2017年3月第4~5週(2017年第12~13週)にマイアミ(アメリカ)で開催されるマスターズ1000「マイアミ・オープン」の決勝の放送予定、結果を見ていきます。
マイアミ・オープンの決勝は、通算37回目となるフェデラー選手とナダル選手の対決となりました。
過去の対戦成績は、フェデラー選手13勝、ナダル選手の23勝。
2017年シーズンはすでに2回(全豪オープン決勝、BNPパリバ・オープン4回戦)の対戦があり、どちらもフェデラー選手が勝利しています。
フェデラー選手が11年ぶりにマイアミでの優勝を飾るのか、それともナダル選手がマイアミで初優勝を果たすのか!?
最後に、マイアミ・オープン後のランキングも紹介します。
決勝の両選手の情報
フェデラー選手とナダル選手の「Head 2 Head」、「1回戦から準決勝までの結果」を紹介します。
Head 2 Head
※2017年3月20日時点のデータ
フェデラー | ナダル | |
13勝 | 対戦成績 | 23勝 |
6位(1位) | 最新ランキング(最高) | 7位(1位) |
スイス(SUI) | 国籍 | スペイン(ESP) |
35歳 | 年齢 | 30歳 |
1981年8月8日 | 生年月日 | 1986年6月3日 |
185cm / 85kg | 身長 / 体重 | 185cm / 85kg |
右 / 片手 | 利き手 / バック | 左 / 両手 |
1998年 | プロ転向 | 2001年 |
13勝1敗 | 2017年成績 | 14勝4敗 |
2回 | 2017年優勝回数 | 0回 |
1093勝246敗 | 通算成績 | 820勝178敗 |
90回 | 通算優勝回数 | 69回 |
過去の対戦成績については、『 名勝負「フェデラーvsナダル」の対戦成績は!? 』の記事で詳しく紹介しています。
1回戦から準決勝までの結果
Round | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
1回戦 | bye | – |
2回戦 | ティアフォー(101位) | 7-6、6-3 |
3回戦 | デルポトロ(34位) | 6-3、6-4 |
4回戦 | B アグート(18位) | 7-6、7-6 |
準々決勝 | ベルディヒ(14位) | 6-2、3-6、7-6 |
準決勝 | キリオス(16位) | 7-6、6-7、7-6 |
Round | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
1回戦 | bye | – |
2回戦 | セラ(83位) | 6-3、6-4 |
3回戦 | コールシュライバー(31位) | 0-6、6-2、6-3 |
4回戦 | マユ(55位) | 6-4、7-6 |
準々決勝 | ソック(17位) | 6-2、6-3 |
準決勝 | フォニーニ(40位) | 6-1、7-5 |
2017年マイアミ・オープン 決勝の結果
マスターズ1000「マイアミ・オープン」の結果について、試合結果が分かり次第、更新します。
<日程(日本時間)>
・4月3日(月):決勝
<開始時間(日本時間)>
・Day Session:午前2時~
※()内の世界ランキングは、2017年3月20日付のランキングです。
※S:STADIUM
決勝
[4] ロジャー・フェデラー(6位) | 2 | 6 | 6 | |
[5] ラファエル・ナダル(7位) | 0 | 3 | 4 | |
試合時間:1時間34分 |
---|
第4シードのフェデラー選手が第5シードのナダル選手を破り、マイアミでは11年ぶり3回目の優勝を果たしました。
フェデラー選手は、ツアー91回目の優勝(マスターズは26回目)。
2017年シーズンに入ってフェデラー選手はここまで、全豪オープン、BNPパリバ・オープン、マイアミ・オープンとメジャータイトルをすべて獲得してきましたが、フェデラー選手のコメントからクレーシーズンは全仏オープンのみの出場となりそうです。
簡単に決勝を振り返ります。
第1セット
第1セットはお互いブレイクチャンスが何度も訪れ、どちらが先にチャンスを生かせるかという展開になりました。
第1ゲーム、フェデラー選手のファーストサーブの入りが悪く、またフォアハンドでミスが出るなど、ナダル選手にブレイクポイントが2回。
立ち上がりいきなりピンチを迎えましたが、フェデラー選手が何とかキープ。
第4ゲーム、フェデラー選手にブレイクポイントが2回。
