2018年8月12日から8月19日(2018年第33週)にシンシナティ(アメリカ)で開催されるマスターズ1000「ウエスタン&サザン・オープン(シンシナティ・マスターズ)」。
錦織圭の1回戦の対戦相手は、世界ランキング37位のアンドレイ・ルブレフ(20歳・ロシア)。
錦織とルブレフのプレイヤー情報、1回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。
プレイヤー情報(1回戦)
過去に対戦はなく、初対戦となります。
※2018年8月13日時点(試合前)
錦織 圭 | ルブレフ | |
0 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
23位 (4位) | 最新ランキング (最高) | 37位 (31位) |
日本 | 国籍 | ロシア |
28歳 | 年齢 | 20歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1997年10月20日 |
178cm / 75kg | 身長 / 体重 | 188cm / 70kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 両手 |
2007年 | プロ転向 | 2014年 |
22勝12敗 | 2018年成績 | 15勝13敗 |
0回 | 2018年優勝回数 | 0回 |
353勝167敗 | 通算成績 | 48勝50敗 |
11回 | 通算優勝回数 | 1回 |
1回戦「錦織 vs ルブレフ」の結果
試合日:現地時間 8月13日(月)
錦織 圭 (23位) | 2 | 7 | 6 | |
アンドレイ・ルブレフ (37位) | 0 | 5 | 3 | |
試合時間:1時間32分 |
---|
錦織圭(28歳・日本)がアンドレイ・ルブレフ(20歳・ロシア)を7-5、6-3のストレートで破り、2回戦進出を決めました。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | 7 | |||||
ルブレフ | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | 5 | |||||||
○:キープ、●:ブレーク |
錦織のサービスで試合開始。
第1ゲーム、錦織のサービスエース2本やバックハンドのウィナーなどがあり、錦織がキープ。
第2ゲーム、ルブレフのダブルフォルトとサービスエース、錦織のフォアハンドの鋭いクロスへのショットでのポイント、ルブレフのフォアハンドのクロスへのウィナー、ストローク戦での錦織のポイントがあり、30-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織が深いリターンから先に攻撃を続けてポイントを取り、錦織がブレークに成功。
第3ゲーム、15-0で錦織のダブルフォルトがありましたが、この後、外から入れてくる錦織の見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、ロングラリーで錦織の見事なバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まるなど、錦織が3連続でポイントを取ってキープ。
第4ゲーム、ルブレフのフォアハンドのミス、ストローク戦での錦織のポイントがあり、0-30と錦織がポイントを先行しますが、強力なフォアハンドで攻め続けるルブレフが4連続でポイントを取ってキープ。
第5ゲーム、錦織がラブゲームでキープ。
第6ゲーム、ルブレフのバックハンドのミス、フォアハンドのミス、ファーストサーブでのポイント、バックハンドのミスがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ますが、ルブレフがしっかりと攻め切ってピンチを凌ぎ、デュースへ。
デュース1回目でルブレフがキープ。
第7ゲーム、ルブレフの強烈なリターンからのフォアハンドのウィナー、錦織のバックハンドのミス、ルブレフの逆をつく錦織のフォアハンドのストレートへのショット、錦織のフォアハンドのクロスへのウィナー、錦織のダブルフォルトがあり、30-40とルブレフにブレークポイントが来ます。
ルブレフの逆をつく錦織のフォアハンドのクロスへのウィナーが決まり、デュースへ。
デュース1回目、錦織にバックハンドのミスが出てルブレフにブレークポイントが来ますが、先にルブレフが攻撃を仕掛ける展開の中で錦織の見事なフォアハンドのクロスへの鋭いショットが決まります。
