2019年5月26日から6月9日(2019年第22~23週)にパリ(フランス)で開催されるグランドスラム「全仏オープン(ローラン・ギャロス)」。
トップ30の全仏オープン後の6月10日付のランキング試算を見ていきます。
2019年6月10日付のランキング試算
はじめに、2019年6月10日付のランキングについて、2018年の全仏オープンでのポイントが2019年6月10日に失効日を迎え、2019年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。
例外の選手については別途補足します。
2018年全仏オープンの振り返り
まずはトップ30の2018年の全仏オープンの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第1シードのナダルが第7シードのティームをセットカウント3-0(6-4、6-3、6-2)で破り、全仏オープン2年連続11回目の優勝を飾りました。
第5シードのデルポトロとチェッキナートがベスト4。
第2シードのA.ズベレフ、第3シードのチリッチ、第11シードのシュワルツマン、第20シードのジョコビッチがベスト8。
順位 | 選手名 | 5月27日 point |
2018年 全仏オープン |
---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 12,355 | ベスト8 |
2 | ナダル | 7,945 | 優勝 |
3 | フェデラー | 5,950 | – |
4 | ティーム | 4,685 | 準優勝 |
5 | A.ズベレフ | 4,360 | ベスト8 |
6 | チチパス | 4,080 | 2回戦 |
7 | 錦織 圭 | 3,860 | 4回戦 |
8 | アンダーソン | 3,745 | 4回戦 |
9 | デルポトロ | 3,235 | ベスト4 |
10 | イズナー | 2,895 | 4回戦 |
11 | ハチャノフ | 2,800 | 4回戦 |
12 | フォニーニ | 2,785 | 4回戦 |
13 | チリッチ | 2,710 | ベスト8 |
14 | メドベージェフ | 2,625 | 1回戦 |
15 | チョリッチ | 2,525 | 3回戦 |
16 | バシラシビリ | 1,970 | 1回戦 |
17 | モンフィス | 1,965 | 3回戦 |
18 | ラオニッチ | 1,960 | – |
19 | チェッキナート | 1,840 | ベスト4 |
20 | シュワルツマン | 1,755 | ベスト8 |
21 | バウティスタ アグート | 1,690 | 3回戦 |
22 | オジェ アリアシム | 1,482 | 予選2回戦 |
23 | ペラ | 1,460 | 2回戦 |
24 | シャポバロフ | 1,425 | 2回戦 |
25 | デミノー | 1,410 | 1回戦 |
26 | プイユ | 1,385 | 3回戦 |
27 | ベルダスコ | 1,370 | 4回戦 |
28 | ワウリンカ | 1,365 | 1回戦 |
29 | ゴファン | 1,325 | 4回戦 |
30 | エドマンド | 1,325 | 3回戦 |
トップ30の基礎ポイント
トップ30の基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 5月27日 point |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 12,355 | 360 | 11,995 |
2 | ナダル | 7,945 | 2,000 | 5,945 |
3 | フェデラー | 5,950 | 0 | 5,950 |
4 | ティーム | 4,685 | 1,200 | 3,485 |
5 | A.ズベレフ | 4,360 | 360 | 4,000 |
6 | チチパス | 4,080 | 45 | 4,035 |
7 | 錦織 圭 | 3,860 | 180 | 3,680 |
8 | アンダーソン | 3,745 | 180 | 3,565 |
9 | デルポトロ | 3,235 | 720 | 2,515 |
10 | イズナー | 2,895 | 180 | 2,715 |
11 | ハチャノフ | 2,800 | 180 | 2,620 |
12 | フォニーニ | 2,785 | 180 | 2,605 |
13 | チリッチ | 2,710 | 360 | 2,350 |
14 | メドベージェフ | 2,625 | 10 | 2,615 |
15 | チョリッチ | 2,525 | 90 | 2,435 |
16 | バシラシビリ | 1,970 | 10 | 1,960 |
17 | モンフィス | 1,965 | 90 | 1,875 |
18 | ラオニッチ | 1,960 | 0 | 1,960 |
19 | チェッキナート | 1,840 | 720 | 1,120 |
20 | シュワルツマン | 1,755 | 360 | 1,395 |
21 | バウティスタ アグート | 1,690 | 90 | 1,600 |
22 | オジェ アリアシム | 1,482 | 0 | 1,462* |
23 | ペラ | 1,460 | 70* | 1,410 |
24 | シャポバロフ | 1,425 | 45 | 1,380 |
