2018年2月26日から3月3日(2018年第9週)にドバイ(アラブ首長国連邦)で開催されるATP500「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権(ドバイ・テニス選手権)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表、放送予定を見ていきます。
同じ週にアカプルコでATP500「メキシコ・オープン(アビエルト・メキシコ・テルセル)」、サンパウロでATP250「ブラジル・オープン」も開催されます。
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権(ATP500)
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権は、アラブ首長国連邦のドバイで開催されるATP500シリーズの大会で、ドバイ国際空港に本社を置く世界最大規模の空港免税店である「ドバイ・デューティフリー」がタイトルスポンサーを務めています。
ATPワールドツアー・アワードで、2003~2006年、2008~2014年にATP500シリーズの「年間最優秀トーナメント」を受賞。
大会概要
大会名 | ドバイ・デューティフリー・テニス選手権 (Dubai Duty Free Tennis Championships) |
別名 | ドバイ・テニス選手権 |
カテゴリ | ATP500 |
開催期間 | 2018年 2月26日 ~ 3月3日 |
開催地 | アラブ首長国連邦/ドバイ |
会場 | ドバイデューティーフリー・テニスセンター |
サーフェス | ハードコート |
ドロー | 32(シングルス) |
賞金総額 | $2,623,485(約2億8,010万円) |
日本との時差 | -5時間 |
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権での獲得ポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | 獲得ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 500 | $565,530(約6,040万円) |
準優勝 | 300 | $277,255(約2,960万円) |
準決勝 | 180 | $139,510(約1,490万円) |
準々決勝 | 90 | $70,950(約760万円) |
2回戦 | 45 | $36,845(約390万円) |
1回戦 | 0 | $19,435(約210万円) |
※賞金(日本円)について、2018年2月15日時点での1ドル106.76円で換算。
歴代優勝者
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権の過去10年の優勝者を紹介します。
シングルス最多優勝記録はロジャー・フェデラー選手の7回。(2003年~2005年、2007年、2012年、2014年、2015年)
2017年は第1シードで出場したアンディ・マレー選手が、決勝でフェルナンド・ベルダスコ選手を6-3、6-2のストレートで破り、優勝を飾りました。(2017年の結果はこちら)
年 | 優勝者 |
---|---|
2017 | アンディ・マレー |
2016 | スタン・ワウリンカ |
2015 | ロジャー・フェデラー |
2014 | ロジャー・フェデラー |
2013 | ノバク・ジョコビッチ |
2012 | ロジャー・フェデラー |
2011 | ノバク・ジョコビッチ |
2010 | ノバク・ジョコビッチ |
2009 | ノバク・ジョコビッチ |
2008 | アンディ・ロディック |
大会日程
2月24日(土)と2月25日(日)に予選が行われます。
本戦は2月26日(月)からの6日間開催で、3月3日(土)に決勝が行われます。
日程 | ラウンド |
---|---|
2月26日(月) | 1回戦 |
2月27日(火) | 1回戦 |
2月28日(水) | 2回戦 |
3月1日(木) | 準々決勝 |
3月2日(金) | 準決勝 |
3月3日(土) | 決勝 |
エントリー選手
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権に出場予定の選手と、各選手の2017年の同大会での結果を紹介します。
トップ10からはディミトロフ選手が出場予定。
杉田祐一選手と西岡良仁選手(プロテクトランキング)も出場予定。
この大会には例年、フェデラー選手、ジョコビッチ選手、ベルディヒ選手がよく出場する大会でしたが、今年は常連組が怪我や疲労を考慮してエントリーしておらず、ATP500としてはかなり寂しいメンバー構成となってしまいました。
※世界ランキングは、2018年2月19日付のランキングです。
選手名 | Rank | 2017年 |