デュース2回目と3回目で錦織にゲームポイントが来ますが、どちらも錦織にダブルフォルトが出て決めきれません。
デュース4回目、錦織にフォアハンドのミスが出てルブレフにブレークポイントが来ますが、ストロークの打ち合いを錦織が制してピンチを凌ぎます。
11分を超える長いゲームとなりましたが、デュース6回目で錦織が何とかキープ。
第8ゲーム、15-0から錦織の厳しいリターンでのポイント、錦織のフォアハンドのクロスへのカウンターショットでのウィナーがあり、15-30と錦織がポイントを先行しますが、ルブレフが3連続でポイントを取ってキープ。
第9ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
40-30と錦織にセットポイントが来ますが、ルブレフの少し深めのリターンでのポイントがあり、デュースへ。
デュース1回目にも錦織にセットポイントが来ますが、錦織にもったいないバックハンドのミスが出て決めきれません。
デュース2回目、ルブレフのリターンエースが決まってルブレフにブレークポイントが来ると、またもルブレフのリターンエースが決まり(ほんのわずかサイドラインにかかっていました)、ルブレフが土壇場でブレークバックに成功。
第10ゲーム、ルブレフがキープ。
第11ゲーム、錦織のフォアハンドのドライブボレーでのウィナー、外から入れてくる錦織の見事なフォアハンドのダウンザラインへのウィナー、錦織のサービスエースなどがあり、錦織がキープ。
第12ゲーム、ルブレフのダブルフォルト、錦織がリターンから先に攻撃を仕掛けてのポイント、錦織の厳しいコースへのリターンでのポイントがあり、0-40と錦織にセットポイント(ブレークポイント)が来ます。
ルブレフがフォアハンドの逆クロスへのショットを連続で打ってきますが、錦織がしっかりとディフェンスをしてルブレフのミスを誘い、錦織がブレークをして第1セットを先取。
錦織 | 第1セット | ルブレフ |
3 | サービスエース | 3 |
4 | ダブルフォルト | 2 |
49%(23/47) | ファーストサーブ確率 | 54%(19/35) |
70%(16/23) | 1st Serve Points Won | 79%(15/19) |
58%(14/24) | 2nd Serve Points Won | 25%(4/16) |
50%(2/4) | ブレイク / チャンス | 25%(1/4) |
3/4 | ネットポイント | 3/5 |
56%(46/82) | Total Points Won | 44%(36/82) |
14 | Winner 合計 | 11 |
6 | フォアハンド | 7 |
3 | バックハンド | 1 |
5 | サーブ | 3 |
17 | Unforced error 合計 | 18 |
8 | フォアハンド | 6 |
5 | バックハンド | 10 |
4 | サーブ | 2 |
[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・Total Points Won:取得した全ポイント。
第2セット
第2セット | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ● | ○ | ○ | ● | ○ | – | – | – | 6 | |||
ルブレフ | ○ | ● | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
○:キープ、●:ブレーク |
錦織のサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、サーブからしっかりとポイントを取る形を作り、錦織がキープ。
第2ゲーム、ルブレフのサービスエースやバックハンドのダウンザラインへのウィナーなどがあり、ルブレフがキープ。
第3ゲーム、錦織のフォアハンドのミス、ルブレフのフォアハンドのミス、ルブレフのフォアハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、錦織のダブルフォルトがあり、15-40とルブレフにブレークポイントが来ます。
錦織が1本凌ぎますが、錦織にバックハンドのミスが出て、ルブレフがブレークに成功。
第4ゲーム、錦織のバックハンドのダウンザラインへのショットでのポイント、ロングラリーでの錦織のポイント、錦織のバックハンドのミス、錦織の深いリターンからのフォアハンドのウィナーがあり、15-40と錦織にブレークポイントが来ます。
