2019年8月5日から8月11日(2019年第32週)にモントリオール(カナダ)で開催されるATPツアー・マスターズ1000「ロジャーズ・カップ(カナダ・マスターズ)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手、ドロー表、放送予定を見ていきます。
また、出場予定の錦織圭の本大会での過去の成績も紹介します。
ロジャーズ・カップ(マスターズ1000)
ロジャーズ・カップは、カナダのモントリオールにあるIGAスタジアムで開催されるATPツアー・マスターズ1000の大会です。
ロジャーズ・カップは隔年ごとにモントリオールとトロントで開催され、2019年は男子の大会がモントリオール、女子の大会がトロントで開催されます。
大会概要
大会名 | ロジャーズ・カップ (Rogers Cup) |
別名 | カナダ・オープン、カナダ・マスターズ |
カテゴリ | ATPツアー・マスターズ1000 |
開催期間 | 2019年8月5日 ~ 8月11日 |
開催地 | カナダ/モントリオール |
会場 | IGAスタジアム |
サーフェス | ハードコート |
ドロー | シングルス:56、ダブルス:32 |
賞金総額 | $5,701,945 (約6億2,000万円) |
日本との時差 | -13時間 (サマータイム中) |
ロジャーズ・カップのポイントと賞金を紹介します。
ラウンド | ポイント | 賞金 |
---|---|---|
優勝 | 1,000 | $1,049,040 (約1億1,410万円) |
準優勝 | 600 | $531,010 (約5,770万円) |
準決勝 | 360 | $272,365 (約2,960万円) |
準々決勝 | 180 | $140,385 (約1,530万円) |
3回戦 | 90 | $70,325 (約760万円) |
2回戦 | 45 | $36,830 (約400万円) |
1回戦 | 10 | $20,755 (約230万円) |
※賞金(日本円)について、2019年7月26日時点での1ドル108.74円で換算。
歴代優勝者
ロジャーズ・カップの過去10年の優勝者を紹介します。
大会のシングルス最多優勝記録は、イワン・レンドル氏の6回。
・レンドル:1980、1981、1983、1987~1989
2018年は、決勝で第1シードのラファエル・ナダルがステファノス・チチパスをセットカウント2-0(6-2、7-6)で破り、ロジャーズ・カップ5年ぶり4回目の優勝を飾りました。(2018年の結果はこちら)
年 | 優勝者 |
---|---|
2018 | ラファエル・ナダル |
2017 | アレクサンダー・ズベレフ |
2016 | ノバク・ジョコビッチ |
2015 | アンディ・マレー |
2014 | ジョーウィルフリード・ツォンガ |
2013 | ラファエル・ナダル |
2012 | ノバク・ジョコビッチ |
2011 | ノバク・ジョコビッチ |
2010 | アンディ・マレー |
2009 | アンディ・マレー |
大会日程
8月3日(土)と8月4日(日)に予選が行われます。
本戦は8月5日(月)からの7日間開催で、8月11日(日)に決勝が行われます。
日付 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
8月3日(土) | 予選 | 予選 |
8月4日(日) | 予選 | 予選 |
8月5日(月) | 1回戦 | 1回戦 |
8月6日(火) | 1回戦・2回戦 | 1回戦・2回戦 |
8月7日(水) | 2回戦 | 2回戦 |
8月8日(木) | 3回戦 | 3回戦 |
8月9日(金) | 準々決勝 | 準々決勝 |
8月10日(土) | 準決勝 | 準決勝 |
8月11日(日) | 決勝 | 決勝 |
<開催地>
男子:モントリオール
女子:トロント
エントリー選手
ロジャーズ・カップに出場予定の選手(DA44名)、各選手の2018年の同大会での結果を紹介します。
日本勢では、錦織圭が出場予定。(予選に西岡良仁が出場予定)