ナダル選手がファーストサーブをしっかり入れて、主導権を渡さずキープ。
第5ゲーム、40-15とフェデラー選手がリードしてから、ナダル選手がリターンエースを決めるなど3連続ポイントを取り、ブレイクチャンス。
フェデラー選手はピンチでも攻撃を仕掛けてキープ。
第6ゲーム、フェデラー選手のリターンが良く、ナダル選手のミスを誘うなど30-40とフェデラー選手にブレイクチャンス。
ここからナダル選手がファーストサーブをしっかり入れて、3連続ポイントでキープ。
第7ゲーム、30-40とナダル選手にブレイクチャンス。
ナダル選手の深いショットに押し込まれながらもフェデラー選手が粘り、逆にウィナーを決めて凌ぎます。
フェデラー選手がそのままキープ。
第8ゲーム、フェデラー選手のフォアハンドでのウィナーが3本決まり、30-40とフェデラー選手にブレイクチャンス。
ナダル選手はファーストサーブを入れて凌ぎます。
フェデラー選手がリターンから攻め続け、このゲームで3回目のブレイクポイントをフェデラー選手がモノにし、ブレイクに成功。
第9ゲーム、フェデラー選手のサービングフォーザセット。
40-15とフェデラー選手がセットポイントを迎えると、ファーストサーブでフリーポイントを取り、第1セットを先取。
第2セット
第2セットに入ると、フェデラー選手のサービスゲームで隙がなくなり、ナダル選手が劣勢に追い込まれます。
フェデラー選手が第2ゲーム、第4ゲーム、第6ゲームをすべてラブゲームでキープ。
ナダル選手もキープを続けますが、第1セットと違ってフェデラー選手のサービスゲームでノーチャンスが続くことで、絶対に落とせないというプレッシャーがかかってきます。
第7ゲーム、ナダル選手のミスやフェデラー選手のリターンからの攻めもあり、30-40とフェデラー選手にブレイクチャンス。
このピンチを凌ぐと、ナダル選手は今日一番のガッツポーズ。
再びフェデラー選手にブレイクポイントを握られるも、バックハンドのダウンザラインへのウィナーを決めるナダル選手。
2回のブレイクポイントを凌いだナダル選手がキープ。
第8ゲーム、フェデラー選手にミスが出るなど30-30となりますが、フェデラー選手の落ち着いたネットプレー、ファーストサーブでのフリーポイントがあり、フェデラー選手がしっかりキープ。
第9ゲーム、お互いミスをし合う展開で30-30。
フェデラー選手のショットがコードボールとなり、ネットギリギリに落ちたボールを何とかナダル選手も拾いますが、フェデラー選手が落ち着いて決めて、フェデラー選手にブレイクチャンス。
最後はナダル選手のショットがアウトとなり、フェデラー選手がブレイクに成功。
コードボールというラッキーもありましたが、リターンから攻め続けていたフェデラー選手に流れが来ていた結果かなという感じでした。
第10ゲーム、フェデラー選手のサービングフォーザチャンピオンシップ。
いきなりダブルフォルトとなりますが、直後にフェデラー選手のバックハンドのスーパーショットが飛び出すなど、40-30とチャンピオンシップポイントが来ます。
最後はファーストサーブでフリーポイントを取り、フェデラー選手が見事優勝を果たしました。
決勝のスタッツ
フェデラー選手のウィナー数、ナダル選手のアンフォーストエラー数のとおり、フェデラー選手が優位に試合を進めていました。
ナダル選手はアンフォーストエラーを減らして、もっと粘ってフェデラー選手にプレッシャーをかけたかったところでしたが、厳しかったです。
フェデラー選手は立ち上がりこそ体が重く動きが悪く見えましたが、しっかり要所を締めるなど、決勝でも強さを発揮してきました。
ナダル選手はここまでの勝ち上がりではサーブが好調でしたが、フェデラー選手のリターンが良く、楽にキープできるゲームが少なかったです。
残念ながらマイアミでの初優勝はなりませんでしたが、クレーシーズンに入ってからの活躍に期待したいです。
フェデラー | Match | ナダル |
63%(39/62) | ファーストサーブ確率 | 63%(41/65) |
87%(34/39) | 1st Serve Points Won | 66%(27/41) |
48%(11/23) | 2nd Serve Points Won | 50%(12/24) |
22%(2/9) | ブレイク / チャンス | 0%(0/4) |
12/17 | ネットポイント | 6/8 |
56%(71/127) | ポイントの合計 | 44%(56/127) |
998m | Total Distance Run | 1,199m |
