【2019年】マイアミ・オープンの結果(準決勝)


2019年3月20日から3月31日(2019年第12、13週)にマイアミ(アメリカ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「マイアミ・オープン(マイアミ・マスターズ)」の準決勝の結果、準決勝後の暫定ランキング、放送予定を見ていきます。

準決勝「イズナー vs オジェ アリアシム」
イズナーが勝てばマイアミ・オープン2年連続2回目(マスターズ5回目)の決勝、オジェ アリアシムが勝てばマスターズ初の決勝進出となります。

準決勝「フェデラー vs シャポバロフ」
フェデラーが勝てばマイアミ・オープン2年ぶり5回目(マスターズ50回目)の決勝、シャポバロフが勝てばツアー初の決勝進出となります。

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2019年 マイアミ・オープン 準決勝の結果

マイアミ・オープンの準決勝の結果です。

<日程>
・3月28日(木):準決勝 女子シングルス
・3月29日(金):準決勝 男子シングルス

日本とマイアミの時差:-13時間(日本の方が13時間進んでいます)

※スコアにある各選手の()内の数字は2019年3月18日付の世界ランキングです。

男子シングルス
[7] ジョン・イズナー (9) 2 77 77
フェリックス・オジェ アリアシム (57) 0 63 64
[4] ロジャー・フェデラー (5) 2 6 6
[20] デニス・シャポバロフ (23) 0 2 4
 
女子シングルス
[21] アネット・コンタベイト (19) 0 3 3
[12] アシュリー・バーティ (11) 2 6 6
[5] カロリーナ・プリスコバ (7) 2 7 6
[2] シモナ・ハレプ (3) 0 5 1

以下、男子シングルスの準決勝2試合の簡単な試合の振り返り、スタッツです。(試合後に追記していきます)

準決勝「イズナー vs オジェ アリアシム」

過去に対戦はなく、初対戦となります。

[7] ジョン・イズナー (9) 2 77 77
フェリックス・オジェ アリアシム (57) 0 63 64
試合時間:1時間53分

第7シードのジョン・イズナー(33歳・アメリカ)がフェリックス・オジェ アリアシム(18歳・カナダ)をセットカウント2-0(7-6、7-6)で破り、マイアミ・オープン2年連続2回目(マスターズ5回目)の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

イズナーのサービスで試合開始。

第5ゲーム、オジェアリアシムにブレークポイントが3本(15-40とデュース1回目)ありましたが、イズナーが3本ともサービスエースでピンチを凌ぎ、デュース2回目でイズナーがキープ。

第7ゲーム、イズナーのバックハンドの連続ミスとフォアハンドのミスがあり、0-40とオジェアリアシムにブレークポイントが来ます。

イズナーにフォアハンドのミスが出て、オジェアリアシムがブレークに成功

第10ゲーム、オジェアリアシムのサービングフォーザセット。
オジェアリアシムのスマッシュのウィナー、連続ダブルフォルト、イズナーの深いリターンでのポイントがあり、15-40とイズナーにブレークポイントが来ます。

オジェアリアシムにダブルフォルトが出て、土壇場でイズナーがブレークバックに成功

タイブレーク(イズナー – オジェアリアシム)

イズナーのサービス
1:オジェアリアシムのパッシングショットのウィナーが決まり、オジェアリアシムがミニブレーク(0-1)

オジェアリアシムのサービス
2:オジェアリアシムにダブルフォルトが出て、イズナーがミニブレーク(1-1)
3:ラリー戦でイズナーがポイントを取り、イズナーがミニブレーク(2-1)

イズナーのサービス
4:オジェアリアシムのバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、オジェアリアシムがミニブレーク(2-2)
5:イズナーのファーストサーブでのポイント(3-2)

オジェアリアシムのサービス
6:オジェアリアシムのファーストサーブでのポイント(3-3)
7:イズナーがリターンから攻撃を仕掛けてボレーのウィナーを決め、イズナーがミニブレーク(4-3)

