2018年4月15日から4月22日(2018年第16週)にモンテカルロ(モナコ)で開催されるマスターズ1000「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モンテカルロ・マスターズ)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表、放送予定を見ていきます。
また、本大会に出場予定の錦織圭の過去の成績も紹介します。
ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(マスターズ1000)
ロレックス・モンテカルロ・マスターズは、フランスのロクブリュヌ=カップ=マルタンにあるモンテカルロ・カントリークラブで開催されるATPワールドツアー・マスターズ1000の大会です。
冠スポンサーはスイスの高級腕時計メーカーである「ロレックス」。
前年トップ30だった選手にはマスターズ1000の大会への出場義務がありますが、モンテカルロ・マスターズは例外として出場義務は課せられていません。
大会概要
大会名 | ロレックス・モンテカルロ・マスターズ (Rolex Monte-Carlo Masters) |
別名 | モンテカルロ・マスターズ |
カテゴリ | マスターズ1000 |
開催期間 | 2018年 4月15日 ~ 4月22日 |
開催地 | モナコ/モンテカルロ |
会場 | モンテカルロ・カントリークラブ |
サーフェス | クレーコート |
ドロー | 56(シングルス) |
賞金総額 | €4,872,105(約6億3,730万円) |
日本との時差 | -7時間(サマータイム中) |
モンテカルロ・マスターズでの獲得ポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | 獲得ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 1,000 | €935,385 (約1億2,230万円) |
準優勝 | 600 | €458,640 (約6,000万円) |
準決勝 | 360 | €230,830 (約3,020万円) |
準々決勝 | 180 | €117,375 (約1,540万円) |
3回戦 | 90 | €60,945 (約800万円) |
2回戦 | 45 | €32,135 (約420万円) |
1回戦 | 10 | €17,350 (約230万円) |
※賞金(日本円)について、2018年4月4日時点での1ユーロ130.80円で換算。
歴代優勝者
モンテカルロ・マスターズの過去10年の優勝者を紹介します。
大会のシングルス最多優勝記録はラファエル・ナダルの10回で、ナダルは2005年~2012年に8連覇も達成しています。
・ナダル:2005~2012、2016、2017
2017年は第4シードのラファエル・ナダルが決勝で第15シードのアルベルト・ラモス ビノラスを6-1、6-3のストレートで破り、モンテカルロ・マスターズ10回目の優勝を飾りました。(2017年の結果はこちら)
年 | 優勝者 |
---|---|
2017 | ラファエル・ナダル |
2016 | ラファエル・ナダル |
2015 | ノバク・ジョコビッチ |
2014 | スタン・ワウリンカ |
2013 | ノバク・ジョコビッチ |
2012 | ラファエル・ナダル |
2011 | ラファエル・ナダル |
2010 | ラファエル・ナダル |
2009 | ラファエル・ナダル |
2008 | ラファエル・ナダル |
大会日程
4月15日(土)と4月16日(日)に予選が行われます。
本戦は4月16日(日)からの8日間開催で、4月22日(日)に決勝が行われます。
日付 | ラウンド |
---|---|
4月14日(土) | 予選 |
4月15日(日) | 予選・1回戦 |
4月16日(月) | 1回戦 |
4月17日(火) | 1回戦・2回戦 |
4月18日(水) | 2回戦 |
4月19日(木) | 3回戦 |
4月20日(金) | 準々決勝 |
4月21日(土) | 準決勝 |
4月22日(日) | 決勝 |
4月22日(日)は、ダブルスの決勝が日本時間の18時30分、シングルスの決勝が日本時間の21時30分に開始予定となっています。
エントリー選手
モンテカルロ・マスターズに出場予定の選手(DAの45名)、各選手の2017年の同大会での結果を紹介します。
日本人選手では、錦織圭と杉田祐一が出場予定。
ランキング上位16名にシードが与えられ、第1シードから第8シード選手は1回戦が免除され2回戦からの出場となります。
<シングルスの出場枠56>
・本戦ストレートイン (DA):45名
