【ハレ】1回戦「錦織 vs ベルダスコ」の結果(2017年)


2017年ゲリー・ウェバー・オープン(ハレ)の1回戦の錦織圭選手の対戦相手は、世界ランキング34位のフェルナンド・ベルダスコ選手。

錦織選手とベルダスコ選手のプレイヤー情報、1回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。

最後に錦織選手の2回戦の対戦相手を紹介します。

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プレイヤー情報(1回戦)

過去の対戦成績は、錦織選手の4勝2敗。

直近の試合は2017年の全仏オープンの4回戦で、錦織選手がセットカウント3-1(0-6、6-4、6-4、6-0)で勝利。

過去の対戦成績については、選手名鑑『 フェルナンド・ベルダスコ 』で紹介しています。

※2017年6月19日時点

錦織 圭 ベルダスコ
4 勝 対戦成績 2 勝
9位(4位) 最新ランキング(最高) 34位(7位)
日本 国籍 スペイン
27歳 年齢 33歳
1989年12月29日 生年月日 1983年11月15日
178cm / 75kg 身長 / 体重 185cm / 87kg
右 / 両手 利き手 / バック 左 / 両手
2007年 プロ転向 2001年
24勝9敗 2017年成績 17勝12敗
0回 2017年優勝回数 0回
325勝151敗 通算成績 475勝348敗
11回 通算優勝回数 7回

1回戦「錦織vsベルダスコ」の結果

ゲリー・ウェバー・オープン 1回戦(2017年6月20日)
[3] 錦織 圭(9位) 2 67 6 6
フェルナンド・ベルダスコ(34位) 1 79 3 4
試合時間:2時間24分

第1セットはタイブレークまでもつれ、どちらが取ってもおかしくない展開の中でベルダスコ選手が第1セットを先取。

第2セット、ベルダスコ選手はサービスゲームで連続ミスが出るなどプレーが落ち、錦織選手が2回ブレイクに成功して第2セットを奪取。

ファイナルセット、錦織選手はリターンゲームで毎回ブレイクチャンスが来るもなかなかモノにできません。
そして、第7ゲームでようやくブレイクに成功すると、疲れの色が出てきたベルダスコ選手を振り切って勝利。

芝での最初の試合でもあり、全仏オープンで戦ったばかりで今大会のダブルスパートナーでもあるベルダスコ選手が相手ということで、どこかやりにくい面もあったかもしれませんが、芝でのプレーに対応をしながら怪我もなくしっかりと試合を締めたという感じで、まずはいいスタートが切れたのではないかと思います。

錦織 試合全体 ベルダスコ
3 サービスエース 14
4 ダブルフォルト 2
64%(67/104) ファーストサーブ確率 71%(75/106)
84%(56/67) 1st Serve Points Won 73%(55/75)
49%(18/37) 2nd Serve Points Won 48%(15/31)
27%(3/11) ブレイク / チャンス 10%(1/10)
11/15 ネットポイント 7/10
52%(110/210) Total Points Won 48%(100/210)
29 Winner 合計 43
14 フォアハンド 18
9 バックハンド 4
6 サーブ 21
40 Unforced error 合計 56
16 フォアハンド 34
20 バックハンド 20
4 サーブ 2

[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・Total Points Won:自分が取得した全ポイント。

セットごとに試合を振り返っていきます。(振り返りでは「選手」は略)

第1セット

ベルダスコのサービスで試合開始。

第1ゲーム、ベルダスコがラブゲームでキープ。

第2ゲーム、錦織が危なげなくキープ。

第3ゲーム、ベルダスコのフォアハンドのウィナーやサービスエースなどがあり、ベルダスコがラブゲームでキープ。

第4ゲーム、錦織が危なげなくキープ。

第5ゲーム、錦織がしっかりとリターンを返して30-30まで行きましたが、ベルダスコがキープ。

第6ゲーム、錦織がラブゲームでキープ。

第7ゲーム、40-0とベルダスコがサービスポイントを握りますが、ベルダスコのミスが続いてデュースへ。
しかし、ベルダスコのサービスエース、フリーポイントがあり、ベルダスコがキープ。

第8ゲーム、錦織のダブルフォルト、ベルダスコのすばらしいリターンからのウィナーなどがあり、15-40とベルダスコにブレイクチャンスが来ます。
錦織がバックハンドのクロスへのウィナーを決めるなど、このピンチで錦織がしっかりとファーストサーブから展開を作ってデュースへ。
錦織がキープ。

第9ゲーム、ベルダスコがあっさりとキープ。

第10ゲーム、錦織のフォアハンドの逆クロスへのウィナー、バックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、錦織がラブゲームでキープ。

