2018年12月31日から2019年1月6日(2019年第1週)にブリスベン(オーストラリア)で開催のATP250「ブリスベン国際」。
錦織圭の準々決勝の対戦相手は、世界ランキング19位のグリゴール・ディミトロフ(27歳・ブルガリア)。
錦織とディミトロフのプレイヤー情報、試合結果とスタッツを見ていきます。
プレイヤー情報
過去の対戦成績は、錦織の4勝、ディミトロフの1勝。
ハードコートでは、錦織の3勝、ディミトロフの1勝。
直近の対戦は2018年のBNLイタリア国際(クレー)の2回戦で、錦織がセットカウント2-1(6-7、7-5、6-4)で勝利しています。
※2019年1月3日時点(試合前)
錦織 圭 | ディミトロフ | |
4 勝 | 対戦成績 | 1 勝 |
9位 (4位) | 最新ランク (最高) | 19位 (3位) |
日本 | 国籍 | ブルガリア |
29歳 | 年齢 | 27歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1991年5月16日 |
178cm / 73kg | 身長 / 体重 | 191cm / 81kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 片手 |
2007年 | プロ転向 | 2008年 |
1勝0敗 | 2019年成績 | 2勝0敗 |
0回 | 2019年優勝回数 | 0回 |
375勝176敗 | 通算成績 | 283勝180敗 |
11回 | 通算優勝回数 | 8回 |
準々決勝「錦織 vs ディミトロフ」の結果
1月3日(木):Pat Rafter Arenaの第4試合
[2] 錦織 圭 (9位) | 2 | 7 | 7 | |||
[6] グリゴール・ディミトロフ (19位) | 0 | 5 | 5 | |||
試合時間:1時間40分 |
---|
第2シードの錦織圭(29歳・日本)が第6シードのグリゴール・ディミトロフ(27歳・ブルガリア)をセットカウント2-0(7-5、7-5)で破り、準決勝進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 7 | |||||
ディミトロフ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 5 | |||||||
○:キープ、●:ブレーク |
ディミトロフのサービスで試合開始。
第1ゲーム、ディミトロフのセカンドサーブでのポイント、パッシングショットのウィナー、フォアハンドのクロスへのウィナー、フォアハンドのストレートへのウィナーがあり、ディミトロフがラブゲームでキープ。
第2ゲーム、錦織のアプローチショットでのポイント、ファーストサーブでのポイント、フォアハンドのクロスへの深いショット&フォアハンドのダウンザラインへのウィナー、ファーストサーブでのポイントがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第3ゲーム、ディミトロフのサービスエース、バックハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織の深いリターンでのポイント、錦織のバックハンドのミス(40-15)、ディミトロフのサービスエースがあり、ディミトロフがキープ。
第4ゲーム、錦織のサービスエース、ダブルフォルト、バックハンドのスライスのアプローチショットでのポイント、フォアハンドのミス(30-30)、錦織のサーブアンドボレーでのポイント、サービスエースがあり、錦織がキープ。
第5ゲーム、錦織のフォアハンドのミス、ディミトロフのセカンドサーブでのポイントとサービスエース、ディミトロフのフォアハンドのドライブボレーのウィナーがあり、ディミトロフがラブゲームでキープ。
第6ゲーム、ラリー戦でのディミトロフのバックハンドのミス、錦織のサービスエース、錦織のバックハンドのクロスへの深いショットでのポイント、ディミトロフのバックハンドのミスがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第7ゲーム、ディミトロフのスマッシュのウィナー、錦織のバックハンドのクロスへの深いショットでのポイント、錦織の逆をつくディミトロフのフォアハンドのクロスへのショットでのポイント、ラリー戦での錦織のフォアハンドのミス(40-15)、ディミトロフのパッシングショットでのポイントがあり、ディミトロフがキープ。
第8ゲーム、ディミトロフのバックハンドのミス、錦織のフォアハンドのミス、錦織のファーストサーブでのポイント、ディミトロフのバックハンドのミス(40-15)、錦織のファーストサーブでのポイントがあり、錦織がキープ。
第9ゲーム、ディミトロフのファーストサーブでのポイント、錦織のパッシングショットのウィナー、ディミトロフのフォアハンドの逆クロスへのウィナー、錦織のリターンミス(40-15)、錦織のフォアハンドの逆クロスへのウィナー、ディミトロフのグラウンドスマッシュのミスがあり、デュースへ。
デュース1回目、ディミトロフのサービスエースとラリー戦での錦織のバックハンドのミスがあり、ディミトロフがキープ。
第10ゲーム、錦織のフォアハンドのミス、ディミトロフのリターンミス、錦織のバックハンドの深いショットでのポイント、ディミトロフのフォアハンドの逆クロスへの深いショットでのポイント(30-30)、ラリー戦での錦織のポイント、ディミトロフのフォアハンドのミスがあり、錦織がキープ。
第11ゲーム、錦織のバックハンドのミス(15-0)、錦織のフォアハンドの逆クロスへのショットでのポイント、ディミトロフのダブルフォルトとフォアハンドのミスがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織の逆をつくディミトロフのフォアハンドのクロスへのショットでのポイント、ディミトロフの見事なフォアハンドのショートクロスへのウィナーがあり、デュースへ。
デュース1回目のディミトロフのゲームポイントでディミトロフにもったいないフォアハンドのミスが出ます。