---|---|---|
グリゴール・ディミトロフ | 4位 | – |
リュカ・プイユ | 16位 | ベスト4 |
ロベルト・バウティスタ アグート | 22位 | 2回戦 |
ダミール・ズムル | 29位 | ベスト8 |
リシャール・ガスケ | 34位 | – |
フィリップ・コールシュライバー | 35位 | ベスト8 |
フィリップ・クライノビッチ | 36位 | – |
杉田 祐一 | 41位 | – |
ロビン・ハーセ | 42位 | ベスト4 |
ブノワ・ペール | 45位 | 1回戦 |
カレン・ハチャノフ | 47位 | 1回戦 |
ボルナ・チョリッチ | 48位 | – |
パオロ・ロレンツィ | 52位 | – |
ヤン レナード・ストルフ | 54位 | 1回戦 |
ビクトル・トロイツキ | 65位 | 1回戦 |
フロリアン・マイヤー | 69位 | – |
ジョアン・ソウザ | 71位 | – |
エフゲニー・ドンスコイ | 76位 | ベスト8 |
デニス・イストミン | 79位 | 1回戦 |
トーマス・ファビアーノ | 81位 | 予選1回戦 |
ミハイル・ククシュキン | 89位 | – |
西岡 良仁 | 166位 | – |
アンドレアス・ハイダー・モーラー | 417位 | – |
上位8人にシードが与えられます。
ドロー表
ドロー表(PDF)は、『 2018年ドバイ・デューティフリー・テニス選手権のドロー表 』をご覧ください。
第1シードから第8シードまでのドローは下記のようになりました。
<トップハーフ>
[1] ディミトロフ vs コールシュライバー [6]
[3] バウティスタアグート vs ガスケ [5]
<ボトムハーフ>
[4] ズムル vs クライノビッチ [7]
[2] プイユ vs 杉田 [8]
日本人選手の1回戦の対戦相手について、第8シードの杉田選手は世界ランキング193位のイリヤ・イバシカ選手(24歳・ベラルーシ)、西岡選手は世界ランキング45位のブノワ・ペール選手(28歳・フランス)との対戦が決まりました。
<withdraw>
パオロ・ロレンツィ選手が左足の怪我によりwithdrawとなり、ラッキールーザーでブラズ・カフチッチ選手が出場となりました。
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権の結果
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権の1回戦から決勝までの結果は、『 2018年ドバイ・デューティフリー・テニス選手権の結果(ATP500)』の記事をご覧ください。
放送予定
GAORA、WOWOWメンバーズオンデマンドでの放送・配信が予定されています。
※GAORAでは放送の予定はありませんでしたが、当初の予定を変更して緊急生中継(ニアライブ)での放送が決まりました。
GAORA
GAORAでは、日本人選手の試合を生中継またはニアライブで放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
2月26日(月) | 1回戦 (西岡) | 25:00~翌朝7:00 |
2月27日(火) | 1回戦 (杉田) | 24:00~26:30 |
2月28日(水) | 2回戦 (杉田) | 22:00~24:30 |
3月1日(木) | 準々決勝 (杉田) | 24:00~28:30 |
・1回戦「西岡 vs ペール」「杉田 vs イバシカ」生中継。
・2回戦「杉田 vs ストルフ」ニアライブ。
・準々決勝「杉田 vs プイユ」生中継。
WOWOWメンバーズオンデマンド
WOWOWでは、WOWOWメンバーズオンデマンドで限定ライブ配信を予定。
BS朝日
BS朝日では、決勝を録画で放送予定。
日程 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
3月11日(日) | 決勝 | 25:00~27:00 |
最後に
ドバイ・デューティフリー・テニス選手権のエントリーを見ると、毎年のように優勝を分けあっていたフェデラー選手とジョコビッチ選手がおらず、トップ10からはディミトロフ選手、トップ20ではプイユ選手のみとなっており、今年は寂しいメンバー構成の大会となってしまいました。
同じ週にアカプルコで開催されるATP500「メキシコ・オープン」の方にはナダル選手をはじめトップ10から7名、その他にも多くのトップ選手がエントリーしており、メンバーが大きく偏ってしまいました。
ただ、ドバイの方にはまだトップ選手がワイルドカードで出場してくる可能性もあるので、ドロー発表までのエントリー情報を待ちたいと思います。
そして、日本人選手では杉田選手、西岡選手が出場予定で、混戦模様の展開が予想される中でどういう活躍を見せてくれるか注目です。
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