第11ゲーム、ベルダスコのサーブがよく、ベルダスコがラブゲームでキープ。

第12ゲーム、錦織のサービスエースが決まるなど、錦織がラブゲームでキープ。

タイブレーク、ファーストポイントで錦織がロングラリーを制してミニブレイクに成功しますが、すぐさまベルダスコのすばらしいパッシングショットが決まって、ベルダスコがミニブレイクバック。

その後、お互いサービスキープが続きますが、5-4から錦織のサービス1本目でベルダスコがミニブレイクに成功。

6-5とベルダスコがセットポイントを握ってサービス2本。
1本目、錦織がしっかりとリターンを返し、フォアハンドのウィナーを決めてミニブレイクバック。

7-6とベルダスコがセットポイントを握った状態で錦織のサービス2本。
1本目は錦織がバックハンドのダウンザラインへのウィナーを決めますが、2本目でロングラリーからベルダスコがフォアハンドのウィナーを決めてミニブレイク。

8-7とベルダスコがセットポイントを握ってサービス2本。
1本目、ベルダスコがフリーポイントを取って、ベルダスコが第1セットを先取。

第1セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 T
錦織 7 6
ベルダスコ 9 7
○:サービスキープ、●:ブレイク、T:タイブレーク

ベルダスコのファーストサーブの確率も高く、芝への対応がまだできていない感じもあった錦織はリターンゲームでまったくチャンスを作れませんでした。

タイブレークでも錦織はすばらしいショットを決めるなどいいプレーをしていましたが、それ以上にベルダスコが集中力の高いプレーでまったく隙を見せてくれませんでした。

錦織 第1セット ベルダスコ
1 サービスエース 5
1 ダブルフォルト 0
68%(26/38) ファーストサーブ確率 82%(32/39)
88%(23/26) 1st Serve Points Won 81%(26/32)
58%(7/12) 2nd Serve Points Won 71%(5/7)
0%(0/0) ブレイク / チャンス 0%(0/2)
4/6 ネットポイント 2/2
49%(38/77) Total Points Won 51%(39/77)
12 Winner 合計 16
5 フォアハンド 7
5 バックハンド 1
2 サーブ 8
14 Unforced error 合計 18
5 フォアハンド 13
8 バックハンド 5
1 サーブ 0

第2セット

錦織のサービスで第2セット開始。

第1ゲーム、ベルダスコのリターンエース、錦織のダブルフォルト、アンラッキーなコードボールがありデュースまで行きますが、錦織がキープ。

第2ゲーム、ベルダスコがラブゲームでキープ。

第3ゲーム、15-30とベルダスコにポイントを先行されますが、錦織のドロップショットが決まるなど錦織がキープ。

第4ゲーム、ベルダスコのダブルフォルトやミスがあり0-40と錦織にブレイクチャンスが来ます。
ベルダスコが1本凌ぎますが、ロングラリーを制した錦織がブレイクに成功。

第5ゲーム、錦織の落ち着いたネットプレーやフォアハンドのウィナーが決まって40-30まで行きますが、錦織のダブルフォルトでデュースへ。
錦織にミスが続いてベルダスコが2回目のブレイクポイントをモノにして、ベルダスコがブレイクバックに成功。

第6ゲーム、30-40と錦織にブレイクチャンスが来ますが、錦織の決めに行ったショットがネットにかかりデュースへ。
ベルダスコがゲームポイントを握ったところからダブルフォルトとミスが出て、錦織に再びブレイクポイントが来ると、錦織がストローク勝負で打ち勝ってブレイクに成功。

第7ゲーム、15-30とベルダスコにポイントを先行されますが、錦織がキープ。

第8ゲーム、ベルダスコがラブゲームでキープ。

第9ゲーム、錦織のサービングフォーザセット。
ベルダスコのすばらしいショットが続くなど15-40とベルダスコにブレイクチャンスが来ますが、錦織が凌いでデュースへ。
ベルダスコのすばらしいプレーが飛び出し再びベルダスコがブレイクポイントを握りますが、錦織がサービスエースで凌ぎます。
このピンチから3連続ポイントで錦織がキープして第2セットを奪取。

第2セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
錦織 6
ベルダスコ 3
○:サービスキープ、●:相手のサービスゲームをブレイク

