
2018年8月12日から8月19日(2018年第33週)にシンシナティ(アメリカ)で開催されるマスターズ1000「ウエスタン&サザン・オープン(シンシナティ・マスターズ)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表、放送予定を見ていきます。
また、本大会に出場予定の錦織圭の過去の成績も紹介します。
ウエスタン&サザン・オープン(マスターズ1000)
ウエスタン&サザン・オープンは、オハイオ州シンシナティ(アメリカ)で開催されるATPワールドツアー・マスターズ1000の大会です。(男女共催)
大会概要
| 大会名 | ウエスタン&サザン・オープン (Western & Southern Open) |
| 別名 | シンシナティ・マスターズ |
| カテゴリ | マスターズ1000 |
| 開催期間 | 2018年 8月12日 ~ 8月19日 |
| 開催地 | アメリカ/オハイオ州シンシナティ |
| 会場 | リンドナー・ファミリー・テニスセンター |
| サーフェス | ハードコート |
| ドロー | シングルス:56, ダブルス:24 |
| 賞金総額 | $5,669,360 (約6億3,390万円) |
| 日本との時差 | -13時間 (サマータイム中) |
ウエスタン&サザン・オープンでの獲得ポイントと賞金を紹介します。
| ラウンド | 獲得ポイント | 賞金 |
|---|---|---|
| 優勝 | 1,000 | $1,088,450 (約1億2,170万円) |
| 準優勝 | 600 | $533,690 (約5,970万円) |
| 準決勝 | 360 | $268,600 (約3,000万円) |
| 準々決勝 | 180 | $136,580 (約1,530万円) |
| 3回戦 | 90 | $70,925 (約790万円) |
| 2回戦 | 45 | $37,395 (約420万円) |
| 1回戦 | 10 | $20,190 (約230万円) |
※賞金(日本円)について、2018年8月3日時点での1ドル111.81円で換算。
歴代優勝者
ウエスタン&サザン・オープンの過去10年の優勝者を紹介します。
大会のシングルス最多優勝記録は、ロジャー・フェデラーの7回。
・フェデラー:2005、2007、2009、2010、2012、2014、2015
2017年は、決勝で第7シードのグリゴール・ディミトロフがニック・キリオスを6-3、7-5のストレートで破り、マスターズ初優勝を飾りました。(2017年の結果はこちら)
| 年 | 優勝者 |
|---|---|
| 2017 | グリゴール・ディミトロフ |
| 2016 | マリン・チリッチ |
| 2015 | ロジャー・フェデラー |
| 2014 | ロジャー・フェデラー |
| 2013 | ラファエル・ナダル |
| 2012 | ロジャー・フェデラー |
| 2011 | アンディ・マレー |
| 2010 | ロジャー・フェデラー |
| 2009 | ロジャー・フェデラー |
| 2008 | アンディ・マレー |
大会日程
8月11日(土)と8月12日(日)に予選が行われます。
男子の本戦は8月12日(日)からの8日間開催で、8月19日(日)に決勝が行われます。
| 日付 | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| 8月11日(土) | 予選 | 予選 |
| 8月12日(日) | 予選・1回戦 | 予選 |
| 8月13日(月) | 1回戦 | 1回戦 |
| 8月14日(火) | 1回戦・2回戦 | 1回戦・2回戦 |
| 8月15日(水) | 2回戦 | 2回戦 |
| 8月16日(木) | 3回戦 | 3回戦 |
| 8月17日(金) | 準々決勝 | 準々決勝 |
| 8月18日(土) | 準決勝 | 準決勝 |
| 8月19日(日) | 決勝 | 決勝 |
エントリー選手
ウエスタン&サザン・オープンに出場予定の選手(DAの44名)、各選手の2017年の同大会での結果を紹介します。
日本勢では錦織圭が出場予定。(予選に杉田祐一、ダニエル太郎、西岡良仁が出場予定)
ランキング上位16名にシードが与えられ、第1シードから第8シード選手は1回戦が免除され2回戦からの出場となります。
<シングルスの出場枠 56>
・本戦ストレートイン (DA):44名
・ワイルドカード (WC):4名
・予選通過者 (Q):7名
・Special Exempt (SE):1名→SE Spot
<欠場者の情報>
フォニーニ、バウティスタ アグート、モンフィス、ベルディヒは欠場となりました。
※世界ランキング「Rank」は2018年8月6日付のランキングです。
| シード | 選手名 | Rank | 2017年 |
|---|---|---|---|
| 1 | ラファエル・ナダル | 1位 | ベスト8 |
