2019年3月20日から3月31日(2019年第12、13週)にマイアミ(アメリカ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「マイアミ・オープン(マイアミ・マスターズ)」。
今回はランキング上位30名のマイアミ・オープン後の4月1日付のランキング試算を見ていきます。
2019年4月1日付のランキング試算
はじめに、2019年4月1日付のランキングについて、2018年のマイアミ・オープンでのポイントが2019年4月1日に失効日を迎え、2019年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。
例外の選手については別途補足します。
2018年マイアミ・オープンの振り返り
まずはトップ30の2018年のマイアミ・オープンの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第14シードのイズナーが第4シードのA.ズベレフをセットカウント2-1(6-7、6-4、6-4)で破り、マスターズ初優勝を飾りました。
第5シードのデルポトロと第16シードのカレーニョブスタがベスト4。
第6シードのアンダーソン、第19シードのチョン、第20シードのラオニッチ、第29シードのチョリッチがベスト8。
第1シードのフェデラーと第9シードのジョコビッチは初戦敗退でした。
順位 | 選手名 | 3月18日 point |
2018年 マイアミ |
---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 10,990 | 2回戦 |
2 | ナダル | 8,725 | – |
3 | A.ズベレフ | 6,630 | 準優勝 |
4 | ティーム | 4,755 | – |
5 | フェデラー | 4,600 | 2回戦 |
6 | 錦織 圭 | 4,235 | 3回戦 |
7 | アンダーソン | 4,115 | ベスト8 |
8 | デルポトロ | 3,585 | ベスト4 |
9 | イズナー | 3,485 | 優勝 |
10 | チチパス | 3,160 | 1回戦 |
11 | チリッチ | 3,095 | 4回戦 |
12 | ハチャノフ | 2,845 | 3回戦 |
13 | チョリッチ | 2,345 | ベスト8 |
14 | ラオニッチ | 2,275 | ベスト8 |
15 | メドベージェフ | 2,230 | 2回戦 |
16 | チェッキナート | 2,021 | – |
17 | フォニーニ | 1,885 | 3回戦 |
18 | モンフィス | 1,875 | – |
19 | バシラシビリ | 1,865 | 2回戦 |
20 | ゴファン | 1,685 | 2回戦 |
21 | カレーニョ ブスタ | 1,615 | ベスト4 |
22 | エドマンド | 1,600 | 2回戦 |
23 | シャポバロフ | 1,550 | 4回戦 |
24 | シュワルツマン | 1,520 | 3回戦 |
25 | バウティスタ アグート | 1,510 | 2回戦 |
26 | デミノー | 1,493 | 1回戦 |
27 | シモン | 1,340 | 1回戦 |
28 | ガスケ | 1,340 | 2回戦 |
29 | ディミトロフ | 1,300 | 3回戦 |
30 | プイユ | 1,265 | – |
トップ30の基礎ポイント
トップ30の基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 3月18日 point |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 10,990 | 10 | 10,980 |
2 | ナダル | 8,725 | – | 8,725 |
3 | A.ズベレフ | 6,630 | 600 | 6,030 |
4 | ティーム | 4,755 | 0 | 4,755 |
5 | フェデラー | 4,600 | 10 | 4,590 |
6 | 錦織 圭 | 4,235 | 45 | 4,190 |
7 | アンダーソン | 4,115 | 180 | 3,935 |
8 | デルポトロ | 3,585 | 360 | 3,225 |
9 | イズナー | 3,485 | 1,000 | 2,485 |
10 | チチパス | 3,160 | 10 | 3,150 |
11 | チリッチ | 3,095 | 90 | 3,005 |
12 | ハチャノフ | 2,845 | 45 | 2,800 |
13 | チョリッチ | 2,345 | 180 | 2,165 |
14 | ラオニッチ | 2,275 | 180 | 2,095 |
15 | メドベージェフ | 2,230 | 25 | 2,205 |
16 | チェッキナート | 2,021 | – | 1,976* |
17 | フォニーニ | 1,885 | 45 | 1,840 |
18 | モンフィス | 1,875 | 0 | 1,875 |
19 | バシラシビリ | 1,865 | 25 | 1,840 |
20 | ゴファン | 1,685 | 10 | 1,675 |
21 | カレーニョ ブスタ | 1,615 | 360 | 1,255 |
22 | エドマンド | 1,600 | 10 | 1,590 |
23 | シャポバロフ | 1,550 | 90 | 1,460 |
24 | シュワルツマン | 1,520 | 45 | 1,475 |
25 | バウティスタ アグート | 1,510 | 10 | 1,500 |
