2018年4月15日から4月22日(2018年第16週)にモンテカルロ(モナコ)で開催されるマスターズ1000「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モンテカルロ・マスターズ)」。
今回はランキング上位30名+αのモンテカルロ・マスターズ後の4月23日付のランキング試算を見ていきます。
2018年4月23日付のランキング試算
はじめに、4月23日付のランキングについて、2017年のモンテカルロ・マスターズでのポイントが4月23日に失効日を迎えますが、他のマスターズの大会と違ってポイントが強制加算でないため(ATP500の大会と同じ扱い)、選手によってポイントの計算が変わってきます。
※今回は単純に前年の大会とポイントが入れかわる形ではないので、この後の説明が分かりにくいかもしれません。
2017年モンテカルロ・マスターズの振り返り
まずはトップ30+αの2017年のモンテカルロ・マスターズの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第4シードのナダルが第15シードのラモスビノラスを6-1、6-3のストレートで破って優勝。
ゴファンとプイユがベスト4。
当時世界ランキング1位だったマレーは3回戦で敗退、同2位のジョコビッチは準々決勝で敗退となりました。
順位 | 選手名 | 4月16日 point |
2017年 モンテカルロ |
---|---|---|---|
1 | ナダル | 8,770 | 優勝 |
2 | フェデラー | 8,670 | – |
3 | チリッチ | 4,985 | ベスト8 |
4 | A.ズベレフ | 4,925 | 3回戦 |
5 | ディミトロフ | 4,635 | 2回戦 |
6 | デルポトロ | 4,470 | – |
7 | ティエム | 3,665 | 3回戦 |
8 | アンダーソン | 3,390 | – |
9 | イズナー | 3,125 | – |
10 | ゴファン | 3,110 | ベスト4 |
11 | プイユ | 2,410 | ベスト4 |
12 | カレーニョ ブスタ | 2,395 | 3回戦 |
13 | ジョコビッチ | 2,310 | ベスト8 |
14 | クエリー | 2,220 | – |
15 | シュワルツマン | 2,220 | ベスト8 |
16 | バウティスタ アグート | 2,175 | 2回戦 |
17 | ソック | 2,155 | – |
18 | ベルディヒ | 2,140 | 3回戦 |
19 | チョン | 1,897 | – |
20 | フォニーニ | 1,840 | 1回戦 |
21 | ワウリンカ | 1,785 | 3回戦 |
22 | ラオニッチ | 1,765 | – |
23 | エドマンド | 1,757 | 2回戦 |
24 | ラモス ビノラス | 1,745 | 準優勝 |
25 | キリオス | 1,720 | – |
26 | マナリノ | 1,655 | 3回戦 |
27 | クライノビッチ | 1,616 | – |
28 | ミュラー | 1,465 | 2回戦 |
29 | マレー | 1,450 | 3回戦 |
30 | F.ロペス | 1,420 | 2回戦 |
省略 | |||
36 | 錦織 圭 | 1,280 | – |
トップ30+αの基礎ポイント
トップ30+αの基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 4月16日 point |
失効 point |
繰り上げ point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|---|
1 | ナダル | 8,770 | 1,000 | 0 | 7,770 |
2 | フェデラー | 8,670 | 0 | 0 | 8,670 |
3 | チリッチ | 4,985 | 180 | 45 | 4,850 |
4 | A.ズベレフ | 4,925 | 90* | 0 | 4,925 |
5 | ディミトロフ | 4,635 | 45* | 0 | 4,635 |
6 | デルポトロ | 4,470 | 0 | 0 | 4,470 |
7 | ティエム | 3,665 | 90 | 45 | 3,620 |
8 | アンダーソン | 3,390 | 0 | 0 | 3,390 |
9 | イズナー | 3,125 | 0 | 0 | 3,125 |
10 | ゴファン | 3,110 | 360 | 45 | 2,795 |
11 | プイユ | 2,410 | 360 | 150 | 2,200 |
12 | カレーニョ ブスタ | 2,395 | 90 | 0 | 2,305 |
13 | ジョコビッチ | 2,310 | 180 | 0 | 2,130 |
14 | クエリー | 2,220 | 0 | 0 | 2,220 |
15 | シュワルツマン | 2,220 | 180 | 90 | 2,130 |
16 | バウティスタ アグート | 2,175 | 45* | 0 | 2,175 |
17 | ソック | 2,155 | 0 | 0 | 2,155 |
18 | ベルディヒ | 2,140 | 90 | 0 | 2,050 |
19 | チョン | 1,897 | 0 | 0 | 1,897 |
20 | フォニーニ | 1,840 | 10* | 0 | 1,840 |
21 | ワウリンカ | 1,785 | 90 | 0 | 1,695 |
22 | ラオニッチ | 1,765 | 0 | 0 | 1,765 |
23 | エドマンド | 1,757 | 45 | 20 | 1,732 |
24 | ラモス ビノラス | 1,745 | 600 | 20 | 1,165 |
25 | キリオス | 1,720 | 0 | 0 | 1,720 |
26 | マナリノ | 1,655 | 115 | 45 | 1,585 |
27 | クライノビッチ | 1,616 | 0 | 0 | 1,616 |
28 | ミュラー | 1,465 | 45 | 20 | 1,440 |
29 | マレー | 1,450 | 90 | 0 | 1,360 |