<シングルスの出場枠 56>
・本戦ストレートイン (DA):44名
・ワイルドカード (WC):4名
・予選通過者 (Q):7名
・Special Exempt (SE):1名
ランキング上位16名にシードが与えられます。
第1シードから第8シード選手は1回戦が免除され、2回戦からの出場となります。
<欠場者の情報>
ジョコビッチ、フェデラー、デルポトロ、ベルダスコ、ティアフォ、クエバスは欠場となりました。
シード | 選手名 | Rank | 2018年 |
---|---|---|---|
– | ノバク・ジョコビッチ | 1位 | 3回戦 |
1 | ラファエル・ナダル | 2位 | 優勝 |
– | ロジャー・フェデラー | 3位 | – |
2 | ドミニク・ティーム | 4位 | 2回戦 |
3 | アレクサンダー・ズベレフ | 5位 | ベスト8 |
4 | ステファノス・チチパス | 6位 | 準優勝 |
5 | 錦織 圭 | 7位 | 1回戦 |
6 | カレン・ハチャノフ | 8位 | ベスト4 |
7 | ファビオ・フォニーニ | 9位 | 2回戦 |
8 | ダニール・メドベージェフ | 10位 | 3回戦 |
9 | ケビン・アンダーソン | 11位 | ベスト4 |
– | フアン マルティン・デルポトロ | 12位 | – |
10 | ロベルト・バウティスタ アグート | 13位 | – |
11 | ボルナ・チョリッチ | 14位 | 2回戦 |
12 | ジョン・イズナー | 15位 | 3回戦 |
13 | ニコロズ・バシラシビリ | 16位 | – |
14 | マリン・チリッチ | 17位 | ベスト8 |
15 | ダビド・ゴファン | 18位 | 1回戦 |
16 | ガエル・モンフィス | 19位 | – |
ミロシュ・ラオニッチ | 20位 | 2回戦 | |
スタン・ワウリンカ | 21位 | 3回戦 | |
フェリックス・オジェ アリアシム | 22位 | 2回戦 | |
マッテオ・ベレッティーニ | 23位 | – | |
ギド・ペラ | 24位 | – | |
アレックス・デミノー | 25位 | – | |
ドゥシャン・ラヨビッチ | 26位 | – | |
ディエゴ・シュワルツマン | 27位 | 3回戦 | |
テイラー・フリッツ | 28位 | – | |
リュカ・プイユ | 29位 | 1回戦 | |
ブノワ・ペール | 30位 | 2回戦 | |
デニス・シャポバロフ | 31位 | 3回戦 | |
フェルナンド・ベルダスコ | 32位 | 2回戦 | |
ジル・シモン | 33位 | – | |
カイル・エドマンド | 34位 | 1回戦 | |
ヤン レナード・シュトルフ | 35位 | – | |
ラスロ・ジェレ | 36位 | – | |
クリスチャン・ガリン | 37位 | – | |
ピエール ユーグ・エルベール | 38位 | 2回戦 | |
フランシス・ティアフォ | 40位 | 3回戦 | |
ラドゥ・アルボット | 41位 | – | |
ニック・キリオス | 52位 | 1回戦 | |
パブロ・クエバス | 53位 | – | |
マルコ・チェッキナート | 62位 | 1回戦 | |
アドリアン・マナリノ | 66位 | 1回戦 | |
以下、欠場選手に替わるエントリー (Alternates) | |||
ジョーダン・トンプソン | 46位 | – | |
リシャール・ガスケ | 68位 | – | |
ミハイル・ククシュキン | 45位 | – | |
グリゴール・ディミトロフ | 57位 | ベスト8 | |
キャメロン・ノーリー | 58位 | – | |
マートン・フチョビッチ | 54位 | 2回戦 |
Rank:2019年7月29日付の世界ランキング
ドロー表
ドローセレモニーは、現地時間8月2日(金)16時30分、日本時間8月3日(土)5時30分からの予定。
ドロー表(PDF版)は、『 2019年ロジャーズ・カップのドロー表 』をご覧ください。(女子シングルスのドロー表はこちら)
