【2019年】全豪オープンテニスの結果(準決勝)


2019年1月14日から1月27日(2019年第3、4週)にメルボルン(オーストラリア)で開催されるグランドスラム「全豪オープン」の準決勝の結果、準決勝後の暫定ランキング、放送予定を見ていきます。

準決勝「ジョコビッチ vs プイユ」
ジョコビッチが勝てば全豪オープン3年ぶり7回目(グランドスラム24回目)の決勝、プイユが勝てばグランドスラム初の決勝進出となります。

準決勝「チチパス vs ナダル」
チチパスが勝てばグランドスラム初の決勝、ナダルが勝てば全豪オープン2年ぶり5回目(グランドスラム25回目)の決勝進出となります。

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2019年 全豪オープン 準決勝の結果

全豪オープン準決勝の結果です。

<日程>
・1月24日(木):準決勝 男子ボトムハーフ、女子
・1月25日(金):準決勝 男子トップハーフ

<コート>
・Rod Laver Arena

※スコアにある各選手の()内の数字は2019年1月14日付の世界ランキングです。

男子シングルス
[1] ノバク・ジョコビッチ (1) 3 6 6 6
[28] リュカ・プイユ (31) 0 0 2 2
[14] ステファノス・チチパス (15) 0 2 4 0
[2] ラファエル・ナダル (2) 3 6 6 6
女子シングルス
[7] カロリナ・プリスコバ (8) 1 2 6 4
[4] 大坂 なおみ (4) 2 6 4 6
[8] ペトラ・クビトバ (6) 2 77 6
ダニエル・コリンズ (35) 0 62 0

以下、男子シングルスの準決勝2試合の簡単な試合の振り返り、スタッツ、ハイライト動画です。(試合後に追記していきます)

準決勝「ジョコビッチ vs プイユ」

過去に対戦はなく、初対戦となります。

[1] ノバク・ジョコビッチ (1) 3 6 6 6
[28] リュカ・プイユ (31) 0 0 2 2
試合時間:1時間23分

第1シードのノバク・ジョコビッチ(31歳・セルビア)が第28シードのリュカ・プイユ(24歳・フランス)をセットカウント3-0(6-0、6-2、6-2)で破り、全豪オープン3年ぶり7回目(グランドスラム24回目)の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

ジョコビッチのサービスで試合開始。

第2ゲーム、プイユのバックハンドのミスとフォアハンドの連続ミスなどがあり、15-40とジョコビッチにブレークポイントが来ますが、プイユがファーストサーブ2本で凌ぎ、デュースへ。

デュース1回目、ロングラリーでジョコビッチがフォアハンドのダウンザラインへのウィナーを決め、ジョコビッチにブレークポイントが来ます。

プイユにダブルフォルトが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第4ゲーム、プイユのダブルフォルト、ジョコビッチのフォアハンドのダウンザラインへのリターンエースとフォアハンドのダウンザラインへのショットでのポイントなどがあり、30-40とジョコビッチにブレークポイントが来ますが、プイユがファーストサーブで凌いで、デュースへ。

デュース2回目、ジョコビッチがリターンでポイントを取り、ジョコビッチにブレークポイントが来ます。

プイユにフォアハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第6ゲーム、ジョコビッチのバックハンドの逆クロスへのリターンエース、バックハンドのダウンザラインへのリターンエース、フォアハンドのダウンザラインへのウィナーなどがあり、15-40とジョコビッチにセットポイント(ブレークポイント)が来ます。

プイユが1本凌ぎますが、プイユにフォアハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークをして第1セットを先取

第2セット

プイユのサービスで第2セット開始。

第1ゲーム、プイユが強打やドロップショットを混ぜるなど攻撃のパターンを変え、ようやくサービスゲームをキープ。

第4ゲーム、30-15からロングラリーでのジョコビッチのポイント、ジョコビッチのハイバックボレーでのポイントがあり、30-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

プイユにダブルフォルトが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第8ゲーム、プイユのドロップショットのミス、ジョコビッチのバックハンドのダウンザラインへのウィナー、ジョコビッチのフォアハンドの逆クロスへのウィナーなどがあり、デュースへ。

デュース2回目、ジョコビッチがリターンでポイントを取り、ジョコビッチにセットポイント(ブレークポイント)が来ます。

プイユにバックハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークをして第2セットも取ります

第3セット

ジョコビッチのサービスで第3セット開始。

第4ゲーム、ジョコビッチのバックハンドのクロスへのリターンエース、プイユのバックハンドのミス、ジョコビッチのバックハンドのクロスへの深いショットでのポイントなどがあり、デュースへ。

デュース1回目、ジョコビッチの堅いディフェンスを前にプイユにフォアハンドのミスが出て、ジョコビッチにブレークポイントが来ます。

プイユにフォアハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第8ゲーム、15-0からプイユのフォアハンドのミスとボレーのミス、ジョコビッチのバックハンドのダウンザラインのショットでのポイントがあり、15-40とジョコビッチにマッチポイント(ブレークポイント)が来ます。

