2019年5月26日から6月9日(2019年第22~23週)にパリ(フランス)で開催されるグランドスラム「全仏オープン(ローラン・ギャロス)」の準々決勝の結果(男子シングルス)、準々決勝後の暫定ランキング、放送予定を見ていきます。
準々決勝の対戦カードは次のように決まりました。
<トップハーフ>
[1] ジョコビッチ vs ズベレフ [5]
[4] ティーム vs ハチャノフ [10]
<ボトムハーフ>
[24] ワウリンカ vs フェデラー [3]
[7] 錦織 vs ナダル [2]
錦織の試合は、日本時間の6月4日(火)22時30分から23時30分頃に開始予定。
2019年 全仏オープン 準々決勝の結果
全仏オープンの準々決勝の結果です。
<日程>
・6月4日(火):準々決勝 ボトムハーフ
・6月5日(水):準々決勝 トップハーフ → 雨で試合がキャンセルとなり、翌日に順延
・6月6日(木):準々決勝 トップハーフ
日本とパリの時差:-7時間(日本の方が7時間進んでいます)
<コート>
・PC:Philippe Chatrier
・SL:Suzanne Lenglen
※スコアにある各選手の()内の数字は2019年5月27日付の世界ランキングです。
トップハーフ | ||||||
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[1] ノバク・ジョコビッチ (1) | 3 | 7 | 6 | 6 | ||
[5] アレクサンダー・ズベレフ (5) | 0 | 5 | 2 | 2 | ||
[4] ドミニク・ティーム (4) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
[10] カレン・ハチャノフ (11) | 0 | 2 | 4 | 2 | ||
ボトムハーフ | ||||||
[24] スタン・ワウリンカ (28) | 1 | 64 | 6 | 65 | 4 | |
[3] ロジャー・フェデラー (3) | 3 | 77 | 4 | 77 | 6 | |
[7] 錦織 圭 (7) | 0 | 1 | 1 | 3 | ||
[2] ラファエル・ナダル (2) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
以下、各試合の簡単な試合の振り返りとハイライト動画です。(試合後に追記していきます)
準々決勝「ジョコビッチ vs ズベレフ」
過去の対戦成績は、ジョコビッチの2勝、ズベレフの2勝。
クレーコートでは、ジョコビッチの0勝、ズベレフの1勝。
直近の対戦は2018年のNitto ATPファイナルズ(室内ハードコート)の決勝で、ズベレフがセットカウント2-0(6-4、6-3)で勝利しています。
[1] ノバク・ジョコビッチ (1) | 3 | 7 | 6 | 6 | ||
[5] アレクサンダー・ズベレフ (5) | 0 | 5 | 2 | 2 | ||
試合時間:2時間9分 |
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第1シードのノバク・ジョコビッチ(32歳・セルビア)が第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(22歳・ドイツ)をセットカウント3-0(7-5、6-2、6-2)で破り、全仏オープン3年ぶり9回目の準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第3ゲームでズベレフにブレークポイントが2本(15-40)、第5ゲームでズベレフにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、ジョコビッチがピンチを凌いでキープ。
第9ゲームでズベレフがブレークをし、第10ゲームでズベレフのサービングフォーザセットを迎えますが、土壇場でジョコビッチがブレークバックに成功。
第12ゲーム、15-40のジョコビッチのセットポイント(ブレークポイント)2本はズベレフが凌ぎましたが、デュース1回目で再びジョコビッチにブレークポイントが来ます。
ズベレフにダブルフォルトが出て、ジョコビッチがブレークをして第1セットを先取。
第2セット
第2ゲーム、ジョコビッチがブレークに成功。(15-40でズベレフのダブルフォルト)
第4ゲーム、ジョコビッチにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、ズベレフがキープ。
