【2019年】ロジャーズ・カップの結果(準決勝)


2019年8月5日から8月11日(2019年第32週)にモントリオール(カナダ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ロジャーズ・カップ(カナダ・マスターズ)」の準決勝の結果(男子シングルス)、準決勝後の暫定ランキング、放送予定を見ていきます。

準決勝「ナダル vs モンフィス」
ナダルが勝てばロジャーズ・カップ2年連続5回目(マスターズ51回目)の決勝、モンフィスが勝てばロジャーズ・カップ初(マスターズ4回目)の決勝進出となります。

※前日に行われる予定だった準々決勝の1試合が雨で順延となったため、モンフィスは準々決勝と準決勝のブルヘッダーとなります。

準決勝「ハチャノフ vs メドベージェフ」
ハチャノフが勝てばロジャーズ・カップ初(マスターズ2回目)の決勝、メドベージェフが勝てばマスターズ初の決勝進出となります。

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2019年 ロジャーズ・カップ 準決勝の結果

ロジャーズ・カップの準決勝の結果です。

<日程>
・8月10日(土):準決勝

日本とモントリオールの時差:-13時間(日本の方が13時間進んでいます)

※スコアにある各選手の()内の数字は2019年8月5日付の世界ランキング

トップハーフ
[1] ラファエル・ナダル (2)
[16] ガエル・モンフィス (20) 棄権
ボトムハーフ
[6] カレン・ハチャノフ (8) 0 1 66
[8] ダニール・メドベージェフ (9) 2 6 78

以下、各試合の簡単な試合の振り返り、スタッツです。(試合後に追記していきます)

準決勝「ナダル vs モンフィス」

過去の対戦成績は、ナダルの14勝、モンフィスの2勝。

ハードコートでは、ナダルの7勝、モンフィスの2勝。

直近の対戦は2018年のマドリード・オープン(クレーコート)の2回戦で、ナダルがセットカウント2-0(6-3、6-1)で勝利しています。

[1] ラファエル・ナダル (2)
[16] ガエル・モンフィス (20) 棄権

雨の影響で準決勝と同日に準々決勝の試合を行った第16シードのガエル・モンフィス(32歳・フランス)が棄権をし、第1シードのラファエル・ナダル(33歳・スペイン)がロジャーズ・カップ2年連続5回目(マスターズ51回目)の決勝進出を決めました。

準決勝「ハチャノフ vs メドベージェフ」

過去の対戦成績は、ハチャノフの1勝、メドベージェフの1勝。(2戦すべてハードコート)

直近の対戦は2018年のクレムリン・カップ(室内ハードコート)の準決勝で、ハチャノフがセットカウント2-1(6-1、6-7、6-3)で勝利しています。

[6] カレン・ハチャノフ (8) 0 1 66
[8] ダニール・メドベージェフ (9) 2 6 78
試合時間:1時間23分

第8シードのダニール・メドベージェフ(23歳・ロシア)が第6シードのカレン・ハチャノフ(23歳・ロシア)をセットカウント2-0(6-1、7-6)で破り、マスターズ初の決勝進出を決めました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

メドベージェフのサービスで第1セット開始。

第1ゲーム、メドベージェフがラブゲームでキープ。

第2ゲーム、ハチャノフのバックハンドのミス、ラリー戦でのメドベージェフのポイント、メドベージェフの見事なバックハンドのショートクロスへのパッシングショットのウィナーがあり、0-40とメドベージェフにブレークポイントが来ます。

ハチャノフが1本凌ぎますが、ハチャノフにダブルフォルトが出て、メドベージェフがブレークに成功

第4ゲーム、デュースまで行きますが、デュース1回目でハチャノフがキープ。

第6ゲーム、ネット際の攻防でのメドベージェフのポイント、メドベージェフの深いリターンでのポイント、ハチャノフのボレーのウィナー、メドベージェフのネットプレーでのポイントがあり、15-40とメドベージェフにブレークポイントが来ます。

