2019年2月11日から2月17日(2019年第7週)にロッテルダム(オランダ)で開催のATPツアー500「ABNアムロ・ワールド・テニス・トーナメント」。
錦織圭の準決勝の対戦相手は、世界ランキング68位のスタン・ワウリンカ(33歳・スイス)。
錦織とワウリンカのプレイヤー情報、試合結果とスタッツを見ていきます。
プレイヤー情報
過去の対戦成績は、錦織の4勝、ワウリンカの5勝。
ハードコートでは、錦織の4勝、ワウリンカの4勝。
直近の対戦は2018年のウエスタン&サザン・オープン(ハードコート)の2回戦で、ワウリンカがセットカウント2-0(6-4、6-4)で勝利しています。
※2019年2月16日時点(試合前)
錦織 圭 | ワウリンカ | |
4 勝 | 対戦成績 | 5 勝 |
7位 (4位) | 最新ランク (最高) | 68位 (3位) |
日本 | 国籍 | スイス |
29歳 | 年齢 | 33歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1985年3月28日 |
178cm / 73kg | 身長 / 体重 | 183cm / 81kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 片手 |
2007年 | プロ転向 | 2002年 |
11勝1敗 | 2019年成績 | 6勝3敗 |
1回 | 2019年優勝回数 | 0回 |
385勝177敗 | 通算成績 | 488勝282敗 |
12回 | 通算優勝回数 | 16回 |
準決勝「錦織 vs ワウリンカ」の結果
2月16日(土):センターコート 第3試合(Night session 第1試合)
[1] 錦織 圭 (7位) | 1 | 2 | 6 | 4 |
スタン・ワウリンカ (68位) | 2 | 6 | 4 | 6 |
試合時間:2時間13分 |
---|
第1シードの錦織圭(29歳・日本)はスタン・ワウリンカ(33歳・スイス)にセットカウント1-2(2-6、6-4、4-6)で敗れ、準決勝で敗退となりました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ● | ○ | – | – | – | – | 2 | ||||||
ワウリンカ | ○ | ● | ○ | ● | ○ | ● | – | – | – | – | 6 | ||
○:キープ、●:ブレーク |
ワウリンカのサービスで試合開始。
第1ゲーム、ラリー戦でワウリンカのバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、ワウリンカのサービスエース、バックハンドのパッシングショットでのポイント、錦織のフォアハンドのミスがあり、ワウリンカがラブゲームでキープ。
第2ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイント、ワウリンカのフォアハンドのダウンザラインへのウィナーとバックハンドの連続ミス(40-15)、サービスダッシュに出た錦織の足元に沈めるワウリンカのリターンでのポイント、ワウリンカのバックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、デュースへ。
デュース1回目、錦織にフォアハンドのミスが出て、ワウリンカにブレークポイントが来ます。
ワウリンカのフォアハンドのダウンザラインへのパッシングショットのウィナーが決まり、ワウリンカがブレークに成功。
第3ゲーム、錦織のフォアハンドのミス、ワウリンカのセカンドサーブでのポイント(30-0)、錦織のバックハンドのクロスへのウィナーとバックハンドのクロスへのリターンでのポイント(30-30)、ワウリンカのファーストサーブでのポイント、錦織のバックハンドのミスがあり、ワウリンカがキープ。
第4ゲーム、錦織のセカンドサーブでのポイント、ファーストサーブでのポイント(30-0)、錦織のバックハンドのミス、ボレーのミス、バックハンドのミスがあり、30-40とワウリンカにブレークポイントが来ます。
錦織がファーストサーブでポイントを取り、デュースへ。
デュース1回目、ワウリンカが先に攻撃を仕掛けてポイントを取り、ワウリンカにブレークポイントが来ます。
錦織にフォアハンドのミスが出て、ワウリンカがブレークに成功。
第5ゲーム、錦織が先に攻撃を仕掛けてのスマッシュのウィナー、錦織の連続攻撃でのポイント(0-30)、ワウリンカのバックハンドのクロスへのショットでのポイント、錦織のバックハンドのミス(30-30)、ワウリンカのダブルフォルトがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。
ワウリンカがフォアハンドの逆クロスへの深いショットでのポイントを取り、デュースへ。
デュース1回目、錦織のバックハンドのスライスのダウンザラインへのウィナーが決まり、錦織にブレークポイントが来ます。
