2018年4月23日から4月29日(2018年第17週)にバルセロナ(スペイン)で開催されるATP500「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(バルセロナ・オープン)」。
錦織圭の2回戦の対戦相手は、世界ランキング69位のギリェルモ・ガルシア ロペス(31歳・スペイン)。
錦織とガルシアロペスのプレイヤー情報、2回戦の試合結果とスタッツを見ていきます。
プレイヤー情報(2回戦)
過去の対戦成績は、錦織の3勝、ガルシアロペスの0勝。
クレーコートでは錦織の1戦1勝。
直近の対戦は2016年の全豪オープン(ハード)の3回戦で、錦織がセットカウント3-1(7-5、2-6、6-3、6-4)で勝利しています。
※2018年4月25日時点(試合前)
錦織 圭 | ガルシアロペス | |
3 勝 | 対戦成績 | 0 勝 |
22位 (4位) | 最新ランキング (最高) | 69位 (23位) |
日本 | 国籍 | スペイン |
28歳 | 年齢 | 34歳 |
1989年12月29日 | 生年月日 | 1983年6月4日 |
178cm / 75kg | 身長 / 体重 | 185cm / 80kg |
右 / 両手 | 利き手 / バック | 右 / 片手 |
2007年 | プロ転向 | 2002年 |
9勝4敗 | 2018年成績 | 8勝9敗 |
0回 | 2018年優勝回数 | 0回 |
340勝159敗 | 通算成績 | 283勝330敗 |
11回 | 通算優勝回数 | 5回 |
2回戦「錦織 vs ガルシアロペス」の結果
試合日:現地時間 4月25日(水)
[14] 錦織 圭 (22位) | 棄権 | 3 | 0 | |
ギリェルモ・ガルシア ロペス (69位) | 6 | 0 | ||
試合時間:46分 |
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錦織は第2セットの第1ゲームのファーストポイントが終わったところで棄権を申し出て、初戦敗退となりました。
錦織はモンテカルロ・マスターズの決勝から中2日での試合でしたが、疲労の色が濃く、まともにプレーできる状態ではありませんでした。
簡単に試合を振り返ります。
第1セット
第1セット | |||||||||||||
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||
錦織 | ○ | ○ | ○ | – | – | – | 3 | ||||||
G-ロペス | ○ | ○ | ○ | ● | ○ | ● | – | – | – | 6 | |||
○:キープ、●:ブレーク |
錦織のサービスで試合開始。
第1ゲーム、錦織のサービスエースやサーブアンドボレーが決まるなど、錦織がキープ。
第2ゲーム、ガルシアロペスがキープ。
第3ゲーム、40-0から錦織にダブルフォルトがありましたが、錦織がキープ。
第4ゲーム、ガルシアロペスがキープ。
第5ゲーム、錦織のサービスエース、バックハンドのダウンザラインへのウィナーで30-0と錦織がポイントを先行したところから、ガルシアロペスのウィナー、錦織のダブルフォルトとフォアハンドのミスがあり、30-40とガルシアロペスにブレークポイントが来ますが、錦織がストロークで何とか粘って、デュースへ。
直後、錦織にドロップショットのミスが出て、ガルシアロペスに2本目のブレークポイントが来ますが、錦織がストロークで攻め切って凌ぎます。
デュース3回目、ガルシアロペスのバックハンドのウィナーが決まり、ガルシアロペスに3本目のブレークポイントが来ますが、錦織がバックハンドのクロスへのウィナーを決めて凌ぎます。
デュース4回目の後、錦織がキープ。
錦織は何とかキープをしたものの疲労で動きが重く、最低限の動きで何とかやりくりしているという状態です。
第6ゲーム、ガルシアロペスがキープ。
第7ゲーム、30-15から錦織のフォアハンドのミス、ロブショットがわずかにアウトとなり、30-40とガルシアロペスにブレークポイントが来ますが、ガルシアロペスのリターンがアウトとなり、デュースへ。
直後、ガルシアロペスの上手いロブショットが決まり、ガルシアロペスに2本目のブレークポイントが来ますが、錦織がサーブアンドボレーから見事なバックボレーを決めて凌ぎます。
デュース3回目、錦織にスマッシュミスが出て、ガルシアロペスに3本目のブレークポイントが来ますが、ガルシアロペスの決めに行ったリターンがアウト。
デュース4回目、錦織のバックハンドがアウトとなり、ガルシアロペスに4本目のブレークポイントが来ると、錦織のスライスショットがネットにかかり、ガルシアロペスがブレークに成功。
第8ゲーム、30-30まで行きますが、ガルシアロペスがキープ。
第9ゲーム、錦織のスマッシュミス、ガルシアロペスのバックハンドのウィナーなどがあり、15-40とガルシアロペスにセットポイント(ブレークポイント)が来ます。
錦織がサービスエースで1本凌ぎますが、錦織にバックハンドのミスが出て、ガルシアロペスが第1セットを先取。
錦織 | 第1セット | ガルシアロペス |
2 | サービスエース | 1 |
2 | ダブルフォルト | 0 |
48%(22/46) | ファーストサーブ確率 | 65%(13/20) |
64%(14/22) | 1st Serve Points Won | 85%(11/13) |
42%(10/24) | 2nd Serve Points Won | 71%(5/7) |
0%(0/0) | ブレイク / チャンス | 22%(2/9) |
42%(28/66) | Total Points Won | 58%(38/66) |
[スタッツ用語の補足]
・1st Serve Points Won:ファーストサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・2nd Serve Points Won:セカンドサーブが入った時にポイントを取得した確率。
・Total Points Won:取得した全ポイント。
※映像に表示されるスタッツでウィナー数、アンフォーストエラー数、ネットポイント数の表示がありませんでした。
第2セット
ガルシアロペスのサービスで第2セット開始。
第1ゲーム、ファーストポイントでガルシアロペスのショットに対して、まったく動かない錦織。
ここで錦織が棄権を申し出て、ガルシアロペスが勝利。
試合振り返り・スタッツ
錦織はモンテカルロ・マスターズの決勝から中2日での試合となりましたが、立ち上がりから動きが重そうな感じで、ゲームが進むにつれどんどん動きが悪くなってしまいました。
さすがにこの状態で勝機を見出すのは厳しかったです。
無理をして怪我をするリスクもあったので、大事に至る前に棄権の判断をしてくれて良かったと思います。
錦織 | Match | ガルシアロペス |
2 | サービスエース | 1 |
2 | ダブルフォルト | 0 |
48%(22/46) | ファーストサーブ確率 | 62%(13/21) |
64%(14/22) | 1st Serve Points Won | 85%(11/13) |
42%(10/24) | 2nd Serve Points Won | 75%(6/8) |
0%(0/0) | ブレイク / チャンス | 22%(2/9) |
42%(28/67) | Total Points Won | 58%(39/67) |
錦織の次に出場する大会は!?
錦織圭が次に出場する大会は、5月6日からマドリード(スペイン)で開催されるマスターズ1000「ムチュア・マドリード・オープン」。

とにかく今はゆっくり休んで、いい状態でムチュア・マドリード・オープンを迎えて欲しいなと思います。
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