第1シードから第8シードまでのドローは次のようになりました。
<トップハーフ>
[1] ナダル – フォニーニ [7]
[4] チチパス – 錦織 [5]
<ボトムハーフ>
[3] ズベレフ – ハチャノフ [6]
[2] ティーム – メドベージェフ [8]
<withdraw>
第9シードのアンダーソンが棄権したため、ラオニッチが第17シードとしてアンダーソンのいた場所に移動。
そして、予選開始前の棄権だったため、予選に第1シードで出場予定だったホルカシュが繰り上がりで本戦に出場となり、ラオニッチのいた場所に入りました。
マッテオ・ベレッティーニが棄権し、ラッキールーザーでジョン・ミルマンが出場。
ロジャーズ・カップの結果
2019年ロジャーズ・カップの1回戦から決勝までの結果です。
結果の記事では各ラウンド終了時の暫定ランキング(ポイント)も紹介する予定です。
・ロジャーズ・カップ「2回戦」の結果
・ロジャーズ・カップ「3回戦」の結果
・ロジャーズ・カップ「準々決勝」の結果
・ロジャーズ・カップ「準決勝」の結果
・ロジャーズ・カップ「決勝」の結果
錦織圭と大坂なおみのロジャーズ・カップの試合結果です。
放送予定
GAORA、NHK・BS1、WOWOWメンバーズオンデマンド、Paraviでの放送・配信が予定されています。
女子の試合は、DAZNで配信が予定されています。
GAORA
GAORAでは、1回戦から決勝まで生中継で放送予定。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
8月6日(火) | 1回戦 | 1:00~12:30 |
8月7日(水) | 1回戦・2回戦 | 1:00~12:30 |
8月8日(木) | 2回戦 | 1:00~12:25 |
8月9日(金) | 3回戦 | 1:00~12:30 |
8月10日(土) | 準々決勝 1&2 | 1:00~6:00 |
8月10日(土) | 準々決勝 3&4 | 7:30~12:30 |
8月11日(日) | 準々決勝 4 | 2:00~3:57 |
8月11日(日) | 準決勝 1 | 3:57~7:00 |
8月11日(日) | 準決勝 2 | 8:57~12:00 |
8月12日(月) | 決勝 (D) | 2:30~4:45 |
8月12日(月) | 決勝 (S) | 4:45~9:00 |
※S:シングルス、D:ダブルス
8月10日(土)に行われる予定だった準々決勝の第4試合が雨で順延となったため、8月11日(日)に予定が追加されました。(生中継)
NHK・BS1
NHKでは、BS1またはサブch102で錦織が出場する試合を中心に2回戦から決勝まで7試合を放送予定。
※放送時間、放送する対戦カードは分かり次第追記します。
日付 | ラウンド | 放送時間 |
---|---|---|
8月7日(水) | 1回戦 | [102] 1:00~2:24 [BS1] 2:24~(3:00) |
8月8日(木) | 2回戦 | [BS1] 1:00~(3:00) |
8月9日(金) | 3回戦 | [102] 1:00~2:29 [BS1] 2:29~(3:00) |
8月10日(土) | 準々決勝 | [102] 1:00~2:29 [BS1] 2:29~(3:00) |
8月11日(日) | 準決勝 1 | [BS1] 4:00~5:00 [102] 5:00~(6:00) |
8月11日(日) | 準決勝 2 | [102] 9:00~(10:50) |
8月12日(月) | 決勝 | [BS1] 5:00~(7:00) |
<放送する対戦カード>
・8月7日(水) 1回戦「M.チリッチ vs B.クラン」
・8月8日(木) 2回戦「錦織 vs R.ガスケ」
・8月9日(金) 3回戦「M.チリッチ vs D.ティーム」
・8月10日(土) 準々決勝「D.メドベージェフ vs D.ティーム」
・8月11日(日) 準決勝1「K.ハチャノフ vs D.メドベージェフ」
・8月11日(日) 準決勝2「R.ナダル vs G.モンフィス」