錦織がバックハンドのダウンザラインへのパッシングショットでポイントを取り、錦織がブレークを1つ返します。
第6ゲーム、ワウリンカのリターンミス(15-0)、錦織のフォアハンドのミス、ワウリンカのバックハンドのストレートへのショットでのポイント、ワウリンカの見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、15-40とワウリンカにブレークポイントが来ます。
錦織のフォアハンドのクロスへのショットでのポイント、ワウリンカのバックハンドのミスがあり、デュースへ。
デュース1回目、錦織のファーストサーブでのポイント、ワウリンカのフォアハンドのクロスへのパッシングショットのウィナー。
デュース2回目、錦織のファーストサーブでのポイント、ドロップショットのウィナーがあり、錦織がキープ。
第7ゲーム、ワウリンカのファーストサーブでのポイント、フォアハンドのクロスへのウィナー、フォアハンドのミス、ファーストサーブでのポイント(40-15)、フォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、ワウリンカがキープ。
第8ゲーム、ワウリンカのバックハンドのクロスへのパッシングショットでのポイント、錦織のファーストサーブでのポイント、フォアハンドのミス(15-30)、ファーストサーブでのポイント、バックハンドのストレートへのショットでのポイント(40-30)、錦織のフォアハンドのミスがあり、デュースへ。
デュース1回目、錦織にフォアハンドのミスが出て、ワウリンカにセットポイント(ブレークポイント)が来ます。
ワウリンカの見事なバックハンドのクロスへのアングルショットのウィナーが決まり、ワウリンカがブレークをして第1セットを先取。
錦織 | 第1セット | ワウリンカ |
0 | サービスエース | 1 |
0 | ダブルフォルト | 1 |
79% (27/34) | ファーストサーブ確率 | 48% (11/23) |
44% (12/27) | 1st Serve Points Won | 82% (9/11) |
43% (3/7) | 2nd Serve Points Won | 50% (6/12) |
50% (1/2) | ブレーク / チャンス | 50% (3/6) |
1/7 | ネットポイント | 1/2 |
44% (15/34) | Service Points Won | 65% (15/23) |
35% (8/23) | Return Points Won | 56% (19/34) |
40% (23/57) | Total Points Won | 60% (34/57) |
4 | Winner 合計 | 9 |
3 | フォアハンド | 5 |
1 | バックハンド | 3 |
0 | サーブ | 1 |
14 | Unforced error 合計 | 9 |
8 | フォアハンド | 2 |
6 | バックハンド | 6 |
0 | サーブ | 1 |
第2セット
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ● | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | – | – | 6 | ||||
ワウリンカ | ○ | ● | ○ | ○ | – | – | 4 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
ワウリンカのサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、錦織のリターンでのポイント、ワウリンカのファーストサーブでのポイント、ラリー戦でワウリンカのバックハンドのミス(15-30)、ワウリンカのフォアハンドの逆クロスへのウィナーとフォアハンドのミスがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織にフォアハンドのミスが出て、デュースへ。
デュース1回目、錦織がフォアハンドのクロスへのショットでポイントを取り、錦織にブレークポイントが来ますが、錦織のリターンミス(ネットアウト)。
デュース2回目、錦織が先に攻撃を仕掛けてフォアハンドのクロスへのウィナーを決め、錦織にブレークポイントが来ます。
ロングラリーでワウリンカのバックハンドのダウンザラインへのショットがサイドアウトとなり、錦織がブレークに成功。
第2ゲーム、錦織のフォアハンドの連続ミス(0-30)、ロングラリーでの錦織のポイント、錦織のダブルフォルトがあり、15-40とワウリンカにブレークポイントが来ます。
ラリー戦でワウリンカのバックハンドのミス、錦織のドロップショットでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、ラリー戦でワウリンカがバックハンドのクロスへのショットでポイントを取り、ワウリンカにブレークポイントが来ますが、錦織が先に攻撃を仕掛けてのスマッシュのウィナー。
