【ローマ】3回戦「錦織vsデルポトロ」の結果(2017年)

2017年BNLイタリア国際(ローマ)3回戦の錦織選手の対戦相手は、世界ランキング34位のフアン・マルティン・デルポトロ選手。

錦織圭選手とデルポトロ選手のプレイヤー情報、3回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。

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プレイヤー情報(3回戦)

過去の対戦成績は、錦織選手の1勝、デルポトロ選手の4勝。

直近の試合は、2016年のスイス・インドアの準々決勝。
錦織選手が7-5、6-4のストレートで勝利し、デルポトロ選手に対して初勝利を挙げました。

過去の対戦成績については、選手名鑑『 フアン・マルティン・デルポトロ 』で紹介しています。

※2017年5月15日時点

錦織 圭 デルポトロ
1勝 対戦成績 4勝
9位(4位) 最新ランキング(最高) 34位(4位)
日本 国籍 アルゼンチン
27歳 年齢 28歳
1989年12月29日 生年月日 1988年9月23日
178cm / 75kg 身長 / 体重 198cm / 97kg
右 / 両手 利き手 / バック 右 / 両手
2007年 プロ転向 2005年
17勝6敗 2017年成績 7勝4敗
0回 2017年優勝回数 0回
318勝148敗 通算成績 353勝144敗
11回 通算優勝回数 19回

3回戦「錦織vsデルポトロ」の結果

BNLイタリア国際 3回戦(2017年5月18日)
[7] 錦織 圭(9位) 0 64 3
フアン・マルティン・デルポトロ(34位) 2 77 6
試合時間:1時間54分

第1セットの第1ゲームでデルポトロ選手にいきなりブレイクされる立ち上がりになりましたが、途中からストローク勝負で錦織選手が主導権を握る場面も増え、第8ゲームに錦織選手がブレイクバックに成功。

その後、お互いブレイクが1回ずつあってタイブレークへ。
勝負どころで錦織選手にミスが出てしまい、デルポトロ選手が第1セットを先取。

第2セットもデルポトロ選手が先にブレイクに成功。
デルポトロ選手はサーブもよく、アンフォーストエラー0本と安定したストロークを展開。

第2セットで隙をまったく見せなかったデルポトロ選手が7-6、6-3のストレートで勝利。

デルポトロ選手はトップ10の錦織選手に勝利したことで自信を深めて完全復活となるのか、準々決勝のジョコビッチ選手との対戦に注目です。

この試合のスタッツを見てみます。

デルポトロ選手のファーストサーブが入った時のポイント取得率が83%と高く、勝負どころでファーストサーブをしっかり入れて、錦織選手に流れを渡しませんでした。

そして、際立つ数字は、デルポトロ選手のストロークのアンフォーストエラーが3本(第2セットは0本)。

錦織選手もいいショットが何度も飛び出すなど良いプレーもありましたが、デルポトロ選手のバック側にボールを集めてもミスする気配がなく、無理してウィナー級のショットでポイントを取っていくしかないという感じでした。

錦織 試合全体 デルポトロ
1 サービスエース 8
1 ダブルフォルト 3
58%(37/64) ファーストサーブ確率 58%(40/69)
65%(24/37) 1st Serve Points Won 83%(33/40)
52%(14/27) 2nd Serve Points Won 45%(13/29)
100%(2/2) ブレイク / チャンス 60%(3/5)
9/12 ネットポイント 5/7
46%(61/133) Total Points Won 54%(72/133)
1,232m Total Distance Run 1,293m
23 Winner 合計 26
14 フォアハンド 15
8 バックハンド 2
1 サーブ 9
17 Unforced error 合計 6
12 フォアハンド 3
4 バックハンド 0
1 サーブ 3

[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・Total Points Won:自分が取得した全ポイント。
・Total Distance Run:総走行距離。

セットごとに試合を振り返っていきます。(振り返りでは「選手」は略)

第1セット

錦織のサービスで試合開始。

第1ゲーム、錦織に3本のミスがあり15-40とデルポトロにブレイクチャンス。
1本凌ぎますが、立ち上がりいきなりデルポトロがブレイクに成功。

第2ゲーム、デルポトロがキープ。

第3ゲーム、錦織のフォアハンド、バックハンドのウィナー決まるなどストロークが良くなってきて、錦織がキープ。

第4ゲーム、デルポトロがラブゲームでキープ。

第5ゲーム、錦織がキープ。

第6ゲーム、デルポトロの大きく跳ねるセカンドサーブに錦織が対応し始めますが、デルポトロのサービスエース2本などもあり、デルポトロがキープ。

第7ゲーム、錦織のストロークでの2本のミスやダブルフォルトがありデュースへ。
ミス絡みで危ういゲームになりかけましたが、錦織がしっかりとキープ。

第8ゲーム、リターンの反応もよくラリーでも良いプレーを見せる錦織。
デルポトロにプレッシャーがかかったのかダブルフォトが出て、15-40と錦織にブレイクチャンス。
錦織の深いリターンからデルポトロの返球がアウトとなり、錦織がブレイクバックに成功。