第8ゲーム、30-40のジョコビッチのセットポイント(ブレークポイント)1本はズベレフが凌ぎます。
デュース1回目のズベレフのアドバンテージからズベレフに3連続でダブルフォルトが出て、ジョコビッチがブレークをして第2セットも取ります。
第3セット
第1ゲーム、ズベレフにブレークポイントが2本(30-40、デュース1回目)ありましたが、ジョコビッチがキープ。
第6ゲーム、30-40のジョコビッチのブレークポイントでズベレフにボレーミスが出て、ジョコビッチがブレークに成功。
第7ゲーム、ズベレフにブレークポイントが2本(15-40)ありましたが、ジョコビッチがキープ。
第8ゲーム、ジョコビッチがブレークをして勝利。
ハイライト動画
準々決勝「ジョコビッチ vs ズベレフ」のハイライト動画です。
準々決勝「ティーム vs ハチャノフ」
過去の対戦成績は、ティームの0勝、ハチャノフの1勝。
クレーコートでは初対戦となります。
過去1回の対戦は2018年のロレックス・パリ・マスターズ(室内ハードコート)の準決勝で、ハチャノフがセットカウント2-0(6-4、6-1)で勝利しています。
[4] ドミニク・ティーム (4) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
[10] カレン・ハチャノフ (11) | 0 | 2 | 4 | 2 | ||
試合時間:1時間47分 |
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第4シードのドミニク・ティーム(25歳・オーストリア)が第10シードのカレン・ハチャノフ(23歳・ロシア)をセットカウント3-0(6-2、6-4、6-2)で破り、全仏オープン4年連続4回目の準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第3ゲーム、ティームがブレークに成功。
ティームは第7ゲームもブレークをし、サービスゲームではブレークポイントを与えずにキープを続け、ティームが第1セットを先取。
第2セット
お互いにブレークポイントを与えずにキープを続けていきますが、第9ゲームでティームが30-40のワンチャンスをモノにしてブレークに成功。
第10ゲーム、ティームのサービングフォーザセット。
40-15からハチャノフが粘りを見せてデュースまで行きますが、デュース1回目でティームがキープをして第2セットも取ります。
第3セット
第5ゲーム、ティームがブレークに成功。(30-40でハチャノフのダブルフォルト)
第7ゲーム、ティームがラブゲームでブレークに成功。
第8ゲーム、ティームのサービングフォーザマッチ。
最後も危なげなくキープをしたティームが勝利。
ティームはウィナー29本に対してアンフォーストエラーがわずか12本、サービスゲームではブレークポイントを1本も与えないなど、完勝の内容でした。
ハイライト動画
準々決勝「ティーム vs ハチャノフ」のハイライト動画です。
準々決勝「ワウリンカ vs フェデラー」
過去の対戦成績は、ワウリンカの3勝、フェデラーの22勝。
クレーコートでは、ワウリンカの3勝、フェデラーの4勝。
直近の対戦は2019年のBNPパリバ・オープン(ハードコート)の3回戦で、フェデラーがセットカウント2-0(6-3、6-4)で勝利しています。
[24] スタン・ワウリンカ (28) | 1 | 64 | 6 | 65 | 4 | |
[3] ロジャー・フェデラー (3) | 3 | 77 | 4 | 77 | 6 | |
試合時間:3時間35分 |
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第3シードのロジャー・フェデラー(37歳・スイス)が第24シードのスタン・ワウリンカ(34歳・スイス)をセットカウント3-1(7-6、4-6、7-6、6-4)で破り、全仏オープン7年ぶり8回目の準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1ゲームでフェデラーにブレークポイントが1本(30-40)、第5ゲームでフェデラーにブレークポイントが1本(30-40)、第7ゲームでフェデラーにブレークポイントが2本(30-40、デュース1回目)ありましたが、ワウリンカがピンチを凌いでキープ。
フェデラーの方はブレークポイントを与えずにキープを続け、タイブレークに突入。
4ポイント目でフェデラーが先にミニブレークをしますが、7ポイント目でワウリンカがミニブレーク。
