2018年3月21日から4月1日にマイアミ(アメリカ)で開催されるマスターズ1000「マイアミ・オープン(マイアミ・マスターズ)」。
今回はランキング上位30名+αのマイアミ・オープン後の4月2日付のランキング試算を見ていきます。
2018年4月2日付のランキング試算
はじめに、4月2日付のランキングについて、2017年のマイアミ・オープンでのポイントが4月2日に失効日を迎え、2018年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。
ただし、昨年マスターズの大会への出場義務がなくマイアミ・オープンに出場していなかった選手は、現在ランキングの対象となっている18大会のうち最も低いポイント(グランドスラム、マスターズを除く)が対象外に繰り下がり、2018年のマイアミ・オープンでのポイントが加算されます。
2017年マイアミ・オープンの振り返り
まずはトップ30+αの2017年のマイアミ・オープンの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第4シードのフェデラーが第5シードのナダルを6-3、6-4のストレートで破って優勝。
フェデラーはBNPパリバ・オープンに続く優勝で、サンシャイン・ダブルを達成。
キリオスとフォニーニがベスト4。
当時世界ランキング1位だったマレー、2位ジョコビッチはともに怪我で欠場でした。
順位 | 選手名 | 3月19日 point |
2017年 マイアミ |
---|---|---|---|
1 | フェデラー | 9,660 | 優勝 |
2 | ナダル | 9,370 | 準優勝 |
3 | チリッチ | 4,905 | 2回戦 |
4 | ディミトロフ | 4,600 | 2回戦 |
5 | A.ズベレフ | 4,505 | ベスト8 |
6 | デルポトロ | 4,155 | 3回戦 |
7 | ティエム | 3,675 | 2回戦 |
8 | アンダーソン | 3,235 | 2回戦 |
9 | ゴファン | 3,190 | 4回戦 |
10 | プイユ | 2,420 | 2回戦 |
11 | ソック | 2,335 | ベスト8 |
12 | ジョコビッチ | 2,300 | – |
13 | ベルディヒ | 2,275 | ベスト8 |
14 | クエリー | 2,265 | 3回戦 |
15 | バウティスタ アグート | 2,255 | 4回戦 |
16 | シュワルツマン | 2,220 | 3回戦 |
17 | イズナー | 2,170 | 3回戦 |
18 | フォニーニ | 2,155 | ベスト4 |
19 | カレーニョ ブスタ | 2,045 | 2回戦 |
20 | キリオス | 1,945 | ベスト4 |
21 | ワウリンカ | 1,875 | 4回戦 |
22 | マナリノ | 1,735 | 4回戦 |
23 | チョン | 1,727 | 1回戦 |
24 | ラモス ビノラス | 1,710 | 2回戦 |
25 | ラオニッチ | 1,630 | 3回戦 |
26 | エドマンド | 1,627 | 1回戦 |
27 | クライノビッチ | 1,539 | – |
28 | ミュラー | 1,500 | 3回戦 |
29 | マレー | 1,450 | – |
30 | ズムル | 1,430 | 2回戦 |
31 | コールシュライバー | 1,425 | 3回戦 |
32 | F.ロペス | 1,420 | 2回戦 |
33 | 錦織 圭 | 1,415 | ベスト8 |
トップ30+αの基礎ポイント
トップ30+αの基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 3月19日 point |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|
1 | フェデラー | 9,660 | 1,000 | 8,660 |
2 | ナダル | 9,370 | 600 | 8,770 |
3 | チリッチ | 4,905 | 10 | 4,895 |
4 | ディミトロフ | 4,600 | 10 | 4,590 |
5 | A.ズベレフ | 4,505 | 180 | 4,325 |
6 | デルポトロ | 4,155 | 45 | 4,110 |
7 | ティエム | 3,675 | 10 | 3,665 |
8 | アンダーソン | 3,235 | 25 | 3,210 |
9 | ゴファン | 3,190 | 90 | 3,100 |
10 | プイユ | 2,420 | 10 | 2,410 |
11 | ソック | 2,335 | 180 | 2,155 |
12 | ジョコビッチ | 2,300 | 0 | 2,300 |
13 | ベルディヒ | 2,275 | 180 | 2,095 |
14 | クエリー | 2,265 | 45 | 2,220 |
15 | バウティスタ アグート | 2,255 | 90 | 2,165 |
16 | シュワルツマン | 2,220 | 45 | 2,175 |
17 | イズナー | 2,170 | 45 | 2,125 |
18 | フォニーニ | 2,155 | 360 | 1,795 |
19 | カレーニョ ブスタ | 2,045 | 10 | 2,035 |
20 | キリオス | 1,945 | 360 | 1,585 |
21 | ワウリンカ | 1,875 | 90 | 1,785 |
22 | マナリノ | 1,735 | 90 | 1,645 |
23 | チョン | 1,727 | 10 | 1,717 |
24 | ラモス ビノラス | 1,710 | 10 | 1,745* |
25 | ラオニッチ | 1,630 | 45 | 1,585 |
26 | エドマンド | 1,627 | 10 | 1,617 |
27 | クライノビッチ | 1,539 | 0 | 1,526* |
