが、デュース2回目でラヨビッチにフォアハンドのミスが出て、再びメドベージェフにブレークポイントが来ます。

ラリー戦でメドベージェフが打ち勝ち、メドベージェフがブレークに成功

第6ゲーム、ラヨビッチのバックハンドのミス、ラリー戦でのラヨビッチのポイント、ラヨビッチのファーストサーブでのポイント(30-15)、メドベージェフのバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、ラリー戦でラヨビッチのフォアハンドのミスがあり、30-40とメドベージェフにブレークポイントが来ます。

ラヨビッチにフォアハンドのミスが出て、メドベージェフがブレークに成功

第7ゲーム、メドベージェフのサービングフォーザセット(1回目)。
メドベージェフのダブルフォルト、ラヨビッチのフォアハンドのミス、ラヨビッチの深いリターンでのポイント、ラヨビッチの深いショットでのポイントがあり、15-40とラヨビッチにブレークポイントが来ます。

メドベージェフが1本凌ぎますが、ラヨビッチがフォアハンドの深いショットでのポイントを取り、ラヨビッチがブレークを1つ返します

第9ゲーム、メドベージェフのサービングフォーザセット(2回目)。
ラヨビッチのフォアハンドのミス、ラヨビッチのリターンでのポイント、メドベージェフのバックハンドのミス(15-30)、ラヨビッチのフォアハンドのミス、ラヨビッチの連続攻撃でのポイントがあり、30-40とラヨビッチにブレークポイントが来ます。

ラヨビッチのバックハンドのロブショットのウィナーが決まり、土壇場でラヨビッチがブレークバックに成功

第11ゲーム、15-40とラヨビッチにブレークポイントが来ますが、ラヨビッチのリターンミスとバックハンドのミスがあり、デュースへ。

デュース1回目、ラリー戦でメドベージェフにバックハンドのミスが出て、再びラヨビッチにブレークポイントが来ると、メドベージェフにバックハンドのミスが出て、ラヨビッチがブレークに成功

第12ゲーム、ラヨビッチのサービングフォーザセット。
ラヨビッチがしっかりとキープをし、ラヨビッチが1-5から6ゲームを連取して第1セットを先取

第2セット

メドベージェフのサービスで第2セット開始。

第1ゲーム、30-15からメドベージェフのフォアハンドの連続ミスがあり、30-40とラヨビッチにブレークポイントが来ます。

メドベージェフにバックハンドのミスが出て、ラヨビッチがブレークに成功

第2ゲーム、30-40とメドベージェフにブレークポイントが来ますが、ラヨビッチがドロップショットのウィナーを決めてピンチを凌ぎ、デュース3回目でラヨビッチがキープ。

第3ゲーム、30-30でラヨビッチのボレーのウィナーが決まり、30-40とラヨビッチにブレークポイントが来ます。

ラヨビッチのフォアハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、ラヨビッチがブレークに成功

第5ゲーム、15-40とラヨビッチにブレークポイントが来ますが、メドベージェフがピンチを凌ぎ、デュース1回目でメドベージェフがキープ。

第7ゲーム、30-40とラヨビッチにマッチポイント(ブレークポイント)が来ますが、メドベージェフがファーストサーブでピンチを凌ぎ、デュースへ。

デュース1回目、ラヨビッチがフォアハンドのクロスへのショットでポイントを取り、再びラヨビッチにマッチポイントが来ます。

ラリー戦でラヨビッチがバックハンドの深いスライスショットでポイントを取り、ラヨビッチがブレークをして勝利

スタッツ
メドベージェフ Match ラヨビッチ
0 サービスエース 2
3 ダブルフォルト 3
54% (36/37) ファーストサーブ確率 66% (43/65)
42% (15/36) 1st Serve Points Won 67% (29/43)
55% (17/31) 2nd Serve Points Won 41% (9/22)
50% (2/4) ブレーク / チャンス 50% (6/12)
9/13 ネットポイント 5/5
48% (32/67) Service Points Won 58% (38/65)
42% (27/65) Return Points Won 52% (35/67)
45% (59/132) Total Points Won 55% (73/132)
2504m Total Distance Run 2473m
9 Winner 合計 11
6 フォアハンド 5
3 バックハンド 4
0 サーブ 2
32 Unforced error 合計 35
17 フォアハンド 21
12 バックハンド 11
3 サーブ 3

