【全豪オープン】準々決勝「錦織 vs ジョコビッチ」の結果(2019年)


2019年1月14日から1月27日(2019年第3、4週)にメルボルン(オーストラリア)で開催のグランドスラム「全豪オープン」。

錦織圭の準々決勝の対戦相手は、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(31歳・セルビア)。

錦織とジョコビッチのプレイヤー情報、試合結果とスタッツを見ていきます。

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プレイヤー情報

過去の対戦成績は、ジョコビッチの15勝、錦織の2勝。(ジョコビッチの14連勝中)

ハードコートでは、ジョコビッチの8勝、錦織の2勝。

直近の対戦は2018年の全米オープン(ハード)の準決勝で、ジョコビッチがセットカウント3-0(6-3、6-4、6-2)で勝利しています。

※2019年1月23日時点(試合前)

錦織 圭 ジョコビッチ
2 勝 対戦成績 15 勝
9位 (4位) 最新ランク (最高) 1位 (1位)
日本 国籍 セルビア
29歳 年齢 31歳
1989年12月29日 生年月日 1987年5月22日
178cm / 73kg 身長 / 体重 188cm / 77kg
右 / 両手 利き手 / バック 右 / 両手
2007年 プロ転向 2003年
8勝0敗 2019年成績 7勝1敗
1回 2019年優勝回数 0回
382勝176敗 通算成績 843勝176敗
12回 通算優勝回数 72回

準々決勝「錦織 vs ジョコビッチ」の結果

1月23日(水):Rod Laver Arena 第4試合(Night session 第1試合)

全豪オープン 準々決勝(ハード)
[8] 錦織 圭 (9位) 棄権 1 1
[1] ノバク・ジョコビッチ (1位) 1 6 4
試合時間:52分

第8シードの錦織圭(29歳・日本)は第2セットの第5ゲーム後に棄権をし、準々決勝で敗退となりました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

第1セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
錦織 1
ジョコビッチ 6
○:キープ、●:ブレーク

ジョコビッチのサービスで試合開始。

第1ゲーム、ジョコビッチのファーストサーブでのポイント、錦織のフォアハンドのミス、ジョコビッチのフォアハンドの逆クロスへのアプローチショットでのポイント、ラリー戦での錦織のフォアハンドのミスがあり、ジョコビッチがラブゲームでキープ

第2ゲーム、錦織のフォアハンドのクロスへのウィナーとフォアハンドのミス、ラリー戦でのジョコビッチのポイント(15-30)、ジョコビッチのバックハンドのミス、錦織のフォアハンドのダウンザラインへのウィナー(40-30)、錦織のバックハンドのミスがあり、デュースへ。

デュース1回目、錦織のバックハンドのアングルショットでのポイントとフォアハンドのミス。

デュース2回目、ジョコビッチがバックハンドのダウンザラインへのショットでポイントを取り、ジョコビッチにブレークポイントが来ます。

錦織にバックハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第3ゲーム、ジョコビッチのファーストサーブでのポイント、バックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、サービスエース(40-0)、ダブルフォルト、錦織のバックハンドのミスがあり、ジョコビッチがキープ

第4ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイントとバックハンドのミス、ラリー戦での錦織のポイント、錦織のフォアハンドのミス(30-30)、ファーストサーブでのポイント、ジョコビッチのバックハンドのクロスへのリターンエースがあり、デュースへ。

デュース1回目、錦織のファーストサーブでのポイントとドロップショットのミス。

デュース2回目、錦織のボレーのウィナー、ジョコビッチのリターンミスがあり、錦織がキープ

第5ゲーム、錦織のフォアハンドのクロスへのショットでのポイント、ジョコビッチのファーストサーブでのポイント、ジョコビッチのフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのウィナー、ジョコビッチのフォアハンドのミス(30-30)、錦織のフォアハンドのミス、ジョコビッチのスマッシュのミスがあり、デュースへ。

デュース1回目、ジョコビッチのファーストサーブでのポイント、スマッシュのウィナーがあり、ジョコビッチがキープ

第6ゲーム、錦織のフォアハンドのダウンザラインへのアプローチショットでのポイント、ダブルフォルト、バックハンドのストレートへのショットでのポイント、ジョコビッチのバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント(30-30)、錦織のセカンドサーブでのポイント、ダブルフォルト(錦織が右太ももを気にするしぐさを見せます)があり、デュースへ。

デュース1回目、錦織のフォアハンドのクロスへのパッシングショットのウィナー、フォアハンドのミス。

デュース2回目、バックハンドのクロスラリーでジョコビッチがポイントを取り、ジョコビッチにブレークポイントが来ます。

ジョコビッチのバックハンドのパッシングショットのウィナーが決まり、ジョコビッチがブレークに成功

ゲーム後に錦織が主審にトレーナーの要請をします。

第7ゲーム、ジョコビッチのサービングフォーザセット
錦織のフォアハンドのミス、ジョコビッチのサービスエース、セカンドサーブでのポイントがあり、40-0とジョコビッチにセットポイントが来ます。

錦織にバックハンドのミスが出て、ジョコビッチがラブゲームでキープをして第1セットを先取

錦織がトレーナーを呼んで右太もものマッサージを受け、テーピングを巻きます。(メディカルタイムアウト)