9ポイント目でフェデラーがミニブレークをして5-4とリードすると、次のサービス2本をフェデラーがキープして第1セットを先取。
第2セット
第2ゲーム、フェデラーにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、ワウリンカがキープ。
第3ゲーム、デュース1回目でワウリンカがワンチャンスをモノにしてブレークに成功。
第4ゲーム、フェデラーにブレークポイントが2本(15-40)ありましたが、ワウリンカがキープ。
ワウリンカがキープを続けて第2セットを取ります。
第3セット
第4ゲーム、フェデラーにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、ワウリンカがキープ。
第7ゲームでワウリンカが先にブレークをしますが、第8ゲームでフェデラーがすぐにブレークバックに成功。
第10ゲームでフェデラーにセットポイント(ブレークポイント)が2本(30-40、デュース1回目)、第11ゲームでワウリンカにブレークポイントが2本(30-40、デュース1回目)ありましたが、お互いピンチを凌いでキープ。
タイブレークに入り、2ポイント目と6ポイント目でフェデラーがミニブレーク。
8ポイント目でワウリンカがミニブレークを1つ返しますが、フェデラーがタイブレークを制して第3セットを取ります。
第4セット
第3ゲームでフェデラーにブレークポイントが4本(15-40、デュース2回目、3回目)、第5ゲームでフェデラーにブレークポイントが1本(30-40)ありましたが、ワウリンカがピンチを凌いでキープ。
第9ゲーム、フェデラーがブレークに成功。
第10ゲーム、フェデラーのサービングフォーザマッチ。
ワウリンカにブレークポイントが1本(デュース1回目)ありましたが、デュース3回目でフェデラーがキープをして勝利。
ハイライト動画
準々決勝「ワウリンカ vs フェデラー」のハイライト動画です。
準々決勝「錦織 vs ナダル」
過去の対戦成績は、錦織の2勝、ナダルの10勝。
クレーコートでは、錦織の0勝、ナダルの4勝。
直近の対戦は2018年のモンテカルロ・マスターズ(クレーコート)の決勝で、ナダルがセットカウント2-0(6-3、6-2)で勝利しています。
[7] 錦織 圭 (7) | 0 | 1 | 1 | 3 | ||
[2] ラファエル・ナダル (2) | 3 | 6 | 6 | 6 | ||
試合時間:1時間51分 |
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第2シードのラファエル・ナダル(33歳・スペイン)が第7シードの錦織圭(29歳・日本)をセットカウント3-0(6-1、6-1、6-3)で破り、全仏オープン3年連続12回目の準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第2ゲーム、ナダルがブレークに成功。
第4ゲーム、ナダルにブレークポイントが1本(デュース1回目)ありましたが、錦織がキープ。
第6ゲーム、ナダルがブレークに成功。
ナダルはブレークポイントを与えずにキープを続け、ナダルが第1セットを先取。
第2セット
第1ゲームでナダルが先にブレークをしますが、第2ゲームで錦織がすぐにブレークバックに成功。
その後、第3ゲーム、第5ゲーム、第7ゲームもナダルがブレークをして第2セットも取ります。
第3セット
第1ゲームで錦織にブレークポイントが4本(15-40、デュース1回目、2回目)、第2ゲームでナダルにブレークポイントが2本(15-40)ありましたが、お互いピンチを凌いでキープ。
第4ゲーム、ナダルがブレークに成功。
ナダルがキープを続けて勝利。
錦織の準々決勝の結果については、『 錦織 vs ナダル 』の記事で詳しく紹介しています。
ハイライト動画
準々決勝「錦織 vs ナダル」のハイライト動画です。
ドロー表(ベスト32・結果)
準々決勝後の暫定ランキング(トップ30)
全仏オープンの準々決勝終了時点での暫定ランキングです。
ハチャノフに続いてフォニーニの初のトップ10入りが確定しました。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
round | result | 獲得 point |
QF後 point |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 11,995 | 準々決勝 | ○ | 720 | 12,715 |
2 | フェデラー | 5,950 | 準々決勝 | ○ | 720 | 6,670 |