デュース2回目、錦織の厳しいコースへのリターン&見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、錦織に再びブレークポイントが来ます。
錦織の見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、錦織がブレークに成功。
第12ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
錦織のボレーのウィナー、錦織のもったいないフォアハンドのミス、錦織のボレーのウィナー、錦織のファーストサーブでのポイントがあり、40-15と錦織にセットポイントが来ます。
錦織がファーストサーブでポイントを取り、錦織が第1セットを先取。
錦織 | 第1セット | ディミトロフ |
3 | サービスエース | 4 |
1 | ダブルフォルト | 1 |
73% (22/30) | ファーストサーブ確率 | 67% (24/36) |
82% (18/22) | 1st Serve Points Won | 75% (18/24) |
75% (6/8) | 2nd Serve Points Won | 58% (7/12) |
33% (1/3) | ブレーク / チャンス | 0% (0/0) |
7/9 | ネットポイント | 2/4 |
80% (24/30) | Service Points Won | 69% (25/36) |
31% (11/36) | Return Points Won | 20% (6/30) |
53% (35/66) | Total Points Won | 47% (31/66) |
10 | Winner | 12 |
12 | Unforced error | 11 |
第2セット
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ● | ○ | 7 | |||||
ディミトロフ | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 5 | |||||||
○:キープ、●:ブレーク |
ディミトロフのサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、錦織のリターンミス、錦織のフォアハンドの逆クロスへのウィナー、錦織のすばらしいディフェンス&パッシングショットのウィナー(15-30)、ディミトロフのフォアハンドのクロスへのウィナー、錦織のフォアハンドのミス(40-30)、錦織のフォアハンドのクロスへのショットでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、ディミトロフのサービスエース、錦織のバックハンドのダウンザラインへのリターンエース。
デュース2回目、ディミトロフのドロップボレーのウィナー、ディミトロフのフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのウィナーがあり、ディミトロフがキープ。
第2ゲーム、錦織のファーストサーブでのポイント、ラリー戦でのディミトロフの見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織のファーストサーブでのポイント(30-15)、ディミトロフのパッシングショットのウィナー(錦織のアプローチショットが甘かった)、ディミトロフのフォアハンドのストレートへの短いショットでのポイントがあり、30-40とディミトロフにブレークポイントが来ます。
錦織がネットに出て先に仕掛けますが、錦織のボレーがアウトとなり、ディミトロフがブレークに成功。(ウィナーにできたボレーだったこともあり、悔しがる錦織)
第3ゲーム、錦織のリターンでのポイント、ディミトロフのフォアハンドに回り込んでのダウンザラインへのウィナー(15-15)、ディミトロフのダブルフォルト、錦織のバックハンドの深いショットでのポイントがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織が良い攻撃を見せる中でのディミトロフの見事なバックハンドのダウンザラインへのパッシングショットのウィナー、ディミトロフのファーストサーブでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、ディミトロフのファーストサーブでのポイントとサービスエースがあり、ディミトロフがキープ。
第4ゲーム、ディミトロフのリターンミス、錦織のサーブアンドボレーのウィナー、ディミトロフの厳しいコースへのリターンでのポイント、錦織のサーブアンドボレーのウィナー(40-15)、錦織のフォアハンドのクロスへのウィナーがあり、錦織がキープ。
第5ゲーム、ラリー戦での錦織のポイント、ディミトロフのファーストサーブでのポイント、ラリー戦からディミトロフが先に攻撃を仕掛けてのスマッシュのウィナー、ディミトロフのファーストサーブでのポイント(40-15)、ディミトロフのバックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、ディミトロフがキープ。
第6ゲーム、錦織のダブルフォルト、ファーストサーブでの連続ポイント、フォアハンドの逆クロスへのウィナー(40-15)、サービスエースがあり、錦織がキープ。
第7ゲーム、ディミトロフのダブルフォルト、錦織のバックハンドの深いショットでのポイント(0-30)、錦織のリターンミス、錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ますが、ディミトロフのファーストサーブでの連続ポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目、ディミトロフにバックハンドのミスが出て、錦織に再びブレークポイントが来ます。
錦織がフォアハンドに回り込んで威力のあるリターンでポイントを取り、錦織がブレークバックに成功。