準決勝「フォニーニ vs ナダル」

過去の対戦成績は、フォニーニの3勝、ナダルの11勝。

クレーコートでは、フォニーニの2勝、ナダルの6勝。

直近の対戦は2018年のBNLイタリア国際(クレーコート)の準々決勝で、ナダルがセットカウント2-1(4-6、6-1、6-2)で勝利しています。

[13] ファビオ・フォニーニ (18) 2 6 6
[2] ラファエル・ナダル (2) 0 4 2
試合時間:1時間36分

第13シードのファビオ・フォニーニ(31歳・イタリア)が第2シードのラファエル・ナダル(32歳・スペイン)をセットカウント2-0(6-4、6-2)で破り、マスターズ初の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

ナダルのサービスで試合開始。

第1ゲーム、15-40とフォニーニにブレークポイントが来ますが、ナダルがファーストサーブでピンチを凌ぎ、デュースへ。

デュース4回目でのフォニーニのブレークポイントはナダルが凌ぎますが、デュース5回目、フォニーニのドロップショットのウィナーが決まり、フォニーニにブレークポイントが来ます。

フォニーニがフォアハンドのクロスへの深いショットでポイントを取り、フォニーニがブレークに成功

第2ゲーム、15-0からフォニーニのバックハンドのミス、フォアハンドのミス、バックハンドのミスがあり、15-40とナダルにブレークポイントが来ます。

フォニーニが1本凌ぎますが、フォニーニにバックハンドのミスが出て、ナダルがブレークバックに成功

第4ゲーム、ナダルのバックハンドのウィナー、フォニーニのフォアハンドの連続ミスがあり、0-40とナダルにブレークポイントが来ます。

ナダルがバックハンドの逆クロスへの深いショットでポイントを取り、ナダルがブレークに成功

第5ゲーム、15-0からフォニーニが先に攻撃を仕掛けてのポイント、フォニーニのフォアハンドの逆クロスへのショットでのポイント、フォニーニのバックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、15-40とフォニーニにブレークポイントが来ます。

ナダルが1本凌ぎますが、ナダルにバックハンドのミスが出て、フォニーニがブレークバックに成功

第9ゲーム、ナダルのフォアハンドの連続ミス、フォニーニのバックハンドのクロスへのショットでのポイントがあり、0-40とフォニーニにブレークポイントが来ます。

ナダルにフォアハンドのミスが出て、フォニーニがブレークに成功

第10ゲーム、フォニーニのサービングフォーザセット。
30-30でフォニーニにとってラッキーなコードボールでのポイントがあり、40-30とフォニーニにセットポイントが来ると、フォニーニのボレーのウィナーが決まり、フォニーニがキープをして第1セットを先取

第2セット

ナダルのサービスで第2セット開始。

第1ゲーム、30-15からフォニーニのハイバックボレーのウィナー、ナダルのフォアハンドのミスがあり、30-40とフォニーニにブレークポイントが来ます。

ラリー戦でフォニーニの見事なバックハンドのクロスへのウィナーが決まり、フォニーニがブレークに成功

第3ゲーム、ナダルのフォアハンドのミス、フォニーニの見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、フォニーニのバックハンドのミス、ナダルのドロップショットのミスがあり、15-40とフォニーニにブレークポイントが来ます。

ラリー戦でフォニーニが打ち勝ち、フォニーニがブレークに成功

第5ゲーム、フォニーニの見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナー、ナダルのバックハンドのクロスへのウィナー、フォニーニの見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、ナダルのフォアハンドのミスがあり、15-40とフォニーニにブレークポイントが来ます。

フォニーニがフォアハンドのダウンザラインへのカウンターショットでポイントを取り、フォニーニがブレークに成功

第6ゲーム、フォニーニのサービングフォーザマッチ(1回目)。
40-0とフォニーニにマッチポイントが来ますが、フォニーニのフォアハンドのミス、ナダルのフォアハンドのダウンザラインへのカウンターショットでのポイント、ナダルのバックハンドのクロスへのウィナーがあり、デュースへ。

デュース1回目、ナダルがフォアハンドのクロスへの深いショットでポイントを取り、ナダルにブレークポイントが来ると、ナダルのフォアハンドの逆クロスへのウィナーが決まり、ナダルがブレークを1つ返します

第8ゲーム、フォニーニのサービングフォーザマッチ(2回目)。
40-15とフォニーニにマッチポイントが来ると、フォニーニの見事なフォアハンドのダウンザラインへのカウンターショットのウィナーが決まり、フォニーニがキープをして勝利

