すでに2月の大会は始まっていますが、2月6日付の世界ランキング(ポイント)を元に、2月の失効ポイントを除いたランキング試算をしていきます。
2017年2月のランキング試算
2016年シーズンに出場大会数の多かったティエム選手だけポイント計算が複雑になっていますが、2月分の失効ポイントと失効後のポイントを見ていきます。
順位 | 選手名 | point | 2月失効 | adv | min | 失効後 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マレー | 11,540 | 0 | 0 | 0 | 11,540 |
2 | ジョコビッチ | 9,825 | 90 | 0 | 0 | 9,735 |
3 | ワウリンカ | 5,695 | 500 | 0 | 0 | 5,195 |
4 | ラオニッチ | 4,930 | 0 | 0 | 0 | 4,930 |
5 | 錦織 圭 | 4,830 | 250 | 0 | 0 | 4,580 |
6 | ナダル | 4,385 | 270 | 0 | 0 | 4,115 |
7 | チリッチ | 3,560 | 240 | 0 | 0 | 3,320 |
8 | ティエム | 3,505 | 930 | 390 | 90 | 2,965 |
9 | モンフィス | 3,445 | 300 | 0 | 0 | 3,145 |
10 | フェデラー | 3,260 | 0 | 0 | 0 | 3,260 |
11 | ゴフィン | 2,930 | 0 | 0 | 45 | 2,930 |
12 | ベルディヒ | 2,790 | 180 | 0 | 0 | 2,610 |
13 | ディミトロフ | 2,765 | 90 | 45 | 45 | 2,720 |
14 | ツォンガ | 2,685 | 45 | 0 | 0 | 2,640 |
15 | キリオス | 2,415 | 430 | 0 | 0 | 1,985 |
16 | バウティスタ アグート | 2,190 | 90 | 45 | 45 | 2,145 |
17 | プイユ | 2,131 | 20 | 18 | 20 | 2,129 |
18 | カロビッチ | 1,875 | 0 | 0 | 0 | 1,875 |
19 | ソック | 1,855 | 0 | 0 | 0 | 1,855 |
20 | クエバス | 1,745 | 750 | 90 | 45 | 1,085 |
<表の説明>
- point
- 2月失効
- adv(advance point)
- min
- 失効後
2017年2月6日付のポイント。
ポイントの対象となっている2月の失効ポイントの合計。
2月開始時点で獲得ポイントが低くポイント対象となっていないが、2月分がすべて失効した場合に、自動的にポイント対象の大会として繰り上がってくるポイントの合計。
※今回は2月分(複数のポイント)を同時に失効させて計算しているため、勝手に作った「adv」という用語を使っています。
実際にはポイントは週ごとに計算するため、現時点でポイント対象外となっている中で一番高いポイントのことを「next best」という用語で使われています。
ポイント対象となっている中で一番低いポイント。ポイントを加算するには、この「min」以上のポイントを獲得する必要があります。
2月の失効ポイント分を差し引いたポイント。
「失効後」=「point」-「2月失効」+「adv」
<ティエム選手のポイント計算の補足>
ティエム選手のポイント計算について、2月に失効日を迎える3大会の合計ポイントは、930ポイント。これらのポイントが消失していくと、対象外となっている上位のポイントから順に繰り上がってきます。
2月に出場した大会で仮に獲得ポイントが0だったとしても、繰り上がりの3大会分の390ポイントが加算されるため、実際には2月のマイナス分は540ポイントになります。
- 2月に失効する大会とポイント(930ポイント)
- ポイント対象外となっている上位3大会(390ポイント)
アビエルト・メキシコ・テルセル:500ポイント
アルゼンチン・オープン:250ポイント
リオ・オープン:180ポイント
モゼール・オープン:150ポイント
BMWオープン:150ポイント
モンテカルロ・マスターズ:90ポイント
2月失効後の暫定ランキング
順位 | 変動 | 選手名 | 失効後 | 失効前 |
---|---|---|---|---|
1 | – | マレー | 11,540 | 11,540 |
2 | – | ジョコビッチ | 9,735 | 9,825 |
3 | – | ワウリンカ | 5,195 | 5,695 |
4 | – | ラオニッチ | 4,930 | 4,930 |
5 | – | 錦織 圭 | 4,580 | 4,830 |
6 | – | ナダル | 4,115 | 4,385 |
7 | – | チリッチ | 3,320 | 3,560 |
8 | ↑ 2 | フェデラー | 3,260 | 3,260 |
9 | – | モンフィス | 3,145 | 3,445 |
10 | ↓ 2 | ティエム | 2,965 | 3,505 |
11 | – | ゴフィン | 2,930 | 2,930 |
12 | ↑ 1 | ディミトロフ | 2,720 | 2,765 |
13 | ↑ 1 | ツォンガ | 2,640 | 2,685 |
14 | ↓ 2 | ベルディヒ | 2,610 | 2,790 |
15 | ↑ 1 | バウティスタ アグート | 2,145 | 2,190 |
16 | ↑ 1 | プイユ | 2,129 | 2,131 |
17 | ↓ 2 | キリオス | 1,985 | 2,415 |
18 | – | カロビッチ | 1,875 | 1,875 |
19 | – | ソック | 1,855 | 1,855 |
20 | ↓↓ | クエバス | 1,085 | 1,745 |
錦織選手と4位ラオニッチ選手との差は350ポイントあり、この差を縮めるためにはクレー2大会で好成績を残しておきたいところです。
もし錦織選手がクレー2大会で連勝すると、2月の段階で4位に上がる可能性も出てきます。
トップ10争いを見てみると、ティエム選手が10位に下がり、14位のベルディヒ選手までの差は355ポイント。ティエム選手は上積みできるポイントが少ないので、トップ10から落ちてしまう可能性もあります。
この団子状態を抜け出し、2月終了時に誰がトップ10に入っているのか注目です。
逆に10位だったフェデラー選手は8位に上がり、今後も失効ポイントがほとんどないため、さらにランキングを上げてくると予想されます。
最後に20位のクエバス選手。2月の失効ポイント(ATP500優勝とATP250優勝)をどれだけディフェンスできるか、結果次第でランキングは急降下してしまいます。
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