デュース2回目、錦織のバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、フォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、錦織がキープ。
第3ゲーム、ワウリンカのバックハンドのミス、ラリー戦でワウリンカのバックハンドのミス、ワウリンカのフォアハンドのミスがあり、0-40と錦織にブレークポイントが来ます。
ワウリンカのクロスへのウィナーで15-40となった後、ワウリンカにバックハンドのミスが出て、錦織がブレークに成功。
第4ゲーム、錦織のドロップショットのウィナー、ファーストサーブでのポイント(30-0)、ワウリンカのフォアハンドのパッシングショットでのポイント、錦織のバックハンドのミス(30-30)、ワウリンカのバックハンドのミス(40-30)、錦織のフォアハンドのクロスへのウィナーがあり、錦織がキープ。
第5ゲーム、ワウリンカのフォアハンドの深いショットでのポイント、ファーストサーブでのポイント、フォアハンドの逆クロスへのショットでのポイント、ファーストサーブでのポイントがあり、ワウリンカがラブゲームでキープ。
第6ゲーム、ワウリンカのバックハンドのミス、錦織のもったいないフォアハンドのミス、錦織の連続攻撃からの見事なバックハンドのクロスへのウィナー、錦織のドロップショットのウィナー(40-15)、錦織のスマッシュのミス、ワウリンカの見事なフォアハンドのクロスへのパッシングショットのウィナーがあり、デュースへ。
デュース1回目、ワウリンカのバックハンドのクロスへのウィナーが決まり、ワウリンカにブレークポイントが来ますが、錦織が先に攻撃を仕掛けてのボレーのウィナー。
デュース2回目、錦織にダブルフォルトが出て、ワウリンカにブレークポイントが来ますが、ロングラリーでの錦織の見事なフォアハンドのクロスへのウィナー。
デュース3回目、ワウリンカのバックハンドのダウンザラインへのパッシングショットのウィナーが決まり、ワウリンカにブレークポイントが来ます。
錦織にバックハンドのミスが出て、ワウリンカがブレークを1つ返します。
第7ゲーム、ワウリンカのバックハンドのストレートへのショットでのポイント、フォアハンドのミス、錦織のリターンミス、錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのリターンエース(30-30)、ワウリンカのフォアハンドのドライブボレーのウィナー(40-30)、錦織のフォアハンドのミスがあり、ワウリンカがキープ。
第8ゲーム、錦織のバックハンドのストレートへのショットでのポイント、錦織が先に攻撃を仕掛けてのスマッシュでのポイント、錦織の見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、フォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第9ゲーム、錦織のバックハンドのミス、錦織のバックハンドのスライスのアプローチショットでのポイント、ワウリンカのファーストサーブでのポイント、セカンドサーブでのポイント(40-15)、錦織のボレーでのポイント、ワウリンカのフォアハンドのドライブボレーのウィナーがあり、ワウリンカがキープ。
第10ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
ワウリンカのバックハンドのミス、錦織のバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、スマッシュのウィナーがあり、40-0と錦織にセットポイントが来ます。
錦織の見事なバックハンドのクロスへのアングルショットのウィナーが決まり、錦織が第2セットを取ります。
錦織 | 第2セット | ワウリンカ |
0 | サービスエース | 0 |
2 | ダブルフォルト | 0 |
50% (18/36) | ファーストサーブ確率 | 58% (18/31) |
67% (12/18) | 1st Serve Points Won | 67% (12/18) |
61% (11/18) | 2nd Serve Points Won | 38% (5/13) |
40% (2/5) | ブレーク / チャンス | 17% (1/6) |
5/9 | ネットポイント | 3/5 |
64% (23/36) | Service Points Won | 55% (17/31) |
45% (14/31) | Return Points Won | 36% (13/36) |
55% (37/67) | Total Points Won | 45% (30/67) |
14 | Winner 合計 | 7 |
9 | フォアハンド | 5 |
5 | バックハンド | 2 |
0 | サーブ | 0 |
