2018年8月12日から8月19日(2018年第33週)にシンシナティ(アメリカ)で開催されるマスターズ1000「ウエスタン&サザン・オープン(シンシナティ・マスターズ)」。
今回はランキング上位30名のウエスタン&サザン・オープン後の8月20日付のランキング試算を見ていきます。
2018年8月20日付のランキング試算
はじめに、2018年8月20日付のランキングについて、2017年のウエスタン&サザン・オープンでのポイントが2018年8月20日に失効日を迎え、2018年の同大会でのポイントと入れ替わる形になります。
例外の選手については別途補足します。
2017年ウエスタン&サザン・オープンの振り返り
まずはトップ30の2017年のウエスタン&サザン・オープンの結果を簡単に振り返ります。
決勝で第7シードのグリゴール・ディミトロフがニック・キリオスを6-3、7-5のストレートで破り、マスターズ初優勝を飾りました。
※2017年ウエスタン&サザン・オープンの決勝の結果はこちら
第14シードのイズナーとフェレールがベスト4。
第1シードのナダル、第3シードのティエム、杉田祐一、ドナルドソンがベスト8。
錦織は右手首の怪我で欠場となり、2017年シーズンはウエスタン&サザン・オープン以降の大会をすべて欠場することとなりました。
順位 | 選手名 | 8月13日 point |
2017年 シンシナティ |
---|---|---|---|
1 | ナダル | 10,220 | ベスト8 |
2 | フェデラー | 6,480 | – |
3 | デルポトロ | 5,410 | 3回戦 |
4 | A.ズベレフ | 4,845 | 2回戦 |
5 | ディミトロフ | 4,700 | 優勝 |
6 | アンダーソン | 4,535 | 1回戦 |
7 | チリッチ | 4,085 | – |
8 | ティエム | 3,665 | ベスト8 |
9 | イズナー | 3,570 | ベスト4 |
10 | ジョコビッチ | 3,445 | – |
11 | ゴファン | 3,085 | 1回戦 |
12 | シュワルツマン | 2,380 | 1回戦 |
13 | カレーニョ ブスタ | 2,290 | 3回戦 |
14 | フォニーニ | 2,145 | 2回戦 |
15 | チチパス | 2,089 | – |
16 | エドマンド | 1,950 | 1回戦 |
17 | プイユ | 1,870 | – |
18 | キリオス | 1,855 | 準優勝 |
19 | バウティスタ アグート | 1,820 | 1回戦 |
20 | ソック | 1,815 | 1回戦 |
21 | チョリッチ | 1,745 | 1回戦 |
22 | チェッキナート | 1,730 | – |
23 | 錦織 圭 | 1,710 | – |
24 | ズムル | 1,630 | – |
25 | チョン | 1,595 | 1回戦 |
26 | ガスケ | 1,570 | 2回戦 |
27 | ハチャノフ | 1,525 | 3回戦 |
28 | マナリノ | 1,410 | 3回戦 |
29 | ラオニッチ | 1,395 | – |
30 | ベルダスコ | 1,330 | 1回戦 |
トップ30の基礎ポイント
トップ30の基礎ポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | 8月13日 point |
失効 point |
基礎 point |
---|---|---|---|---|
1 | ナダル | 10,220 | 180 | 10,040 |
2 | フェデラー | 6,480 | 0 | 6,480 |
3 | デルポトロ | 5,410 | 90 | 5,320 |
4 | A.ズベレフ | 4,845 | 10 | 4,835 |
5 | ディミトロフ | 4,700 | 1,000 | 3,700 |
6 | アンダーソン | 4,535 | 10 | 4,525 |
7 | チリッチ | 4,085 | 0 | 4,085 |
8 | ティエム | 3,665 | 180 | 3,485 |
9 | イズナー | 3,570 | 360 | 3,210 |
10 | ジョコビッチ | 3,445 | 0 | 3,445 |
11 | ゴファン | 3,085 | 10 | 3,075 |
12 | シュワルツマン | 2,380 | 10 | 2,370 |
13 | カレーニョ ブスタ | 2,290 | 90 | 2,200 |
14 | フォニーニ | 2,145 | 45 | 2,190* |
15 | チチパス | 2,089 | 0 | 2,032* |
16 | エドマンド | 1,950 | 10 | 1,940 |
17 | プイユ | 1,870 | 0 | 1,870 |
18 | キリオス | 1,855 | 600 | 1,255 |
19 | バウティスタ アグート | 1,820 | 10 | 1,810 |
20 | ソック | 1,815 | 10 | 1,805 |
21 | チョリッチ | 1,745 | 10 | 1,735 |
22 | チェッキナート | 1,730 | 0 | 1,724* |
23 | 錦織 圭 | 1,710 | 0 | 1,710 |
24 | ズムル | 1,630 | 60 | 1,570 |
25 | チョン | 1,595 | 10 | 1,585 |
26 | ガスケ | 1,570 | 45 | 1,525 |
27 | ハチャノフ | 1,525 | 90 | 1,435 |
28 | マナリノ | 1,410 | 90 | 1,320 |
29 | ラオニッチ | 1,395 | 0 | 1,395 |
30 | ベルダスコ | 1,330 | 10 | 1,320 |
- 8月13日ポイント
- 失効ポイント
- 基礎ポイント
2018年8月13日付のATPランキングのポイント。
2018年8月20日に失効日を迎える2017年のウエスタン&サザン・オープンのポイント。