錦織 第1セット ジョコビッチ
0 サービスエース 2
2 ダブルフォルト 1
70% (21/30) ファーストサーブ確率 76% (16/21)
48% (10/21) 1st Serve Points Won 81% (13/16)
44% (4/9) 2nd Serve Points Won 80% (4/5)
0% (0/0) ブレーク / チャンス 100% (2/2)
75% (3/4) Net Points won 60% (3/5)
14% (3/21) Receiving points won 47% (14/30)
4 Winners 7
19 Unforced Errors 7
35% (18/51) Total Points Won 65% (33/51)

第2セット

第2セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
錦織 棄権 1
ジョコビッチ 4
○:キープ、●:ブレーク

錦織のサービスで第2セット開始。

第1ゲーム、錦織のフォアハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、ジョコビッチのバックハンドのミス、錦織のダブルフォルト、錦織のフォアハンドのクロスへの鋭いショットからのバックハンドのクロスへのウィナー(40-15)、セカンドサーブでのポイントがあり、錦織がキープ

第2ゲーム、ジョコビッチのボレーのウィナー、錦織のバックハンドのミス、ジョコビッチのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、錦織のリターンミスがあり、ジョコビッチがラブゲームでキープ

第3ゲーム、錦織のアングルボレーのミス、フォアハンドのドライブボレーのミス、ラリー戦での錦織のフォアハンドのミスがあり、0-40とジョコビッチにブレークポイントが来ます。

錦織にフォアハンドのミスが出て、ジョコビッチがブレークに成功

第4ゲーム、ジョコビッチのフォアハンドのクロスへのウィナー、ファーストサーブでのポイント、バックハンドのクロスへのウィナー、フォアハンドのクロスへのウィナーがあり、ジョコビッチがラブゲームでキープ

第5ゲーム、錦織のファーストサーブでの連続ポイント(30-0)、ジョコビッチのバックハンドの逆クロスへのショットでのポイントとフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織のファーストサーブでのポイント(40-30)、ジョコビッチのバックハンドのダウンザラインへのリターンエースがあり、デュースへ。

デュース1回目、錦織にバックハンドのミスが出て、ジョコビッチにブレークポイントが来ます。

ジョコビッチが深いリターンでポイントを取り、ジョコビッチがブレークに成功

ここで錦織が棄権を申し出て、ジョコビッチが勝利

錦織 第2セット ジョコビッチ
0 サービスエース 0
1 ダブルフォルト 0
71% (12/17) ファーストサーブ確率 50% (4/8)
50% (6/12) 1st Serve Points Won 100% (4/4)
20% (1/5) 2nd Serve Points Won 100% (4/4)
0% (0/0) ブレーク / チャンス 100% (2/2)
0% (0/2) Net Points won 100% (2/2)
0% (0/8) Receiving points won 53% (9/17)
1 Winners 7
9 Unforced Errors 2
28% (7/25) Total Points Won 72% (18/25)

ハイライト動画

全豪オープン準々決勝「錦織 vs ジョコビッチ」のハイライト動画です。

試合振り返り・スタッツ

第1セット、錦織の疲労が心配される中での立ち上がりでしたが、錦織のストロークが安定せず、第2ゲームでジョコビッチがブレークに成功。

第6ゲームで錦織が右太ももを気にするしぐさを見せるなど明らかに動きが悪くなり、ジョコビッチがブレーク。

第7ゲームをジョコビッチがキープして第1セットを先取。

錦織がトレーナーを呼んで右太ももの治療を受けますが、かなり厳しい状況となりました。

第2セット、第1ゲームは錦織がキープしましたが、第3ゲームと第5ゲームでジョコビッチがブレークをすると、錦織が棄権を申し出てジョコビッチが勝利。

錦織 Match ジョコビッチ
0 サービスエース 2
3 ダブルフォルト 1
70% (33/47) ファーストサーブ確率 69% (20/29)
48% (16/33) 1st Serve Points Won 85% (17/20)
36% (5/14) 2nd Serve Points Won 89% (8/9)
0% (0/0) ブレーク / チャンス 100% (4/4)
50% (3/6) Net Points won 71% (5/7)
10% (3/29) Receiving points won 49% (23/47)
5 Winners 14
28 Unforced Errors 9
33% (25/76) Total Points Won 67% (51/76)

準々決勝は残念な終わり方となってしまいましたが、怪我をかばいながらプレーを続けると別の個所を痛める危険もあるので、早い段階で棄権の判断をしてくれて良かったかなと思います。

今大会は1回戦からタフな試合が続いて準々決勝以降を勝ち上がるための余力を残せなかったですが、覚醒したような状態の対戦相手が続くことは予想もできず、ジョコビッチ戦までのドロー自体は悪くなかったのに何か運がなかったなという大会でした。

もちろんタフな試合が続く中でもしっかりとベスト8という結果を残したことは立派だと思いますし、今後に向けて収穫の多かった大会だったと思います。

錦織が次に出場する大会は!?

錦織圭が次に出場する大会は、2月11日から2月17日にロッテルダム(オランダ)で開催されるATP500「ABNアムロ・ワールド・テニス・トーナメント」。

次の大会まで2週間ほどしか休みがないですが、まずはゆっくりと休んで溜まった疲労の回復と痛めた右足のケアをして、また元気な姿を見せて欲しいなと思います。

また、大会としては錦織の他にA.ズベレフ、チリッチ、ハチャノフ、チチパス、メドベージェフ、ラオニッチ、ディミトロフ、プイユ、エドマンドなど、かなり豪華なメンバーがエントリーしており、1回戦から見所の多い面白い大会となりそうです。

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