13 | Unforced error 合計 | 13 |
8 | フォアハンド | 3 |
3 | バックハンド | 10 |
2 | サーブ | 0 |
ファイナルセット
ファイナルセット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ○ | ○ | – | – | 4 | ||||||
ワウリンカ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | – | – | 6 | ||||
○:キープ、●:ブレーク |
ワウリンカのサービスでファイナルセット開始。
第1ゲーム、ワウリンカが先に攻撃を仕掛けてのポイント、ワウリンカのバックハンドのミス、錦織のフォアハンドのミス、ワウリンカのサービスエース(40-15)、サービスエースがあり、ワウリンカがキープ。
第2ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイント、ワウリンカのフォアハンドの逆クロスへのパッシングショットのウィナー、錦織のフォアハンドのクロスへのショットでのポイント、錦織のボレーのミス(30-30)、錦織のフォアハンドのアプローチショットでのポイント、ラリー戦でワウリンカのフォアハンドのミスがあり、錦織がキープ。
第3ゲーム、ワウリンカのバックハンドのミス、フォアハンドのドライブボレーでのポイント、ラリー戦でワウリンカのフォアハンドのミス(15-30)、ファーストサーブでのポイント、サービスエース(40-30)、ファーストサーブでのポイントがあり、ワウリンカがキープ。
第4ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイント、バックハンドのダウンザラインへのウィナー、バックハンドのクロスへのショットでのポイント(40-0)、ワウリンカのフォアハンドのクロスへのパッシングショットのウィナー、錦織のバックハンドのクロスへのウィナーがあり、錦織がキープ。
第5ゲーム、ワウリンカのサービスエース、フォアハンドのアプローチショットでのポイント、ボレーのウィナー(40-0)、錦織がすばらしいディフェンスを見せてのポイント、ワウリンカのファーストサーブでのポイントがあり、ワウリンカがキープ。
第6ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイントとバックハンドのミス、ワウリンカのバックハンドのミス(30-15)、ワウリンカのフォアハンドのウィナーとフォアハンドのクロスへのパッシングショットでのポイントがあり、30-40とワウリンカにブレークポイントが来ます。
ラリー戦で錦織がフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのショットでポイントを取り、デュースへ。
デュース1回目、錦織のフォアハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、ファーストサーブでのポイントがあり、錦織がキープ。
第7ゲーム、ワウリンカのサービスエース、ラリー戦でワウリンカのバックハンドのミス、ワウリンカの見事なフォアハンドのボレーのウィナー、錦織のフォアハンドのミス(40-15)、ワウリンカのフォアハンドのミス、サービスエースがあり、ワウリンカがキープ。
第8ゲーム、ラリー戦でワウリンカのバックハンドのミス、ワウリンカのフォアハンドのクロスへのパッシングショットのウィナー、ワウリンカのリターンミス、錦織のフォアハンドの逆クロスへのショットでのポイント(40-15)、ラリー戦での錦織のポイントがあり、錦織がキープ。
第9ゲーム、ワウリンカのバックハンドのミス、強烈なフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、バックハンドのクロスへのパッシングショットのウィナー(ワウリンカ吠える)、サービスエース(40-15)、ラリー戦でワウリンカの見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、ワウリンカがキープ。
第10ゲーム、ワウリンカのバックハンドのミス、ワウリンカの見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織のバックハンドのミス(15-30)、ラリー戦でワウリンカのバックハンドのミス(30-30)、ロングラリーでワウリンカのフォアハンドのクロスへのウィナーがあり、30-40とワウリンカにマッチポイント(ブレークポイント)が来ます。
セカンドサーブに対してワウリンカがフォアハンドに回り込んでダウンザラインへのリターンエースを決め、ワウリンカがブレークをして勝利。
錦織 | ファイナルセット | ワウリンカ |
0 | サービスエース | 7 |
0 | ダブルフォルト | 0 |
67% (20/30) | ファーストサーブ確率 | 70% (19/27) |