ハチャノフにダブルフォルトが出て、メドベージェフがブレークに成功

第7ゲーム、メドベージェフのサービングフォーザセット。
メドベージェフがキープをして第1セットを先取

第1セットでメドベージェフがサービスゲームで失ったポイントはわずか3ポイントでした。

第2セット

ハチャノフのサービスで第2セット開始。

第3ゲーム、ハチャノフのバックハンドの連続ミス、ダブルフォルトがあり、0-40とメドベージェフにブレークポイントが来ます。

ハチャノフが1本凌ぎますが、ロングラリーでハチャノフにフォアハンドのミスが出て、メドベージェフがブレークに成功

第4ゲーム、40-15からメドベージェフのスマッシュミス、ハチャノフのフォアハンドの逆クロスへのウィナーがあり、デュースへ。

デュース2回目、ラリー戦でハチャノフがポイントを取り、ハチャノフにブレークポイントが来ます。

ハチャノフのバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、ハチャノフがブレークバックに成功

第8ゲーム、メドベージェフのダブルフォルトが2本ありましたが、メドベージェフがキープ。

第9ゲーム、ハチャノフのバックハンドの連続ミス、フォアハンドのミスがあり、0-40とメドベージェフにブレークポイントが来ます。

ラリー戦でメドベージェフがポイントを取り、メドベージェフがブレークに成功

第10ゲーム、メドベージェフのサービングフォーザマッチ。
メドベージェフのファーストサーブでのポイント、ダブルフォルト、フォアハンドのアプローチショットでのポイント(30-15)、メドベージェフのもったいないドロップショットのミス、ボレーミスがあり、30-40とハチャノフにブレークポイントが来ます。

メドベージェフにバックハンドのミスが出て、土壇場でハチャノフがブレークバックに成功

第12ゲーム、40-0からデュースまで行きますが、デュース1回目でメドベージェフがキープ。

タイブレーク(ハチャノフ – メドベージェフ)

ハチャノフのサービス
1:ハチャノフにバックハンドのミスが出て、メドベージェフがミニブレーク(0-1)

メドベージェフのサービス
2:メドベージェフのバックハンドのクロスへのウィナー(0-2)
3:ロングラリーでハチャノフが打ち勝ち、ハチャノフがミニブレーク(1-2)

ハチャノフのサービス
4:ハチャノフの連続攻撃でのポイント(2-2)
5:メドベージェフのバックハンドのミス(3-2)

メドベージェフのサービス
6:メドベージェフにフォアハンドのミスが出て、ハチャノフがミニブレーク(4-2)
7:ハチャノフのバックハンドのミス(4-3)

ハチャノフのサービス
8:メドベージェフがグラウンドスマッシュでポイントを取り、メドベージェフがミニブレーク(4-4)
9:メドベージェフのバックハンドのミス(5-4)

メドベージェフのサービス
10:メドベージェフの連続攻撃からのボレーのウィナー(5-5)
11:メドベージェフにとってアンラッキーな判定でポイントのやり直しとなった後、メドベージェフのファーストサーブでのポイント(5-6:メドベージェフのマッチポイントMP)

ハチャノフのサービス
12:ハチャノフのファーストサーブでのポイント(6-6)
13:ハチャノフにフォアハンドのミスが出て、メドベージェフがミニブレーク(6-7:メドベージェフのMP)

メドベージェフのサービス
14:ロングラリーでメドベージェフのバックハンドがコードボールとなってメドベージェフがポイントを取り、メドベージェフが勝利(6-8)

スタッツ

メドベージェフが主導権を握る中、第2セットの第4ゲームでのスマッシュミスや第10ゲームのドロップショットのミスでハチャノフに反撃の機会を与えるなど詰めの甘さこそありましたが、メドベージェフのサーブ、リターン、ストローク(+ディフェンス力)、ネットプレーの良さが光る試合内容でした。

ハチャノフ Match メドベージェフ
4 サービスエース 4
4 ダブルフォルト 5
53% (29/55) ファーストサーブ確率 57% (37/65)
59% (17/29) 1st Serve Points Won 89% (33/37)
42% (11/26) 2nd Serve Points Won 39% (11/28)
100% (2/2) ブレーク / チャンス 67% (4/6)
3/11 ネットポイント 14/17
51% (28/55) Service Points Won 68% (44/65)
32% (21/65) Return Points Won 49% (27/55)
41% (49/120) Total Points Won 59% (71/120)
2083.9m Total Distance Run 2187.8m
17 Winner 合計 19
10 フォアハンド 6
3 バックハンド 8
4 サーブ 5
29 Unforced error 合計 22
12 フォアハンド 8
13 バックハンド 9
4 サーブ 5