イズナーのサービス
8:イズナーのサービスエース(5-3)
9:イズナーのファーストサーブでのポイント(6-3:イズナーのセットポイント)

オジェアリアシムのサービス
10:ロングラリーでオジェアリアシムにフォアハンドのミスが出て、イズナーがミニブレークをして第1セットを先取(7-3)

第2セット

オジェアリアシムのサービスで第2セット開始。

第3ゲーム、イズナーにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、デュース2回目でオジェアリアシムがキープ。

第6ゲーム、15-0からオジェアリアシムのリターンでのポイント、イズナーのフォアハンドのミス、オジェアリアシムのパッシングショットのウィナーがあり、15-40とオジェアリアシムにブレークポイントが来ます。

イズナーのサービスエースで30-40となった後、イズナーにフォアハンドのミスが出て、オジェアリアシムがブレークに成功

第9ゲーム、オジェアリアシムのサービングフォーザセット。
15-0からラリー戦でイズナーが先に攻撃を仕掛けてのボレーのウィナー、イズナーのパッシングショットでのポイント、オジェアリアシムのダブルフォルトがあり、15-40とイズナーにブレークポイントが来ます。

オジェアリアシムがファーストサーブでポイントを取って30-40となった後、オジェアリアシムにフォアハンドのドライブボレーのミスが出て、土壇場でイズナーがブレークバックに成功

タイブレーク(イズナー – オジェアリアシム)

オジェアリアシムのサービス
1:オジェアリアシムにバックハンドのミスが出て、イズナーがミニブレーク(1-0)

イズナーのサービス
2:イズナーのフォアハンドの連続攻撃でのポイント(2-0)
3:イズナーのサービスエース(3-0)

オジェアリアシムのサービス
4:オジェアリアシムのフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのウィナー(3-1)
5:オジェアリアシムのフォアハンドのクロスへの深いショットでのポイント(3-2)

イズナーのサービス
6:イズナーのサービスエース(4-2)
7:イズナーのセカンドサーブでのポイント(5-2)

オジェアリアシムのサービス
8:オジェアリアシムのフォアハンドのドライブボレーでのポイント(5-3)
9:オジェアリアシムのスマッシュのウィナー(5-4)

イズナーのサービス
10:イズナーのセカンドサーブでのポイント(6-4:イズナーのマッチポイント)
11:イズナーがファーストサーブでポイントを取り、イズナーが勝利(7-4)

スタッツ

第1セットと第2セットでオジェアリアシムにサービングフォーザセットがありましたが、どちらもダブルフォルトが絡んで土壇場でイズナーにブレークバックを許す展開となり、オジェアリアシムにとっては悔しい敗戦となりました。

ここまでイズナーは5試合で9回タイブレークを戦っていますが、タイブレーク勝率が100%という勝負強さを見せています。(5試合ともすべてストレート勝ち)

イズナー Match オジェアリアシム
21 サービスエース 6
2 ダブルフォルト 7
72% (56/78) ファーストサーブ確率 64% (52/81)
75% (42/56) 1st Serve Points Won 69% (36/52)
50% (11/22) 2nd Serve Points Won 52% (15/29)
50% (2/4) ブレーク / チャンス 33% (2/6)
6/13 ネットポイント 13/21
68% (53/78) Service Points Won 63% (51/81)
37% (30/81) Return Points Won 32% (25/78)
52% (83/159) Total Points Won 48% (76/159)
1483m Total Distance Run 1461m
32 Winner 合計 20
6 フォアハンド 8
5 バックハンド 6
21 サーブ 6
23 Unforced error 合計 23
18 フォアハンド 11
3 バックハンド 5
2 サーブ 7

準決勝「フェデラー vs シャポバロフ」

過去に対戦はなく、初対戦となります。

[4] ロジャー・フェデラー (5) 2 6 6
[20] デニス・シャポバロフ (23) 0 2 4
試合時間:1時間12分

第4シードのロジャー・フェデラー(37歳・スイス)が第20シードのデニス・シャポバロフ(19歳・カナダ)をセットカウント2-0(6-2、6-4)で破り、マイアミ・オープン2年ぶり5回目(マスターズ50回目)の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