「基礎ポイント」=「8月13日ポイント」-「失効ポイント」
※チチパスとチェッキナートの基礎ポイントについて、2017年のウエスタン&サザン・オープンに出場していないため(出場義務なし)、現在ランキングの対象となっている18大会のうち最も低いポイント(チチパス:57、チェッキナート:6)が対象外に繰り下がります。
また、2018年のウエスタン&サザン・オープンの欠場が決まっているフォニーニは0ポイント加算ではなく(おそらく出場免除)、現在ランキングの対象外となっている大会の中で一番ポイントの高い大会(90ポイント)が繰り上がって加算されます。
この「基礎ポイント」に2018年のウエスタン&サザン・オープンのポイントを加算すれば、次回発表される8月20日付のATPランキングと同じになります。
※基礎ポイントの計算ミス(勘違い)が見つかった時は修正します。
ラウンド | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1,000 |
準優勝 | 600 |
準決勝 | 360 |
準々決勝 | 180 |
3回戦 | 90 |
2回戦 | 45 |
1回戦 | 10 |
暫定ランキング
「基礎ポイント」順にランキングを並び替えます。
暫定 順位 |
選手名 | 基礎 point |
---|---|---|
1 | ナダル | 10,040 |
2 | フェデラー | 6,480 |
3 | デルポトロ | 5,320 |
4 | A.ズベレフ | 4,835 |
5 | アンダーソン | 4,525 |
6 | チリッチ | 4,085 |
7 | ディミトロフ | 3,700 |
8 | ティエム | 3,485 |
9 | ジョコビッチ | 3,445 |
10 | イズナー | 3,210 |
11 | ゴファン | 3,075 |
12 | シュワルツマン | 2,370 |
13 | カレーニョ ブスタ | 2,200 |
14 | フォニーニ | 2,190 |
15 | チチパス | 2,032 |
16 | エドマンド | 1,940 |
17 | プイユ | 1,870 |
18 | バウティスタ アグート | 1,810 |
19 | ソック | 1,805 |
20 | チョリッチ | 1,735 |
21 | チェッキナート | 1,724 |
22 | 錦織 圭 | 1,710 |
23 | チョン | 1,585 |
24 | ズムル | 1,570 |
25 | ガスケ | 1,525 |
26 | ハチャノフ | 1,435 |
27 | ラオニッチ | 1,395 |
28 | マナリノ | 1,320 |
29 | ベルダスコ | 1,320 |
30 | クライノビッチ | 1,304 |
31 | シャポバロフ | 1,295 |
32 | キリオス | 1,255 |
<欠場者情報>
ランキング上位勢ではフォニーニ、バウティスタ アグート、モンフィスが欠場。
出場予定だったナダルは疲労のため棄権となりました。
1位争い
ナダルの1位とフェデラーの2位は確定。
3~4位争い
全米オープンの第3シードと第4シード争いにもなりますが、この2枠に入る可能性があるのは暫定3位のデルポトロ、4位のA.ズベレフ、5位のアンダーソン、6位のチリッチの4人となります。
デルポトロは準々決勝に進出すれば4位以内が確定となりますが、デルポトロが3回戦以下で敗退した場合でもアンダーソン優勝かつA.ズベレフ準優勝の条件を満たさなければ、デルポトロの4位以内が確定。
全米オープン直前でのデルポトロの4位以内はほぼ決まりだと思いますが、デルポトロは左手首に痛みが出たということで先週のロジャーズ・カップを欠場しており、全米オープンに向けて手首の状態の方が気になります。
そして、残るシード1枠をかけてA.ズベレフとアンダーソンとチリッチの3人が争うことになりますが、A.ズベレフとチリッチが同じ山に入ったため、順当に勝ち上がると準々決勝でこの2人が対戦することになります。
チリッチが4位になるには優勝が最低条件ではありますが、チリッチが優勝してアンダーソンが準決勝以下で敗退した場合にチリッチの4位が確定。
いろいろと条件を書いてきましたが、最低でもアンダーソンは決勝進出(A.ズベレフが初戦敗退の場合は準決勝)、チリッチは優勝が必要なため、全米オープンの第3シードと第4シードはデルポトロとA.ズベレフでほぼ決まりかなという状況です。
8位争い
全米オープンでは第5シードから第8シードの選手と第9シードから第12シードの選手が4回戦で対戦することになりますが、暫定9位のジョコビッチがどちらのシード枠に入るのかが非常に気になるところです。
もしジョコビッチが第9シードから第12シードの枠に入った場合、第5シードから第8シードの選手のうち一人が最悪のドローを引くことになってしまいます。
8位をティエム、ジョコビッチ、イズナーの3人で争うことになるかと思いますが、この3人が今大会でどんな結果を残すのかにも注目して見ていきたいです。(ドローを見る限りジョコビッチの8位の可能性が一番高いかと思いますが…)
錦織のランキング
暫定22位の錦織ですが、先週のロジャーズ・カップではまさかの1回戦敗退でポイントを加算することができませんでした。
さらに2回戦で当たる予定だった第3シードのデルポトロが棄権をしたこともあって、余計に悔しい初戦敗退となってしまいました。
今大会も錦織はノーシードでの出場となりますが、錦織らしいプレーをしっかりと見せて、全米オープンに向けて調子を上げて行って欲しいです。
また、今シーズン、錦織は今大会以降の失効ポイントがなくランキングを上げるチャンスなので、まずはマスターズのシード、ATP500・ATP250で上位シードが取れるところまでランキングを上げておきたいところです。
2018年ウエスタン&サザン・オープンの結果
2018年ウエスタン&サザン・オープンの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。
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