【2019年】全豪オープンテニスの結果(4回戦)


2019年1月14日から1月27日(2019年第3、4週)にメルボルン(オーストラリア)で開催されるグランドスラム「全豪オープン」の4回戦の結果(男子シングルス)、4回戦後の暫定ランキング、放送予定を見ていきます。

ここまで上位8シードのうち第5シードのアンダーソンと第7シードのティームが姿を消しましたが、優勝候補のジョコビッチ、ナダル、フェデラーの他、若手からベテランまで各世代の実力者が多く残っており、4回戦はどの対戦カードも見応えのある面白い試合となりそうです。

錦織の4回戦の試合は、日本時間の1月21日(月)16時以降に開始予定。

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2019年 全豪オープン 4回戦の結果

全豪オープンの4回戦の結果です。

<日程>
・1月20日(日):4回戦 ボトムハーフ
・1月21日(月):4回戦 トップハーフ

<コート>
・RLA:Rod Laver Arena
・MCA:Margaret Court Arena
・MA:Melbourne Arena

※以下、スコアにある各選手の()内の数字は2019年1月14日付の世界ランキングです。

4回戦(トップハーフ・ジョコビッチ山)

錦織の試合は、日本時間の1月21日(月)16時以降に開始予定。(MCA 第4試合)

[1] ノバク・ジョコビッチ (1) 3 6 65 6 6
[15] ダニール・メドベージェフ (19) 1 4 77 2 3
試合時間:3時間15分
[23] パブロ・カレーニョ ブスタ (23) 2 710 6 64 4 68
[8] 錦織 圭 (9) 3 68 4 77 6 710
試合時間:5時間5分

第1シードのノバク・ジョコビッチ(31歳・セルビア)が第15シードのダニール・メドベージェフ(22歳・ロシア)をセットカウント3-1(6-4、6-7、6-2、6-3)で破り、全豪オープン3年ぶり10回目の準々決勝進出を決めました。

第8シードの錦織圭(29歳・日本)が第23シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(27歳・スペイン)をセットカウント3-2(6-7、4-6、7-6、6-4、7-6)で破り、全豪オープン3年ぶり4回目の準々決勝進出を決めました。

今大会のここまでの最長時間となる5時間5分の死闘の末、錦織が2セットダウン+第3セット1ブレークダウンの劣勢の状況から信じられないような大逆転勝利をあげました。

錦織の4回戦の結果については、『 錦織 vs カレーニョ ブスタ 』の記事で詳しく紹介しています。

4回戦(トップハーフ・A.ズベレフ山)

[4] アレクサンダー・ズベレフ (4) 0 1 1 65
[16] ミロシュ・ラオニッチ (17) 3 6 6 77
試合時間:1時間59分
[11] ボルナ・チョリッチ (12) 1 77 4 5 62
[28] リュカ・プイユ (31) 3 64 6 7 77
試合時間:3時間15分

第16シードのミロシュ・ラオニッチ(28歳・カナダ)が第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(21歳・ドイツ)をセットカウント3-0(6-1、6-1、7-6)で破り、全豪オープン2年ぶり4回目の準々決勝進出を決めました。

第28シードのリュカ・プイユ(24歳・フランス)が第11シードのボルナ・チョリッチ(22歳・クロアチア)をセットカウント3-1(6-7、6-4、7-5、7-6)で破り、全豪オープン初の準々決勝進出を決めました。

「ズベレフ vs ラオニッチ」
第1セット、第1ゲームでズベレフがいきなりブレークをし、ラオニッチにとっては苦しい立ち上がりになったかと思われましたが、第2ゲームでラオニッチがすぐにブレークバックに成功。

その後、ズベレフはダブルフォルトを連発するなどまったくいいところがなく、自分のテニスを続けたラオニッチが2セット連取。

第3セットではタイブレークまで行きましたが、ラオニッチがストレートで勝利。

この試合のズベレフはダブルフォルトが10本も出るなどサービスゲームで苦しみ、リターンゲームではラオニッチのサーブを攻略できない展開が続き、フラストレーションだけがたまってプレーに集中しきれないメンタル面のもろさが出てしまいました。

4回戦(ボトムハーフ・フェデラー山)

[6] マリン・チリッチ (7) 2 78 3 2 6 4
[22] ロベルト・バウティスタ アグート (24) 3 66 6 6 4 6
試合時間:3時間58分
[14] ステファノス・チチパス (15) 3 611 77 7 77
[3] ロジャー・フェデラー (3) 1 713 63 5 65
試合時間:3時間45分

第22シードのロベルト・バウティスタ アグート(30歳・スペイン)が第6シードのマリン・チリッチ(30歳・クロアチア)をセットカウント3-2(6-7、6-3、6-2、4-6、6-4)で破り、グランドスラム初の準々決勝進出を決めました。

第14シードのステファノス・チチパス(20歳・ギリシャ)が第3シードのロジャー・フェデラー(37歳・スイス)をセットカウント3-1(6-7、7-6、7-5、7-6)で破り、グランドスラム初の準々決勝進出を決めました。

「チチパス vs フェデラー」
フェデラーは第1セットを先取したものの、第2セットでは優勢にゲームを進めながら(ブレークポイント8本をモノにできず)セットを落とし、第3セットと第4セットではゾーンに入ったかのようにプレーレベルが上がったチチパスに押される展開へ。