26 | デミノー | 1,493 | 26 | 1,467 |
27 | シモン | 1,340 | 10 | 1,330 |
28 | ガスケ | 1,340 | 10 | 1,375* |
29 | ディミトロフ | 1,300 | 45 | 1,255 |
30 | プイユ | 1,265 | 0 | 1,265 |
- 3月18日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2019年3月18日付のATPランキングのポイント。
2019年4月1日に失効日を迎える2018年のマイアミ・オープンのポイント。
「基礎ポイント」=「3月18日ポイント」-「失効ポイント」
※チェッキナートの基礎ポイントについて、2018年のマイアミ・オープンに出場していないため(出場義務なし)、現在ランキングの対象となっている大会のうち最もポイントが低い45ポイントが対象外に繰り下がります。
※2019年のマイアミ・オープンを欠場することが決まっているガスケの基礎ポイントについて、出場義務免除により、現在ランキングの対象外となっている大会のうち最もポイントが高い45ポイントがランキング対象の18大会に繰り上がります。
この「基礎ポイント」に2019年のマイアミ・オープンのポイントを加算すれば、次回発表される4月1日付のATPランキングと同じになります。
基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
4回戦 | 90 |
3回戦 | 45 |
2回戦 | 25 |
1回戦 | 10 |
暫定ランキング
「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 10,980 |
2 | ナダル | 8,725 |
3 | A.ズベレフ | 6,030 |
4 | ティーム | 4,755 |
5 | フェデラー | 4,590 |
6 | 錦織 圭 | 4,190 |
7 | アンダーソン | 3,935 |
8 | デルポトロ | 3,225 |
9 | チチパス | 3,150 |
10 | チリッチ | 3,005 |
11 | ハチャノフ | 2,800 |
12 | イズナー | 2,485 |
13 | メドベージェフ | 2,205 |
14 | チョリッチ | 2,165 |
15 | ラオニッチ | 2,095 |
16 | チェッキナート | 1,976 |
17 | モンフィス | 1,875 |
18 | フォニーニ | 1,840 |
19 | バシラシビリ | 1,840 |
20 | ゴファン | 1,675 |
21 | エドマンド | 1,590 |
22 | バウティスタ アグート | 1,500 |
23 | シュワルツマン | 1,475 |
24 | デミノー | 1,467 |
25 | シャポバロフ | 1,460 |
26 | ガスケ | 1,375 |
27 | シモン | 1,330 |
28 | プイユ | 1,265 |
29 | カレーニョ ブスタ | 1,255 |
30 | ディミトロフ | 1,255 |
<欠場者情報>
ランキング上位ではナダル、デルポトロ、カレーニョ ブスタ、デミノー、ガスケ、ベルダスコが欠場。
トップ10の状況を見て行きます。
1位~3位争い
3月18日付の世界ランキングと変わらず、ジョコビッチの1位、ナダルの2位、ズベレフの3位は確定。
ナダルはBNPパリバ・オープンで右膝を痛めてしまい、マイアミ・オープンを欠場。
4位争い
BNPパリバ・オープン前の段階では4位争いは接戦となっていましたが、BNPパリバ・オープンでティームが優勝、フェデラーが準優勝という結果となり、現時点ではこの2人が4位争いで抜け出す形となっています。
暫定6位の錦織は、暫定4位のティームとは565ポイント差、暫定5位のフェデラーとは400ポイント差となっており、マイアミ・オープン後に錦織が4位または5位に上がるには最低でも決勝に進出する必要があります。
また、錦織は4月にモンテカルロ・マスターズでの600の失効ポイントが控えているので、4位争いから離されないためにもこのマイアミ・オープンでポイントを多く加算しておきたいところです。
暫定7位のアンダーソンは全豪オープン以降、右肘の怪我が長引いて大会に出場しておらず(BNPパリバ・オープンは直前で棄権)、現時点でどれだけプレーができるか不透明な状況です。
10位争い
暫定8位のデルポトロは2月のデルレイビーチで一度復帰をしましたが、右膝の状態が良くなく、BNPパリバ・オープンに続いてマイアミ・オープンも欠場となり、いつツアーに復帰できるのか分からない状況となっています。(他の選手の結果次第ではマイアミ・オープン後にトップ10から落ちる可能性があります)
暫定11位のハチャノフは、BNPパリバ・オープンでベスト8と調子を上げてきており、マイアミ・オープンで準決勝以上に勝ち上がれば初のトップ10入りが見えてくる状況です。(10位のチリッチとは205ポイント差)
昨年優勝のイズナーは暫定12位にランキングを落とし、暫定10位のチリッチとは520ポイント差となっています。
今はマスターズの大会でも誰が優勝するか分からない状況となっており、今大会でもまたマスターズ初優勝者が出るのか注目です。
2019年 マイアミ・オープンの結果
2019年マイアミ・オープンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しているので、ランキングの経過については下記の記事をご覧ください。
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