| 2 | ロジャー・フェデラー | 2位 | – |
| 3 | アレクサンダー・ズベレフ | 3位 | 2回戦 |
| 4 | フアン マルティン・デルポトロ | 4位 | 3回戦 |
| 5 | グリゴール・ディミトロフ | 5位 | 優勝 |
| 6 | ケビン・アンダーソン | 6位 | 1回戦 |
| 7 | マリン・チリッチ | 7位 | – |
| 8 | ドミニク・ティエム | 8位 | ベスト8 |
| 9 | ジョン・イズナー | 9位 | ベスト4 |
| 10 | ノバク・ジョコビッチ | 10位 | – |
| 11 | ダビド・ゴファン | 11位 | 1回戦 |
| 12 | ディエゴ・シュワルツマン | 12位 | 1回戦 |
| 13 | パブロ・カレーニョ ブスタ | 13位 | 3回戦 |
| – | ファビオ・フォニーニ | 14位 | 2回戦 |
| – | ロベルト・バウティスタ アグート | 15位 | 1回戦 |
| 14 | カイル・エドマンド | 16位 | 1回戦 |
| 15 | ニック・キリオス | 17位 | 準優勝 |
| 16 | リュカ・プイユ | 18位 | – |
| ジャック・ソック | 19位 | 1回戦 | |
| ボルナ・チョリッチ | 20位 | 1回戦 | |
| マルコ・チェッキナート | 21位 | – | |
| 錦織 圭 | 22位 | – | |
| チョン・ヒョン | 23位 | 1回戦 | |
| ダミール・ズムル | 24位 | – | |
| アドリアン・マナリノ | 25位 | 3回戦 | |
| デニス・シャポバロフ | 26位 | – | |
| ステファノス・チチパス | 27位 | – | |
| リシャール・ガスケ | 28位 | 2回戦 | |
| ミロシュ・ラオニッチ | 29位 | – | |
| フィリップ・クライノビッチ | 30位 | – | |
| フェルナンド・ベルダスコ | 31位 | 1回戦 | |
| サム・クエリー | 32位 | 2回戦 | |
| スティーブ・ジョンソン | 33位 | 1回戦 | |
| フィリップ・コールシュライバー | 34位 | – | |
| ガエル・モンフィス | 36位 | – | |
| アンドレイ・ルブレフ | 37位 | 予選1回戦 | |
| カレン・ハチャノフ | 38位 | 3回戦 | |
| ロビン・ハーセ | 39位 | 1回戦 | |
| アルベルト・ラモス ビノラス | 40位 | 3回戦 | |
| ミーシャ・ズベレフ | 43位 | 2回戦 | |
| ペーター・ゴヨブチック | 48位 | – | |
| レオナルド・メイヤー | 50位 | – | |
| ダビド・フェレール | 69位 | ベスト4 | |
| トマーシュ・ベルディヒ | 70位 | 1回戦 | |
| WC | スタン・ワウリンカ | 195位 | – |
| WC | アンディ・マレー | 375位 | – |
| 以下、欠場選手に替わるエントリー (Alternates) | |||
| ジョアン・ソウザ | 63位 | 2回戦 | |
| ジェレミー・シャルディ | 46位 | – | |
| ブノワ・ペール | 55位 | 1回戦 | |
| マクシミリアン・マーテラー | 47位 | 1回戦 | |
| マートン・フチョビッチ | 51位 | – | |
ドロー表
ドローセレモニー:日本時間の8月11日(土) 午前6時30分。

第1シードから第8シードまでのドローは下記のようになりました。
<トップハーフ>
[1] ナダル vs ディミトロフ [5]
[3] A.ズベレフ vs チリッチ [7]
<ボトムハーフ>
[4] デルポトロ vs アンダーソン [6]
[2] フェデラー vs ティエム [8]
また、錦織圭はボトムハーフのフェデラー山に入り、1回戦でアンドレイ・ルブレフ(20歳・ロシア・37位)と対戦することが決まりました。
<withdraw>
第1シードのナダルは疲労のためwithdrawとなり、ラッキールーザーでマレク・ジャジリが出場。
第8シードのティエムは病気のためwithdrawとなり、ラッキールーザーでギリェルモ・ガルシア ロペスが出場。
ウエスタン&サザン・オープンの結果
2018年ウエスタン&サザン・オープンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では、各ラウンド終了時の暫定ランキングも紹介しています。
・ウエスタン&サザンOP「2回戦」の結果
・ウエスタン&サザンOP「3回戦」の結果
・ウエスタン&サザンOP「準々決勝」の結果
・ウエスタン&サザンOP「準決勝」の結果
・ウエスタン&サザンOP「決勝」の結果
放送予定
GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンドでの放送・配信が予定されています。
