【2017年】エイゴン選手権の結果(ATP500)


2017年6月第4週(2017年第25週)にロンドン(イギリス)で開催されるATP500「エイゴン選手権(クイーンズ・クラブ選手権)」の放送予定、1回戦から決勝までの結果を見ていきます。

トップ10からはマレー選手、ワウリンカ選手、ラオニッチ選手、チリッチ選手が参戦。

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2017年エイゴン選手権の結果

ATP500「エイゴン選手権」の結果について、試合結果が分かり次第、適宜更新していきます。

※()内の世界ランキングは、2017年6月19日付のランキングです。

1回戦

トップハーフ

アルヤズ・ベデネ選手が試合前に棄権し、ジョーダン・トンプソン選手に代わりました。

[1] アンディ・マレー (1位) 0 64 2
ジョーダン・トンプソン (90位) 2 77 6
キャメロン・ノーリー (235位) 0 1 4
サム・クエリー (28位) 2 6 6
 
ニコロズ・バシラシビリ (51位) 1 4 719 4
ジレ・ミュラー (26位) 2 6 617 6
アドリアン・マナリノ (62位) 0 2 2
[5] ジョーウィルフリード・ツォンガ (10位) 2 6 6
 
[4] マリン・チリッチ (7位) 2 7 6
ジョン・イスナー (21位) 0 5 3
スティーブ・ジョンソン (25位) 1 6 1 1
ステファン・コズロフ (149位) 2 3 6 6
 
ビクトル・トロイツキ (39位) 2 5 77 78
ヤンコ・ティプサレビッチ (59位) 1 7 65 66
ドナルド・ヤング (55位) 77 0
[9] ニック・キリオス (20位) 棄権 63 0

第1シードのマレー選手はトンプソン選手にストレートで敗れ、初戦敗退となりました。

トンプソン選手は粘りあるプレーで終始すばらしいプレーを見せていましたが、地元のファンもまさかの展開となってしまいました。

マレー選手は全仏オープンで復活のきざしが見えたかなと思いましたが、この試合は大事なポイントでミスをするなど精細を欠くプレーがたびたび見られ、ウィンブルドンに向けて心配になる試合内容でした。

第9シードのキリオス選手は、第1セットが終わったところで棄権して初戦敗退となりました。

第9ゲームにキリオス選手が足を滑らせて転倒し、左臀部(でんぶ)を負傷。
左右に振られると動きが悪く、何とか第1セットを取れたらという感じでプレーは続けていましたが、第1セットを落としたことで大事を取って棄権となりました。

ボトムハーフ

ピエールユーグ・エルベール選手が試合前に棄権し、リアム・ブローディー選手に代わりました。

[6] グリゴール・ディミトロフ (11位) 2 6 6
ライアン・ハリソン (41位) 0 3 1
ジュリアン・ベネトー (87位) 2 6 6
ジェームス・ワード (1062位) 0 2 2
 
ダニール・メドベデフ (60位) 2 63 6 6
ニコラ・マユ (77位) 1 77 4 4
タナシ・コキナキス (698位) 2 77 710
[3] ミロシュ・ラオニッチ (6位) 0 65 68
 
[7] トマーシュ・ベルディヒ (14位) 2 7 6
スティーブ・ダルシス (58位) 0 5 3
カイル・エドマンド (47位) 1 64 6 4
デニス・シャポバロフ (193位) 2 77 4 6
 
リアム・ブローディー (370位) 0 4 4
ジェレミー・シャルディー (80位) 2 6 6
フェリシアーノ・ロペス (32位) 2 77 7
[2] スタン・ワウリンカ (3位) 0 64 5

第2シードのワウリンカ選手はF. ロペス選手にストレートで敗れ、初戦敗退となりました。

F.ロペス選手は先週のメルセデス・カップで準優勝し休む間もなく連戦となりましたが、この試合も得意の芝ですばらしいプレーを見せての勝利。

一方、ワウリンカ選手は左膝を気にするなど精細を欠くプレー内容で、ウィンブルドンに向けて不安の残る試合となってしまいました。

そして、第3シードのラオニッチ選手もコキナキス選手にストレートで敗れ、初戦敗退となりました。

ラオニッチ選手は1回もブレイクポイントを与えない安定したサービスゲームを展開するも、第1セットで8回、第2セットで1回あったブレイクポイントをモノにできず、2セットともタイブレークへ。

