2017年2月第3週(2017年第7週)にロッテルダム(オランダ)で開催されるATP500「ABNアムロ世界テニス・トーナメント」の大会概要、エントリー選手(シード選手)、ドロー表を見ていきます。
また、同じ週にATP250の「アルゼンチン・オープン」と「メンフィス・オープン」も開催されます。
※ATP250「アルゼンチン・オープン」、「メンフィス・オープン」の大会情報
ABNアムロ世界テニス・トーナメント(ATP500)
大会概要
冠スポンサーは、オランダに本店を置く銀行グループのABNアムロ銀行。
大会名 | ABNアムロ世界テニス・トーナメント (ABN AMRO World Tennis Tournament) |
カテゴリ | ATP500 |
開催期間 | 2017年 2月13日 ~ 2月19日 |
開催地 | オランダ(ロッテルダム) |
サーフェス | 室内ハード |
ドロー | 32(シングルス) |
賞金総額 | €1,724,930 |
優勝賞金 | €371,620 |
日本との時差 | -8時間 |
エントリー選手(第8シードまで)
<欠場選手情報>
ワウリンカ選手とナダル選手も出場予定となっていましたが、欠場となりました。
ワウリンカ選手は、膝の怪我で欠場。
ナダル選手は、全豪オープンの疲れが取れず、怪我のリスクを回避するため欠場。
上位2選手が欠場となり、代わりにトップ5の選手とフェデラー選手に声をかけたが、断られたようです。
去年の優勝者は、マルティン・クリザン選手。
※世界ランキングは、2017年2月6日付のランキングです。
シード | 選手名 | Rank |
---|---|---|
1 | マリン・チリッチ | 7位 |
2 | ドミニク・ティエム | 8位 |
3 | ダビド・ゴフィン | 11位 |
4 | トマーシュ・ベルディヒ | 12位 |
5 | グリゴール・ディミトロフ | 13位 |
6 | ジョーウィルフリード・ツォンガ | 14位 |
7 | ロベルト・バウティスタ アグート | 16位 |
8 | リュカ・プイユ | 17位 |
<追記>
第7シードのロベルト・バウティスタ アグート選手は怪我のため棄権。
第7シードの枠には予選通過のエフゲニー・ドンスコイ選手が入り、空いた1枠にデニス・イストミン選手がラッキールーザー(LL)で出場となりました。
ドロー表
ドロー表(PDF)は、『 2017年ABNアムロ世界テニス・トーナメントのドロー表 』をご覧ください。
トップ10争い
ワウリンカ選手とナダル選手の欠場により、トップ10争いをかけた激しい戦いになりそうです。トップ10争いの注目選手をピックアップして紹介します。
- チリッチ選手(7位)
- ティエム選手(8位)
- ゴフィン選手(11位)
- ベルディヒ選手(12位)
- ディミトロフ選手(13位)
- ツォンガ選手(14位)
全豪オープンでは2回戦敗退、南フランス・オープンでは第1シードで初戦敗退と、2017年シーズンに入ってまったくいいところがありません。
2016年シーズン後半(ウィンブルドン~ファイナルズ)で稼いだポイントが2,700もあり、トップ10維持はしばらく大丈夫ですが、1回戦の相手は曲者ブノワ・ペール選手。ここも波乱の予感が・・・。
2月だけで失効ポイントが930もありますが、繰り上がりするポイントが390あるため、2月に失効するポイントは実質540ポイント。
2月はすでにソフィア・オープンで初戦敗退しており、この大会で少しでも多くポイントを稼がないとトップ10維持が厳しくなってきます。
全豪オープンでベスト8に入る活躍を見せ、初のトップ10入りが目前でしたが、フェデラー選手の優勝でおあずけ。
2月の失効ポイントはありませんが、3月のマスターズ2戦で720の失効ポイントが控えており、トップ10入りを果たすには、この大会で結果を残しておきたいところです。(前の週のソフィア・オープンは準優勝)
全豪オープンではドロー運に泣かされ、まさかの3回戦敗退。
失効ポイントは2月180ポイント、3月270ポイントと、大きくディフェンスするポイントがないため、確実に結果を残していけば、トップ10は十分に射程圏内です。
31歳となりランキングも後退していっていますが、まだまだ老けこむ歳ではないので、頑張って欲しいです。
プレーの質とメンタルの向上により、2017年シーズン絶好調のディミトロフ選手。
開幕戦のブリスベン国際を優勝、全豪オープンでベスト4と、ポイントを荒稼ぎしてランキングも上昇中。
前の週の地元開催のソフィア・オープンを優勝。この大会も優勝候補の筆頭で、この勢いが続けば近いうちにトップ10復帰となりそうです。
全豪オープンベスト8、前週の南フランス・オープンでベスト4。
失効ポイントは2月45、3月225と、ディフェンスするポイントが少なく、どこかの大会で爆発すれば、一気にトップ10復帰の可能性も。
チリッチ選手とティエム選手にとっては、出来が悪ければ1回戦で姿を消してしまう可能性のあるドローとなりましたが、順当に勝ち上がっていくと、準々決勝からトップ10を争うライバル同士の直接対決が実現していきます。
トップ10に入るには絶対に負けられない戦いで、誰が勝ち抜いていくのか注目です。
また、ノーシードとなってしまいましたが、前の週の南フランス・オープンで決勝に進出したガスケ選手(準優勝)とアレクサンダー・ズベレフ選手(優勝)など注目選手がエントリーしており、見どころ十分な大会となりそうです。
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