ATPランキング試算(2019年8月・シンシナティ後)


2019年8月11日から8月18日(2019年第33週)にシンシナティ(アメリカ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ウエスタン&サザン・オープン(シンシナティ・マスターズ)」。

トップ30のウエスタン&サザン・オープン後の8月19日付のランキング試算を見ていきます。

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2019年8月19日付のランキング試算

はじめに、2019年8月19日付のランキングについて、2018年のウエスタン&サザン・オープンでのポイントが2019年8月19日に失効日を迎え、2019年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。

例外の選手については別途補足します。

2018年ウエスタン&サザン・オープンの振り返り

まずはトップ30の2018年のウエスタン&サザン・オープンの結果を簡単に振り返ります。

決勝で第10シードのジョコビッチが第2シードのフェデラーをセットカウント2-0(6-4、6-4)で破り、ウエスタン&サザン・オープン初優勝とともにゴールデンマスターズを達成しました。

2018年ウエスタン&サザン・オープンの決勝の結果はこちら

第7シードのチリッチと第11シードのゴファンがベスト4。

第4シードのデルポトロ、第13シードのカレーニョ ブスタ、ラオニッチ、ワウリンカがベスト8。

順位 選手名 8月12日
point
2018年
シンシナティ
1 ジョコビッチ 12,325 優勝
2 ナダル 7,945
3 フェデラー 7,460 準優勝
4 ティーム 4,925
5 錦織 圭 4,040 2回戦
6 ズベレフ 4,005 2回戦
7 チチパス 3,455 1回戦
8 メドベージェフ 3,230 1回戦
9 ハチャノフ 2,890 3回戦
10 フォニーニ 2,555
11 バウティスタ アグート 2,395
12 デルポトロ 2,230 ベスト8
13 チョリッチ 2,195 2回戦
14 アンダーソン 2,140 3回戦
15 モンフィス 2,130
16 イズナー 2,040 1回戦
17 バシラシビリ 2,020
18 チリッチ 1,940 ベスト4
19 ゴファン 1,815 ベスト4
20 ラオニッチ 1,810 ベスト8
21 オジェ アリアシム 1,785
22 ペラ 1,710
23 ワウリンカ 1,670 ベスト8
24 シュワルツマン 1,645 1回戦
25 フリッツ 1,545
26 ベレッティーニ 1,545
27 キリオス 1,475 3回戦
28 ラヨビッチ 1,466 1回戦
29 ペール 1,403 2回戦
30 エドマンド 1,360 2回戦

トップ30の基礎ポイント

トップ30の基礎ポイントを見ていきます。

順位 選手名 8月12日
point
失効
point
基礎
point
1 ジョコビッチ 12,325 1,000 11,325
2 ナダル 7,945 0 7,945
3 フェデラー 7,460 600 6,860
4 ティーム 4,925 0 4,925
5 錦織 圭 4,040 45 3,995
6 ズベレフ 4,005 10 3,995
7 チチパス 3,455 10 3,445
8 メドベージェフ 3,230 35 3,195
9 ハチャノフ 2,890 90 2,800
10 フォニーニ 2,555 0 2,510*
11 バウティスタ アグート 2,395 0 2,395
12 デルポトロ 2,230 180 2,050
13 チョリッチ 2,195 45 2,150
14 アンダーソン 2,140 90 2,050
15 モンフィス 2,130 0 2,130
16 イズナー 2,040 10 2,030
17 バシラシビリ 2,020 0 1,975*
18 チリッチ 1,940 360 1,580
19 ゴファン 1,815 360 1,455
20 ラオニッチ 1,810 180 1,630
21 オジェ アリアシム 1,785 0 1,740*
22 ペラ 1,710 0 1,690*
23 ワウリンカ 1,670 180 1,490
24 シュワルツマン 1,645 10 1,635
25 フリッツ 1,545 0 1,455*
26 ベレッティーニ 1,545 0 1,525*
27 キリオス 1,475 90 1,385
28 ラヨビッチ 1,466 35 1,431
29 ペール 1,403 45 1,358
30 エドマンド 1,360 45 1,315
  • 8月12日ポイント
  • 2019年8月12日付のATPランキングのポイント。

  • 失効ポイント
  • 2019年8月19日に失効日を迎える2018年のウエスタン&サザン・オープンのポイント。

  • 基礎ポイント
  • 「基礎ポイント」=「8月12日ポイント」-「失効ポイント」

    ※フォニーニ、バシラシビリ、オジェ アリアシム、ペラ、フリッツ、ベレッティーニの基礎ポイントについて、2018年のウエスタン&サザン・オープンに出場していないため(出場義務免除または義務なし)、現在ランキングの対象となっている大会のうちグランドスラムとマスターズを除いた最低ポイント(フォニーニ:45ポイント、バシラシビリ:45ポイント、オジェ アリアシム:45ポイント、ペラ:20ポイント、フリッツ:90ポイント、ベレッティーニ:20ポイント)の大会が対象外に繰り下がります。