25 | デミノー | 1,410 | 65* | 1,365 |
26 | プイユ | 1,385 | 90 | 1,295 |
27 | ベルダスコ | 1,370 | 180 | 1,190 |
28 | ワウリンカ | 1,365 | 10 | 1,355 |
29 | ゴファン | 1,325 | 180 | 1,145 |
30 | エドマンド | 1,325 | 90 | 1,235 |
- 5月27日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2019年5月27日付のATPランキングのポイント。
2019年6月10日に失効日を迎える2018年の全仏オープンのポイント。
※ペラ、デミノーは全仏オープンとチャレンジャー大会のポイントが失効します。
「基礎ポイント」=「5月27日ポイント」-「失効ポイント」
※ペラ、デミノーの基礎ポイントについて、全仏オープンとチャレンジャー大会の2大会のポイントが同時に失効するため、現在ランキングの対象外となっている中で一番ポイントが高い大会(ペラ:20ポイント、デミノー:20ポイント)が1つランキング対象の18大会に繰り上がります。
※オジェ アリアシムの基礎ポイントについて、2018年の全仏オープンの本戦に出場していないため(予選敗退)、現在ランキングの対象となっている大会のうちグランドスラムとマスターズを除いた最低ポイントの20ポイントが対象外に繰り下がります。
この「基礎ポイント」に2019年の全仏オープンのポイントを加算すれば、次回発表される6月10日付のATPランキングと同じになります。
基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 2,000 |
準優勝 | 1,200 |
準決勝 | 720 |
準々決勝 | 360 |
4回戦 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
暫定ランキング
「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
---|---|---|
1 | ジョコビッチ | 11,995 |
2 | フェデラー | 5,950 |
3 | ナダル | 5,945 |
4 | チチパス | 4,035 |
5 | A.ズベレフ | 4,000 |
6 | 錦織 圭 | 3,680 |
7 | アンダーソン | 3,565 |
8 | ティーム | 3,485 |
9 | イズナー | 2,715 |
10 | ハチャノフ | 2,620 |
11 | メドベージェフ | 2,615 |
12 | フォニーニ | 2,605 |
13 | デルポトロ | 2,515 |
14 | チョリッチ | 2,435 |
15 | チリッチ | 2,350 |
16 | ラオニッチ | 1,960 |
17 | バシラシビリ | 1,960 |
18 | モンフィス | 1,875 |
19 | バウティスタ アグート | 1,600 |
20 | オジェ アリアシム | 1,462 |
21 | ペラ | 1,410 |
22 | シュワルツマン | 1,395 |
23 | シャポバロフ | 1,380 |
24 | デミノー | 1,365 |
25 | ワウリンカ | 1,355 |
26 | プイユ | 1,295 |
27 | ジェレ | 1,239 |
28 | エドマンド | 1,235 |
29 | ベレッティーニ | 1,230 |
30 | キリオス | 1,225 |
<欠場者情報>
アンダーソン、イズナー、ラオニッチが欠場。
出場予定だったオジェ アリアシムはwithdrawとなりました。
トップ10の状況を見て行きます。
1位~3位
5月27日付の世界ランキングと変わらず、ジョコビッチの1位は確定。
フェデラーがナダルを抜いて暫定2位に上がりますが、二人のポイント差はわずか5ポイント。
暫定4位のチチパスと5位のズベレフは優勝すれば2位に上がる可能性がありますが、フェデラーとナダルが1回戦または2回戦敗退が条件となるため、フェデラーとナダルによる2位争いという状況です。
錦織のランキング
昨年準優勝のティームが暫定8位に順位を落とし、錦織は暫定6位に上がります。
錦織は暫定4位のチチパスとは355ポイント差で、全仏オープンの結果次第では4位の可能性があります。
ただ、対戦予想として2回戦で地元フランスのツォンガ、3回戦で今シーズン急成長中のジェレ、4回戦でメドベージェフ(または前週のリヨンで優勝した地元フランスのペール)、準々決勝でナダルと対戦するタフなドローとなっており、2回戦以降は難しい試合が予想されますが、ポイント的にも何とか準々決勝までは勝ち進んで欲しいところです。
10位争い
昨年ベスト4のデルポトロが暫定13位にまで順位を落とし、ハチャノフが暫定10位に上がりますが、欠場が決まっている暫定9位のイズナーから暫定15位のチリッチまで365ポイント差(10位から15位までは270ポイント差)しかないため、大会後に誰がトップ10に入ってくるか分からない状況となっています。
ハチャノフ、メドベージェフ、フォニーニ、チョリッチは初のトップ10入りがかかっています。
2019年 全仏オープンの結果
2019年全仏オープンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介しているので、ランキングの経過については下記の記事をご覧ください。
コメント