3 | ナダル | 5,945 | 準々決勝 | ○ | 720 | 6,665 |
4 | A.ズベレフ | 4,000 | 準々決勝 | × | 360 | 4,360 |
5 | チチパス | 4,035 | 4回戦 | × | 180 | 4,215 |
6 | ティーム | 3,485 | 準々決勝 | ○ | 720 | 4,205 |
7 | 錦織 圭 | 3,680 | 準々決勝 | × | 360 | 4,040 |
8 | アンダーソン | 3,565 | 欠場 | – | 0 | 3,565 |
9 | ハチャノフ | 2,620 | 準々決勝 | × | 360 | 2,980 |
10 | フォニーニ | 2,605 | 4回戦 | × | 180 | 2,785 |
11 | イズナー | 2,715 | 欠場 | – | 0 | 2,715 |
12 | デルポトロ | 2,515 | 4回戦 | × | 180 | 2,695 |
13 | メドベージェフ | 2,615 | 1回戦 | × | 10 | 2,625 |
14 | チョリッチ | 2,435 | 3回戦 | × | 90 | 2,525 |
15 | チリッチ | 2,350 | 2回戦 | × | 45 | 2,395 |
16 | モンフィス | 1,875 | 4回戦 | × | 180 | 2,055 |
17 | バシラシビリ | 1,960 | 1回戦 | × | 10 | 1,970 |
18 | ラオニッチ | 1,960 | 欠場 | – | 0 | 1,960 |
19 | ワウリンカ | 1,355 | 準々決勝 | × | 360 | 1,715 |
20 | B アグート | 1,600 | 3回戦 | × | 90 | 1,690 |
21 | A アリアシム | 1,462 | 棄権 | – | 0 | 1,462 |
22 | ペラ | 1,410 | 2回戦 | × | 45 | 1,455 |
23 | シュワルツマン | 1,395 | 2回戦 | × | 45 | 1,440 |
24 | デミノー | 1,365 | 2回戦 | × | 45 | 1,410 |
25 | シャポバロフ | 1,380 | 1回戦 | × | 10 | 1,390 |
26 | プイユ | 1,295 | 2回戦 | × | 45 | 1,340 |
27 | ジェレ | 1,239 | 3回戦 | × | 90 | 1,329 |
28 | ペール | 1,123 | 4回戦 | × | 180 | 1,303 |
29 | エドマンド | 1,235 | 2回戦 | × | 45 | 1,280 |
30 | ベレッティーニ | 1,230 | 2回戦 | × | 45 | 1,275 |
基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年6月・全仏オープン後)』をご覧ください。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 2,000 |
準優勝 | 1,200 |
準決勝 | 720 |
準々決勝 | 360 |
4回戦 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
準々決勝の放送予定
WOWOW(WOWOWメンバーズオンデマンド)、テレビ東京での放送が予定されています。
WOWOW
WOWOWでは、1回戦から決勝までを連日生中継で放送予定。
また、WOWOWメンバーズオンデマンドでは、「ピックアップコートチャンネル」にてテレビで未放送の試合もライブ配信されます。
日付 | ラウンド | 開始時間 |
---|---|---|
6月4日(火) | 準々決勝 (男女S) | 20:50~ |
6月5日(水) | 準々決勝 (男女S) | 20:50~ |
6月6日(木) | 準々決勝 (男女S) | 18:55~ |
・S:シングルス
テレビ東京(地上波)
テレビ東京では、全仏オープンを地上波独占放送。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
6月4日(火) | 準々決勝 (錦織) | 22:54~24:54 |
<放送予定の対戦カード>
・6月4日(火) 準々決勝「錦織 vs R.ナダル」
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