第8ゲーム、錦織のドロップショット&ボレーでのポイント、ファーストサーブでのポイント、フォアハンドのミス、ファーストサーブでのポイント(40-15)、サービスエースがあり、錦織がキープ。
第9ゲーム、ディミトロフのサービスエース、フォアハンドのクロスへのウィナー、ドロップショットのウィナー(40-0)、ディミトロフのバックハンドのミス、サービスエースがあり、ディミトロフがキープ。
第10ゲーム、錦織のファーストサーブでの連続ポイント、ネットプレーでのポイント、サーブアンドボレーのウィナーがあり、錦織がラブゲームでキープ。
第11ゲーム、ディミトロフのファーストサーブでのポイント、ディミトロフのバックハンドのクロスへのウィナー、錦織のフォアハンドのクロスへの深いショットでのポイント、錦織のフォアハンドのストレートへ深いショットでのポイント(30-30)、錦織のバックハンドのミス、ディミトロフのダブルフォルトがあり、デュースへ。
デュース1回目、ディミトロフにダブルフォルトが出て、錦織にブレークポイントが来ます。
ディミトロフが先に攻撃を仕掛けて行きますが、ディミトロフにフォアハンドのミスが出て、錦織がブレークに成功。
第12ゲーム、錦織のサービングフォーザマッチ。
錦織のフォアハンドの逆クロスへのウィナー、バックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、バックハンドの逆クロスへのウィナーがあり、40-0と錦織にマッチポイントが来ます。
ディミトロフにフォアハンドのミスが出て、錦織が勝利。
錦織 | 第2セット | ディミトロフ |
2 | サービスエース | 4 |
1 | ダブルフォルト | 4 |
86% (25/29) | ファーストサーブ確率 | 66% (29/44) |
76% (19/25) | 1st Serve Points Won | 66% (19/29) |
75% (3/4) | 2nd Serve Points Won | 40% (6/15) |
33% (2/6) | ブレーク / チャンス | 100% (1/1) |
8/11 | ネットポイント | 4/5 |
76% (22/29) | Service Points Won | 57% (25/44) |
43% (19/44) | Return Points Won | 24% (7/29) |
56% (41/73) | Total Points Won | 44% (32/73) |
13 | Winner | 16 |
7 | Unforced error | 12 |
ハイライト動画
ブリスベン国際・準々決勝「錦織 vs ディミトロフ」のハイライト動画です。
試合振り返り・スタッツ
第1セットの立ち上がりからお互いにサービスゲームで隙がなく、キープの展開が続いて行きます。
第11ゲームでディミトロフにダブルフォルトやストロークのミスが出るなどプレーが不安定になる中、デュース2回目で錦織がスーパーショットを連続で決めてブレークに成功。
直後の第12ゲームも錦織が危なげなくキープをして第1セットを先取。
第2セットの第2ゲーム、錦織はファーストサーブをしっかりと入れるなどプレー自体は悪くありませんでしたが、ディミトロフがワンチャンスをモノにしてブレークに成功。
錦織は先にブレークを許したもののその後も質の高いプレーを続け、ディミトロフにプレッシャーを掛けて行きます。
第7ゲームで錦織がブレークバックに成功すると、第11ゲームではディミトロフの2本のダブルフォルトが絡んで錦織がブレークに成功。
第12ゲームを錦織がラブゲームでキープをしてストレートで勝利。
ハイレベルなラリーの応酬となるなど最後までどちらが勝つか分からない試合展開でしたが、緊迫した試合展開の中で高いパフォーマンスを発揮し続けた錦織に対し、ディミトロフの方は大事な局面でミスが出てしまった感じでした。(好調な選手同士の対戦で見応えのあるすばらしい試合でした)
2回戦、準々決勝とすばらしいプレーを見せてくれた錦織ですが、久しぶりの優勝に向けて次の準決勝、決勝でも同様に高いパフォーマンスを発揮して欲しいです。(昨シーズン終盤の準優勝だった楽天ジャパン・オープンとエルステ・バンク・オープンは、準々決勝・準決勝をピークに決勝でプレーが落ちてしまっていたので、そこだけが心配です。)
錦織 | Match | ディミトロフ |
5 | サービスエース | 8 |
2 | ダブルフォルト | 5 |
80% (47/59) | ファーストサーブ確率 | 66% (53/80) |
79% (37/47) | 1st Serve Points Won | 70% (37/53) |
75% (9/12) | 2nd Serve Points Won | 48% (13/27) |
33% (3/9) | ブレーク / チャンス | 100% (1/1) |
15/20 | ネットポイント | 6/9 |
78% (46/59) | Service Points Won | 63% (50/80) |
38% (30/80) | Return Points Won | 22% (13/59) |
55% (76/139) | Total Points Won | 45% (63/139) |
23 | Winner | 28 |
19 | Unforced error | 23 |
今大会好調なプレーを見せていたディミトロフ相手にこの錦織のスタッツはすばらしいの一言です。
錦織の準決勝の対戦相手は!?
錦織圭のブリスベン国際の準決勝の対戦相手は、世界ランキング40位のジェレミー・シャルディ(31歳・フランス)。
過去の対戦成績は、錦織の6勝、シャルディの2勝。
ハードコートでは、錦織の4勝、シャルディの0勝。
直近の対戦は2017年の全仏オープン(クレー)の2回戦で、錦織がセットカウント3-0(6-3、6-0、7-6)で勝利しています。
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