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
| 日付 | ラウンド | 放送時間 |
|---|---|---|
| 8月13日(月) | 1回戦 (録画) | 21:00~23:30 |
| 8月14日(火) | 1回戦 | 0:00~12:55 |
| 8月15日(水) | 1回戦・2回戦 | 0:00~13:00 |
| 8月16日(木) | 2回戦 | 0:00~13:00 |
| 8月17日(金) | 3回戦 | 0:00~13:00 |
| 8月18日(土) | 3回戦・準々決勝 | 0:00~13:00 |
| 8月19日(日) | 準決勝 1 | 2:58~6:00 |
| 準決勝 2 | 7:58~11:00 | |
| 8月20日(月) | 決勝 (D) | 1:15~4:00 |
| 決勝 (S) | 4:50~9:00 |
※8月18日(土)の放送予定について、3回戦でサスペンデッドとなった試合が出たため、3回戦と準々決勝の放送に変更となり、放送開始時間も2時から0時に変更となっています。
※決勝はダブルスも放送(S:シングルス、D:ダブルス)
NHK・BS1
NHKでは、BS1またはサブチャンネルのBS102chで錦織が出場する試合、準決勝と決勝を生中継で放送予定。
| 日付 | ラウンド | 放送時間 |
|---|---|---|
| 8月14日(火) | 1回戦 | [BS1] 0:00~(2:00) |
| 8月15日(水) | 1回戦・2回戦 | 放送なし |
| 8月16日(木) | 2回戦 | [BS1] 8:00~(9:50) |
| 8月17日(金) | 3回戦 | 放送なし |
| 8月18日(土) | 準々決勝 | 放送なし |
| 8月19日(日) | 準決勝 1 | [102] 3:00~(5:00) |
| 準決勝 2 | [BS1] 8:00~8:50 [102] 8:50~(10:00) |
|
| 8月20日(月) | 決勝 (時差) | [102] 8:00~(10:00) |
| 8月21日(火) | 決勝 (録画) | [NHK] 1:45~3:35 |
| [BS1] 9:00~10:50 |
<放送予定の対戦カード>
・8月14日(火):「錦織 vs A.ルブレフ」
・8月16日(木):「錦織 vs S.ワウリンカ」
・8月19日(日):1「ジョコビッチ vs チリッチ」、2「ゴファン vs フェデラー」
・8月20日(月):「ジョコビッチ vs フェデラー」
※8月20日(月)の決勝について、当初生中継での放送が予定されていましたが、8時からのディレイ放送(時間的に録画)に変更となっています。
WOWOWメンバーズオンデマンド
WOWOWでは、WOWOWメンバーズオンデマンドで1回戦から決勝までを配信予定。(大会1日目は無料配信)
WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。
また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。
錦織の過去の成績
最後に錦織のウエスタン&サザン・オープンでの過去の成績を紹介します。
本大会での錦織の最高成績が2012年と2016年の3回戦で、マスターズの中で特に結果を残せていない大会となっていますが、連戦による疲労で万全な状態で大会を迎えることができていない影響が大きいかなと思います。
2014年は怪我で欠場。
2015年はシティ・オープンで優勝、ロジャーズ・カップでベスト4の好成績を残しましたが、疲労が溜まっていたためウエスタン&サザン・オープンを欠場。
2016年はオリンピックがあったためスケジュールに変更がありましたが、ロジャーズ・カップで準優勝、リオデジャネイロ五輪で銅メダルと連戦が続き、疲労が溜まった状態でウエスタン&サザン・オープンを迎えて3回戦で敗退。
2017年はロジャーズ・カップで初戦敗退となり、疲労面の心配はありませんでしたが、練習中に右手首を怪我してしまい、2017年シーズンを終えることとなりました。
| 年 | 結果 | 対戦相手 |
|---|---|---|
| 2017 | – | – |
| 2016 | 3回戦 | バーナード・トミック |
| 2015 | – | – |
| 2014 | – | – |
| 2013 | 1回戦 | フェリシアーノ・ロペス |
| 2012 | 3回戦 | スタン・ワウリンカ |
| 2011 | 1回戦 | ダビド・ナルバンディアン |
今シーズン、錦織はこの大会以降の失効ポイントがなく、獲得したポイントがそのまま加算されていく状態となるため、トップ10復帰に向けていい結果を残して行きたいところです。



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