プイユが1本凌ぎますが、プイユにバックハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークをして勝利

スタッツ

ジョコビッチは完璧と言っていいほどのプレー内容で、アンフォーストエラーはわずか5本(第1セット:1本、第2セット:1本、第3セット:3本)。

また、ジョコビッチがサービスゲームで失ったポイントがわずか8ポイントだけでしたが、プイユはリターンゲームでラリー戦に持ち込んでもまったくポイントが取れないという状態でした。(ジョコビッチのサービスゲーム全11ゲーム中、ラブゲームキープが7ゲーム)

ジョコビッチ Match プイユ
6 サービスエース 4
0 ダブルフォルト 3
72% (38/53) ファーストサーブ確率 54% (40/74)
84% (32/38) 1st Serve Points Won 68% (27/40)
87% (13/15) 2nd Serve Points Won 26% (9/34)
58% (7/12) ブレーク / チャンス 0% (0/0)
64% (9/14) Net Points won 46% (6/13)
47% (35/74) Receiving points won 15% (8/53)
24 Winners 18
5 Unforced Errors 27
65% (83/127) Total Points Won 35% (44/127)
ハイライト動画

準決勝「ジョコビッチ vs プイユ」のハイライト動画です。

準決勝「チチパス vs ナダル」

過去の対戦成績は、チチパスの0勝、ナダルの2勝。

ハードコートでは、チチパスの0勝、ナダルの1勝。

直近の対戦は2018年のロジャーズ・カップ(ハード)の決勝で、ナダルがセットカウント2-0(6-2、7-6)で勝利しています。

[14] ステファノス・チチパス (15) 0 2 4 0
[2] ラファエル・ナダル (2) 3 6 6 6
試合時間:1時間46分

第2シードのラファエル・ナダル(32歳・スペイン)が第14シードのステファノス・チチパス(20歳・ギリシャ)をセットカウント3-0(6-2、6-4、6-0)で破り、全豪オープン2年ぶり5回目(グランドスラム25回目)の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

チチパスのサービスで試合開始。

第3ゲーム、ラリー戦でのチチパスのフォアハンドのミス、ナダルのバックハンドのクロスへのリターンエースとフォアハンドのダウンザラインへのウィナーなどがあり、30-40とナダルにブレークポイントが来ます。

ナダルが深いリターンから先に攻撃を仕掛けてポイントを取り、ナダルがブレークに成功

第7ゲーム、40-15とチチパスがゲームポイントを握ったところからチチパスの連続ダブルフォルトがあり、デュースへ。

デュース1回目、ラリー戦でナダルがポイントを取り、ナダルにブレークポイントが来ます。

チチパスのドロップショットをナダルが上手く処理してウィナーを決め、ナダルがブレークに成功

第8ゲーム、ナダルのサービングフォーザセット
15-0からナダルのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、サービスエース、ボレーのウィナー、ファーストサーブでのポイントがあり、ナダルがキープをして第1セットを先取

第2セット

チチパスのサービスで第2セット開始。

第5ゲーム、ナダルのスーパーショット(コートの外から入れてくるフォアハンドのダウンザラインへのウィナー)、チチパスのバックハンドのミス、ナダルのパッシングショットのウィナーがあり、0-40とナダルにブレークポイントが来ます。

ここからチチパスが攻撃的なプレーを見せ、5連続でポイントを取ってキープ。

第9ゲーム、15-0からチチパスのバックハンドのミスとフォアハンドのミス、ナダルのカウンターショットでのポイントがあり、15-40とナダルにブレークポイントが来ます。

チチパスが1本凌ぎますが、サーブアンドボレーに出たチチパスのハーフボレーがネットにかかり、ナダルがブレークに成功

第10ゲーム、ナダルのサービングフォーザセット
ナダルがラブゲームでキープをして第2セットも取ります

第3セット

チチパスのサービスで第3セット開始。

第1ゲーム、ラリー戦でナダルが連続でポイントを取るなど、0-40とナダルにブレークポイントが来ます。

チチパスが1本凌ぎますが、ナダルの強烈なバックハンドのクロスへのウィナーが決まり、ナダルがブレークに成功

第3ゲーム、30-15からナダルのスーパーショット(コートの外から入れてくるフォアハンドのダウンザラインへのリターンエース)、ナダルの見事なロブショットのウィナーがあり、30-40とナダルにブレークポイントが来ます。

ナダルがカウンターショットでチチパスを崩してからスマッシュのウィナーを決め、ナダルがブレークに成功

第5ゲーム、チチパスの連続ミス、ナダルが驚異的なディフェンスを見せてのポイントがあり、0-40とナダルにブレークポイントが来ます。

チチパスにフォアハンドのミスが出て、ナダルがブレークに成功

第6ゲーム、ナダルのサービングフォーザマッチ
ナダルのフォアハンドのミスやボレーミスなどがあり、30-40とチチパスにこの試合初めてのブレークポイントが来ますが、ナダルが先に攻撃を仕掛けてポイントを取り、デュースへ。

