【2017年】Next Gen ATPファイナルズの結果（決勝トーナメント）

2017年11月7日から11月11日（2017年第45週）、ミラノ（イタリア）で開催の21歳以下の若手による「Next Gen ATPファイナルズ」の準決勝、3位決定戦、決勝の結果を見ていきます。

ラウンドロビンの結果、グループAの1位ヘヨン・チュン選手と2位アンドレイ・ルブレフ選手、グループBの1位ボルナ・チョリッチ選手と2位ダニール・メドベデフ選手が準決勝に進出。

2017年Next Gen ATPファイナルズ　決勝トーナメントの結果

「Next Gen ATPファイナルズ」の結果について、試合結果が分かり次第、適宜更新していきます。

＜日程＞
・11月10日(金)：準決勝
・11月11日(土)：3位決定戦・決勝

＜試合形式＞
・5セットマッチ
・各セット4ゲーム先取で、3ゲームオールになるとタイブレーク

その他の新ルールについては、『 Next Gen ATPファイナルズの大会情報 』で紹介しています。

準決勝

チュン（A1位） vs メドベデフ（B2位）

過去に対戦はなく、初対戦となります。

第6シードのヘヨン・チュン選手が第7シードのダニール・メドベデフ選手を4-1、4-1、3-4、1-4、4-0のフルセットの末に破り、決勝に進出。

チョリッチ（B1位） vs ルブレフ（A2位）

過去に対戦はなく、初対戦となります。

第1シードのアンドレイ・ルブレフ選手が第4シードのボルナ・チョリッチ選手を4-1、4-3、4-1のストレートで破り、決勝に進出。

3位決定戦「メドベデフ vs チョリッチ」

過去の対戦成績は、メドベデフ選手の0勝、チョリッチ選手の1勝。

今大会のラウンドロビンで対戦し、チョリッチ選手がセットカウント3-1（4-3、2-4、4-1、4-2）で勝利しています。

第4シードのボルナ・チョリッチ選手（20歳・クロアチア）が棄権となり、第7シードのダニール・メドベデフ選手（21歳・ロシア）が3位となりました。

試合直前、棄権したチョリッチ選手の代わりにシャポバロフ選手がプレーする予定でしたが、シャポバロフ選手が怪我で棄権するアクシデントがあり、結局試合は行われませんでした。

決勝「チュン vs ルブレフ」

過去の対戦成績は、チュン選手の2勝、ルブレフ選手の0勝。

今大会のラウンドロビンで対戦し、チュン選手がセットカウント3-0（4-0、4-1、4-3）で勝利しています。

第6シードのヘヨン・チュン選手（21歳・韓国）が第1シードのルブレフ選手（20歳・ロシア）を3-4、4-3、4-2、4-2で破って優勝を飾り、Next Gen ATPファイナルズ初代チャンピオンに輝きました。

簡単に試合を振り返ります。

第1セット

第4ゲーム、0-40とルブレフ選手にブレイクチャンスが来ますが、チュン選手が4連続でポイントを取ってキープ。

第6ゲーム、40-40とルブレフ選手にセットポイントが来ますが、チュン選手が凌いでキープ。

タイブレーク、ファーストポイントでチュン選手がロングラリーを制して先にミニブレイクに成功しますが、直後、ルブレフ選手がミニブレイクバック。

その後、お互い1本ずつミニブレイクを取り合い、5-5となってチュン選手のサービス2本目。
チュン選手のバックハンドがわずかにアウトとなり、ルブレフ選手がミニブレイク。

6-5とルブレフ選手にセットポイントが来て、ルブレフ選手のサービス2本。
1本目、ルブレフ選手がフリーポイントを取って、第1セットを先取。

第2セット

第1ゲーム、チュン選手の2本のミス、ルブレフ選手のパッシングショットなどがあり、30-40とルブレフ選手にブレイクチャンスが来ます。
チュン選手のバックハンドがアウトとなり、ルブレフ選手がブレイクに成功。