55% (11/20) | 1st Serve Points Won | 84% (16/19) |
80% (8/10) | 2nd Serve Points Won | 50% (4/8) |
0% (0/0) | ブレーク / チャンス | 50% (1/2) |
3/9 | ネットポイント | 5/7 |
63% (19/30) | Service Points Won | 74% (20/27) |
26% (7/27) | Return Points Won | 37% (11/30) |
46% (26/57) | Total Points Won | 54% (31/57) |
1 | Winner 合計 | 19 |
0 | フォアハンド | 9 |
1 | バックハンド | 3 |
0 | サーブ | 7 |
5 | Unforced error 合計 | 15 |
2 | フォアハンド | 4 |
3 | バックハンド | 11 |
0 | サーブ | 0 |
試合振り返り・スタッツ
第1セット、ワウリンカがバックハンドのダウンザラインへのショットで錦織より先に攻撃を仕掛けて主導権を握り、第2ゲームと第4ゲームをワウリンカがブレークをして4ゲームを連取。
第5ゲームで錦織が1つブレークを返しますが、第8ゲームでワウリンカがブレークをして第1セットを先取。
第2セット、錦織のストロークが良くなって来ると、ワウリンカにミスが増え始め、第1ゲームと第3ゲームを錦織がブレークをして4ゲームを連取。
ワウリンカの調子が戻ってくる前に一気にセットを取りたかったところでしたが、第6ゲームで錦織のもったいないミスなどがあり、ワウリンカが1つブレークを返します。
その後はお互いキープをして、錦織が第2セットを取ります。
ファイナルセット、ワウリンカのサーブが絶好調となり、錦織はリターンゲームでラリー戦に持ち込めずにお互いキープの展開へ。
第9ゲームでワウリンカがギアを上げてキープをして錦織にプレッシャーをかけ、第10ゲームで勝負を仕掛けたワウリンカがブレークをして勝利。
この試合、錦織はネットプレーを何度も試みましたが、ワウリンカにしっかりと対応されてしまい、流れを悪くしてしまったかなと思います。(ワウリンカのパッシングショットが浮いたり、コースを狙いすぎてミスになったりすることがまったくなく、錦織としてはネットプレーでショートポイントが思うように取れなかったのは誤算だったかもしれません。)
ファイナルセットではワウリンカはリターンを浅めに返すなど、意図的に錦織にネットに出させようとしている感じもありました。
また、ワウリンカのバックハンドのダウンザラインへの攻撃が少なくなってストロークのミスも増えていたこともあり、ラリー戦に持ち込めば錦織に分がある感じではありましたが、ファイナルセットでのワウリンカのファーストサーブの確率(サービスエース7本)、勝負所でのギアの上げ方など、ワウリンカの集中力、勝負強さが上回ったかなと思います。
残念ながら錦織は負けてしまいましたが、ハイレベルなラリー戦やスーパーショットが多く見られ、見応えのある試合でした。
錦織 | Match | ワウリンカ |
0 | サービスエース | 8 |
2 | ダブルフォルト | 1 |
65% (65/100) | ファーストサーブ確率 | 59% (48/81) |
54% (35/65) | 1st Serve Points Won | 77% (37/48) |
63% (22/35) | 2nd Serve Points Won | 45% (15/33) |
43% (3/7) | ブレーク / チャンス | 36% (5/14) |
9/25 | ネットポイント | 9/14 |
57% (57/100) | Service Points Won | 64% (52/81) |
36% (29/81) | Return Points Won | 43% (43/100) |
48% (86/181) | Total Points Won | 52% (95/181) |
19 | Winner 合計 | 35 |
12 | フォアハンド | 19 |
7 | バックハンド | 8 |
0 | サーブ | 8 |
32 | Unforced error 合計 | 37 |
18 | フォアハンド | 9 |
12 | バックハンド | 27 |
2 | サーブ | 1 |
錦織が次に出場する大会は!?
錦織圭が次に出場する大会は、2月25日から3月2日にドバイ(アラブ首長国連邦)で開催されるATP500「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」。

ドバイ・デューティフリー・テニス選手権には、錦織、フェデラー、チリッチ、ハチャノフ、チチパス、チョリッチ、ラオニッチ、メドベージェフらが出場予定となっています。
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