30 | F.ロペス | 1,420 | 45* | 0 | 1,420 |
31 | ズムル | 1,415 | 26* | 0 | 1,415 |
32 | フェレール | 1,405 | 0 | 0 | 1,405 |
省略 | |||||
36 | 錦織 圭 | 1,280 | 0 | 0 | 1,280 |
<表の補足>
- 4月16日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2018年4月16日付のATPランキングのポイント。
2018年4月23日に失効日を迎える2017年のモンテカルロ・マスターズのポイント。
「*」が付いている失効ポイントについて、ランキング対象の18大会に含まれないため、失効後に全体のポイントに影響はありません。
2017年にモンテカルロ・マスターズに出場し、ランキング対象の18大会にモンテカルロ・マスターズのポイントが含まれていた場合、現時点で対象外となっている大会の中で最も高いポイントが繰り上がって加算されます。
「基礎ポイント」=「4月16日ポイント」-「失効ポイント」+「繰り上げポイント」
また、2017年にモンテカルロ・マスターズに不参加および大会に出場はしたものの獲得ポイントが低くランキング対象の18大会に含まれていない場合、基礎ポイントは4月16日ポイントのままとなります。
「基礎ポイント」=「4月16日ポイント」
暫定ランキング
「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
min | 2018 モンテカルロ |
---|---|---|---|---|
1 | フェデラー | 8,670 | – | 不参加 |
2 | ナダル | 7,770 | 0 | |
3 | A.ズベレフ | 4,925 | 90 | |
4 | チリッチ | 4,850 | 45 | |
5 | ディミトロフ | 4,635 | 45 | |
6 | デルポトロ | 4,470 | – | 不参加 |
7 | ティエム | 3,620 | 45 | |
8 | アンダーソン | 3,390 | – | 不参加 |
9 | イズナー | 3,125 | – | 不参加 |
10 | ゴファン | 2,795 | 45 | |
11 | カレーニョ ブスタ | 2,305 | – | 棄権 |
12 | クエリー | 2,220 | – | 不参加 |
13 | プイユ | 2,200 | 150 | |
14 | バウティスタ アグート | 2,175 | 90 | |
15 | ソック | 2,155 | – | 不参加 |
16 | ジョコビッチ | 2,130 | 0 | |
17 | シュワルツマン | 2,130 | 90 | |
18 | ベルディヒ | 2,050 | 0 | |
19 | チョン | 1,897 | – | 不参加 |
20 | フォニーニ | 1,840 | 45 | |
21 | ラオニッチ | 1,765 | 20 | |
22 | エドマンド | 1,732 | 20 | |
23 | キリオス | 1,720 | – | 不参加 |
24 | ワウリンカ | 1,695 | – | 不参加 |
25 | クライノビッチ | 1,616 | – | 棄権 |
26 | マナリノ | 1,585 | 45 | |
27 | ミュラー | 1,440 | 20 | |
28 | F.ロペス | 1,420 | 45 | |
29 | ズムル | 1,415 | 45 | |
30 | フェレール | 1,405 | – | 不参加 |
省略 | ||||
35 | 錦織 圭 | 1,280 | 45 |
<表の補足>
- min
ランキングの対象となっている18大会の中で一番ポイントの低い大会(グランドスラムとマスターズを除く)。
2018年のモンテカルロ・マスターズで獲得したポイントがこのminポイントを上回った場合、下記計算のポイントが次回発表される4月23日付のATPランキングのポイントとなります。
「4月23日ポイント」=「基礎ポイント」+「獲得ポイント」-「minポイント」
また、獲得ポイントがminポイントを下回った場合は、基礎ポイントがそのまま4月23日付のATPランキングのポイントとなります。
「4月23日ポイント」=「基礎ポイント」
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
<欠場者情報>
フェデラー、デルポトロ、アンダーソン、イズナー、クエリー、ソック、チョン、キリオス、ワウリンカ、フェレール、マレーは不参加となっています。
また、すでに大会が始まっていますが、出場予定だったカレーニョブスタとクライノビッチは怪我で棄権となりました。
1位争い
ナダルは優勝すれば1位を維持。
ナダルが準優勝以下だった場合、フェデラーの1位が確定します。
3~6位争い
フェデラーがクレーコートシーズンを全休することが決まっているため、全仏オープンの第2シードから第4シードの3枠をA.ズベレフ、チリッチ、ディミトロフ、デルポトロの4人で争うことになると予想されます。
4人の今後の動向が注目されますが、全仏オープン前までの失効ポイントを見ると、A.ズベレフは5月のマスターズ2連戦のマドリードで180ポイント、ローマで1000ポイントの失効ポイントがあるので、この4人の中でA.ズベレフが一番厳しい立場となっています。
その他
ジョコビッチは調子が戻ってくればすぐにトップ10復帰となりそうではありますが、今回ティエムとナダルのいる山に入り、この厳しいドローの中でどういう結果を残してくれるのか注目です。
また、暫定35位の錦織はランキングでは厳しい位置になってきていますが、今は怪我なく試合勘を取り戻して行ってくれればなと思います。
この記事の前にすでに錦織の1回戦の試合が終わっており、ベルディヒに勝利していいスタートを切ったものの右手首に痛みが出たようで、心配な状況となっています。
2018年モンテカルロ・マスターズの結果
2018年モンテカルロ・マスターズの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。
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