・8月12日(月) 決勝「R.ナダル vs D.メドベージェフ」
WOWOWメンバーズオンデマンド
WOWOWメンバーズオンデマンドでは、1回戦から決勝までをライブ配信の予定。(大会1日目は無料配信)
WOWOWメンバーズオンデマンドは、WOWOWに加入中の方(有料放送契約を締結し、月額視聴料を支払いしている方)が利用できます。
また、オンデマンドで視聴するには、WEB会員登録(無料)後に配信サイトまたは専用アプリにてログインする必要があります。
Paravi
Paraviでは、ライブ&アーカイブ配信の予定。
錦織の過去の成績
錦織のロジャーズ・カップでの過去の成績を紹介します。
最高成績は2016年の準優勝。
年 | ラウンド | 対戦相手 |
---|---|---|
2018 | 1回戦 | ロビン・ハーセ |
2017 | 2回戦 | ガエル・モンフィス |
2016 | 準優勝 | ノバク・ジョコビッチ |
2015 | 準決勝 | アンディ・マレー |
2014 | – | – |
2013 | 3回戦 | リシャール・ガスケ |
2012 | 2回戦 | サム・クエリー |
2018年の錦織はノーシードでの出場となり、1回戦でハーセと対戦。
第1セットの立ち上がりは錦織のストロークが好調で錦織が第2ゲームで先にブレークをしますが、その後の錦織はアップダウンが大きく、第5ゲームと第11ゲームでブレークを許し、ハーセが第1セットを先取。
第2セットもハーセの勢いを止めることができず、ハーセがストレートで勝利。
ラウンド | 対戦相手 | Rank | スコア |
---|---|---|---|
1回戦 | ロビン・ハーセ | 39 | 5-7, 1-6 |
※Rank:対戦相手の当時の世界ランキング
今シーズンの錦織は例年通り、シティ・オープンから北米ハードコートシーズンを始動し、ロジャーズ・カップ、ウエスタン&サザン・オープンと3週連続で大会に出場してから全米オープンに向かう予定でしたが、シティ・オープンを欠場。
当初のスケジュールだと疲労の蓄積が心配だったので、シティ・オープンをスキップする判断は良かったかなと思いますが、全仏オープンで痛めた右上腕の回復が遅れており、全米オープンに向けて錦織の右腕の状態が気がかりです。
コメント
テニスK管理者さま
いつも拝見させていただいています。
確認と、質問です。
ストレートインのCuevasとKyrgiosは、7月29日付ではそれぞれ53位と52位ではないでしょうか。
それと、なぜランキング58位のNorrieや66位のMannarinoはコミットメントプレーヤーでもないのにダイレクトインでき、44位のHurkaczや51位のEvansが予選スタートなのでしょうか??
ダイレクトインできるのは、必ずしもランキング上位から順番(+コミットメントプレーヤー)というわけではないのでしょうか。
ご指摘ありがとうございます。
クエバスとキリオスのランキングが間違っていたので、修正しました。
ダイレクトインについて、ロジャーズ・カップのエントリーリストが発表された時点でのランキング(6月24日付のランキング)上位44名がダイレクトインとなります。
そして、シード順がドローが発表される週の7月29日付のランキングで決まります。
[6月24日付のランキング]
37位:マナリノ
38~43位は省略
44位:クエバス
ここまでがダイレクトイン。以下、欠場者が出た場合の順番待ち。
45位:トンプソン
46位;ガスケ
47位:ククシュキン
48位:ディミトロフ
49位:ノーリー
50位:フチョビッチ
—————————–
51位:クライノビッチ
52位:ホルカシュ
53位:ロペス
54位:クリザン
55位:エバンス
今回、ダイレクトインだった選手の6人が欠場となったため、45位トンプソンから50位フチョビッチまでの6人が繰り上がりで本戦に出場。
ご指摘のマナリノは37位でダイレクトイン、ノーリーは繰り上がりでダイレクトイン。
51位以下だった選手で予選にエントリーしていれば、予選からスタートとなります。(52位ホルカシュと55位エバンスは予選へ。)