シャポバロフのサービスで試合開始。

第1ゲーム、フェデラーにブレークポイントが1本(デュース5回目)ありましたが、デュース6回目でシャポバロフがキープ。

第3ゲーム、フェデラーのリターンでのポイント、シャポバロフのボレーのミスとバックハンドのミスがあり、0-40とフェデラーにブレークポイントが来ます。

シャポバロフが2本凌ぎますが、フェデラーがバックハンドの深いショットでポイントを取り、フェデラーがブレークに成功

第5ゲーム、15-0からフェデラーのリターンでのポイント、ロングラリーでフェデラーのフォアハンドのクロスへのウィナー、シャポバロフのフォアハンドのミスがあり、15-40とフェデラーにブレークポイントが来ます。

シャポバロフにダブルフォルトが出て、フェデラーがブレークに成功

第7ゲーム、フェデラーのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、シャポバロフのセカンドサーブでのポイント、連続ダブルフォルトがあり、15-40とフェデラーにセットポイント(ブレークポイント)が来ますが、ここからシャポバロフが4連続でポイントを取り、デュース1回目でシャポバロフがキープ。

第8ゲーム、フェデラーのサービングフォーザセット。
シャポバロフのロブショットでのポイント、ラリー戦でのフェデラーのポイント、フェデラーのフォアハンドのミス(15-30)、フェデラーの見事なドロップボレーのウィナー、シャポバロフのフォアハンドのミスがあり、40-30とフェデラーにセットポイントが来ます。

フェデラーがファーストサーブでポイントを取り、フェデラーがキープをして第1セットを先取

第2セット

シャポバロフのサービスで第2セット開始。

第2ゲーム、15-0からフェデラーのバックハンドの連続ミスとフォアハンドのミスがあり、15-40とシャポバロフにブレークポイントが来ますが、ここからフェデラーが4連続でポイントを取り、デュース1回目でフェデラーがキープ。

第3ゲーム、シャポバロフのボレーのミス、バックハンドのミス、ダブルフォルトがあり、0-40とフェデラーにブレークポイントが来ます。

シャポバロフが1本凌ぎますが、シャポバロフにフォアハンドのミスが出て、フェデラーがブレークに成功

第7ゲーム、30-0からフェデラーのバックハンドの深いショットでのポイント、リターンでのポイント、ロングラリーでフェデラーのフォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、30-40とフェデラーにブレークポイントが来ますが、シャポバロフの見事なボレーのウィナーが決まり、デュースへ。

デュース1回目でシャポバロフがキープ。

第9ゲーム、30-40とフェデラーにマッチポイント(ブレークポイント)が来ますが、シャポバロフがピンチを凌ぎ、デュース1回目でシャポバロフがキープ。

第10ゲーム、フェデラーのサービングフォーザマッチ。
フェデラーのスマッシュのウィナー、ラリー戦でのシャポバロフのポイント、フェデラーのサービスエース、セカンドサーブでのポイントがあり、40-15とフェデラーにマッチポイントが来ます。

フェデラーのサーブアンドボレーのウィナーが決まり、フェデラーがキープをして勝利

スタッツ

第1セットの第1ゲームからフェデラーのプレッシャーがすごく、フェデラーの多彩な攻撃を前にシャポバロフは自分のプレーをさせてもらえないという試合内容でした。

シャポバロフとしては唯一のチャンスだった第2セットの第2ゲームで先にブレークができていればという感じでしたが、こういう大事な場面であと1本を許さないフェデラーの勝負強さはさすがでした。

フェデラー Match シャポバロフ
2 サービスエース 3
1 ダブルフォルト 5
49% (22/45) ファーストサーブ確率 52% (35/67)
91% (20/22) 1st Serve Points Won 77% (27/35)
74% (17/23) 2nd Serve Points Won 31% (10/32)
27% (3/11) ブレーク / チャンス 0% (0/2)
15/17 ネットポイント 5/10
82% (37/45) Service Points Won 55% (37/67)
45% (30/67) Return Points Won 18% (8/45)
60% (67/112) Total Points Won 40% (45/112)
1335m Total Distance Run 1422m
17 Winner 合計 14
11 フォアハンド 8
4 バックハンド 3
2 サーブ 3
8 Unforced error 合計 29
2 フォアハンド 13
5 バックハンド 11
1 サーブ 5