デュース1回目でナダルがキープをして勝利

スタッツ

4回戦でフェデラーを破るなど快進撃を見せて来た20歳のチチパスでしたが、ラリー戦になると先にナダルに攻められることが多く、無理をして攻めたとしてもナダルを崩すことができずにミスが増えて行くなど、完敗の内容でした。

この試合はチチパスのプレー内容がどうこうというより、とにかくナダルが強すぎました。

チチパス Match ナダル
5 サービスエース 5
2 ダブルフォルト 0
69% (45/65) ファーストサーブ確率 66% (40/61)
64% (29/45) 1st Serve Points Won 85% (34/40)
30% (6/20) 2nd Serve Points Won 71% (15/21)
0% (0/1) ブレーク / チャンス 55% (6/11)
53% (10/19) Net Points won 82% (18/22)
20% (12/61) Receiving points won 43% (28/65)
17 Winners 28
22 Unforced Errors 14
37% (47/126) Total Points Won 63% (79/126)
ハイライト動画

準決勝「チチパス vs ナダル」のハイライト動画です。

ドロー表(ベスト32・結果)

準決勝後の暫定ランキング(トップ30)

全豪オープンの準決勝終了時点での暫定ランキングです。

暫定
順位
選手名 基礎
point
round result 獲得
point
SF後
point
1 ジョコビッチ 8,955 準決勝 1,200 10,155
2 ナダル 7,120 準決勝 1,200 8,320
3 A.ズベレフ 6,295 4回戦 × 180 6,475
4 デルポトロ 5,060 欠場 0 5,060
5 アンダーソン 4,800 2回戦 × 45 4,845
6 フェデラー 4,420 4回戦 × 180 4,600
7 錦織 圭 3,750 準々決勝 × 360 4,110
8 ティーム 3,915 2回戦 × 45 3,960
9 イズナー 3,145 1回戦 × 10 3,155
10 チリッチ 2,960 4回戦 × 180 3,140
11 ハチャノフ 2,790 3回戦 × 90 2,880
12 チチパス 2,085 準決勝 × 720 2,805
13 チョリッチ 2,425 4回戦 × 180 2,605
14 ラオニッチ 1,890 準々決勝 × 360 2,250
15 フォニーニ 2,135 3回戦 × 90 2,225
16 メドベージェフ 1,820 4回戦 × 180 2,000
17 プイユ 1,235 準決勝 × 720 1,955
18 B アグート 1,595 準々決勝 × 360 1,955
19 チェッキナート 1,860 1回戦 × 10 1,870
20 シュワルツマン 1,745 3回戦 × 90 1,835
21 ゴファン 1,740 3回戦 × 90 1,830
22 バシラシビリ 1,730 3回戦 × 90 1,820
23 C ブスタ 1,525 4回戦 × 180 1,705
24 ディミトロフ 1,430 4回戦 × 180 1,610
25 シャポバロフ 1,395 3回戦 × 90 1,485
26 ベルダスコ 1,365 3回戦 × 90 1,455
27 ガスケ 1,445 欠場 0 1,445
28 デミノー 1,353 3回戦 × 90 1,443
29 エドマンド 1,430 1回戦 × 10 1,440
30 ティアフォ 1,070 準々決勝 × 360 1,430

基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年1月・全豪オープン後)』をご覧ください。

全豪オープン 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 2,000
準優勝 1,200
準決勝 720
準々決勝 360
4回戦 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

準決勝の放送予定

WOWOW(WOWOWメンバーズオンデマンド)、NHKでの放送・配信が予定されています。

WOWOW

WOWOWでは、1回戦から決勝までを連日生中継で放送予定。

また、WOWOWメンバーズオンデマンドでは、「ピックアップコートチャンネル」にてテレビで未放送の試合もライブ配信されます。

日付 ラウンド 開始時間
1月24日(木) 準決勝 (女子S) 11:50~
1月24日(木) 準決勝 (男子S) 17:15~
1月25日(金) 決勝 (女子D) 13:50~
1月25日(金) 準決勝 (男子S) 17:15~

・S:シングルス、D:ダブルス
・ナイトセッション:17:15~

NHK(地上波)

NHKでは、1回戦から決勝までを深夜に録画で放送予定。(1試合+デイリーハイライト)

大坂なおみの準決勝の試合を生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
1月24日(木) 準決勝 (大坂) [生] 13:30~(16:00)
1月24日(木) 準決勝 (大坂) 23:55~(26:05)
1月25日(金) 準決勝 23:55~(26:05)

<放送予定の対戦カード>
・1月24日(木) 準決勝「大坂 vs プリスコバ」(生中継、録画)
・1月25日(金) 準決勝「ジョコビッチ vs プイユ」(録画)

2019年 全豪オープン 各ラウンドの結果

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