タイブレークですばらしい集中力を見せたコキナキス選手が逆にワンチャンスを生かして勝利。

2017年のエイゴン選手権は第1シードのマレー選手、第2シードのワウリンカ選手、第3シードのラオニッチ選手が1回戦で敗れる波乱のスタートとなりました。

2回戦

トップハーフ
ジョーダン・トンプソン (90位) 1 63 6 3
サム・クエリー (28位) 2 77 3 6
ジレ・ミュラー (26位) 2 6 6
[5] ジョーウィルフリード・ツォンガ (10位) 0 4 4
 
[4] マリン・チリッチ (7位) 2 6 6
ステファン・コズロフ (149位) 0 0 4
ビクトル・トロイツキ (39位) 0 3 4
ドナルド・ヤング (55位) 2 6 6

34歳のミュラー選手が第5シードのツォンガ選手をストレートで破り、準々決勝に進出。

ミュラー選手は先週のリコー・オープンを優勝した調子の良さを維持し、ツォンガ選手に付け入る隙を与えないすばらしいプレーを見せていました。

1回戦で第1シードのマレー選手を破ったトンプソン選手は、クエリー選手にフルセットの末に敗れ、2回戦で敗退。

ボトムハーフ
[6] グリゴール・ディミトロフ (11位) 2 4 6 6
ジュリアン・ベネトー (87位) 1 6 3 4
ダニール・メドベデフ (60位) 2 6 6
タナシ・コキナキス (698位) 0 2 2
 
[7] トマーシュ・ベルディヒ (14位) 2 77 64 7
デニス・シャポバロフ (193位) 1 64 77 5
ジェレミー・シャルディー (80位) 0 1 64
フェリシアーノ・ロペス (32位) 2 6 77

第6シードのディミトロフ選手と第7シードのベルディヒ選手は、フルセットの末に勝利して準々決勝に進出。

1回戦で第3シードのラオニッチ選手を破ったコキナキス選手は、メドベデフ選手にストレートで敗れ、2回戦で敗退。

準々決勝

トップハーフ
サム・クエリー (28位) 0 4 65
ジレ・ミュラー (26位) 2 6 77
[4] マリン・チリッチ (7位) 2 6 7
ドナルド・ヤング (55位) 0 4 5

第4シードのチリッチ選手がヤング選手をストレートで破り、準決勝に進出。

チリッチ選手はサービスゲームで失ったポイントがわずか5ポイントのみで、ブレイクポイントも1回も与えないなど完璧なサービスゲームを展開して完勝。

そして、好調のミュラー選手がクエリー選手をストレートで破り、準決勝に進出。

連戦が続き疲労面の心配があったミュラー選手でしたが、この試合もサーブが好調で安定感抜群の内容でした。

ボトムハーフ
[6] グリゴール・ディミトロフ (11位) 2 6 3 6
ダニール・メドベデフ (60位) 1 3 6 3
[7] トマーシュ・ベルディヒ (14位) 1 65 77 6
フェリシアーノ・ロペス (32位) 2 77 61 7

第6シードのディミトロフ選手がメドベデフ選手をフルセットの末に破り、準決勝に進出。

メドベデフ選手は右肩に痛みがあるようで試合前の練習後にいきなりメディカルタイムアウトを取り、試合中もコードチェンジの度に右肩に氷を当てて冷やしていました。

万全な状態ではない中でもメドベデフ選手は粘りを見せ、ディミトロフ選手が何とか振り切ったという感じでした。

F.ロペス選手が第7シードのベルディヒ選手をフルセットの末に破り、準決勝に進出。

準決勝

第1試合は日本時間の21時15分開始予定でしたが、雨で開始が遅れて22時頃に開始。

ジレ・ミュラー (26位) 1 3 7 4
[4] マリン・チリッチ (7位) 2 6 5 6
[6] グリゴール・ディミトロフ (11位) 1 5 6 2
フェリシアーノ・ロペス (32位) 2 7 3 6