スタッツ
フォニーニ Match ナダル
1 サービスエース 0
1 ダブルフォルト 2
48% ファーストサーブ確率 69%
63% (15/24) 1st Serve Points Won 44% (18/41)
54% (14/26) 2nd Serve Points Won 39% (7/18)
60% (6/10) ブレーク / チャンス 75% (3/4)
7/7 ネットポイント 2/3
58% (29/50) Service Points Won 42% (25/59)
58% (34/59) Return Points Won 42% (21/50)
58% (63/109) Total Points Won 42% (46/109)
2031m Total Distance Run 1944m
21 Winner 合計 10
11 フォアハンド 6
9 バックハンド 4
1 サーブ 0
22 Unforced error 合計 25
12 フォアハンド 15
9 バックハンド 8
1 サーブ 2

ハイライト動画

準決勝2試合のハイライト動画です。

ドロー表 (ベスト32・結果)

準決勝後の暫定ランキング (トップ30)

モンテカルロ・マスターズの準決勝終了時点での暫定ランキングです。

暫定
順位
選手名 基礎
point
round result point SF後
point
獲得 min
1 ジョコビッチ 10,980 準々決勝 × 180 11,160
2 ナダル 7,725 準決勝 × 360 8,085
3 A.ズベレフ 5,700 3回戦 × 90 20 5,770
4 フェデラー 5,590 不参加 5,590
5 ティーム 4,675 3回戦 × 90 90 4,675
6 アンダーソン 4,115 不参加 4,115
7 錦織 圭 3,690 2回戦 × 10 90 3,690
8 チチパス 3,240 3回戦 × 90 90 3,240
9 デルポトロ 3,225 不参加 3,225
10 イズナー 3,085 不参加 3,085
11 チリッチ 2,835 2回戦 × 10 2,845
12 ハチャノフ 2,720 2回戦 × 10 0 2,730
13 メドベージェフ 2,295 準決勝 × 360 150 2,505
14 チョリッチ 2,300 準々決勝 × 180 0 2,480
15 フォニーニ 1,885 準決勝 600 45 2,440
16 ラオニッチ 2,050 不参加 2,050
17 チェッキナート 1,996 3回戦 × 90 45 2,041
18 バシラシビリ 1,930 1回戦 × 10 45 1,930
19 モンフィス 1,875 不参加 1,875
20 シャポバロフ 1,820 1回戦 × 10 45 1,820
21 B アグート 1,680 2回戦 × 45 90 1,680
22 ゴファン 1,585 2回戦 × 45 0 1,630
23 エドマンド 1,575 1回戦 × 10 45 1,575
24 ラヨビッチ 935 準決勝 600 20 1,515
25 シュワルツマン 1,485 2回戦 × 45 45 1,485
26 デミノー 1,439 不参加 1,439
27 シモン 1,360 2回戦 × 45 20 1,385
28 ペラ 1,205 準々決勝 × 180 10 1,375
29 C ブスタ 1,300 不参加 1,300
30 ティアフォ 1,290 不参加 1,290

モンテカルロ・マスターズでの獲得ポイントは強制加算ではなく、ATP500の大会と同じ扱いとなります。

<表の補足>
minポイント:ランキングの対象となっている18大会の中で一番ポイントの低い大会(グランドスラムとマスターズを除く)のポイント。

準決勝後のポイントは下記の計算となります。

  • 「獲得ポイント ≧ minポイント」だった場合
  • SF後ポイント = 基礎ポイント + (獲得 – min)ポイント

  • 「獲得ポイント < minポイント」だった場合だった場合
  • SF後ポイント = 基礎ポイント

基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年4月・モンテカルロ後)』をご覧ください。

1回戦を免除された第1シードから第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。

モンテカルロ・マスターズ 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

準決勝の放送予定

GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンド、Paraviでの放送・配信が予定されています。

GAORA

GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
4月20日() 準決勝 [生] 20:28~26:00
4月21日() 準決勝 [録] 12:00~15:00

[生]:生中継、[録]:録画

NHK・BS1

NHKでは、BS1またはサブch102で錦織が出場する試合を中心に2回戦から決勝まで7試合を生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
4月20日() 準決勝 20:30~(24:30)

<放送する対戦カード>
・4月20日(土) 準決勝「D.メドベージェフ vs ラヨビッチ」「フォニーニ vs ナダル」

WOWOWメンバーズオンデマンド

WOWOWメンバーズオンデマンドでは、1回戦から決勝までをライブ配信の予定。(大会1日目は無料配信)

WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。

また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。

Paravi

Paraviで配信予定。

2019年 モンテカルロ・マスターズ 各ラウンドの結果

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