ドロー表(結果)

準決勝後の暫定ランキング(トップ30)

ロジャーズ・カップの準決勝終了時点での暫定ランキングです。

暫定
順位
選手名 基礎
point
round result 獲得
point
SF後
point
1 ジョコビッチ 12,325 欠場 12,325
2 ナダル 6,945 準決勝 600 7,545
3 フェデラー 7,460 欠場 7,460
4 ティーム 4,745 準々決勝 × 180 4,925
5 錦織 圭 4,030 2回戦 × 10 4,040
6 ズベレフ 3,825 準々決勝 × 180 4,005
7 チチパス 3,445 2回戦 × 10 3,455
8 メドベージェフ 2,630 準決勝 600 3,230
9 ハチャノフ 2,530 準決勝 × 360 2,890
10 フォニーニ 2,375 準々決勝 × 180 2,555
11 B アグート 2,215 準々決勝 × 180 2,395
12 デルポトロ 2,230 欠場 2,230
13 チョリッチ 2,150 1回戦 × 45 2,195
14 アンダーソン 2,140 棄権 2,140
15 モンフィス 1,770 準決勝 × 360 2,130
16 イズナー 1,995 2回戦 × 45 2,040
17 バシラシビリ 1,930 3回戦 × 90 2,020
18 チリッチ 1,850 3回戦 × 90 1,940
19 ゴファン 1,805 1回戦 × 10 1,815
20 ラオニッチ 1,765 2回戦 × 45 1,810
21 A アリアシム 1,695 3回戦 × 90 1,785
22 ペラ 1,620 3回戦 × 90 1,710
23 ワウリンカ 1,625 2回戦 × 45 1,670
24 シュワルツマン 1,600 2回戦 × 45 1,645
25 フリッツ 1,535 1回戦 × 10 1,545
26 ベレッティーニ 1,545 棄権 1,545
27 キリオス 1,465 1回戦 × 10 1,475
28 ラヨビッチ 1,456 1回戦 × 10 1,466
29 ペール 1,393 1回戦 × 10 1,403
30 エドマンド 1,315 2回戦 × 45 1,360

基礎ポイントについては、『 ATPランキング試算(2019年8月・モントリオール後)』をご覧ください。

1回戦を免除された第1シードから第8シードの選手が初戦敗退(2回戦敗退)となった場合、獲得ポイントは2回戦ではなく1回戦の10ポイントとなります。

ロジャーズ・カップ 獲得ポイント
ラウンド 獲得ポイント
優勝 1,000
準優勝 600
準決勝 360
準々決勝 180
3回戦 90
2回戦 45
1回戦 10

準決勝の放送予定

GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンド、Paraviでの放送・配信が予定されています。

女子の試合は、DAZNで配信が予定されています。

GAORA

GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
8月11日() 準決勝 1 [生] 3:57~7:00
8月11日() 準決勝 2 [生] 8:57~12:00
8月11日() 準決勝 1 [録] 14:30~17:00
8月11日() 準決勝 2 [録] 24:00~26:30

[生]:生中継、[録]:録画

<放送する対戦カード>
・8月11日(日) 準決勝1「K.ハチャノフ vs D.メドベージェフ」
・8月11日(日) 準決勝2「R.ナダル vs G.モンフィス」

NHK・BS1

NHKでは、BS1またはサブch102で錦織が出場する試合を中心に2回戦から決勝まで7試合を放送予定。

日付 ラウンド 放送時間
8月11日() 準決勝 1 [BS1] 4:00~5:00
[102] 5:00~(6:00)
8月11日() 準決勝 2 [102] 9:00~(10:50)

<放送する対戦カード>
・8月11日(日) 準決勝1「K.ハチャノフ vs D.メドベージェフ」
・8月11日(日) 準決勝2「R.ナダル vs G.モンフィス」

WOWOWメンバーズオンデマンド

WOWOWメンバーズオンデマンドでは、1回戦から決勝までをライブ配信の予定。(大会1日目は無料配信)

WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。

また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。

Paravi

Paraviでは、ライブ&アーカイブ配信の予定。

2019年 ロジャーズ・カップ 各ラウンドの結果

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