・ワイルドカード (WC):4名
・予選通過者 (Q):7名
<欠場者の情報>
フェレール、ツォンガ、モンフィス、メイヤーは欠場となりました。
※世界ランキング「Rank」は2018年4月9日付のランキングです。
シード | 選手名 | Rank | 2017年 |
---|---|---|---|
1 | ラファエル・ナダル | 1位 | 優勝 |
2 | マリン・チリッチ | 3位 | ベスト8 |
3 | アレクサンダー・ズベレフ | 4位 | 3回戦 |
4 | グリゴール・ディミトロフ | 5位 | 2回戦 |
5 | ドミニク・ティエム | 7位 | 3回戦 |
6 | ダビド・ゴファン | 10位 | ベスト4 |
7 | リュカ・プイユ | 11位 | ベスト4 |
8 | パブロ・カレーニョ ブスタ | 12位 | 3回戦 |
9 | ノバク・ジョコビッチ | 13位 | ベスト8 |
10 | ディエゴ・シュワルツマン | 15位 | ベスト8 |
11 | ロベルト・バウティスタ アグート | 17位 | 2回戦 |
12 | トマーシュ・ベルディヒ | 18位 | 3回戦 |
13 | ファビオ・フォニーニ | 20位 | 1回戦 |
14 | ミロシュ・ラオニッチ | 22位 | – |
15 | アルベルト・ラモス ビノラス | 23位 | 準優勝 |
16 | アドリアン・マナリノ | 25位 | 3回戦 |
カイル・エドマンド | 26位 | 2回戦 | |
フィリップ・クライノビッチ | 27位 | – | |
ボルナ・チョリッチ | 28位 | 1回戦 | |
ジレ・ミュラー | 29位 | 2回戦 | |
フェリシアーノ・ロペス | 31位 | 2回戦 | |
ダミール・ズムル | 32位 | 1回戦 | |
ダビド・フェレール | 33位 | – | |
フィリップ・コールシュライバー | 34位 | – | |
アンドレイ・ルブレフ | 35位 | 予選1回戦 | |
フェルナンド・ベルダスコ | 36位 | – | |
ジョーウィルフリード・ツォンガ | 37位 | 2回戦 | |
リシャール・ガスケ | 38位 | – | |
錦織 圭 | 39位 | – | |
カレン・ハチャノフ | 40位 | 2回戦 | |
パブロ・クエバス | 41位 | ベスト8 | |
ガエル・モンフィス | 42位 | – | |
杉田 祐一 | 43位 | 予選2回戦 | |
ロビン・ハーセ | 44位 | 2回戦 | |
デニス・シャポバロフ | 45位 | – | |
レオナルド・メイヤー | 46位 | – | |
ブノワ・ペール | 47位 | 1回戦 | |
ダニール・メドベデフ | 48位 | 1回戦 | |
ペーター・ゴヨブチック | 49位 | – | |
ジャレッド・ドナルドソン | 50位 | – | |
アレクサンドル・ドルゴポロフ | 52位 | – | |
アルヤズ・ベデネ | 53位 | – | |
ミーシャ・ズベレフ | 55位 | 1回戦 | |
パオロ・ロレンツィ | 57位 | 2回戦 | |
ヤン レナード・ストルフ | 60位 | 3回戦 |
※世界ランキング2位のロジャー・フェデラーは、2017年に続いて2018年もクレーコートシーズンのすべて大会を欠場となっています。
ドロー表
ドローセレモニー:日本時間 4月14日(土) 午前1時30分~。
ドロー表(PDF版)は、『 2018年ロレックス・モンテカルロ・マスターズのドロー表 』をご覧ください。
第1シードから第8シードまでのドローは下記のようになりました。
<トップハーフ>
[1] ナダル vs ティエム [5]
[4] ディミトロフ vs ゴファン [6]
<ボトムハーフ>
[3] A.ズベレフvs プイユ [7]
[2] チリッチ vs カレーニョブスタ [8]
錦織圭はボトムハーフのチリッチ山に入り、1回戦の対戦相手が世界ランキング18位の第12シードのトマーシュ・ベルディヒ(32歳・チェコ)に決まりました。
杉田祐一はボトムハーフのA.ズベレフ山に入り、1回戦の対戦相手が世界ランキング60位のヤンレナード・ストルフ(27歳・ドイツ)に決まりました。
<withdraw>
フィリップ・クライノビッチが左足の怪我、アレクサンドル・ドルゴポロフが右手首の怪我でwithdrawとなり、ラッキールーザーでフロリアン・マイヤーとミルザ・バシッチが出場となりました。
また、第8シードのカレーニョ ブスタが腰の怪我でwithdrawとなり、ギリェルモ・ガルシア ロペスがラッキールーザーで出場となりました。
ロレックス・モンテカルロ・マスターズの結果