28 | ミュラー | 1,500 | 45 | 1,455 |
29 | マレー | 1,450 | 0 | 1,450 |
30 | ズムル | 1,430 | 25 | 1,405 |
31 | コールシュライバー | 1,425 | 45 | 1,380 |
32 | F.ロペス | 1,420 | 10 | 1,410 |
33 | 錦織 圭 | 1,415 | 180 | 1,235 |
- 3月19日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2018年3月19日付のATPランキングのポイント。
2018年4月2日に失効日を迎える2017年のマイアミ・オープンのポイント。
「基礎ポイント」=「3月19日ポイント」-「失効ポイント」
この「基礎ポイント」に2018年のマイアミ・オープンのポイントを加算すれば、次回発表される4月2日付のATPランキングと同じになります。
※マイアミ・オープンの欠場が決まっているラモスビノラスの基礎ポイントについて、出場免除により0ポイント加算ではなく、現在ランキングの対象外となっているポイントの中で最も高い45ポイントが繰り上がります。
※クライノビッチの基礎ポイントについて、2017年にマイアミ・オープンに出場していないため(出場義務なし)、現在ランキングの対象となっている18大会のうち最も低いポイント(13ポイント)が対象外に繰り下がります。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
4回戦 | 90 |
3回戦 | 45 |
2回戦 | 25 |
1回戦 | 10 |
暫定ランキング
「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
---|---|---|
1 | ナダル | 8,770 |
2 | フェデラー | 8,660 |
3 | チリッチ | 4,895 |
4 | ディミトロフ | 4,590 |
5 | A.ズベレフ | 4,325 |
6 | デルポトロ | 4,110 |
7 | ティエム | 3,665 |
8 | アンダーソン | 3,210 |
9 | ゴファン | 3,100 |
10 | プイユ | 2,410 |
11 | ジョコビッチ | 2,300 |
12 | クエリー | 2,220 |
13 | シュワルツマン | 2,175 |
14 | バウティスタ アグート | 2,165 |
15 | ソック | 2,155 |
16 | イズナー | 2,125 |
17 | ベルディヒ | 2,095 |
18 | カレーニョ ブスタ | 2,035 |
19 | フォニーニ | 1,795 |
20 | ワウリンカ | 1,785 |
22 | ラモス ビノラス | 1,745 |
21 | チョン | 1,717 |
23 | マナリノ | 1,645 |
24 | エドマンド | 1,617 |
25 | ラオニッチ | 1,585 |
26 | キリオス | 1,585 |
27 | クライノビッチ | 1,526 |
28 | ミュラー | 1,455 |
29 | マレー | 1,450 |
30 | F.ロペス | 1,410 |
31 | ズムル | 1,405 |
32 | コールシュライバー | 1,380 |
省略 | ||
38 | 錦織 圭 | 1,235 |
<欠場者情報>
ナダル、ティエム、プイユ、ワウリンカ、ラモスビノラス、マレー、コールシュライバー、ツォンガ、クエバス、モンフィス、ドルゴポロフ、ロレンツィ、ベネトー、セッピ、マイヤー、ルは2018年マイアミ・オープンを欠場。
1位争い
ナダルの欠場が決まっているため、フェデラーが1位を維持するには準々決勝に進出が条件となります。
フェデラーが4回戦以下で敗退した場合、ナダルの1位が確定。
3~6位争い
前回のBNPパリバ・オープン後のランキング試算のときに、このマスターズ2連戦の結果次第でデルポトロが3~5位争いに加わってくるかもと書いていましたが、3~5位争いをしていたチリッチ、ディミトロフ、A.ズベレフが早期敗退する中、デルポトロが見事に優勝を果たし一気に差を縮めてきました。
デルポトロはメキシコ・オープンとBNPパリバ・オープンを連続優勝しましたが、さすがに連戦で疲労が溜まっていると思うので、このマイアミ・オープンでどういう結果になるかは予想がつかないです。
そして、3~6位にいるこの4人による今後の第4シードまでのシード枠をかけた争いが続くことになりそうです。
10位争い
暫定10位のプイユは3月19日付のランキングで初のトップ10入りを果たしましたが、マイアミ・オープンの欠場が決まっているため、他の選手の結果次第ですぐにトップ10落ちとなるかもしれません。
暫定11位のジョコビッチは、怪我明けだったBNPパリバ・オープンでは初戦敗退となり不安を残すプレー内容でしたが、このマイアミ・オープンでどれだけ状態を上げてこられるか見ていきたいです。
そして、先週のBNPパリバ・オープンでシード勢のうち12人が初戦で姿を消してしまったように、現在誰が勝ち上がってくるのか分からない混戦状態となっており、マイアミ・オープンでは誰が活躍を見せて一気にランキングを上げてくるのか注目です。
錦織のランキング
錦織は暫定ランキングで38位にまで後退となります。
メキシコ・オープンからの風邪がかなり長引いているようでBNPパリバ・オープンを体調不良で棄権となり、マイアミ・オープンに向けて試合勘や体力的にどれだけのプレーができるのか心配です。
そして、すでにドローが発表されていて、第26シードで出場する錦織は第5シードのデルポトロと3回戦で当たるドローを引いてしまいましたが、まずは初戦をしっかりと勝って欲しいなと思います。
マイアミ・オープンの結果
2018年マイアミ・オープンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。
コメント