29 | Winner 合計 | 15 |
19 | フォアハンド | 8 |
5 | バックハンド | 3 |
5 | サーブ | 4 |
19 | Unforced error 合計 | 23 |
13 | フォアハンド | 10 |
5 | バックハンド | 12 |
1 | サーブ | 1 |
[スタッツ用語の補足]
1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
Total Distance Run:総走行距離
決勝のハイライト動画
決勝のハイライト動画です。
ドロー表(結果)
マイアミ・オープン後のランキング
マイアミ・オープンを優勝したフェデラー選手が4位、準優勝となったナダル選手が5位となりました。
大会前では4位だった錦織選手は、前年の準優勝のポイントをディフェンスできず、7位に後退となりました。
順位 | 選手名 | 基礎 point |
round | 獲得 point |
決勝後 point |
---|---|---|---|---|---|
1 | マレー | 11,960 | 欠場 | 0 | 11,960 |
2 | ジョコビッチ | 7,915 | 欠場 | 0 | 7,915 |
3 | ワウリンカ | 5,695 | 4回戦 | 90 | 5,785 |
4 | フェデラー | 4,305 | 優勝 | 1,000 | 5,305 |
5 | ナダル | 4,135 | 準優勝 | 600 | 4,735 |
6 | ラオニッチ | 4,300 | 3回戦 | 45 | 4,345 |
7 | 錦織 圭 | 4,130 | 準々決勝 | 180 | 4,310 |
8 | チリッチ | 3,375 | 2回戦 | 10 | 3,385 |
9 | ティエム | 3,375 | 2回戦 | 10 | 3,385 |
10 | ツォンガ | 3,265 | 欠場 | 0 | 3,265 |
11 | モンフィス | 3,010 | 欠場 | 0 | 3,010 |
12 | ディミトロフ | 2,870 | 2回戦 | 10 | 2,880 |
13 | ベルディヒ | 2,610 | 準々決勝 | 180 | 2,790 |
14 | ゴフィン | 2,615 | 4回戦 | 90 | 2,705 |
15 | ソック | 2,330 | 準々決勝 | 180 | 2,510 |
16 | キリオス | 2,065 | 準決勝 | 360 | 2,425 |
17 | プイユ | 2,366 | 2回戦 | 10 | 2,376 |
18 | B アグート | 2,100 | 4回戦 | 90 | 2,190 |
19 | C ブスタ | 2,015 | 2回戦 | 10 | 2,025 |
20 | A.ズベレフ | 1,825 | 準々決勝 | 180 | 2,005 |
※「基礎point」:3月20日付のポイントから、前年のマイアミの失効ポイントを差し引いたポイント
決勝の放送予定
決勝は、スポナビライブ、GAORA、NHK・BS1での放送(配信)が予定されています。
Sports navi LIVE(スポナビライブ)
スポナビライブでのLive配信について、3回戦以降は有料になります。
日程 | ラウンド | 配信時間 |
---|---|---|
4月3日(月) | 決勝 | 2:00~(有料) |
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
また、4月2日(日)にダブルスの決勝も生中継で放送があります。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
4月2日(日) | ダブルス 決勝 |
4:00~7:00 |
23:30~25:58 ※録画 | ||
4月3日(月) | 決勝 | 1:58~5:30 |
18:00~21:00 ※録画 |
NHK・BS1
NHK・BS1では、決勝をBS1で生中継の予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
4月3日(月) | 決勝 | [BS1] 4:00~7:00 |
[BS1] 20:00~21:49 ※録画 | ||
4月4日(火) | [NHK] 1:35~3:15 ※録画 |
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