第4ゲーム、40-40とチュン選手にブレイクチャンスが来ますが、ルブレフ選手が凌いでキープ。

第6ゲーム、ルブレフ選手のサービングフォーザセット。
ルブレフ選手のミス2本とダブルフォルトで0-40とチュン選手にブレイクチャンスが来ます。

ルブレフ選手が1本凌ぎますが、ルブレフ選手にダブルフォルトが出て、チュン選手が土壇場でブレイクバックに成功。

タイブレーク、ルブレフ選手のミスが目立つようになり、チュン選手が2本ミニブレイクに成功するなど優位にゲームを進めます。

6-2とチュン選手にセットポイントが来て、チュン選手のサービス2本目。
最後もルブレフ選手にミスが出て、チュン選手が第2セットを取ります。

ルブレフ選手はサービングフォーザセットを迎えるまでは優勢にゲームを進めていましたが、ファーストサーブがまったく入らない上にストロークではミスを連発するなど一気に崩れてしまいました。

第2セット、ルブレフ選手のファーストサーブの確率27%、アンフォーストエラー15本でした。

第3セット

第1ゲーム、ルブレフ選手がミスを連発して30-40とチュン選手にブレイクチャンスが来ます。
最後もルブレフ選手にミスが出て、チュン選手がブレイクに成功。

第4ゲーム、ルブレフ選手が積極的に攻撃を仕掛けて、30-40とルブレフ選手にブレイクチャンスが来ます。
チュン選手にミスが出て、ルブレフ選手がブレイクバックに成功。

第5ゲーム、ルブレフ選手のボレーミス、ウィナー、バックハンドのミス、フォアハンドにミスで15-40とチュン選手にブレイクチャンスが来ます。
ルブレフ選手が2本凌ぎますが、ルブレフ選手のバックハンドがネットにかかり、チュン選手がブレイクに成功。

第6ゲーム、チュン選手のサービングフォーザセット。
チュン選手が安定したプレーを見せ、40-15とチュン選手にセットポイントが来ます。

40-30からチュン選手のフォアハンドのウィナーが決まり、チュン選手が第3セットを取ります。

第4セット

第1ゲーム、ルブレフ選手はチュン選手の堅いディフェンスをなかなか崩せず、40-40とチュン選手にブレイクチャンスが来ます。
ロングラリーとなり、ルブレフ選手が攻めながらも先にミスをしてしまい、チュン選手がブレイクに成功。

第5ゲーム、ルブレフ選手のミスが続いて30-40とチュン選手にチャンピオンシップポイント（ブレイクポイント）が来ます。
ルブレフ選手がこのピンチを凌いでキープ。

第6ゲーム、チュン選手のサービングフォーザチャンピオンシップ。
30-30からチュン選手にダブルフォルトが出て、30-40とルブレフ選手にブレイクチャンスが来ますが、チュン選手がフリーポイントを取って、40-40とチュン選手にもチャンピオンシップポイントが来ます。

チュン選手がサーブからのフォアハンドのウィナーを決め、チュン選手が勝利。

ルブレフ選手やシャポバロフ選手など若手らしい攻撃的なプレースタイルの選手が多い中、堅いディフェンスで安定したプレーを見せたチュン選手が見事優勝を飾りました。

[スタッツ用語の補足]
1st Serve Points Won：ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
2nd Serve Points Won：セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
Total Distance Run：総走行距離。

決勝のハイライト動画

2017年Next Gen ATPファイナルズの決勝「チュン vs ルブレフ」のハイライト動画です。

ドロー（結果）

放送予定

GAORAでの放送が予定されています。

GAORA

GAORAでは、全試合を生中継で放送予定。

2017年Next Gen ATPファイナルズ ラウンドロビンの結果

Next Gen ATPファイナルズのラウンドロビンの結果は、『 Next Gen ATPファイナルズの結果（ラウンドロビン）』で紹介しています。

【2017年】Next Gen ATPファイナルズの結果（ラウンドロビン）

2017年11月7日から11月11日（2017年第45週）、ミラノ（イタリア）で開催の21歳以下の若手による「Next Gen ATPファイナルズ」のラウンドロビンの結果、放送予定を見ていきます。

tenniskei.com

2018.01.08