20歳のチチパスは最後までプレーが落ちることなく最高のパフォーマンスを発揮し、フェデラーのプレッシャーと会場の独特の空気にのまれないメンタルの強さも見せ、全豪オープン3連覇を狙ったフェデラー相手に見事な逆転勝利をあげました。

4回戦(ボトムハーフ・ナダル山)

フランシス・ティアフォ (39) 3 7 78 61 7
[20] グリゴール・ディミトロフ (21) 1 5 66 77 5
試合時間:3時間39分
トマーシュ・ベルディヒ (57) 0 0 1 64
[2] ラファエル・ナダル (2) 3 6 6 77
試合時間:2時間5分

フランシス・ティアフォ(21歳・アメリカ)が第20シードのグリゴール・ディミトロフ(27歳・ブルガリア)をセットカウント3-1(7-5、7-6、6-7、7-5)で破り、グランドスラム初の準々決勝進出を決めました。

第2シードのラファエル・ナダル(32歳・スペイン)がトマーシュ・ベルディヒ(33歳・チェコ)をセットカウント3-0(6-0、6-1、7-6)で破り、全豪オープン3年連続11回目の準々決勝進出を決めました。

「ベルディヒ vs ナダル」
今大会、好調なプレーを見せていたベルディヒが第1セットの第1ゲームでブレークポイントを握る場面を作るなど良い立ち上がりを見せたかと思いましたが、ベルディヒのファーストサーブの入りが悪かったこともあり(第1セット38%、第2セット35%)、ナダルがベルディヒを圧倒して2セット連取。

第3セットに入ってようやくベルディヒがリズムを取り戻してタイブレークまで行きましたが、ナダルがストレートで勝利。

ベルディヒは4回戦こそ不本意なプレー内容でしたが、背中の怪我から復帰してここまで好調なプレーを見せており、このまま怪我なく今シーズンを戦い抜いて欲しいです。

ドロー表(ベスト32・結果)

4回戦後の暫定ランキング(トップ30)

全豪オープンの4回戦終了時点での暫定ランキングです。

暫定
順位
選手名 基礎
point
round result 獲得
point
4R後
point
1 ジョコビッチ 8,955 4回戦 360 9,315
2 ナダル 7,120 4回戦 360 7,480
3 A.ズベレフ 6,295 4回戦 × 180 6,475
4 デルポトロ 5,060 欠場 0 5,060
5 アンダーソン 4,800 2回戦 × 45 4,845
6 フェデラー 4,420 4回戦 × 180 4,600
7 錦織 圭 3,750 4回戦 360 4,110
8 ティーム 3,915 2回戦 × 45 3,960
9 イズナー 3,145 1回戦 × 10 3,155
10 チリッチ 2,960 4回戦 × 180 3,140
11 ハチャノフ 2,790 3回戦 × 90 2,880
12 チョリッチ 2,425 4回戦 × 180 2,605
13 チチパス 2,085 4回戦 360 2,445
14 ラオニッチ 1,890 4回戦 360 2,250
15 フォニーニ 2,135 3回戦 × 90 2,225
16 メドベージェフ 1,820 4回戦 × 180 2,000
17 B アグート 1,595 4回戦 360 1,955
18 チェッキナート 1,860 1回戦 × 10 1,870
19 シュワルツマン 1,745 3回戦 × 90 1,835
20 ゴファン 1,740 3回戦 × 90 1,830
21 バシラシビリ 1,730 3回戦 × 90 1,820
22 C ブスタ 1,525 4回戦 × 180 1,705
23 ディミトロフ 1,430 4回戦 × 180 1,610
24 プイユ 1,235 4回戦 360 1,595
25 シャポバロフ 1,395 3回戦 × 90 1,485
26 ベルダスコ 1,365 3回戦 × 90 1,455
27 ガスケ 1,445 欠場 0 1,445
28 デミノー 1,353 3回戦 × 90 1,443
29 エドマンド 1,430 1回戦 × 10 1,440
30 ティアフォ 1,070 4回戦 360 1,430

基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年1月・全豪オープン後)』をご覧ください。

全豪オープン 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 2,000
準優勝 1,200
準決勝 720
準々決勝 360
4回戦 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

4回戦の放送予定

WOWOW(WOWOWメンバーズオンデマンド)、NHKでの放送・配信が予定されています。

WOWOW

WOWOWでは、1回戦から決勝までを連日生中継で放送予定。

また、WOWOWメンバーズオンデマンドでは、「ピックアップコートチャンネル」にてテレビで未放送の試合もライブ配信されます。

日付 ラウンド 開始時間
1月20日() 4回戦 (男女S) 8:50~, 16:45~
1月21日(月) 4回戦 (男女S) 8:50~, 16:45~

・S:シングルス
・デイセッション:8:50~
・ナイトセッション:16:45~

NHK(地上波)

NHKでは、1回戦から決勝までを深夜に録画で放送予定。(1試合+デイリーハイライト)

錦織圭と大坂なおみの4回戦の試合を生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
1月20日() 4回戦 24:35~(26:45)
1月21日(月) 4回戦 (大坂) [生] 10:05~(12:00)
1月21日(月) 4回戦 (錦織) [生] 15:55~(19:00)
1月21日(月) 4回戦 (大坂) 23:55~(26:05)

<放送予定の対戦カード>
・1月20日(日) 4回戦「チチパス vs フェデラー」(録画)
・1月21日(月) 4回戦「大坂 vs セバストワ」(生中継、録画)
・1月21日(月) 4回戦「錦織 vs カレーニョブスタ」(生中継)

2019年 全豪オープン 各ラウンドの結果

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