この基礎ポイントに2019年のウエスタン&サザン・オープンのポイントを加算すれば、次回発表される8月19日付のATPランキングと同じになります。

基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。

ウエスタン&サザン・オープン 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

暫定ランキング

基礎ポイント順にランキングを並び替えます。

暫定
順位
選手名 基礎
point
1 ジョコビッチ 11,325
2 ナダル 7,945
3 フェデラー 6,860
4 ティーム 4,925
5 ズベレフ 3,995
6 錦織 圭 3,995
7 チチパス 3,445
8 メドベージェフ 3,195
9 ハチャノフ 2,800
10 フォニーニ 2,510
11 バウティスタ アグート 2,395
12 チョリッチ 2,150
13 モンフィス 2,130
14 デルポトロ 2,050
15 アンダーソン 2,050
16 イズナー 2,030
17 バシラシビリ 1,975
18 オジェ アリアシム 1,740
19 ペラ 1,690
20 シュワルツマン 1,635
21 ラオニッチ 1,630
22 チリッチ 1,580
23 ベレッティーニ 1,525
24 ワウリンカ 1,490
25 ゴファン 1,455
26 フリッツ 1,455
27 ラヨビッチ 1,431
28 キリオス 1,385
29 ペール 1,358
30 エドマンド 1,315

<欠場者情報>
デルポトロ、アンダーソン、ラオニッチが欠場。

出場予定だったナダル、ティーム、フォニーニは棄権となりました。

トップ10の状況を見て行きます。

1位~3位

8月12日付の世界ランキングと変わらず、ジョコビッチの1位、ナダルの2位、フェデラーの3位は確定。(全米オープンの第1シードから第3シードまで確定)

全米オープンでは第3シードのフェデラーがトップハーフとボトムハーフのどちらに入るのか注目です。

4位~6位(錦織のランキング)

錦織とズベレフが同じポイントで並んでいますが、グランドスラム、マスターズ1000、ATPファイナルズの合計ポイントがズベレフの方が多いため、暫定5位がズベレフ、暫定6位が錦織となります。

全米オープンの第4シードの枠をティーム、ズベレフ、錦織が争っていましたが、前週のロジャーズ・カップでティームとズベレフがベスト8で180ポイントだったの対し、錦織は初戦敗退で10ポイントしか獲得できませんでした。

今大会の結果で全米オープンのシード順が決まりますが、4位のティームと5位のズベレフ、6位の錦織とは930ポイントの差があり、ティームは初戦を勝利すれば4位が確定します。(追記:ティームは風邪のため棄権となりました)

ズベレフと錦織が4位に上がるには優勝かつティームの初戦敗退が条件となります。

今大会、錦織は第2シードのナダル山に入りましたが、ナダルがロジャーズ・カップを優勝したことでスケジュールを変更して本大会を棄権することとなったため、第2シードの枠にラッキールーザーが入りました。

さらに錦織はジョコビッチとフェデラーとは反対のボトムハーフに入っており、錦織にとっては決勝まで勝ち進む上で願ってもない良ドローとなったので、このチャンスを生かして欲しいところです。(ただ、錦織の右肘の状態だけが気がかりです…)

10位争いなど

ロジャーズ・カップでマスターズ初の決勝進出&準優勝を果たした暫定8位のメドベージェフは、7位のチチパスとの差を250ポイントに縮め、この調子を維持できれば4位から6位争いの方にも加わって行きそうな勢いです。(ただ、チチパスとメドベージェフは今シーズンここまで試合数をかなりこなしているため、シーズン最後まで体がもつか心配です)

そして、今シーズン、31歳にてキャリアハイの成績を残してきている暫定11位のバウティスタ アグート。

これまで長い間グランドスラムでは最高で4回戦止まりでしたが、今シーズンに入って全豪オープンでベスト8、ウィンブルドンではベスト4となり、初のトップ10入り目前というところまで来ました。

暫定10位のフォニーニとは115ポイント差しかなく、フォニーニが今大会を棄権したため、他の選手の結果次第ですが、バウティスタ アグートが準々決勝に勝ち進めば初のトップ10入りの可能性があります。

最後に、ナダルが棄権となり、トップハーフに優勝候補のジョコビッチとフェデラーがいるため、ボトムハーフにいる選手にとってはポイントを多く獲得するチャンスとなっており、誰が決勝に勝ち上ってくるのか注目です。

2019年 ウエスタン&サザン・オープンの結果

2019年ウエスタン&サザン・オープンの1回戦から決勝までの結果です。

結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しているので、ランキングの経過については下記の記事をご覧ください。

コメント

  1. 白滝 より:

    2018年のシンシナティはジョコビッチ第一シードではなく第十シードですよ