2018年ロレックス・モンテカルロ・マスターズの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では、各ラウンド終了時の暫定ランキングも紹介しています。
・モンテカルロ・マスターズ「2回戦」の結果
・モンテカルロ・マスターズ「3回戦」の結果
・モンテカルロ・マスターズ「準々決勝」の結果
・モンテカルロ・マスターズ「準決勝」の結果
・モンテカルロ・マスターズ「決勝」の結果
放送予定
GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンドでの放送・配信が予定されています。
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
4月16日(月) | 1回戦 (録画) | 13:30~16:30 |
1回戦 | 18:00~27:30 | |
4月17日(火) | 1回戦・2回戦 | 18:00~27:30 |
4月18日(水) | 2回戦 | 18:00~27:30 |
4月19日(木) | 3回戦 | 18:00~27:30 |
4月20日(金) | 準々決勝 | 21:30~27:30 |
4月21日(土) | 準々決勝 (録画) | 6:00~11:00 |
準決勝 | 20:28~26:00 | |
4月22日(日) | ダブルス決勝 | 18:30~21:20 |
決勝 | 21:20~25:00 |
大会初日の4月15日(日)の試合は生中継ではなく、4月16日(月)の昼に録画での放送予定となっています。
また、4月20日(金)の放送予定について、17時30分から21時30分にプロ野球中継の予定が入っているため、この時間帯に行われる準々決勝の2試合は生中継ではなく、4月21日(土)の朝に録画での放送予定となっています。
NHK・BS1
NHKでは、BS1またはサブチャンネルのBS102chで錦織が出場する試合を中心に1回戦から決勝まで9試合を生中継で放送予定。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
4月15日(日) | 1回戦 | 18:00~(20:00) |
4月16日(月) | 1回戦 | 19:30~(21:50) |
4月17日(火) | 1回戦 | 20:00~(22:30) |
4月18日(水) | 2回戦 | 18:00~(19:50) |
4月19日(木) | 3回戦 | 22:30~(24:50) |
4月20日(金) | 準々決勝 | 21:00~(22:50) |
4月21日(土) | 準決勝 | 20:30~(24:30) |
4月22日(日) | 決勝 | 21:30~(23:30) |
・4月15日(日):「クライノビッチ vs ロレンツィ」
・4月16日(月):「錦織 vs ベルディヒ」
・4月17日(火):「杉田 vs ストルフ」(放送開始時間が20:30から20:00からに変更)
・4月18日(水):「錦織 vs メドベデフ」
・4月19日(木):「錦織 vs セッピ」
・4月20日(金):「錦織 vs チリッチ」
・4月21日(土):「ナダル vs ディミトロフ」「A.ズベレフ vs 錦織」(錦織の試合は22時30分以降に開始予定)
・4月22日(日):「ナダル vs 錦織」
WOWOWメンバーズオンデマンド
WOWOWでは、WOWOWメンバーズオンデマンドで1回戦から決勝までを配信予定。
錦織の過去の成績
錦織のモンテカルロ・マスターズでの過去の成績を紹介します。
錦織選手は2012年に1度だけ出場しましたが、出場義務大会ではないため2012年以外は不参加となっています。
年 | 結果 | 対戦相手 |
---|---|---|
2012 | 3回戦 | トマーシュ・ベルディヒ |
例年、錦織はモンテカルロ・マスターズの翌週に開催されるATP500のバルセロナ・オープンからクレーコートシーズンを始動していましたが、今シーズンは怪我から復帰後に体調不良(風邪)もあって試合数をこなせていないこともあり、試合勘を取り戻すためにモンテカルロ・マスターズにも出場予定となっています。
最後に
モンテカルロ・マスターズはマスターズの中で出場義務がない大会ではありますが、ナダルをはじめ多くのトップ選手が出場予定となっています。
今年もクレーコートシーズンでのナダルとティエムの活躍が期待されますが、両選手とも怪我明けということもあって状態が心配される中、本大会でどういうプレーを見せてくれるのかに注目です。
コメント
2017年は手首の怪我で半年近くも、ワールドツアーに、出場できなかった圭君よ!。
その怪我も、回復した今、2018年は、本当の気持ちを出して、プレイすると、日本の大勢のファンに、誓ってくれ!みんな君を、世界のベスト8に、返り咲くことを願っているのだから!。本当に頼んだよ!、圭君!。