第4シードのチリッチ選手がミュラー選手をフルセットの末に破り、決勝に進出。

第1セット、チリッチ選手がサービスゲームで2ポイントしか奪われないなどすばらしいプレー内容で第1セットを先取。

第2セット途中で小雨が降って少しの間中断。
この間でチリッチ選手のリズムが崩れたのか第1セットと比べてプレーが少し落ち、逆にミュラー選手がしっかりと立て直して第2セットを奪取。

ファイナルセット、第7ゲームでチリッチ選手が先にブレイクに成功すると、その後もしっかりとサービスゲームをキープして勝利。

そして、F.ロペス選手が第6シードのディミトロフ選手をフルセットの末に破り、決勝に進出。

第1セットはキープの展開が続きますが、第11ゲームにF.ロペス選手がブレイクに成功して第1セットを先取。

第1セットに続き第2セットも途中で雨により中断。
再開後にディミトロフ選手がブレイクに成功して第2セットを取ります。

ファイナルセット、F.ロペス選手が先にブレイクに成功するとそのまま主導権を握ってゲームを進め、2週連続となる決勝進出を決めました。

決勝

過去の対戦成績は、チリッチ選手の5勝、F.ロペス選手の2勝。

[4] マリン・チリッチ (7位) 1 6 62 68
フェリシアーノ・ロペス (32位) 2 4 77 710
試合時間:2時間31分

35歳のベテランのフェリシアーノ・ロペス選手が第4シードのマリン・チリッチ選手をフルセットの末に破り、エイゴン選手権初優勝を果たしました。

F.ロペスはツアー通算6回目の優勝(2017年シーズンは初優勝)となりました。

試合を簡単に振り返ります。

第1セット、キープの展開となって迎えた第10ゲーム。
F.ロペス選手にミスが出るなどチリッチ選手がブレイクポイントを握ると、このチャンスをしっかりとモノにして第1セットを先取。

第2セット、チリッチ選手が優勢にゲームを進めていましたが、お互いキープが続いてタイブレークに突入。
F.ロペス選手がいきなりミニブレイクに成功するとその勢いのままタイブレーク制して第2セットを奪取。

ファイナルセット、お互い1回もブレイクポイントを与えずキープが続き、タイブレークに突入。

強い風が吹く中、絶対にサービスポイントを落とせない緊迫した状況でお互いキープが続きます。

7-7となってチリッチ選手のサービス2本目。
ロングラリーでF.ロペス選手が粘り勝ってミニブレイクに成功。

8-7とF.ロペス選手にチャンピオンシップポイントが来て、F.ロペス選手のサービス2本。
1本目、チリッチ選手が攻め続けてミニブレイクバックに成功して追いつきます。
2本目はしっかりとキープ。

9-8とF.ロペス選手がチャンピオンシップポイントを握った状態でチリッチ選手のサービス2本。
1本目、ストローク勝負となりましたがチリッチ選手のショットがアウトとなり、F.ロペス選手がタイブレークを制して、見事優勝を果たしました。

決勝のハイライト動画

エイゴン選手権 決勝「チリッチ vs F.ロペス」のハイライト動画です。

ドロー表(結果)

同週にフェデラー選手、ティエム選手、錦織選手、A.ズベレフ選手らが参戦するATP500「ゲリー・ウェバー・オープン」も開催。

ATP500「ゲリー・ウェバー・オープン」の結果

放送予定

スポナビライブで放送が予定されています。

Sports navi LIVE(スポナビライブ)

スポナビライブでのLive配信について、1回戦と2回戦は無料、準々決勝から決勝までは有料になります。

日程 ラウンド 配信時間
6月19日(月) 1回戦 20:00~(無料)
6月20日(火) 1回戦 20:00~(無料)
6月21日(水) 2回戦 20:00~(無料)
6月22日(木) 2回戦 20:00~(無料)
6月23日(金) 準々決勝 20:00~(有料)
6月24日() 準決勝 21:00~(有料)
6月25日() 決勝 21:30~(有料)

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