ルブレフにダブルフォルトが出て、錦織がブレークバックに成功。
第5ゲーム、40-15からルブレフの深いリターンからの連続攻撃でのポイント、錦織のフォアハンドのミスがあり、デュースまで行きますが、デュース1回目で錦織がキープ。
第6ゲーム、ルブレフがラブゲームでキープ。
第7ゲーム、錦織がキープ。
第8ゲーム、ルブレフのダブルフォルトとフォアハンドのミスとバックハンドのミスがあり、0-40と錦織にブレークポイントが来ます。
錦織のフォアハンドのクロスへのカウンターショットが決まり、錦織がブレークに成功。
第9ゲーム、錦織のサービングフォーザマッチ。
錦織のフォアハンドのウィナーとセカンドサーブでのポイントとファーストサーブでのポイントがあり、40-0と錦織にマッチポイントが来ます。
ルブレフにフォアハンドのミスが出て、錦織が勝利。
錦織 | 第2セット | ルブレフ |
0 | サービスエース | 1 |
1 | ダブルフォルト | 2 |
62%(18/29) | ファーストサーブ確率 | 47%(9/19) |
78%(14/18) | 1st Serve Points Won | 44%(4/9) |
45%(5/11) | 2nd Serve Points Won | 50%(5/10) |
100%(2/2) | ブレイク / チャンス | 50%(1/2) |
2/3 | ネットポイント | 0/1 |
60%(29/48) | Total Points Won | 40%(19/48) |
4 | Winner 合計 | 3 |
2 | フォアハンド | 0 |
2 | バックハンド | 2 |
0 | サーブ | 1 |
11 | Unforced error 合計 | 14 |
4 | フォアハンド | 6 |
6 | バックハンド | 6 |
1 | サーブ | 2 |
試合振り返り・スタッツ
第1セットの立ち上がりから錦織のストロークの調子も良く、いい感じでゲームを進めていましたが、第7ゲームで突如錦織のプレーが落ちます。
錦織のミスが増えてダブルフォルトも1ゲームで3本も出るなど、先週のロジャーズ・カップのハーセ戦を思い起こさせるような展開となりましたが、このゲームは何とか錦織が踏ん張りました。
第9ゲームでは錦織がセットポイントを決めきれずにルブレフに土壇場でブレークバックを許しましたが、ルブレフの方もアップダウンが激しく、錦織が第1セットを先取。
第2セットでは第3ゲームで錦織のストロークミスやダブルフォルトが絡んでルブレフが先にブレークをしますが、錦織がすぐにブレークバックに成功。
錦織のすばらしいショットもあれば簡単にミスもするなど、何ともスッキリしない試合展開となる中、第7ゲーム途中から錦織の11連続ポイントで一気に試合が決まりました。
いろいろと反省点はあるかと思いますが、先週の嫌なイメージが残った中での今大会の初戦だったので、まずは勝利という結果で終えることができて良かったです。
錦織 | Match | ルブレフ |
3 | サービスエース | 4 |
5 | ダブルフォルト | 4 |
54%(41/76) | ファーストサーブ確率 | 52%(28/54) |
73%(30/41) | 1st Serve Points Won | 68%(19/28) |
54%(19/35) | 2nd Serve Points Won | 35%(9/26) |
67%(4/6) | ブレイク / チャンス | 33%(2/6) |
5/7 | ネットポイント | 3/6 |
58%(75/130) | Total Points Won | 42%(55/130) |
1,566m | Total Distance Run | 1,590m |
18 | Winner 合計 | 14 |
8 | フォアハンド | 7 |
5 | バックハンド | 3 |
5 | サーブ | 4 |
28 | Unforced error 合計 | 32 |
12 | フォアハンド | 12 |
11 | バックハンド | 16 |
5 | サーブ | 4 |
錦織の2回戦の対戦相手は!?
錦織圭のウエスタン&サザン・オープンの2回戦の対戦相手は、世界ランキング151位のスタン・ワウリンカ(33歳・スイス)。

過去の対戦成績は、錦織の4勝、ワウリンカの4勝。
直近の対戦は2017年のブリスベン国際(ハード)の準決勝で、錦織がセットカウント2-0(7-6、6-3)で勝利しています。
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