第2セットに入ってもベルダスコのプレーが良く、この調子が続くと厳しいかなという展開でしたが、第4ゲームでベルダスコがミスを連発するなどいきなり崩れました。

ただ、このベルダスコのミスに連鎖したのか、ブレイク直後に錦織のミスが絡んでベルダスコにブレイクバックを許したのは非常にもったいなかったです。

錦織 第2セット ベルダスコ
1 サービスエース 2
2 ダブルフォルト 2
57%(23/40) ファーストサーブ確率 52%(12/23)
70%(16/23) 1st Serve Points Won 67%(8/12)
41%(7/17) 2nd Serve Points Won 45%(5/11)
50%(2/4) ブレイク / チャンス 20%(1/5)
4/6 ネットポイント 2/3
52%(33/63) Total Points Won 48%(30/63)
10 Winner 合計 12
6 フォアハンド 7
2 バックハンド 2
2 サーブ 3
15 Unforced error 合計 16
7 フォアハンド 6
6 バックハンド 8
2 サーブ 2

第3セット

ベルダスコのサービスでファイナルセット開始。

第1ゲーム、30-40と錦織にブレイクチャンスが来ますが、錦織のフォアハンドに回り込んで決めに行ったショットがネットにかかりデュースへ。
錦織がこのゲーム2回目のブレイクポイントを握りますが、ベルダスコが凌いでキープ。

第2ゲーム、錦織のミスが続いて0-40とベルダスコにブレイクチャンスが来ますが、
錦織がこの大ピンチを凌いでデュースへ。
最後は錦織のバックハンドのダウンザラインへのウィナーが決まり、錦織が5連続ポイントでキープ。

第3ゲーム、40-15とベルダスコがゲームポイントを握りますが、ベルダスコの連続ミスでデュースへ。
ラリー戦で先にベルダスコにミスが出て錦織がブレイクポイントを握りますが、ベルダスコがピンチを凌いでキープ。

第4ゲーム、錦織のフォアハンドのウィナー、サーブアンドボレーが決まるなど、錦織が危なげなくキープ。

第5ゲーム、ベルダスコのミスなどがあり、30-40と錦織にブレイクチャンスが来ますが、ベルダスコが凌いでデュースへ。
ベルダスコがキープ。

第6ゲーム、40-0から錦織のダブルフォルトがありましたが、錦織がキープ。

第7ゲーム、ベルダスコの3本のミスがあり、30-40と錦織にブレイクチャンスが来ますが、ベルダスコが凌いでデュースへ。
錦織がこのゲーム3回目のブレイクポイントをモノにして、錦織がブレイクに成功。

ベルダスコはデュースに入ってからラリー後につらそうな仕草を見せ始め、第7ゲーム後にメディカルタイムアウトを取って股関節や腰などのマッサージを受けます。

第8ゲーム、ベルダスコはストロークで抑えが効かない感じでミスが出るなど、錦織がラブゲームでキープ。

第9ゲーム、ベルダスコがラブゲームでキープ。

第10ゲーム、錦織のサービングフォーザマッチ。
錦織が40-0とマッチポイントを握ると、最後もしっかりとサーブからの攻めを展開してラブゲームでキープし、錦織が1セットダウンからの逆転勝利。

第3セット
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
錦織 6
ベルダスコ 4
○:サービスキープ、●:相手のサービスゲームをブレイク

ベルダスコはピンチの連続で何とか耐え続けましたが、最後はベルダスコの体が限界に近づいた感じで、錦織がプレッシャーをかけ続けての粘り勝ちでした。

錦織 第3セット ベルダスコ
1 サービスエース 7
1 ダブルフォルト 0
69%(18/26) ファーストサーブ確率 70%(31/55)
94%(17/18) 1st Serve Points Won 68%(21/31)
50%(4/8) 2nd Serve Points Won 38%(5/13)
14%(1/7) ブレイク / チャンス 0%(0/3)
3/3 ネットポイント 3/5
56%(39/70) Total Points Won 44%(31/70)
7 Winner 合計 15
3 フォアハンド 4
2 バックハンド 1
2 サーブ 10
11 Unforced error 合計 22
4 フォアハンド 15
6 バックハンド 7
1 サーブ 0

錦織の2回戦の対戦相手は!?

錦織選手の2回戦の対戦相手は、世界ランキング38位のカレン・ハチャノフ選手(21歳・ロシア)。

過去の対戦成績は、錦織選手の1勝0敗。

この1回の対戦は2016年の全米オープンの2回戦で、錦織選手がセットカウント3-1(6-4、4-6、6-4、6-3)で勝利しています。

ハチャノフ選手は威力のあるサーブを持っており勢いに乗らせると非常に厄介な相手なので、なるべくアップダウンをなくして相手に隙を見せないテニスを展開して欲しいなと思います。

2回戦「錦織 vs ハチャノフ」の結果

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