ハイライト動画

準決勝2試合のハイライト動画です。

ドロー表 (ベスト32・結果)

準決勝後の暫定ランキング (トップ30+α)

マイアミ・オープンの準決勝終了時点での暫定ランキングです。

暫定
順位
選手名 基礎
point
round result 獲得
point
SF後
point
1 ジョコビッチ 10,980 4回戦 × 90 11,070
2 ナダル 8,725 欠場 0 8,725
3 A.ズベレフ 6,030 2回戦 × 10 6,040
4 フェデラー 4,590 準決勝 600 5,190
5 ティーム 4,755 2回戦 × 10 4,765
6 錦織 圭 4,190 2回戦 × 10 4,200
7 アンダーソン 3,935 準々決勝 × 180 4,115
8 チチパス 3,150 4回戦 × 90 3,240
9 デルポトロ 3,225 欠場 3,225
10 イズナー 2,485 準決勝 600 3,085
11 チリッチ 3,005 2回戦 × 10 3,015
12 ハチャノフ 2,800 2回戦 × 10 2,810
13 チョリッチ 2,165 準々決勝 × 180 2,345
14 メドベージェフ 2,205 4回戦 × 90 2,295
15 ラオニッチ 2,095 3回戦 × 45 2,140
16 チェッキナート 1,976 3回戦 × 45 2,021
17 バシラシビリ 1,840 4回戦 × 90 1,930
18 フォニーニ 1,840 3回戦 × 45 1,885
19 モンフィス 1,875 棄権 0 1,875
20 シャポバロフ 1,460 準決勝 × 360 1,820
21 ゴファン 1,675 4回戦 × 90 1,765
22 エドマンド 1,590 4回戦 × 90 1,680
23 B アグート 1,500 準々決勝 × 180 1,680
24 シュワルツマン 1,475 2回戦 × 10 1,485
25 デミノー 1,467 欠場 0 1,467
26 ガスケ 1,375 欠場 1,375
27 シモン 1,330 2回戦 × 10 1,340
28 ディミトロフ 1,255 3回戦 × 45 1,300
29 ティアフォ 1,110 準々決勝 × 180 1,290
30 プイユ 1,265 2回戦 × 10 1,275
31 C ブスタ 1,255 欠場 0 1,255
32 ジェレ 1,246 不参加 1,246
33 A アリアシム 869 準決勝 × 376 1,245

基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年3月・マイアミ後)』をご覧ください。

1回戦を免除された第1シードから第32シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。

マイアミ・オープン 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
4回戦 90
3回戦 45
2回戦 25
1回戦 10

準決勝の放送予定

GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンド、Paraviでの放送・配信が予定されています。

女子の試合は、DAZNで配信が予定されています。

GAORA

GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
3月30日() 準決勝 1 [生] 1:58~4:00
3月30日() 準決勝 2 [録] 18:00~20:30

[生]:生中継、[録]:録画

3月30日(土)の放送予定について、ナイトセッションに行われる準決勝の試合は、選抜高校野球(甲子園)の中継が予定に入っているため、同日夜に録画放送となっています。

NHK・BS1

NHKでは、BS1またはサブch102で錦織が出場する試合を中心に2回戦から決勝まで10試合を生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
3月30日() 準決勝 1 2:00~(4:00)
3月30日() 準決勝 2 8:00~(9:50)

WOWOWメンバーズオンデマンド

WOWOWメンバーズオンデマンドでは、1回戦から決勝までをライブ配信の予定。(大会1日目は無料配信)

WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。

また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。

Paravi

Paraviで配信予定。

2019年 マイアミ・オープン 各ラウンドの結果

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