第9ゲーム、デルポトロの強打にもしっかりと対応し、逆に錦織がすばらしいバックハンドのウィナーを決めるなど、錦織がラブゲームでキープ。

第10ゲーム、錦織がバックハンドのダウンザラインのウィナー、フォアハンドの回り込んでのダウンザラインへのウィナーを決めるなどストローク勝負で主導権を握る錦織。
デュースまで行きますが、デルポトロがキープ。

第11ゲーム、デルポトロのバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、15-40とデルポトロにブレイクチャンス。

バックハンドのクロスラリーで錦織はとにかくフォアに回りこんでデルポトロのバックにボールを集め続けます。
しかし、錦織のボールが若干甘くなってしまい、逆にデルポトロにフォワに回り込まれて逆クロスに強いショットを打たれて錦織が対応できず、デルポトロがブレイクに成功。

第12ゲーム、デルポトロのサービングフォーザセット。
錦織がすばらしいリターンの反応を見せ、ダウンザラインへのウィナーを決めるなど30-40と錦織にブレイクチャンス。
デルポトロのダブルフォルトで錦織がブレイクバックに成功。

タイブレーク、ミニブレイク2本ずつで3-4となって錦織のサービス2本。
1本目はフリーポイントを取りますが、2本目は決めに行ったフォアハンドのダウンザラインへのショットがネットにかかり、デルポトロがミニブレイク。

デルポトロがその後の自身のサービス2本をしっかり決めて、デルポトロが第1セットを先取。

第1セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 T
錦織 4 6
デルポトロ 7 7
○:サービスキープ、●:ブレイク、T:タイブレーク

錦織がコイントスで負けてサーブスタートとなり、フィーリングをつかむ前にいきなりブレイクされたのも痛かったです。

第8ゲームあたりからストローク勝負で錦織が主導権を握ってゲームを展開し、その流れのまま第10ゲームもブレイクのチャンスが来そうになりましたが、デルポトロがサーブのみでポイントを簡単に取って凌がれてしまいました。

錦織にも十分にチャンスがあったセットでしたが、デルポトロも勝負どころでしっかりポイントを取ってきたあたりはさすがでした。

第2セット

デルポトロのサービスで第2セット開始。

第1ゲーム、デルポトロがキープ。

第2ゲーム、錦織がバックハンドのダウンザラインのウィナーを連続で決めるなど、危なげなく錦織がキープ。

第3ゲーム、デュースまで行きますが、デルポトロのフォアハンドのウィナーやドロップショットが決まって、デルポトロがキープ。

第4ゲーム、30-30から錦織のドロップショットが読まれてデルポトロがポイントを取り、30-40とデルポトロにブレイクチャンス。
ストローク勝負でバウンドが変わったのかタイミングが合わず錦織のショットが大きくアウトとなり、デルポトロがブレイクに成功。

第5ゲーム、デルポトロがあっさりとキープ。

第6ゲーム、錦織がラブゲームでキープ。

第7ゲーム、ファーストポイントを錦織が取りますが、デルポトロのサーブとストロークが非常によく、4連続ポイントでデルポトロがキープ。

第8ゲーム、40-15と錦織がゲームポイントを握りますが、デルポトロの強烈なフォアハンドのウィナーなどがありデュースへ。
錦織にミスが出て、デルポトロにマッチポイント(ブレイクポイント)が来ます。
デルポトロのショットがわずかにアウトとなり、このピンチを凌いで錦織がキープ。

第9ゲーム、デルポトロのサービングフォーザマッチ。
デルポトロがしっかりとファーストサーブを入れて主導権を握り、40-0とデルポトロにマッチポイントが来ます。
最後はサービスエースを決めて、デルポトロがラブゲームでキープしてストレートで勝利。

第2セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
錦織 3
デルポトロ 6
○:サービスキープ、●:相手のサービスゲームをブレイク

デルポトロのアンフォーストエラー0本。
アンフォーストエラーかフォーストエラーか微妙な判定はあったと思いますが、それでも見ていてデルポトロがミスする気配がありませんでした。

第1セットよりさらにデルポトロの隙がなくなってしまい、先にブレイクされたことが致命的になってしまいました。

錦織の次の試合予定は!?

錦織選手の次の出場大会は全仏オープン、ではなくATP250「ジュネーヴ・オープン」!?

BNLイタリア国際と全仏オープンの間に開催されるATP250の大会で、急遽、錦織選手の参戦が決定。

【2017年】ジュネーヴ、リヨンの大会情報(ATP250)
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2017年5月第4週(2017年第21週)に開催されるATP250の2大会「ジュネーヴ・オープン(ジュネーヴ)」、「リヨン・オープン(リヨン)」の大会概要、歴代優勝者、大会日程、エントリー選手(上位8選手)、ドロー表、放送予定を紹介します。

錦織選手は右手首の怪我の影響でクレーシーズンに入ってここまで4試合のみと、実戦不足で試合勘を取り戻したいということだと思いますが、先週まで右手首の痛みでプレーできるかどうかという状況だっただけに、個人的には心配の方が大きいです。

去年まではクレーシーズンは試合過多で疲労が溜まった状態で全仏オープンを迎えていたので、この参戦発表があるまでは、今年は怪我の功名でフレッシュな状態で挑めて逆にいい方に向くかもと思っていました(2014年の全米オープンの成功例があったので・・・)。

今回のこの決断がいい方に出てくれることを期待して、錦織選手を応援したいと思います。

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